お嬢様サキュバスによる感覚遮断穴の玉座
Added 2025-08-31 14:35:52 +0000 UTC救援依頼の導紐が
ニョロリニョロリとギルドに入ってきたと聞いて、
内心自分は「ざまあみろ」と多少なり思っていた。
黒くてケバケバしたドレスを着て、
どこのプリンセスだかなんだか知らないが……
人が拠点にしている酒場に入ってきて早々に、
「私の高貴な身分にふさわしくはありませんが、
そこの塩辛そうなあなた、精をいただけないかしら?」
などと、サキュバスなりの語彙によるものでポカンとしたが…
バカにされた雰囲気はほんのりと感じ、あまりいい気分ではなかった。
適当にハイハイとあしらって、
サキュバスにも高飛車なやつが居るんだな〜と、
酒場友達とやんややんや言っていた中での救援依頼。
愉快痛快──、想定内のしくじりに、流石に笑みがこぼれた。
…………………ものの。
まぁ、じゃあ、助けないかというと違う。
導紐を掴んで『追跡用』に設定し、
ヒモがツンツンと指し示す方向を確認した。
どこの没落貴族、放蕩お嬢様か知らないが…
ダンジョンに入ればもう一端の冒険者。
今後この酒場の仲間になるかもしれないし、
ここで恩を売っておいて損はないはずだ──。
そう、思って、助けに、行った、のだが………。
頭が、ぐるぐると、目がまわり…。
もう立てない…。
そんな中でも、一瞬──。
ふと正気になったかと思えば、
『触手に負けてしまった』という現実が待っていたのだった。
────────────────────────────
全身から電流のような痺れが微弱に流れ、
動けば動くほど耐え難いほどの刺激が刺さった。
正座からくるあの感覚には違いないが…それが全身だ。
当然動きも緩やかにならざるをえず…地に伏した。
すると見えてくるのだ『発生源』が──。
石畳から這い出し──
ズボンの裾から入り──
ぐにゅりと足に巻き付き、離さない──。
見紛うことなどあるはずもない、
典型的な『エロトラップ触手』だったのである。
油断していた……。
まさか、『男を狙う個体』が居るなんて。
たまに『マナ搾取』しやすいように
男を女に変える触手もいるとはいうが…
その予兆すら来ていないので、ひと安心。
にも関わらず───なぜ襲ってきたのか。
なにか様子がおかしい…ダンジョンの生態系が変わったのか…?
とはいえ、今、考えても仕方がない。
今まさに触手に絡め取られようとしているのだから────!
「うっ………!」
身体が動かなくなってきた。
先程までは身じろぎくらいはできていたのに、
今ではもう身体を擦り合わせるくらいしかできない。
震える手でナイフを触手に添えて、切ろうとはするが──…
さすがエロトラップ触手か、断裂耐性がものすごい…!
そんな中で自分ができることといったら…!
荷物をまとめることしか、なかった。
『モンスターの溜まり場』を作らないよう………。
食料や材料をカバンの奥底へと突っ込み、
《魔物除けのスクロール》を敷いて、それで完成。
一応、モンスターに関するメモも残しておきたかったのだが……。
手の震えが無くなり、だらんと脱力する。
痺れが無くなった部分から、動かなくなり…。
もう、タイムリミットが来たと、悟ってしまった。
「あっ…あぁっ…」
声もかすれ、うめくしかできなくて…
それと同時にやってくるのだ、変化が───!
地に伏しているのに、視界がさらにガクンと下がる──!
何が起こったのかなんて推測するまでもない…!
これは………『縮小化』だ!
ずる…ずる…と、
身体を触手に引きずられながら、服を脱がされる。
ズボン、パンツ、シャツに上鎧などが大きく広くなり、
布団やドームのようになった服の中を、
触手によって引きずられながら脱がされるのはちょっと…変な感覚だった。
汗ばんだシャツの中は…
自分の服だからまだ気にならなかったのだが…。
パンツやズボンまで引きずられる頃になると…
やはり場所が場所だからか、汚れが気になった。
帰ったら『スライム漬け』でもしておこうと思う────。
そして、ずるずる引きずられ、もう、ズボンのすそに。
この頃になると、もう縮小も止まって5cmくらい。
触手が大木に見えるほど………。
こんな小さな身体にして、
触手はなにを求めているのだろうか…?
「うぷっ…」
小人サイズになって掴み難くなったのだろう。
触手はぺちぺちと粘液を絡めて、貼り付けてきた…!
途中で身体から剥がれ落ちて逃げぬよう念入りに…!
────ッ!
やはり、ちょっと普通の触手と違う。
本来なら単純に光があったら避け、影へと身を潜める存在だった。
なのに、なんだこの行動は───!
まるで…まるで、どこかへと連れて行こうとしている様な!
まずい…マズイ…ッ!
せいぜい搾精されて終わりと考えていたが、
言うなれば『組織化』しているぞこの触手は…!
そして───!
石畳に『ぬるり』と連れ込まれたら、確信へと変わる!
綺麗にくり抜かれていたのだ、その穴は。
脳など無い単純生物であるにもかかわらず、
触手が通ってきたであろう穴が整然と丸を描き、
強固なトンネルとなるよう、所々に柱となる石材が積まれている。
完全に『なんらかの影響』を受けているとしか思えなかった。
人為的か、魔力的か、触手自体が変異したのか………。
けれどもそんなこと考えたところで答えは出ず…。
『正解』が待っている場所へと、引きずり込まれて行く…!
ぬるぬる…くちゅくちゅ…!
地上に這い出て襲ってきた触手からは想像できないほど、
周りの粘液を滑って、おそらく親分の下へとひた走る──!
逃げれは…しなかった。
もう、粘液に貼り付けられるどころか、
ぐっと掴まれ、もう視界の大半がピンク色。
ヤバイヤバイと思っても、身体はだらんと動かず…。
『穴』が見えてきた──。
先程までの土や石材で出来た穴ではなく、
『触手』達が集まって形成された、動く穴。
うぞうぞと動き、集まっている。
そんな『穴』が──ずるりと開いたのである。
「んぐっ───!」
きっと声が出せたなら、悲鳴を上げていただろう。
触手の穴の先にあった『部屋』は視界全部がピンク色。
触手で形成されていたのだ、その『部屋』は。
海のようだった。
ずるり…ずるり…
四方を囲うようにして、波立たせ、連なる触手は、
魚が集まって巨大な魚に見せる生命美を感じさせるが…
だが、明らかに普通ではなかった。
形状に『なんらかの思惑』を感じる…!
そもそも触手が組織的な行動をしないから、さらに異質に…!
『そんな中へと引きずり込まれる───!』
どうなるか分からない、覚悟をしなければならなかった…!
グッと、息を呑んで、穴へと『ずぷり』呑まれてゆく。
ぬちょりぬちょりと大量の触手が泳ぐ音が聞こえ、
気が気ではなかった────!
…
……
………。
「………あれ」
入った瞬間にふと、見覚えがあるものが、見えた。
黒くて、ケバケバとした、ドレス服。
ダンジョンを舐めた、もちもちとした脚、
それが『ど~ん』と中心にあってヘコヘコとしている。
………例の救出対象、例のサキュバスのお嬢様だった。
「は~…いったい何時まで待たせますの?
わたくしお腹が減ってしまったんですけど~」
助けてもらう立場だというのにこの言い草。
間違いない!いけすかないサキュバスの下半身だこれは…!
「はっ…!」
同じ穴の狢だと自嘲になるが、笑った。
こいつ《感覚遮断穴》に嵌まったな…!
エロトラップ触手によって形成された落とし穴。
下半身が入れば感覚が愚鈍と化し、
上半身では何事も起こってないように見えながらも、性を欲す…!
「あ~あ~…こんなになるなら
酒場の塩辛でも連れてきたらよかったかしら?」
こんなに悪態ついているのに、
下半身では無様にヘコヘコと腰を動かし、
下の口はだらだらと愛液を垂れ流して、男根を求めている。
サキュバスならば気にしないかもしれないが…
お笑いの姿だった、こんなに無様な姿など普通はない。
声を出せれば大いに笑って、プリンセスの誇りをボロボロに出来ただろう。
まぁ、ただ、ニクい相手とはいえ、同じ穴の狢。
救出が来るまではあまり視界に入れずに、
おとなしくしているつもりだった。
だが──その下半身が近付いてくる───。
腰を振って出た液体がこちらにぺちっと跳ねるほど。
あれと思った時にはすでに遅し、どんどんどんどん近付き…!
気付いて、しまった。
この『部屋』の異様さに。
「あ───ッ!」
部屋に入って、小人視点だから気付かなかった。
ドレスや足ばっかり注目し、肝心なものに気付かなかった…!
触手が海のように波打つ中、
触手同士がくるくると絡まり、組織を成して形成していたのだ…!
お嬢様サキュバスを座らせるための椅子、『触手椅子』を…!
「うあぁっ…!」
恐怖した───。
生物で出来た椅子というのもそう、
その椅子が脈打っているのもそう。
だがそれ以上に恐怖したのは────。
椅子は『王座』のような形をしており、
空間の『王様』のために用意されていたもののよう──。
で、直感的に分かってしまったのだ。
この触手世界は『お嬢様サキュバスのために用意』されたのだと…!
「それにしても、ビクとも動きませんわね~…」
感覚遮断穴に入った人間が絶頂に気付かないように、
感覚遮断穴に入ったサキュバスもこの現象には気付いていないらしい。
しかし、知らぬ間に『淫魔』の本能が働いたか…
『エロトラップ触手』を配下に加え、組織化し、ここまで成ったと。
お嬢様サキュバスだけある──と、悠長に分析している暇など無い!
お嬢様サキュバスが、この空間での王様なのだ。
触手に搾取される側ではなく、搾取する側、となれば──!
触手である配下に命じるものは資源、魔力リソースなわけで…!
「あ、あぁ…!」
サキュバスの大好物は人間の精…!
ここで合点がいく、自分がなぜここまで運ばれたかを…!
触手は、サキュバスに食べさせようとしている、人間を…!
「うぐぐぐぐ…!」
気付いたが、逃げられない!
先程の麻痺の効果もあるだろうが…感覚遮断穴の効果か、
重力魔法のように身体を重くさせられ、うめくくらいが精々…!
───ッ!
小人の身体で、触手に包まれ、ドレスの中へと突っ込まれてゆく。
ムチムチとした太ももは今か今かと股を擦って料理を待ち、
よだれのようにたぷたぷと愛液を流し、下半身を濡らしてゆく。
腰もヘコヘコと動くが、もうそれは無様なものとは思えず、
獰猛な獣が頬張ろうとしてくるような凶悪なものに見えた。
そんな《太もも》という場所を───
つつーっと這わせ、滑らされるのである。
まるでそれが王様に送る合図であるかのように。
「ふ~ん…この町って温泉あるんだ」
本人は気付いていないが………。
だが、下半身は意思を持ってるかのように、襲ってきた!
太ももをくにゅりくにゅりと5cmの小人に対して挟み潰し、
性欲を煽るかのようにリズム良く、パンッパンッと叩きつけた。
自分はというと───、
麻痺している身体だ、潰されれば苦しいくらいで、
まったくといっていいほど何も感じなかったのだが…。
しかし、股に近付き、愛液を顔にかぶれば湧いてくる…!
身体は全く動かないのに、刺激が、快楽が…!
「あっ…うぐっ…!」
それはまさに快楽による拷問。
身じろぎひとつできず、欲は溜まるばかり…!
一刻も早く自慰でもして治めたいのに許されず…!
舌なめずりをするような股の動きで……。
直感的に、理解してしまった。
『中で出す』以外に、許されないのだと。
………!
このままじゃ、あの…
いけすかないお嬢様サキュバスの…
膣内、いや、胎内に囚われて、搾精される…!
それだけは避けたかった…!
ニクい相手だし、なにより……
中に出したら今後どういう扱いをされるか!
サキュバスだから嫌悪されることはないだろうが──
体のいい精液タンクとして使われることは必至──!
しかも今のままこのサキュバスに仲間が出来ず、
酒場で浮いていたら、サキュバス係にされてしまうだろう!
「たす、け…!」
肩が下の口へと引っ掛かる中、
渾身の力をもって声を出し助けを求めた。
これに気付いてくれれば、
もしかしたら助けてもらえるかもって──。
「まだですの~?」
だがしかし、当のサキュバスはぶつくさというばかり。
壁越し、触手の液体音、下半身の腰振り音で、まるで伝わらず───。
ずにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅにゅ───!
触手とともに、
サキュバスの下の口へと呑み込まれる。
『これが献上物だ』というばかりに、
触手は内部に入ったら一目散に奥を目指した。
つまりは───子宮へと一直線に伸び………!
自分は、膣壁に擦り付けられながら、運ばれた。
食い物に調味料を塗り付けるかのように、
膣壁から湧き出る愛液にぬっぷりと漬けられ…
奥の奥へと行った時にはもう、身体中でろんでろん。
が────しかし、それでも射精には至らない…!
サキュバスの力によるものか分からないが、
すんでのところで性欲が堰き止められて、
『子宮に出さなければ』という思いに満たされる…!
そして───!
5cmの身体、容易には子宮口に入らないと思われたが…!
触手に肩を『つぷっ』と押しつけられたら………すぐ分かる。
身体が、入り込む。
クッションに寝転んだ時のように受け止めながらも、
凹んだ部分からずぷりずぷりと…沼に落ちるように沈むのだ。
それは触手がパッと離して支えずとも、継続してむぐむぐと。
まるでそこがサキュバスの第二の口であるかのように───。
頭がパクッと咥えられ、視界はもう子宮口の中。
『ぷるん』としたピンク色で、くちびるのようにも見える。
そんな中へと早く早く──!と身体を滑り込ませていた。
ドキドキする…こんな事初めてだ、子宮の中に入るなんて。
いったいこの先には…何が待っているのだと、期待した。
サキュバスに植え付けられた本能と知りながらも──。
だから………軽率であった。
ぷにゅりと頭から子宮に入った瞬間に、理解する。
違うのだ──。子宮口のくちびるの先は、
食べ物を飲み込む口内や、赤子を育む子宮などではない…!
サキュバスの捕食器官、『搾精空間』なのだった…!
「あっ───!あぁっ…!!!」
入った瞬間に、その蠱惑の園へと身体を這わせ、射精した…!
豪華なカーペットのような柔毛に腰を打ち付けるのが止まらない…!
────さっきまでピクリとも動かなかったというのに…!
「うっ…うぅっ…!」
溜まっていた性欲が放出されれば、今度は子宮内で湧いた性欲。
それが身体で湧き、またサキュバスの子宮へと注がれた…!
こんなことをしていては身体がもたないと知りながらも、
何度も何度も腰を打ち付け、快楽に酔って、止まらない…!
自分の意志に従わず、自然と動く。
さながらそれは、感覚遮断穴でヨガった下半身のようだった。
助けて…!助けて…!と願っても、
精液は絶えず流れ、搾り取られるばかり。
強烈な快感で気絶すればよかったものだが、
サキュバスの身体は胎内に捕らえた小人の休憩を許さず、
精液で生産された魔力を用いて回復魔法をかけ続けた…!
「~~~~~~~~~~っ!」
そんな生き地獄の中、だった。
だが、ふと、
救いの声が訪れたのである。
「ん………あれ………?
なぜだか知りませんが魔力が溜まってきましたわね…」
宿主であるお嬢様サキュバスの声だった。
自然自然と溜まり続ける魔力に気付いたらしい──!
しめたぞ、これで、精液を注がれていることに気が付けば…!
「もしかして………ピンチなあまり、
わたくしの秘められた力が湧いてきたとか…?」
────。
絶句のあまり声が出なかった。
ここまで無知蒙昧な愚かな生き物だったとは。
「ん、動けそうですわね…あらよっと………!」
そして、魔力で満ちたからか、
感覚遮断穴の領域を破って、出たらしい。
「んん~~~!
し、痺れますけれど…なんとか歩けますわね」
感覚遮断穴から逃れ、下半身が動けるようになったらしい。
だがまだ麻痺しているようで…こちらの存在には気付いていないようだ。
「ふふふっ…!
一時はどうなるかと思いましたけれど、
覚醒できたのですから、儲けもんでしたわ…!」
呆れて喘ぎ声しか言えない中、
たっぷたっぷと子宮を揺らしながら、お嬢様サキュバスは歩み出した。
救出しに来た冒険者を子宮に収めながら、搾精しながら、元気よく。
…
……
………。
「うっ…うぅっ…」
精液をだらだらたれ流れながら、ふと思うことがあった。
下半身だけながら、触手の組織化や、触手の玉座を形成など、
────その才能は天性のモノ、王の才覚に違いないなどと。
もしかしたら………
パチモンのお嬢様サキュバスなどではなく、本物なのかもと。
(次、会ったら多少は敬うか)
歩くだけでぽよんぽよんと動き、
搾精される子宮内でそう思ったのだった。
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あれから、まったく気付かれずに、一日経った。
夜中搾精されながらも暴れ散らしたのだけれど、
『今日はなんだかお腹の調子がいいですわね!』と、
さすられるだけで気付かれず今日も子宮の中に居る。
そして、お嬢様サキュバスが今日なにをするのかというと───。
「ふふっ…救出任務ですか。
わたくしを探して…?あらあらひとりで帰れましたのに」
おそらく、自分が出したヤツだ!
本人はここに居るというにもかかわらず、
決して見つからぬ救出依頼が出されている…!
「あ………はい、すみません。
わたくしが責任もって探させてもらいます」
そして、その、囚えている本人が受け───!
決して見つからぬダンジョン探索が行われようとしていた───!
『ここに居るんだぞ…!』と、
いくら暴れても気付かれず腹をさすられるのみ。
絶えず搾精器官で搾精されるだけの存在となり果て………。
「探し出したら、精をもらいましょうか。
ふふふ…調子いいですし、やれる気がしてきましたわ…!」
発見された際の、追加の搾精に怯える一日が始まろうとしていたのだった。