超乳人形に、芯を通す───
Added 2025-06-30 14:53:47 +0000 UTC「あなたって転移人(トラんちゅ)でしたっけ?」
そう、お嬢様に聞かれバイトに誘われたのが始まりだった。
「ああはい、そうです」
なんて、よくも考えないままに答え、
あれよあれよと流され、気がついてみたらお嬢様の部屋。
「さぁ、こちらにお入りになって」とのことで、
なにやらゴトゴトとキャリーケース…
いや、《革のケース》を運んできて…
期待している目線をなぜか向けられたから、
流石に待てを唱えた。一体何をさせようとしているのだ…!
───────────────────────────
「えーと…なんですかこれ?」
「なにって…
転移してほしいのです、この中に」
「あ、あー…転移人の仕事ですよね、はい」
人々が気軽にオンラインで精神を飛ばし、
ネット上に入り浸ったり、ロボットに転移する社会。
精神の転移が出来る人は転移人(トラんちゅ)と呼ばれていた。
────今回の件はそれで呼ばれたというわけだ、分かったぞ。
既に前金として2、3枚掴ませられたし、
転移をする分には特に不満はないのだが…
持ち込まれた《革のケース》を見て、思う。
いったい何に転移すればいいのだと。
「えーと…その、
中のものに入ればいいんですよね?
なら、出してもらえませんか?」
「ごめんなさい、
外からはちょっと開かなくて…
中から開けてもらえませんこと?」
「あー…そういう」
立て付けが悪くて開かないから、
内部から開けてくれというのは結構ある。
本来ならヘビやワーム型のロボットを差し込んで
バルーンを膨らませ拡張していくのだが…
お嬢様的には中の《転移物》で開けると思っているらしい。
………ロボットだろうか?
もしくは人形だったり、
そう考えると革のケースが人形用のトランクに見えてきた。
ドール趣味というのだろうか…?確か金がかかる趣味とかは聞く。
西洋人形に転移して動かすか…
想像するとちょっとホラーな気がするものの、
まぁそこはそこ。感性の問題だから口を挟むものではない。
………と、こんなところか。
人形に入って、立て付けを直して、適当に触れ合って終わり。
バイトをするよりも簡単でお小遣いも貰えるからこれは美味しい。
「えーと…ソファーかベッド使わせてもらっていいですか?」
「あら、そうなの。いいですわ、お眠りになって」
言うなりお嬢様のベッドが開かれ、良い香りがふわっと湧く。
ゴテゴテとした装飾のベッドで、高級感の塊だ。
おっ…おぉっ…なんかロイヤルみを感じる。
こんなベッドで寝るなんて、もう一生ないかもしれない。
ソファーでもいいと思ったが、ふらふらと引かれてしまい…
ベッドの中へと吸い込まれてしまっていた。
女子のベッド、金持ちのベッド、
それらの要素に気を取られつつも、
意識を革のケースに向けて、《波》を掴もうとした。
「ん………。」
自分ほどの転移人ともなれば、ネットも必要なく、意識を飛ばせる。
ノイズに混じった一筋の《波》を掴んで飛び込めば…転移できる。
それが例え《革のケース》の中であっても、
波長を、意思を注ぎ込めば…自然と身体が適応し…ダイブできる!
「あ──っ………」
喉のつっかえを感じ、今まで自然としていた息ができなくなる。
だがしかし、息ができなくてもいい状態だと気付けば、
だんだんと生理的な欲求がサーッと抜けて行き…
今まで水のように変異していた感覚が、
転移物の神経、バイパスまでミッチリと敷き詰められ、
手足からじわじわと
体温を持つような感覚がすれば、それが転移した証だった。
「んんっ…」
両手両足、ぐっぱっと開閉すると、もう万全。
そして転移して確認したが、やはり中の物は人形だったようだ。
丁寧に縁取られながら梱包されているのか、
あまり可動域を実感できないが…
四肢があって指先も整えられている。
それを持ち上げるように『ぐ~っ』と押し上げ、
前面に門のように待ち構えた扉を開け、
例の立て付けを直そうとした。
ただ…扉を押した感触が…あまりに軽い。
スライドされた扉のように『スーッ』と流れ、
立て付けが悪いと聞いてたのに───開いた。
(あれ……?)とは思ったが、
まぁこれでひとつ仕事が済んだと言うなら儲け物。
だがしかし、違和感が、嫌な予感が腹の底から湧き起こる…!
そして、それを証明するかのように開かれた扉の先、
お嬢様が見降ろしていたのだが…!
なにやら薄ら微笑んでいて、
不敵な笑みという言葉がピッタリ似合う…!
「ふふっ、入ってしまいましたね…」
「あっ…あぁっ…!」
なにをしようとしているのかは分からない。
だがしかし、漏れ出して聞こえた自分の声に驚いた。
───人形というにはあまりに軟質とした声で、艶っぽく。
この人形の肉体が、人工筋肉で作られているのだと、実感した。
─────────────────────────────
《革のケース》の中は
人形を傷つけないためか、輪郭をなぞるように
スポンジのような梱包材で埋め尽くされていて、
人間的には安心安全という設計だが、
人形からしたら身動きができない状態になっていた。
「さぁ、こちらにいらして」
だから巨大な人間に背中をそっと手で支えられれば最期。
梱包材に阻まれ逃げ出すことも出来ず、簡単に捕まった。
「うぁっ…」
巨大な手は人形の身体からしたら圧倒的だ。
確かケースの大きさから鑑みて、この人形の大きさは30cmほど。
お嬢様が150cmだとすると、おおよそ5倍くらいの差異があった。
そんな手の平に掴まれれば、抵抗する気もだらんと無くなり、
せめてもの救いとして感情を消し、お嬢様の早々の飽きを願った。
だが…
だらんだらん…ぷらんぷらん…
と、吊られれば自ずと現在の状況が分かってくる。
自分の眼前にお椀型の双房が見える…!
人形だからか結構な乳白色の肌色で、
自分のモノとかと思うくらいの玉のような肌だったが…
ぷらーん、ぷらーん、と感触が通れば確信してしまう…!
「な…な…!」
これが…自分の、人形の、乳なのだと!
人形というには不釣り合いなほどの巨乳だ…!
腕で支えようにも腰よりも大きく、超乳サイズ…!
「ふふふっ…お気に召しましたか?
あらあらもっと触ってもいいのですのよ?」
「なんだよこれ…っ!
人形というより、これって…
セクサロイドじゃねえか…!」
「あら…お下品な。
それは特注のお人形でしてよ?」
「んなわけねえよ…!」
ああもう…!怒っている声だけでも
可愛らしい高い女の声で違和感が出る!
だからと口をつむげば、今度は超乳が気になって、
哀れにもお嬢様に持たれながらその双房を宙に揺らすだけ。
『そっ…』と、床に置かれて、
地に足がついてもそれは変わらなかった。
いやそれどころか、おっぱいの重力を感じ…!
自然と前屈みになって、背が丸くなった。恥ずかしいどころではない…!
そして──
現実と直面する時が来てしまった。
「ほら、今のあなたをご覧になって」
ゴトンと眼前に置かれたのは、何の変哲も無い鏡。
しかしその中には人目に出してはいけないような、
おっぱいがぷりんぷりんと実った…ゴシック人形が居た。
顔は人形らしくシュッとしたパッツン髪。
人工筋肉で作られているからか、細かな表情もできる。
全体的には赤黒のフリフリとした装飾だが、
胸部だけは肌の色が反映されるように薄く、白く、
身体の半分ほどを覆うので、ゴシックでは淫乱さを隠せない。
………そんな人形に、自分は転移してしまった。
急いで《転移の接続》を切る…!
だが、まるで意識が飛ぶ感触がしない。
『まさか…!』と思えば、
やはり予想通り、自分の頭に転移キャンセラーが付いている!
取り外したいとは思うが、その前にはお嬢様が待ち受けて…!
哀れな自分の様子をクスクスと笑いながら見ていた──。
「な、なんで…?」
あらゆる感情をとりあえず棚上げし、
お嬢様に聞いたのは、犯行の《動機》だった。
しかし、お嬢様は…
まるで悪いことをしたと思っていないかのように不思議顔。
しいていうなら…と、思案した顔を見せたかと思えば………。
「私、好きなんです。男の方が女体に入った表情が。
それから…ふふっ。大きなおっぱいにうろたえている様子が」
───性癖なら仕方ないという有り様だった。
もちろん、やられた方は冗談ではないが───。
ただ、底が見えてきた気がする。
恥ずかしい表情を見れたのならそれで終わりだろう。
だから早く開放してくれという目線を送ったのだが───。
お嬢様の表情は未だ満足していないご様子。
それどころかその目線はこちらの胸に注がれて…!
わしっと、再び掴まれた。
またもや腰の辺りにぐるりと手を回され、
ふわっと身体が浮けばもう、そこはお嬢様のスカートの上だ…!
「ひぅっ…!」
自分の身体とは別の、女の体にびっくりした。
スカート越しの太ももはぷにぷにとしており、極上の椅子のよう。
そして背もたれのように背後に体重を預ければ腹がむにっと柔らかく、
自分の全てを預けて身を寄せたくもなってしまう…!
「やっ、やばい…!」
ほだされる…!気持ちよさで…!
気付けばもう身体はすっかりと弛緩し、
お嬢様のスカートの上でだらりと身体を投げ出してしまっている。
30cmの人形と、150cmの人間。
ぎゅっ~と抱き寄せられてては、
さぞ傍目からは幸せに見えたことだろう。
だが………。
足が女子らしさを感じないほど、半開きどころか全開き。
手はだらんと垂れて、のぼせたようにぽいーっと投げられている。
そして…おっぱいが超乳のままだらんと垂れて──それを掴まれた!
「うひっ──!」
「あらあら…ふふふ。
ここ、感じておられるのですか?
腕の良い転移人は四肢を動かすだけでなく、
感じ取ることもできると聞いていましたが…
おっぱいも感じ取ってしまうだなんて…
表情を見るだけで良かったのですが…
は~…っ、あなたを選んで良かったです♡」
「棚からぼた餅みたいに言いやがって…!
追加料金取るぞ…!」
「あら、そんなことでよかったのですか?」
「え…?」
言った瞬間、取り出されたのはお嬢様の財布。
しなやかな手で、さっきと同じ枚数、
いや、おまけでもう1、2枚を取り出し…!
───そこが、油断を生んだ。
そこを、お嬢様は見逃さない───!
たっぷたっぷと実った乳の先端、
乳首をなぞって享楽的な快楽を与えようとしてきた…!
「んくぅっ…!」
油断していたから、刺激をモロに食らってしまう…!
身体がビクビクと飛び上がるくらいに反応してしまって、
少し飛び上がると、お嬢様のおっぱいに頭が当たってこれも気持ちが良かった。
「あらあら…おっぱいまみれで幸せですわね~…」
男の自分がおっぱいに触れても、嫌な顔をせず…
むしろ味わってほしいというかのように、
お嬢様は身体を丸めて、こちらを谷間の中へと捕らえてきた。
頭パイズリに加えて──、乳首がねぶられていた。
人形にも関わらず身体がビクビクと神経が行き渡ったかのように反応し、
ちんこも無いのに、人形の身体で、絶頂してしまいそうだ───!
──────。
だが、まだ人形には機能があった。
おっぱいをこれほど大きくしたのだ。
そこにあるのは人工筋肉の感触だけではない、これは…!
おっぱいの中でぐるぐると湧き立つ物の存在を感じ取った。
しとしとと…乳首から垂れるこれは…これは…母乳だ…!
「あら…分からなかったの?
当然でしょ、人工筋肉があるのだから…
人工母乳もあるに決まってますわよね?」
「そ、そこまでこだわるのかよ…!」
「それと、やっぱり初回だからか…」
チラリとこちらの胸部の布を捲くり上げ、
合点がいったかのようにお嬢様は語りだした。
「やっぱり、陥没乳首でしたわ。
人形の身体に神経を通せる転移人なら、
乳首を立たせることも出来ますわよね?」
こんなことで転移人の能力を測らないでくれ…!
………とは思ったが、思いの外身体は動く。
意識すれば乳首がむずむずとこそばゆく、
お嬢様によっておっぱいをむにっと触られれば、
ツンッと乳首がつんのめり、『ぬるっ』と乳首が飛び出した!
「あらっ…♡ふふっ、有能で助かりますわ♡」
そんなお褒めの言葉をいただいても、嬉しくはなかった。
女性の身体の勝手を知ってしまったどころか、
今まさに褒めた本人が口をつけようとしていたのだから…!
「───~~ッ!」
乳首が舐められ、輪郭の母乳が口の中。
だが、巨人の口からしたら、30cmの人形の乳首は小さく、
思うように…吸うことは出来ないっぽい………。
けれども、乳のデカさが授乳を手助けしてしまう…!
下手すれば人形の胴体より、
いや、お嬢様のおっぱいにも匹敵するような超乳。
揉めばたぷんたぷんと乳タンクに容量があるのが分かり…
「やっやめろっ…!」
分かってしまえば最期、
果実を搾り出すように超乳が搾られた…!
噴乳すれば、そこに導線ができてしまい、
おっぱい中の母乳が我先へと押しかけ、
胸で快楽が生じれば、人形でさえも絶頂させる───!
「んくっ~~~~~~~~♡」
ビクンッ!と、のけぞり、
自分の声ではない黄色い声がただただ引き絞るように漏れた。
まるでペットボトルの飲料でも飲んでいるかのように
鷲掴みにされ、喉に母乳を注ぎ込まされ、お嬢様はご満悦。
快楽で気絶しそうになる中、ふと思ったのは…
『おっぱい、跡ついちゃったらどうしよう…』という、
女体的な考えで、また自分を悩ませたのだった。
────────────────────────────
「へ~…形状記憶合金みたいなの?」
「まぁ、あり体に言えばそんなもんですわね」
あれだけ乱雑な目にあったにも関わらず、
人形の乳は凹んだりすることはなかった。
「ん~…でも…」
ただやっぱり身体の節々が傷んでいたりするわけで、
このペースで使えばすぐに壊れてしまうんじゃないかと、
元の身体に戻れたながらも、人形のことを心配してしまう。
金持ちだったら気にしないだろうが、愛着を持ってしまった。
───難儀な性格だ、アフターケアまでしようとは。
だが、それを見越していたとばかりにお嬢様は語る。
「ふふっ…超回復というのをご存じかしら」
「筋肉とか肉体が強くなって復活するやつ?
存じ上げているけれど、それって動物だけじゃ…」
「もし、人工筋肉と…あなたが居ればどうなるかしら」
「ん、んん~~~~…?」
人形に神経を伸ばせるあなたなのだから、転移すれば
筋肉も神経で操作できるし、なら超回復もできるのではなくて?
………ってことなのだろうか。
そんな…都合の良く起きるワケは…
だが…お嬢様はノリ気なようで、もうベッドの中。
30cmの超乳の人形を抱きかかえ………。
こちらを誘うように、手をパタパタと動かしていた。
身体がふつふつとゆるくなる。
もうエッチなことは終わったので、
きっと転移すれば、ふわふわの夢を見れることだろう。
まさか自分がここまで甘えたがりとは思わなかった…
こんな…こんな、おっぱいの大きい人形に転移して、
ゴシック衣装のままベッドで寝たいだなんて。
(多分きっとこれは金持ちのベッドだから…)
甘えたがりの欲望をそんな考えで塗りつぶし、
転移をするためベッドの中へと向かったのだった。
───ただ、例によって、抱き枕代わりに
おっぱいを揉まれるとはこの時は思わなかったのだった。