①-1
俺の担当アイドルである天空橋朋花は高いカリスマ性を誇る聖母である。
今日も現場のスタッフや撮影の見学に来た人たちが次々魅了され、朋花のファンや子豚ちゃんになってしまった。この分だとそう遠くないうちに世界を掌握してしまえるだろう。
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これは俺も朋花も知る由も無いことなのだがどうやら今日の仕事で全人類の■■%が朋花のファンや子豚ちゃんになったらしい。
そして迷惑な事にどこぞの神様が勝手にそれを祝福したらしく、朋花のあふれる聖母力を蓄えるに相応しい器を朋花に与えることにしたのだとか。
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今日の仕事はこれで全部完了だ。一旦事務所に戻り、控え室で一休みした後に朋花を家まで送り届けたら俺も帰途に着こう。
などと考えていたら朋花が突然「うっ」と呻いて胸に手を当てた。
「朋花、どうした? どこか痛むのか?」
「なんだか……胸の辺りがズキリとします~」
「おいおいそれは大事じゃないか! すぐに医者に行こう。今は……ここだと横になれる場所が無いか。とりあえず椅子に座ってくれ」
そう言いながら朋花を椅子へと促した途端、ブチンッという勢いのいい音と共にボタンが弾け飛び、ワンピースの胸元が大きくはだけた。
そしてワンピースの下から朋花の年相応につつましやかな乳房が露に……ならなかった。
目の前にあるのはワンピースの上からはおよそ想像もつかない豊満な乳房。それがプルンと揺れながら零れ出したのだ。
「「え……?」」
俺も朋花も同時にそうつぶやいた。
①-2
知らなかった、朋花の乳房はこんなにも大きかったのか。プロフィールにはわざと小さく書いていたんだな。
なんて事があるわけが無い。例えサラシなり何なりで締め上げていたとしてもこの大きさの乳房を皆が見知っているいつもの状態にしておくなんて到底無理だ。
この乳房は今この瞬間に膨れ上がったのだ。これは大変だ。明らかな異常事態。
「と、朋花?! 大丈夫か? そのおっぱ……、いや。胸、胸だ。胸の痛みはどうだ? まだ痛むか?」
思わず駆け寄り声をかけたのだが、これはさすがに乳房を露にした少女に対する行動としてはあまりにデリカシーに欠けたものだったかもしれない。まずは上着を貸すなりして乳房を隠すべきだったのだ。
声をかけた後になってその事に気づいた俺は思わずツイと顔を背けた。背けたのだが目だけはどうしても乳房に吸い寄せられてしまう。だってしょうがないだろう。このサイズの乳房はそうそうお目にかかれるものではない。ああ、それにしてもさっきから頭がぼんやりする。
そんな俺の思考や目線に気づいているのかいないのか、朋花は俺の顔を見つめながら先の質問に答えた。
「胸の痛みは治まりましたがなんだか奥の方にまだ違和感があります~」
そう言いながら朋花が身体を小さくのけぞらせた。乳房が前に突き出される。ああ、どうしてそうやってわざわざ見せ付けるような行動をするのだ。勘弁して欲しい。
落ち着け。冷静になれ。今はこの事態を何とかすることに意識を集中しろ。
「違和感、か。それは……心配だな。どんな違和感だ?」
「そうですね~。何かが込み上げてくるような……特に先端の方に不思議な感覚があります~。それにしてもこれは一体どうなっているんでしょう~?」
先端。乳房の、先端? 乳首。乳首に違和感か。それは大変だ。よく、よく見てみないといけないよな。俺は朋花の乳首に目線を向けた。
ああ、綺麗な薄紅色の乳首だ。光沢を湛えた艶のある色。これもまたどうしようもなく目線が吸い寄せられてしまう。目線だけじゃない。目が、顔が吸い寄せられてしまう。
「プロデューサーさん、そんなに見つめて何か分かるのですか~?」
気がつけば俺は朋花の乳首にじりじりと顔を寄せていた。すでに目と鼻の先に乳首がある。朋花が何か言っている気がするがよく聞き取れない。それよりも今はこの美しい乳首をじっくり調べる事が大切だ。
そして俺はそのまましばらく朋花の乳首を舐め回すように見つめ続けていた。すると突然乳首がヒクヒクと動き出した。そして次の瞬間、白い液体がびゅるっと音を立てて一度だけ勢いよく噴き出した。
「きゃっ!」
「うわっ、何だ?!」
突然の出来事に俺は情けない声を上げながら反射的に顔を乳房から遠ざけてしまった。何だ、今のは。
いや、何だと考えるまでも無いだろう。間違いない、この白い液体は母乳だ。朋花の可憐で美麗な乳首から飛び出した母乳が俺の眼前をかすめ、そして控え室の床にびちゃりと零れ落ちたのだ。
①-3
「あら……これは……さすがに驚きですね~。床も汚してしまいましたし急いでお掃除をしないといけませんね~」
朋花は一応は困惑の表情を浮かべてはいるものの、取り乱したりはしていないようだ。さすが聖母といったところか。
一方俺はあまりの事態に一瞬思考が停止していた。そして再び動き出した時には俺は正常な思考を取り戻していた。そしてそれと同時に猛烈な後悔が頭一杯に押し寄せてきた。
今まで俺は何をしていたのだ。何を考えていたのだ。担当アイドルの乳首に顔を寄せて眺め回す? 何て、何て馬鹿な事をしていたのだ。ありえない。あってはならない行為だ。
「プロデューサさん? 何をぼーっとしているのですか~?」
朋花が不思議そうな表情をして俺の顔を覗き込んできた。
何だろう……。違和感がある。いつもの朋花ならこんな時はキツめに窘めてくれると思うのだが……。これは本当に俺の知っている朋花なのか?
「プロデューサーさん?」
「え……? あ、いや、朋花……すまない。俺は……俺、俺は……」
いや今はそんなことよりも先ほどまでの行為の謝罪だ。だが上手く思考がまとまらず言葉を紡ぎだせない。
果たして俺はここまで脆い人間だっただろうか。どうにも俺自身もいつもとどこか違う気がする。言い様の無い違和感。
などと逡巡していると朋花の人差し指がツンと俺の口を塞いだ。
「プロデューサーさん。今はそんなことよりもこれをどうするかを考えることが重要ですよ~。これでは明日からのお仕事にも支障が出てしまいますから~」
「そ、そうだな。朋花の言う通りだ」
ああそうだ。いくらなんでも突然乳房が膨れ上がり母乳が出るようになるなんて普通じゃない。朋花の身体に何か異常が起こっているんだ。早く何とかしなければならない。謝罪も違和感の正体を探るのもその後だ。
事態の解決が最優先。そもそも一体何が原因でこんなことに? ああ、それにしても綺麗な乳房だ。母乳も搾ればもっと出るのではないだろうか。母乳、朋花の母乳。搾りたい……。
「搾りたい……」
考えていることが思わず口から出てしまい慌てて手で口を塞いだ。幸いボソリとした呟きだから朋花の耳には入っていないだろうが俺は一体何を言っているんだ。
いやそれ以前に何を考えている? 今最も考えるべき事は、今最も案じるべき事は朋花の身体に異常が無いかどうかだ。急いで病院に連れて行った方がいい。すぐに救急車を……。
いや、誰かに見られるのは避けたほうがいいだろう。アイドルのこんな姿を人に知られるのはまずい。どんなゴシップが書かれるか分かったものじゃない。
じゃあどうする? 俺がどうにかする……? いや、応急処置の心得くらいならあるが医学的知識の無い俺に出来る事なんてないだろう。
いや、いや、そうだ。母乳を全部搾り出してみるというのはどうだろう。中に溜まっているであろう母乳を全部搾り出せば元に戻るかもしれない。
そうだ、搾ればいい。朋花のしっとりとした白い肌に、乳房に指を這わせて、揉みほぐして。乳首をつまんで力をこめて搾り出せばいい。
ああ、触れたい。揉みたい。搾りたい。朋花の母乳を搾って搾って搾りつくしたい……!
いやいやいや待て待て待て! どうしたんだ俺! おかしいぞ!
そうだ。俺は混乱しているんだ。あまりの事態に、あまりの非日常に混乱して、朋花の美麗で豊満な乳房を目にして興奮して、ああ、よく見れば朋花の乳首はまだヒクヒク動いている。
きっと母乳を出し足りないんだな。朋花の乳房は、朋花の乳首はまだまだ母乳を出したくてうずうずしてるんだ。なら搾ってあげないと。
どう言えば搾らせてもらえるだろうか。ああ、そうだ。さっき考えたように全部搾り出せば元に戻ると説明すればいいじゃないか。そうしよう、そうしよう。
「なあ朋花」
「プロデューサーさん」
そんな俺の提案を朋花の声が遮り、続いて予想だにしない言葉が朋花の口から零れ出た。
「搾ってみたいですか~?」
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kamenraido9
2021-01-06 13:29:27 +0000 UTC