XaiJu
赤キギリ
赤キギリ

fanbox


魔性転職:あなたに合った魔物娘は…?《オナホ妖精編》

人間は魔物娘と違って、魔法が使えない──。


そういった認識も今は昔、

先時代の大戦の跡地が風化するほどまで時が経ち、

人と魔が混在し、研究が進めば魔法も一般化し始め…

人間も魔物娘と同じに、魔法が使えるようになった──。


………のだが、習得するには

『少々恥ずかしい思いをしなければ』ならなかったのである。


────────────────────────────


ギルドに紹介された《魔性転職の館》が見えてくると…

気分も足取りもバッグも重く、暗澹たる気持ちになってきた。


「はぁ…」

もういっそのこと帰ろうか………いや、帰れないか。

ギルドの方針でひとつは魔法を持っていないと除籍されてしまう。


自分的には今まで魔法もスキルも無しにやってこれたから…

別に要らないと思っているのだけれど…ダメだろうか?

STRとDEXで上手く立ち回るから、魔法はよくないか?

ただそんなことを受付に言ったら──。


『な~に言ってるんですか!

 もうこのご時世、魔法のひとつやふたつ、

 記憶領域がある限り持っておいて損はないんですから!


 危険洞窟取り扱い通行証、持ってますよね?

 なんでその免許持ってて魔法を習得してないんですか!』


などと──、お説教されてしまったので観念するしかない。


この世界において魔法を持っていないということは、

縛りプレイに該当することなのである。


まぁ、分かる。分かるよ。

記憶領域に魔法をストックするだけで

何もしなくても常時発動するパッシブ魔法があるし、

なにはなくともとりあえず埋めておけば、役に立つ。


だからまぁ、個人的にも魔法は習得しておきたいが…。

やはり最終的に引っ掛かるのは───あの《習得法》。


思い出すだけで──。

今後そういう目で見られるだろうと想像するだけで──。

心の底から恥ずかしさが湧き出て『カーッ』と顔が熱くなる。


それもそのはず……魔法を習得するには……。

《魔性転職の館》で《魔物娘》に

クラスチェンジしなければならない。

男の自分にとっては──

あまりにも恥ずかしく思えたのである。


────────────────────────────────


「はぁ…それでちょっと抵抗感があると」


《魔性転職の館》にて──。

《案内係の魔女》に、先程の腹の底に抱えていたものを吐露していた。

魔女は少女の容姿をしているが、これでも自分の何倍も生きている。

相談する相手にはぴったりだった。


「はい、ですからなんかこう、

 魔性転職せずとも魔法が使えるようになったりとかは…?」


「うぅーん…ないですね~…」


「そ、そうですよね…」


困った、やはり腹をくくるしかないのか。

しかしここにきて覚悟がどうも決まらないというか…。


「う~ん…女体化経験なんて

 冒険者ならみんな通ってるので

 気にしなくてもいいと思いますよ?」


「そ、そうですよねぇ…」


確かにギルドに在籍している男冒険者は、

誰もが魔法のひとつやふたつは持っている。

つまりそれは《女体化経験》があるというわけで…

みんな顔には出さないが…。

恥ずかしい経験を自分なりに消化したのだろうと、思った。



………よ、よし!

《みんながやっている》という動機立ては済んだ。

後はほんのちょっとの勇気というか、やけっぱちさが欲しい…!


なにか…ないだろうか?

助け舟を出してほしくて、魔女の方を改めて向いてみた。

こちらの決心がついたのを確認してパァッと明るくなったものの、

『あと一手何かが欲しい』

というテレパシーが伝わったか、なにかなかったかと思い巡らせ…。


そんな中である──。

《魔性転職の館》に貼られたポスターが目に留まった。

薬瓶に『?』と大きく一文字描かれている抽象的な宣伝ポスターで、

煽り文句は『あなたにピッタリの魔物娘になろう!』だった───。



「アレ………」


ピッと指差せば、魔女は勢いよく振り返り、

その手があったか!みたいな納得顔でこちらに顔を向けた。


「ああ…!これは丁度いい…!

 最近開発されたポーションなんですけど、

 みんな冒険に役立つ魔法の魔物娘に変身したがっていて、

 余っていたんですよね~!お安くしておきますよ…!?」


「え、え~と…それで、効果って…」


「効果はですね~…

 ズバリ!その人に合った魔物娘になるって効果です!


 聞いたことありますよね?

 魔物娘になるとしても人によって《適性》があり、

 変化薬を飲んでも望んだ魔物娘になれないこともあるって!


 せっかく高い薬代を払ったり、

 苦労してダンジョンで入手したのに、

 何も変化できないなんて勿体ない!!


 そんなときにこの薬!

 冒険者さんの適性に合った魔物娘に変身できるんです!

 成功確率は100%!どうです?試してみたくなりませんか?」


「お、おぅ…」


まくしたてるようなセールストークに若干引き気味にはなった。

なんとしても在庫処分をしたいという熱意をビンビンに感じ、

その意図を勘ぐってしまうほど。


ランダム性が冒険者にウケなくて売り切れないのだろうか?

いや、ランダム性は冒険者の望むところか…

だとすれば…


「………もしかして、

 一度なった魔物娘に変化しやすいとか?」


「ふ、ふふっ…

 まぁ…そういうこともありますね…


 とはいぇ…たまたまです、たまたま。

 過去、冒険者の適性で変身できた魔物娘に、

 この薬でまた変化してしまったということだけです」


なかなか必死に取り繕ってくる。

冒険者に幻滅された事例があると見た。


「初めて飲む分には、被りもないですから…

 つまりこれは入門用の薬というわけです!


 しかも適性に合った魔物娘に変化に対するわけですから、

 身体的負担も少ないわけです!これはもう試すしかないですね!」


「は、はぁ…」

ここまで熱望されると流石に無下にもできない。

例えそれがどんな魔物娘になるか分からないにしても。


………とはいえ、個人的にはいいかも。

そもそも『魔法のため』に《魔性転職》に来たわけだし。

在庫セールのためか、値段も手ごろで予算がぐっと軽くなる。

なによりランダム性が冒険者心に火をつけた────。


「ドラゴン娘になれたりも…?」

「あ、そういう事例もあるらしいですよ…!?」


魔物娘に女体化するけども、

それがドラゴン種だったら望むところだ。


そう、どうせなら《ドラゴン娘になりたい》とは思っていた。

値段が高い上に、レアもので、取扱件数も年に一度か二度。

だからすっかり頭から抜けていたが、なれるのならなりたい。


なにより格好良いし、後に仲間内から…

『お前、その魔法なんの魔物娘から習得した?』と聞かれても、

『ドラゴン娘から習得した、いいだろ~』と答えられるし。

自分の適性がドラゴン娘だったと知れれば、結構な自慢になりそうだ。


そう、思い込めば────。

だんだんむくむくとモチベーションが湧いてきた!

最後の踏み切る動機が着々と構成されてゆく……!


「その薬、買います…!」

「はい、ありがとうございます!」


在庫処分したい魔女と、

魔法を持ちたい冒険者の願望が合致し、商談成立と相成った。


「よし………っ」

モチベーションの勢いを止めないため、即決と買ってしまったが…

戸棚から取り出されたポーションを手渡されれば…

だんだん買ってしまったという現実味が増し、流石に緊張し始める。



ちゃぽん…

薬瓶を振ってみると、青紫に輝く液体が光沢を発し、

どう見ても『飲んでいい』代物とは見えないものの…

魔法生産品であるからか、不思議な魅力を秘めていた。


これを、飲むのだ。

飲む、飲むぞ〜〜!


「さぁ、グイッとどうぞ!望んだ姿になれるといいですね〜!」

「よ、よ〜し!」


ここに来て若干の躊躇が湧くものの、これ以上は女々か。

女体化するとしても男らしさだけは保っていたい。


だから、飲んだ──グイッと。


(おぉっ……?)

ガラスの冷たさ、薬品の冷たさが口内に含まれ、清涼感がヒヤッとくる。

薬の味を覚悟して苦いものと勝手に思っていたけれど、

飲んでみれば金平糖のような甘さと冷たさ。

喉の奥をツーッと伝って、飲み切ってみればあまりにも軽い飲み口だった。


もう、飲んでしまった。

飲んでいる最中でさえ葛藤するかと思えたが、

済んでみればあまりにも簡単で拍子抜けだ。

案ずるより産むが易しというか…いや、今この諺はよしておこう。


今からそんな『性』になるのだから……。

男である自分が産むとかちょっと想像したくない。

まぁただ、魔物娘は孕まないし、産まないけれど。


………

………………

………………………。


緊張しながら、変化を待った。


「冒険者さんは、どの娘になるんですかね~?

 ふふっ…!射幸心が刺激されます…!

 私、飲んだ人がどんな姿になるのかが好きで…!」


「はっ…ははっ…」

魔女は他人事だと思って、楽しく見てる。

こっちがどんなに心臓バクバクで緊張してるかも知らずに!!

ただまぁ、アフターケアはバリバリにしてくれる雰囲気なので、ここは我慢か。


………こんな時に自分を支えてくれるのは、変身後の姿だった。


ランダム性のある薬らしいし、

ドラゴン娘になれずとも仕方ないとは思っている。

だからまぁ第二候補として《人狼種》とか《獣人種》を願い、

『カッコ良ければ』それで全部よし────、と思っていた。


──────どうして、最悪な姿を想像しなかったのだろう?


──

────

──────。


異変は椅子に座って魔女とお茶している時に現れた。

グラッと身体が傾き、着ていた服がちょっと重く感じる。

『あれ…?』と不思議に感じた瞬間、ふと思う。女体化の影響かと。


男から女に変わるのだ、当然体型なんかも女性の身体に縮こまる。

幸い準備として装備一式預けていたからラフな格好で、

金属の装備に潰されることはなかったが…


だが…思ったよりも服が重くなりつつある…!

女性体形になったからというモノではない…これは…!

『身体全体』が小さく縮み始めている…!


うっ…!

気付けばもう、服が…大きさが…!

《頭を通す穴》を軽々と通り抜けられるほど、縮んでいた。


衣服はつけていないに等しく、裸を隠そうと服を手繰り寄せるが…!

その服すら重いほど、かなり縮まり、手足が小枝のように細い…!


そのくせ、胸だけは『ぶるん』とある…!

意識しないようにしていたが、たぷんたぷんと液体が満ち、

腕を組めば少し両側に開かなければ支えきれないほどの爆乳。


「そんなっ…こんなのって…っ!」

当然、その段階になればもう分かる────。

ドラゴン娘どころか、獣人ですらないのだと。

じゃあなにかと自問自答すれば、湧いてくる答えは──…


………頭が思考を拒否した。

何になったかなんて分かりたくない。

だが!身体は答えを提示するかのように作り変え…!


身体が………柔らかくなる………!

女性特有の柔らかさのその上、肉質ごと柔くなる………!


最初は──皮下脂肪がついたのかと思った。

ふくよかな体型になったのかと、それだったら許容できた。

けれども身体の内から感じるのは《種族的な柔軟性》──。


スライム娘が《どんなに切られても》スライムの身体だから大丈夫なように、

《どんなに衝撃的に扱われても》大丈夫な身体だという、自信が湧く…!

変身する本人が望もうが、望むまいが…!


腹を触れば、分かってしまう…!

骨の感触はあるが、人間が想像する骨ではない…!

魔力で構成されたそれで、肉体を動かすためだけのモノ…!


「うああ──っ!」

触れば触るほど、指はどんどん沈んでゆき、ずっぷりと埋まった。

明らかに異常な身体、だがそこに苦痛や吐き気は無く、逆に気持ちが良い…!

《軟体生物》の《魔物娘》になったのだろうか、いや違う、これは…!


押せば、くにゅりと歪み、《衝撃》属性の攻撃に強そうだが…!

戦闘の為に作られた特性ではない…!これは…これは…!


嫌な予感がたらりと汗と共に湧き、ぽちゃんと落ちる。

しかし、そんな汗でさえ、人を惑わす香気を感じてしまい…!

『その為』に生まれた存在になってしまったと、実感が湧く…!


………まだ全体像を見ていないが、予感がする!



「大丈夫ですか~?」

「み、見ないでぇ…!」

声を出したつもりだったが、甲高くてビックリした。

舌ったらずな甘い声で、どんな相手であれ舐められそう…!


そんな中、声に驚いている中で、魔女に覗き込まれてしまう──!

しかもその手には『どうなったか』映し出す鏡が既に用意されていて──!



見て、しまったのである。

鏡の中の、変わり果てた自分の姿を……!


髪はさらりと金髪に伸び、魔力を感じさせる蒼い瞳。

大きなおっぱいがたぷんと上半身に蓄えられているところまでは許容できた。


だがしかし、目を背けず真に見つめれば分かる、その姿。

背中には魔力で形作られた薄い羽が伸びており…

パッと見では、妖精に見えた。


けれども、あぁ…これで確定してしまった。

妖精という種族になったと確認して、分かってしまった。


内から感じるこの感覚から、自分は……。

妖精の中でも…用途が、運命が、決めつけられている。

『オナホ妖精』になってしまったと理解してしまったのだった。


───────────────────────────────────


《魔性転職の館》では、

小さい種族に変身した利用者に合わせてか、

人形のようなサイズの服が結構用意されていた。


今の大きさとしては『15cm』前後くらいか。

想像したくはないが【オナホールほどの大きさ】と考えて間違いは無い。


頭を通すだけで体をすっぽり覆う、一枚仕立ての衣。

言うなればコロポックルが雪除けに使うような簡素な服だが、

着用すれば、ふわっと身体を覆って…

身体のラインに沿ってないからか、無理に女体を感じることもなくて助かった。


ただ──…、それまで。

《オナホ妖精》に変身したというショックは大きく、いじけるのも仕方なし。


魔女があの手この手で元気付けようとしてくれるが…

今のやさぐれた自分にとってはよく働く店員だと、

ぶっきらぼうな客になりたがっていた。


「え、えぇ~…本当にあの…

 オナホ妖精になってしまったと感じてるんですか?」


「感覚的に、そう感じます…なんなら触ってみますか?」


「え…?いいんですか…?」


「────ッ!」


オナホ妖精になった人間なりの冗談のつもりだったが、

どうやら魔女は変化した人間の堪能したかったらしく、

有無を言わさず、大きな手で触ってきた……!


女性のしっとりとした指が、

女体のむにゅっとした身体に触れる…!


「───ひぅっ!」

指先が触れた場所から、ピリリと電撃が走った。

押し付けた場所から円形状に快楽が走り、ビクつく…!

──と同時に感じてしまうのだ、被加虐的な欲求が…!


『使われたい』『愛してほしい』という、

男の自分からしたら赤っ恥の感情が湧き続け、

巨大な指に翻弄されることを生き甲斐だと感じてしまう…!


これは、『オナホ妖精になったから』か、

それとも自分に『そういう素質』があったのか、

いずれにしても身体は興奮し、柔らかい身体ながらピンと伸び──!


気持ちよさで……のけぞってしまう!

嫌なら、目の前の巨大な指に抵抗しなきゃいけないのに…!

好きだから、ずぶずぶ沈む指に身体を差し出してしまう…!


「へ~!オナホ妖精って触り心地良いんだね~!」

魔女は楽しそうだ、こんな身体にした元凶にも関わらず。

しかも薬の探求心ゆえか、至る所を調べ上げ始めている…!


15cmという中途半端な大きさだ、

物のように鷲掴みにして、持たれていた。

だが、そんな物扱いに心惹かれている自分が居る──!


「オナホ妖精ってね~自分でお乳を出せないんだって~

 本能的に、使用者が求めるまで出したりしないらしいよ~」


その凶行は、こちらの胸まで及ぼうとしていた──。


さっきから『たぷんたぷん』と重く感じていた胸、

その内容物を出させてくれるならこれほどありがたいことはない。

───と、冷静に考え、正気を保っているフリをしているものの…!



やはり、恥ずかしかった。

男なのに『おっぱいをイジられる』なんて、一生モノの恥だ…!

しかし恥ずかしさとは反対に、身体はおっぱいを弄られることを求めて…!


「は、早く搾ってぇ…」

甘ったるい高い声で、嬌声のようなものが喉から出た。

オナホ妖精の《いじってほしい》気持ちと、

人間の男の《解放してほしい》気持ちが葛藤した、折衷案のセリフ。

そんなものが自分の喉から出て、自分自身恐ろしくなってしまった。

────ここまで、染まってしまったのかと。



ただ、そんな…

アイデンティティーの崩壊に苦悩しているであろう、

こちらなんていざ知らず、魔女は楽しそうに言われたとおりに…



「はい、それじゃあ…

 おっぱい採取させて貰いますね~」


などといい放ち、おっぱいに薬瓶を近付けてきた…!

素材としての採取は──許可していないのに…!

だが、こちらが望もうと、望まずとも、

オナホ妖精の本能はおっぱいを求められてしまえば、湧いてしまう…!


『搾られたいと…!』


屈辱的な感覚になりながらも…

現状これが一番、感情を発散させる手段に違いなく…!


おっぱいを使用者に触ってもらうため、

柔らかい身体をフリフリと動かしながら…!

上半身を持ち上げて、搾ってもらおうとおねだりした…!



その直後、巨大な指が触れた───ッ!

《15cm》という手の平からはちょっと大きく、

鷲掴みにしてちょうどいいサイズの身体に、おっぱいに、指が引っ付き…!


人差し指と親指で、おっぱいをつんと挟んで搾り───!

果実の汁を潰して圧搾ように、おっぱいミルクを吐き出させる───!



~~~~~~~~~~~!!

「ヒぅッ…うぅっ…!」

身体がビクつき、気持ち良さがたちどころに湧いてくる…!

乳首を開放し、放出した、という感覚はオナホ妖精の本能を刺激し…!

これが正しい行為だと人間の自分にも刻み付け、自我が崩壊しかける…!


ただでさえ、おっぱいが潰され、搾られている最中なのだ、

本来なら凄惨な現場になりそうなほどに、おっぱいは指に潰され、

ぷちんと潰したブドウのように形がひしゃげているけれども──……。


「こ、壊れちゃう…!」

「大丈夫ですよ~オナホ妖精は丈夫ですからね~」


次にパッと指を離されれば、潰れた時の皴は全く見当たらず、

それどころか傷ひとつなく液体のようにぷるんと震えるおっぱいが…!

「あっ…………よかった」

ただ、安堵よりも先に恐怖が来た──。

これが魔物娘の身体だと、今一度自覚する…!


しかも、おっぱいミルクは両胸で共有されているのか、

どちらか片方、搾り切れていなてバランスが取れていなくとも、

身体を震わせ、ぷるんぷるんと震えれば、すぐに両胸同じ大きさに…!


「素材、ありがとうございました~!

 これで今回のサービス、お安くさせていただきますね~!


「うっ…うぅっ…」


改めて『オナホ妖精になった』ということを思い知らされた。

この身体はエッチに全振りしている、みだらな種族──。


性に関する技は一通り収めているらしいけれども、

これは──求めていたものではない!


望むなら…

こんなエッチな魔物娘でなく…!

ドラゴン娘みたいなかっこいい存在に…!


「うえぇっ…」

流石に、泣いてしまった。

気持ち良さが湧いてくるけれども、

男の自分的には、どうしても認められない。


早く元に戻らなければ…

これ以上プライドを壊されないために…!


そもそも魔法さえ習得出来てしまえば…

今回の話はそれで終わりのハズ!

こんな享楽的なモノにかまっている場合じゃない…!


──

────

───────と、言った。


「あっ、そうそう。

 確かに楽しんでないでレベルアップしないといけませんね」


もっと遊ばれるかと思っていたが…

魔女は素材を採取出来て満足したのだろう、

習得の準備をそそくさと始め、ビンを取り出し…


スライムを入れ始めた──!?


「な、なんでスライムがレベルアップに必要になるんだ…!?」


「………?」


「え〜と、レベルアップにスライムって…!」


「必要ですよ?オナホ妖精なんですから。

 スライムを膣で吸収して、経験値を得るんです」


「そんな──!」

オナホ妖精がレベルを上げるにはそれしか無いのか…!?


「心配しなくても大丈夫ですよ〜

 スライムに魂は入ってませんので、孕みませんし。

 あ、それともオナホ妖精の嗜好的に精液の方がよかったですか…?」


「そ、それはいい…!」


本気で精液でどっぷりと浸るだけは避けたかった。

とはいえ…魂が入っていない人工スライムの動きは、

本物と遜色なく流動的に動き──こちらを認識している!

本当に魂は入っていないのだろうか…!?標的にされているぞ…!


しかし、魔女と相談するよりも早く、巨大な手が飛んできた──!

ぷにぷにの身体をヒョイッとつまみ上げられれば、もう逃げられない…!

ビンの上へと運ばれ──、今にもスライム入りの空間に──!


「やっ、やめっ…!

 いや、ちょっとだけ気持ちを整えさせて…!」


覚悟の問題だった──。

結局もう、パパッと吸収したほうが楽に決まっている。

だが、温泉に勢い良く飛び込むようなものだ、身体に悪いに決まっている。

だから、徐々に足先から慣らして入ったほうが良いに決まっている。


けれどもそれなのに……!!!

ビンのスライムはガラス面を器用に伝って触手が伸び──!

太ももを掴んで、ビンという巣の中へ引き込もうとしている──!!


「やっ…やめてっ…!」

身体がピーンとのけぞり、快楽に耐えようとする。

それくらいしか、今はできない…!と、そんな時にふと思い出した。


ピーンと身体を伸ばした背中の先──!

妖精の羽があるではないか…!

飛んだことはないが…いけるか!?


だが………!


ええい動けと羽を動かしても、全く動かない。

慣れていないからだろうか…?

けれども試せば試すほど、理由が明らかになる!


慣れていないからでない。

身体が欲しているのだ、本能的に…!

スライムに侵されるという行為を途方もなく──!


太ももが掴まれ、乱暴に扱われるだけで興奮してしまう…!

股にまで潜り込まれれば、ヘコヘコと動いてしまう…!

未知なる快感を、求めてしまう…!


「うっ…ひっ、ひいぃ…」

この頃になるともう魔女も掴まずともいいと判断したか、

手の平にオナホ妖精を乗っけるだけで、後はスライムの判断に任せた。

助けを求めて見上げるものの、その顔は…。

飼っているペットの捕食光景を見ているかのように微笑んでいる。


自分の力でなんとかするしかなかった、

そんな自分が逃げないという選択肢を取っている…!

これはオナホ妖精の性質か、

それとも《そういう素質》が既にあったのか…!?


ドラゴン娘でなく、オナホ妖精になったということは、

『マゾっ気』があったからなのだろうか…!?


それを己に問うても、もう遅い──。

すでに身体は、ビンの中に半身浴かのように浸かっており、

両手でフチをギリギリ掴んでいる状態だ…!


けれども、そんな腕にめがけてスライムは這い寄ってきた…!

脇の下を『ひゃんっ』と鳴らして抜け通り、

しっかり掴まっていた指をほどくかのように、流動体で覆い…!


「わあああああっ!!」

スライムに持ち上げられて、つるっと滑ればそれで終わり。

ビンの中へ──、ベトリと落ちて──、

スライムというクッションにまたがり、もう立てない……!


ただ、それで終わりなわけない。

今まで《引き込む》ために働いていたスライムは、

獲物を捕らえたと感じるやいなや──、

すぐに《入り込む》ために股へと突っ伏し、蹂躙する──!


「やっ…!は、入ってこないで…!」

もう自分の声は、小さい妖精のそれだった。

これが本当の声だと思ってしまいそうなほど、しっかり馴染む。

しかも──

男の頃はそうでもなかったのに、

妖精という女になってからは、

《股を擦られただけ》で嬌声が『あんっ』と漏れて…!

これでさえ興奮してしまう…!自分は男、自分の声なのに…!


つまり、もう──愛してしまっている、このオナホ妖精という身体を!

妖精みたいに気持ち良いまま、声を出すのが気持ちいい…!

妖精みたいに太ももを掴まれ、股に触れられると、興奮して気持ちいい…!

妖精みたいに圧倒的体格差のある相手に、押し倒されるのが気持ちいい…!

──そんな気持ちよさを実感して、理解してしまった。

──オナホ妖精は、自分に合っている種族なのだと…!



「んひぃっ………!」



ゴボォッ──!


と、遠慮も無しにスライムが下の口を、膣を開き、入ってきた…!

反射的に、腹に力を入れて押し留めたが…今さらなんだというのだ。


腰を降ろし、とっぷりとスライムに入浴したまま後ろに退けても、

そこはガラスが覆っており、なんならスライムがコーティングされている。

「うわっ──!」

背中にぺったりと粘体が張り付き、妖精の羽までベトベトだ。

だけどそのベトベトがオナホ妖精的には、快適らしく…!


「あっ………ハァ♡」

気持ちよさで、転げてしまった。

感覚的には、ホテルの高級ベッドに寝転がるかのような感覚。

しかしその雰囲気は…宿泊用でなく、娼館のベッドに寝転んだ感覚…!


これから──。

スライムに覆われ、乱暴に扱われるのだという予感が、

鳥肌となって、全身を痙攣させて…!

狼に襲われた羊達が、

一匹硬直し、犠牲となって、群れを守る本能みたく…

オナホ妖精の本能が告げる──『動くな』と……!



「ひっ…うぅっ…!!!」

あれだけ腹に入れていた力が、ほどけてとける…

リラックスして、スライムが入り込む余地を生んでしまう…!


それをスライムは見逃さない──!

ヒビ割れに流れる水の如く、当然の顔をして、ニュルりと入ってきた…!

流動的な身体のままに、どんどんどんどん膣の中へと…!



「あっ………!!いっ……やっ…んんっ♡」

もはや淫らな魔物娘がときおり出す、喘ぎ声しか出せない。

新しく出来た女性器という未知なる部分に、注ぎ込まれ…!

たぷんたぷんと満ち満ちて張りだす腹に…どこか満足感が湧き出した。


だが…オナホ妖精の真髄はここからだった。

どんどん入る…いくらでも入ってしまう…!


確かビンの1/3くらいスライムで満たされていたのに、

今ではもう、ビンの底の調味料ほど…

『こびりついてる』くらいしか居ない…!

──それほど呑み込んでしまったのだ、自分は!

──その証拠に腹はぷっくりと膨れ上がり、

──傍目から見たらきっと小さな水風船に見えるだろう。


なのに……。

パンパンに張っているのに……!

全く痛くないどころか、気持ちよくて……!


股をビン底に押し当て、腰を振ってしまっていた……!


頭の中で理由付けをした、

これは『床オナ』みたいなものだと!


しかし『こびりつく』スライムに股を擦り付けた途端、

膣がぎゅっぽぎゅっぽと、拡張・収縮を繰り返し…

食んだ、含んだ、呑み込んだ──!


生物的なそれを、下の口でやってしまった…!

サキュバス種相手に、そういう事をされたことはあるが…!

──やってしまった、自分自身で、自分の欲望のままに…!


「あ、甘ぃい……♡」

喉の奥から出るのは、甘酸っぱい妖精の声。

もはや驚きもしないまま、感情のままに吐き出し、

膣で味を感じることそのものに疑問を抱かぬまま…。

──完食してしまった、スライムを。


「あら〜全部飲み切りましたね〜美味しかったですかぁ〜?」

「ふぁい……」


腹がたぷんたぷんとなって、もう夢心地。

オナホ妖精としての本分を遂げた気さえある。


スライムもよほど快適な空間だったのだろう……。

膣の中に入ってはゴロゴロと転がり、面積を拡げ…!

そして、己の身体を『経験値』のため捧げようとしていた…!


「んっ………♡うぅっ………」

恥ずかしさが極限まで高まってきた!

オナホ妖精としての身体が動き、

子宮口でスライムを吸い込み、吸収する…!


ただ、ここにきて人間の自意識が最後のストッパーをかけた。

ヤバイ……!これは……この状況はマズイ……!

魔物を普通に食うことはほぼ日常的にしているが、

《吸収》ともなるとそれは、人の道から外れた魔の域だ…!


味わってしまったら、決定的な何かが壊れそう───!



けれど、限界は近く──。

身体も──心も──、望んでいた。

オナホ妖精として吸収することを…!その行い自体にも──!


これをして初めて、

オナホ妖精になれるのだと、確信していた…!


「おっ♡おおおっ♡」

子宮口が開き、とめどなくスライムが流れ込む…!

スライム自身が動くのではなく、オナホ妖精の吸引で…!


今まで小さい身体で弄ばれていたけれど、

膣で呑み込んでしまえば、膣に入れてしまえば、

オナホ妖精の独壇場だ──!自由自在に吸い込める──!


反射的に抵抗しようとした

スライムもズルズルと『呑み込んで』…!

魔性と生まれ変わったことを噛みしめた…!


これが、魔性転職──!

オナホ妖精になれば、

こんなっ、こんなことできるんだ…っ!


頭が快楽に染まって、もう止められない…!

嫌なハズなのに、一線を越えようとしているのに、

子宮の奥底まで『くちゅりっ』と深淵が開いて…!


ガクガクと震え、腰も足もピンと伸びるほどの、

妖精の知能になるほどの快楽を、腹に落とした…!


────────ッ!!!!


「ううううぅっ…………あああっ♡♡♡」


スライムが、子宮に入り、溶けて、糧となる…!

吸収すれば、赤ちゃんの部屋に入れば、胎内回帰させれば、

気持ちよさが股から頭にかけて貫き、身体がはねて、ビクビクする!


これが、全部ワタシの物…!

おなかに入っているものが全部、全部…!

魔物娘は………。

いや、オナホ妖精は…!

いつもこんな快楽を得て過ごしているんだ…!


知らなかった、

こんなに甘くて幸せなものだったなんて…!


………身体がビクビクと痙攣するけれど、

膣内はごっぷごっぷとまだ動き、次なる得物を探している。


スライムを吸収し、経験値を稼ぎ、

レベルアップすることで魔法を習得する。

それだけだったのだけれど…身体はさらに求めてしまい…。


「いい呑みっぷりですね~、

 おかわりとか必要ですか~?」

と、覗き込んできた魔女に……。

おねだりをしてしまう自分がいる…!


ビンの中で、捕食者となった瞬間だった──。


───────────────────────────


後日、ギルドにて──。

魔法を得てからのクエストの功績を誉められながらも、

受付にちょっと軽い説教をされていた。


「ほら、やっぱり言ったじゃないですか…!

 魔法のひとつやふたつ持っていた方がいいって…!」


「う、うん……」


あれから──。

オナホ妖精としてスライムを吸収し、

レベルアップした結果、得た魔法は……。


【ポーション回復量アップ】だった。

パッシブスキルとして備え付けられ、

いつどこでポーションを飲んでも発揮される便利魔法。


地味ながらも効果は絶大で、

体力回復が高まるだけでなく、

同時に魔力も回復するもんだから驚いた。

────まぁ魔法は使わないのだけれど。


だが──、

そんな無駄に消耗される魔力をただ見過ごす受付ではない。


「………なんですかこれ?」


「次の魔法の資料ですよ!

 こんな良い魔法貰っているのに、

 魔力を無駄にするなんて勿体無い!!


 魔性転職の館でいくつか魔力を使うであろう、

 魔物娘を見つくろってもらったので、習得してきてください!」


「そんなぁ…」


オナホ妖精になったあの日、

元に戻り、正気に戻り、日常に戻り…たかったのだが、

興奮は確かに本物で、今は心を休めている段階だというのに…


また──行けというのか、魔性転職の館に。

とはいえ、若干気になりも…。


「ところで~、何をオススメされたんですか?」


「………ッ!!それは聞かないのがマナーじゃないか!?」


「え~、いいじゃないですか~、

 私からオススメできることもある…かもしれませんし~」



受付にこれを見られてはならない──。

《魔性転職の館》から送られてきた封筒の写真を見ると──。


シルフ、ピクシー、コボルド、ウンディーネ、ノームなどの…。

ちっこい魔物娘ばかり──。

やはり『合っている』のだろう、自分にはこういう種族が。

オナホ妖精適性があったばかりに、こんな……。


本当ならドラゴン娘になりたいのに…。

そう頭では考えれど……。

目線が写真に動き、想像してしまう。


この身体になったら、どんな《経験》を味わえるのだろうと──。


More Creators