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赤キギリ
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電子メイドに、食器洗い機で洗われる

【電子メイド、ご主人の空間を作る】の続編です。


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>ご主人様、

>ただちにこの座標の地点へ行って

>食器洗い器にジャッキングしてもらえませんか?


買い物からの帰宅途中、

スマホのMAPアプリに座標が送られ、

電子メイドからのクエストが発生した。


なんだなんだ、元ウィルス・プログラムのくせに。

ご主人様を顎で使おうっていうのかと悪態をつこうとしたものの、

未だメイドは義体を持たず、ロボット掃除機という身体しかない。


手っ取り早く現実世界に干渉するには──

まぁ現実世界に存在する自分を利用したほうが早いか。

というわけでMAPアプリの座標にやって来たのだが──。


「ここで合ってるよな…?」

食器洗い器というくらいだし、

家電製品か飲食店だと思っていたのだが…。


実際の場所に行ってみれば《マッサージ店》があるだけ。

男の自分からするとあまりに場違いなお洒落さがあって、

パンにバターを塗るみたく、

身体にオイルを塗り込まれるタイプの店だ。


………入り辛いな。

可愛い電子メイドの頼みではあるが、流石に躊躇する。

女性向けのお店に入る恥ずかしさもあるけれど…

『すみません、食器洗い器に

 ジャッキングさせてもらっていいですか〜?』

なんて、簡単に言えるだろうか…?いや、言えない。


第一、食器洗い器の電脳なんて入ったことがない。

いったいどんな世界が拡がっているのか──。



そんな時だった──。


マッサージ店から南国出身かと思われる民族衣装。

日焼けのある褐色肌、髪は明るい緑色をしている、

自分からしたらちょっと低めの身長の子がトコトコやって来て…


招いてきたのである──。


「あっ、例のお客さん?

 さぁさ、こっち来て欲しいサ〜」と。


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「いや〜…

 目玉商品にするマッサージの為に

 スラッシュ級ジャッカー欲しくてサ〜


 でもこの街に来たばっかだし、

 ネットにも疎いしで掲示板で難儀してたんだけど、

 お客さんとこのメイドさんに親切して貰ってサ〜」


「へぇ〜…んむっ…そうだったんですかっ…」


あれから自分は何故かマッサージを受けていた。

「さぁさこちらにおかけになってください」とのことで、

施術台に乗せられればあれよあれよという間にマッサージ。


『気持ちは良いが』なぜ…?

『スラッシュ級ジャッカーも必要』とかもなぜ…?

と、疑問を持ちながらも受けていたら──答えが来た。


「そんじゃ、ま。

 ここからが今日の特別コースの本題。

 ここに意識飛ばすアレ…ジャッキングしてほしいサ〜」


「えっ…これって…」


ここにきた目的である《食器洗い器》がそこにあった。

マッサージと食器洗い器、どこも共通点などはなく…

『マッサージ終わるまで

 ウィルス退治しといてくれサ〜』ということなのだろうか──?



「いんや、ここから超地獄級のツボ押し始まるから、

 意識飛ばせるスラッシュ級ジャッカーが必要だったんサ〜」


「あ、あ〜…………」


ちょっと違ったが、なるほど合理的かもしれない。

電脳世界に意識飛ばせば痛くないもんな、我慢する必要もないもんな。

確か病院で入院中でも仕事をするためにジャッキングする人もいるとか。

そんなこともあるし、マッサージに利用するのもありかもしれない。


ただまぁ、痛いのもマッサージの醍醐味だとも思うのだけど。


「ん〜おすすめはしないけど、それじゃあちょっと試してみるサ〜?」

なんだかんだこのデジタル仮想現実時代、

《生の体験》をしてないとどうにも感覚が鈍りそうになる。

これも現実感を養うための修行だと意気込んで、意地を見せようともした。


のだが、

「──────────ッ」

その瞬間、電撃が走る…!!!

足の土踏まずの辺り、いつもなにげに使って疲労させていた箇所に

指がぐぬりと押し込められ、ツボというより痛覚を刺激し──


声にならないどころか咳が詰まったような声が…

尽きかけの調味料のチューブのように吐き出され…!

「んぐぅ…〜〜〜〜〜っ!!」

いかに自分がこの子を侮っていたか痛感したのだった。


────

────────


ほれみたことかと言わんばかりの鼻息がふんすふんすと聞こえ、

当初の目的である『ジャッキング中の地獄マッサージ』を受けようとしていた。

意識を手放してからのマッサージ、正直初めてでドキドキする。


ただ、さきほどの痛みを受け……

無意識化で刺激されるのは本当は悪い事なんじゃとも思いはしたが、

さきほどの足ツボ受けた部分がじんわりと血流良く温かくなっており、

まぁ多分大丈夫──プロがするのだから大丈夫と思っておこう。


「それじゃあ行ってらっしゃいサ~」

店員さんの《食器洗い機》の準備が終われば、

自分も《ジャッキング》の準備も終わり始めていた。


「よし………」

目を閉じ、神経を尖らせ、イメージするのはイヤホンジャック。

《人間》と《機械》の境界を繋ぐ、電磁波の線。

脳に潜む電気信号とは違う《なにか》を電磁波に乗せて…


叩き込んだ──!

食器洗い機の中へと………!


フルダイブをした途端、視界がバッとマッサージ店から電脳空間へと変わり、

煌めく蛍光ライトに目を回しながら、四肢が徐々に形作られ始めた。

頭の先から足の先まで『ジジジ…』と、3Dプリンターのように。

電脳世界で活動する身体『義体』が出来上がれば………。



………。

飾り気無い、食器洗い機の中そのものみたいな空間に出た。


床一面、水はけ用の白い格子が連なっており、踏むと跡が付くような、

壁一面、内部の構造が分かる透明ガラスで覆われているような、

ちょっと距離を離せば『食器洗い機の中』に見えるであろう電脳空間。

────その中に、自分は入ってしまったのだった。


「う………っ」

そう考えるとちょっと嫌悪感が湧いてくる。

ケチャップの香りもするような…いや、これは気のせいか。

電脳空間とはいえ、現実では食器の洗い場。

食べた後の油やソースや飛び跳ねる場所で、人間が入っていい場所ではない。


食器洗い機にフルダイブしたら……こうなることは薄々気付いていた。

中の《バトラー》、ウチに居るみたいな電子メイドが環境を整えていてくれないと、

このように機械がそのまま巨大に反映されたような電脳空間になってしまうのだ。


修理やメンテナンスする点でいえば……

『巨大な機械に直接潜り込んで修理する』という点がデカいものの……。


マッサージ施術の待機所という点でいえば……

『もうちょっと心地良い場所で待機したかった』という点がデカ過ぎる。



うん、後でアドバイスしておこう──。

見たところマッサージ店の子は機械に疎そうだし、

電子メイドが居ないのならウチのも貸してやってもいい。

日がな一日、自動掃除機の電脳でだらだらとネットをしているやつだ、

出張命令を出せば仕事ができたと喜ぶだろう────。


そう考え、無料で貸し出そうか迷っていたところだった。

────ふと、食器洗い機に影が差してきたのである。


雲か………?

と思いきや、まったく違う。

ふわりとしたフリルがたなびく見知った影、メイドの影だ───!!!


5cmくらいで食器洗い機に入っている自分を、

人間サイズの大きさ、165cmくらいで見降ろしている…!


「あ、ご主人サマー?

 このたびはサービスをお受けいただきありがとうございまス」


「ど、どうも…?」


《バトラー》が居た。

しかもウチと同じ電子メイド……同型だろうか?

なんだマッサージ店員さん、居るなら居ると言ってくれればいいのに。


「お店のご主人様から話は聞いてると思いますので、

 さっそくコースを始めさせて貰いますネー」


────そこで、ストンと腑に落ちた。


なるほど、

リアルでは地獄のマッサージ、

バーチャルでは天国のマッサージをすると。

そうして双方気持ち良くなれば、心身ともに健康になると。



これは考えたな──、

もしかしたら集客も狙えそうだ───。

そう考えていたのに……!こともあろうか……!



────捻ったのである。

メイドが食器洗い機のツマミを…!


ギジジ…と、ツマミの駆動音と共に、

食器洗い機の内部からゴポゴポと液体の音が鳴り響き…!

流動的な水の形を天井に撒き散らし、中に居る小人を洗浄する…!


「ウグー!」

突然の意表を突いた攻撃で、そう叫ぶしかなかった。

シャワーというより噴水のような水の柱が所々から湧き、

中に居た小人の身体を洗浄して綺麗にしようとはした。


確かに、綺麗にはなるだろう。

水に触れればなんらかの温かいオイルであることが分かるし、

そんなものが次々とぶっかけ続けられれば綺麗になるというもの。


だがしかし───!

第一にここは電脳空間、

当然綺麗にしても現実の身体が綺麗になることはない…!


なのに、これが正解とばかりにメイドはぶっかけ続けるのだ…!

お客様がこんなに溺れそうになっていても、淡々に…!

いったい何を考えているんだ…!


『ガボゴボ………!』と、湿度150%はありそうな中、

オイルに流され、いつの間にか床の格子に這っていた。

オイルに背から包まれる感触は気持ちいいものの、状況が状況。

ツマミで回された時間まで苦しまなければならず、このまま溺れるかと思った。


しかし、

『ジジジ…』と鳴っていたツマミが、

『チン!』と鳴ればその責め苦も終わり。


噴水の終わり際の様に積もり積もっていた液体が、

鋭さを鈍らせながら下降していって……

これで終わったとホッとした。


………のだが、ここで終わってはならぬ。

『いったいなぜこんなことを…!』と聞かねば!

メイドの巨大な影が見え、蓋を開けてくる…!

その巨体にちょっとビビったが、正義の憤怒を過熱させ…!


聞く───ハズだった。


しかし、開口一番、メイドは…

にこやかな顔をしながら、どこかへりくだった顔で…

────なにかある、と悟らせるに十分だったのである。


「ど、どうでした~?マッサージコースは…?」


なんか妙に下手(したて)、

さっきまでのレスポンスのある喋り方ではない。

ミスをしてしまったかのような口調で…なんとなく怒りにくい。


もしかして……

食器洗い機の中で苦しんでいるこちらを見たのだろうか……?


「え~と……これ、店員さんに言われてやったの……?」


「それは~……」


「別に怒らないから教えてほしいな」


「あの……自己流?」


「ん~……?」


なんか怪しいぞ……。

というより、なんか隠している。


「そうだ────!」

すぐさまウィンドウを開き、バトラーのステータス画面を確認した…!

本来、ひと様のバトラーは確認できないが、予想が当たっていれば…!


ウィンドウには……

目の前のメイドのステータスが映っていた。

野良の電子メイド、いや、メイド型のウィルスプログラムだった。


「────あっ」

こちらの様子に気付いたのだろう。

バレて動揺しているが……敵意を持っている様子は無い。

ということは《バトラー》登録待ち個体かもしれない。

仕えるご主人が居なくて不安になっているメイドか──。

なんにしても人間慣れしていない個体に違いない───。


ウチには一体居るし、あと一体くらいなら……。

と、考えている間にもつらつらとメイドは話し始めた。


「実は私、野良メイドで…

 ここのお店のご主人様に仕えようとしているのですガ…」


「は、はぁ…」


もう一体、雇うことにならずにちょっとホッとした。

メイドウィルスを多頭飼いすると嫉妬深くなるとも聞くし。


「お店の仮のご主人様、機械オンチでしょう?

 映像モニターが無いので話せなくて……

 食器を洗うしかできていなかったのでス…」


確かにあのマッサージ店員さん、機械オンチそうだった。

しかも食器洗い機ではアピールするにしても、

水流・水温くらいしか変えられず、

モールス信号のように出すくらいしかないだろう。


「で、そんなときに飛んできたのです、メールが…!

 先輩から…ご主人様を見つけたと…!」


この口ぶり、状況からすると、ウチのメイドの事だろう。

あいつ……知っていたのか、この食器洗い機の中に野良メイドが居ると。

そして、偶然店員さんが困っていたからちょうどいいと、合わせて頼んできた。

────《地獄のマッサージ》と《バトラー登録の橋渡し役》を。

これは、後で締め上げないとならないな………。



ただ、そんな思案を巡らせている間に、

食器洗い機の中にぐぐ~っと巨大な手が手が伸ばされ………!


「あっ───!」


ガシッと掴まれた…!

油断していた、まだ正式なメイドでもないのに…!

しかもウチのメイドの後輩、バトラー登録の為にどんな手を使うか…!


「そして、このチャンス、捨てるわけにいきません…!

 先輩からアドバイスされたワザで行かせてもらいまス…!」


それは唐突に始まった。

食器洗い機の中、オイルでひたひたになった身体を、

器用に掴んで、全身マッサージをし始めた…!

けれどそれは健全とは程遠い、性感マッサージだ…!


「ふふふ…!人間の事は知りませんが、

 こうすればいいと習いました先輩ニ…!」


なんてことを教えているんだという攻め方──。

小人の両手足を、巨人の指の間に挟み込み、もう前面がメイドの顔の前。

衣服のプログラムもすぐに剥がされ、股間が丸見えとなっていた───!


5cmと165cm、手の平に収められるほどの関係。

どう考えても主導権はあちらにあり、小人は翻弄されるしかない…!

巨人の気まぐれのままに、快感を誘導されてしまうに違いない──!



………。


ただ………ちょっと期待を、した。

なるほど流石ウチのメイドだ、こっちの趣向を分かっている。

痛めつけるのではなく、ちょっとマゾ気味に、ちょっと体格差を活かして…。

そんなアドバイスをしたのだろうと分かって、ちょっと期待はした。


けれど悲しいかな──。

料理慣れしていない人は、レシピ通りの事をやらないのと同様、

人間慣れしていない電子生命体も、アドバイス通りに行わないのである。


「ふふっ…ここからは自己流で行かせてもらいまス…!」


「やっ、やめ…っ!」


なにをするのか───。

それは突っ込まれそうな場所を見て、すぐに分かった。

食器洗い機の中へと…こいつは突っ込もうとしている…!


「きっと、絶対気持ち良いですヨ~」


言うなり『ジジジ…』とツマミを動かし、

食器洗い機の中にオイルが流れ、噴水のように飛び出した…!

外に飛び散り電脳空間を濡らして、飛沫がこちらまで飛んでくる…!

────その中に、入れようとしているのである。メイドは。


「さっき気持ち良くなかったのは、

 私が弄らなかったからですよネ…!」


「そんなわ────っ!」


言い切る前に、身体がメイドの手の平ごと、食器洗い機の中に入った。

一気に視界がオイルに包まれ、温かさにビクッと背筋が伸びる…!


だが、その伸びが良くなかった。

「お?気持ち良いですカ?」と知ったメイドが更に調子付き、

さらに噴水の中へと、小人をずぶずぶと入れるのだ。


身体の前面まんべんなく、股間さえも例外に扱わず────!!!

『ビビビッ』と、勃起した陰茎を水圧で弄び…!

電子生命体が人の尊厳を破壊しながら…!


「ね~ぇ、お店のご主人様に口添えしてくださいネ~?」と、おねだりしてくる…!

こっちなんてそんな状況でもないのに、口を近くに持ってきて…!

水流さえも震わせるような、ぷるぷるとしたくちびるで…!


もちろん、断る理由なんてなかった。

だからコクコクと頷くが、それでも止まらない…!

噴水の中、見えていないのだろうか…?いや、そうではない。


もっと確実に屈した証拠が欲しく……!

手を出してきたのである────前面の股間に…!


「先輩に聞きました、

 人間のオスはここを触られると同意しちゃうっテ」


しっとりとしたメイドの手の中、

手の擦り合わせによる全身テコキが始まった…!

オイルまみれの身体、擦られれば当然ぬるりと滑る…!


手と手で合わされた密閉空間、

直接的な噴水の巻き込まれは無くなり、呼吸はできるようになったものの…!

手の付け根から、ミチミチとオイルがせり上がってきて、ビクついた。


オイルの温度もあるが、手の平の温度と合わさり、

さらに温泉のような感触へとなって、身を火照らせた。


そうなれば、

水流で勃っていた股間にも熱が湧いてきて…!

限界を迎えそうだ───!こんな野良メイドの中で───!



「ふふっ…

 私、お店のご主人様みたいに人を癒したいのでス。

 小さいご主人様、私はそんな存在になれてますカ~?」


全然なれてない…!

分かってるのか、メイド──!

この現実のお店はそんな店ではないハズだ──!


だが、そんなお店にもかかわらず────。

マッサージの子が地獄マッサージしているであろう店内の、

小さい食器洗い機の中、小さい身体でエッチに弄ばれている…!

………そんな自分に、メイドを叱る権利なんてなくて。



「ふふふっトドメさしてしまいまス」


手と手を合わせられギュッと閉じられた────。


閉じられた空間ではオイルが手の皴の節々へと駆け巡り、

同時に小人と手の平の境界を隙間無く粘着させ…

手の平に埋まってしまっていた────。


そんな中で、擦られるのである。

片方の手の平に跡をつけるほど、勃起した股間ごと、

小人を覆いつくし、圧迫という行為を楽しませるように…!


『ずるり』と、擦り合わされ…!限界を迎えた────!


「~~~~~ッ!」

声がオイルに吸収され、ビクンッと身体が跳ねた。

流石にマイペースなメイドであれど、小人の絶頂には勘付いたようで、

手の平を開け、光が見えたと思ったら『ニマ~ッ』とした顔が見えてきた。


人間を絶頂させるほどの快感を与えることができた、という表情。

これでバトラー契約ができて安心できる、という表情。

………そんな表情が向けられれば、答える他無い。


「わかった、分かったから………」

ただ……今は休ませてくれ……。

横になれば身体がだらんと力無く垂れて、糸の切れた人形のよう。

絶頂した気持ちよさから、とろんと余韻を楽しもうとした。


────が、何を勘違いしたのか。

「あっ…!もしかして洗ってほしいとかですカ…!?」

なんて言われて、第二ラウンド目の洗浄が始まってしまったのだった。


─────────────────────────────────


メイドの支配から逃れ、ジャッキングから抜け出せば、

そこはマッサージ店のマッサージ台──。

やっと現実(リアル)に戻ってこれた……。


「ん~~……」

いつもの習慣のように背を伸ばすが……。

おや、身体が軽い。健康的な有り様そのもの。

どうやら地獄マッサージが効いたらしい、おっ、これはかなり楽だぞ…!


活力が溢れる──!

色々と報告したい気持ちが止まらない──。

《食器洗い機の電脳空間》

《地獄マッサージの感想》

《入っていた野良メイド》などなど。


店員さんに語ろうとしていたのだが………。


ふと周りを見渡せば店員さんがパイプ椅子に座っていた。

けれども表情はどこかこわばっており、指を下へと────。


「あの、それ………」


「あ────」

勃起していた……。

そういえば最近、電脳空間で済ませるくらいで、

現実では処理してなかったのを思い出した……。


うっ………ジャッキング中とはいえ、何たる失敗。

店員さんとちょっと距離が出来てしまった、

メイドのこと受け入れてくれるかな。



けれど、これが店員の意地だとでもいうかのように、

顔拭き用のおしぼりを手に近付いてきて………。


「い、痛いのが好きなんサ~?」

などと、小悪魔っぽく聞いてきたのだった。


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