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けもケット14サンプル②

こんにちはこんばんは〜ぱぱを🐼🐾です。


昨日ぶりですね!イベントが近くなってきたので、残りの情報も出していこうかと思います〜。というわけでまずは恒例のおしながきからどうぞ!






なんかいつもとお品書きの感じが違うなぁ……と思った人もいるかもしれませんが、今回は私のスペースには売り子にyazoeさん(Twitter ID:@yazoe_)が参加されます🐼yazoeさんはよくケモおじさんの絵をお描きになっているお方ですね。私と性癖が似ています。ご多忙につき今回けもケットには参加予定ではなかったらしいですが、どうしても本を出したくなったので〜というわけでウチで頒布することになりました。私も人を招き入れたイベントはこれが初めてなのでめちゃ不安です。むしろ今まで一人で気楽でやってた人間なので、今からソワソワしています。お金の計算とか大丈夫かな……。


yazoeさんの猪おっさん本も相当フェチが濃いヤツなので、私の作品が好きな人は絶対好きです。間違いない。今なら私の新刊……いや新カードと合わせて買えばちょうど1000円!なので、雄臭めな猪おっさんのあんなとこやこんなとこを嗅いじゃうエロ本がお好きなマニアの皆様は是非是非お手に取っていただければと思います。


今回私は紙媒体の本は出さないですが、いつでもどこでも読める電子書籍版ですので好きな場所で読めちゃいます。そうですね、例えば…お風呂で読んでくれてもいいですよ。ただ風呂の湯が我慢汁でぬるぬるになっちゃうかもしれないですけどね。


……え?そんな獣人おっさんみたいな量は出ない?またまた〜〜。



……ん?何やら背景に見える……?HAHAHA、亡霊か何かじゃないですかね。あなた、疲れてるんですよ。……まだ見える?はぁ……じゃあとっておきの情報を。次のけもケットではこの猪おっさん絵が入った頭のおかしそうなポスターを卓上で設置する予定ですので、興味のある方は見に行ってみてください!お楽しみに!今回も文字、めっちゃ見えないように小さくしてるんで。遠くからだと視力2.5ぐらいないと読めません。ふふん。



新しい頒布物であるオカズカードの取り置きはしませんが、以前のけもケット13で出した既刊「春来たる」はかなり在庫が少なくなっておりますので、こちら欲しい方は取り置きいたしますのでお気軽にご連絡ください。Twitterでも、pixivのメッセージでも、他の連絡手段……そうだな、FANBOXのコメントとかでもいいです。手持ちでなくなったらあとはアリスブックス様に委託している極少数部のみとなりますし、再販の予定はございません!データ版(PDF)では出すと思います。



前置きが長くなりましたが、今回は「塗装屋で仕事をしている熊おっさんのオカズ小説」のサンプルをお届けいたします。ちなみに塗装屋とか書いてあるけど単に私がアガるという理由で熊おっさんにはこの仕事をやってもらっているだけです。内容はいつもの…ガテン系の熊おっさんとあんなことやこんなことするヤツなので…あまり気にしないでください。


ちなみに挿絵つきのオカズ小説とこっち、どちらが濃いと言われればそりゃ挿絵付きの方なんですけど…。こちらもまぁまぁフェチ度高めで雄臭めで頭おかしい話なので、まぁ頭の中を空っぽにしながら読んでください。みなさんならふぅん…えっちじゃんと思いながらお読みいただけると思うんですけど。私の目に狂いがなければ👁



そしたら次の更新はイベント終わりましたの日記、ないしは300円プランでちょっとしたオカズを書けたら書くかもしれません!毎月カツカツだ〜〜〜。早いところ新春の原稿を終わらせたいですね……ちなみに今月は進捗全然出せてない。ぐぅ。毎回紙媒体本出してたので今回はちょっと新鮮な感じです。多分読む方も疲れちゃうだろうし、これぐらいがちょうどいいんだろうなぁ。


それでは当日、イベント会場にてお会いいたしましょう〜〜〜!Twitterにも一週間前ぐらいになったら告知します🐼krnが流行ってますので、手洗いうがい忘れずに。あと土方熊おっさんのタオルから塩分補給も毎日するように。異常……あ、じゃない、以上です。



※以下、サンプル本編。

****


 最初、そのサイトを見た時僕は目を疑った。自分のよく知る人物が、写真付きで公開されていたからだ。


 自撮りに慣れているのか、さまざまな角度から撮影されている画像が数枚。どれもこれもがキメポーズをしていて、肉体労働系の男らしさがより良く表現されている。一つ残らず保存して、それから……サイトに書いてあった概要欄の部分を読み進めながら、僕はイヌ科が持ちあわている尻尾なるものを元気よく左右に振り回していた。


“塗装屋の仕事で毎日蒸れて雄くっせぇっす。かなりの激臭なんで、嗅ぎたがりな変態のヤツに買って欲しいす”


 ヘルメットを被って腕を組みながらカメラ目線を向けていたのは、熊獣人のおっちゃん。それもどこか見覚えがあると思って眺めていたら、そのおっちゃんは僕が住むアパートの部屋の真上に住んでいるご近所さんだった。モザイクもなしで堂々と顔出しだなんて、今の世の中じゃ考えられない。それもこれも、今見ているこのサイトそのものが会員制のマニアしかアクセスできないようになっているから出来ることだろう。


 ウチのボロアパートに表札なんてものはないから名前は知らなかったけれど、毎日帰宅するとよく二階の廊下で一服しながら休憩している。たまに目が合うと軽く会釈してくれる程度だが、それでも僕は嬉しかった。……ああいう男、かっこいいよな。職人って感じがしていい。


 僕の性癖をこれでもかと突いてくるようなド性癖な熊のおっちゃんが、この中古下着販売サイトでまさか“売る側”のユーザーで登録しているとは思いもしなかった。



 おっちゃんが販売していたのは仕事で使ったであろうものばかり。激臭ヘルメット、激臭軍手、激臭インナーシャツ、激臭トランクス、激臭穴開き黒靴下。どれもこれもがそこそこ値の張るもので、それだけこの下着たちに染みついた雄のニオイに自信があるということなのだろう。一枚ずつ写真をチェックしたのだが色からして汚れのつき方が尋常ではなく、鼻を近づけなくても目だけで雄臭いニオイを感じられそうな逸品だ。


 しかも驚きなのは、全部セットで買ったら使い古しの作業着も送ってくれるといった旨のコメントが追記されていたことだ。ああ……おっちゃんの全身なりきりセット……小型の犬獣人である僕が大型種族の、それも肥満体系の熊獣人の使っていた汗ぐっしょりの下着を着用することは叶わないだろうが。自宅であのおっちゃんの香りに包まれて、興奮して、死ぬほどシコり散らせると考えたら……悪い気はしなかった。



 だが一つだけ問題がある。それは注文を完了してしまうと、販売側は発想の準備を自らの手で行わなければならない。つまるところ相手に住所などの個人情報がバレてしまうのだ。普通であれば何とも思わないだろう、だが購入した者が僕となると話は別だ。同じアパートの別室、そんなところから注文が来たと知ったら彼は目ん玉が飛び出そうなほど驚くだろう。流石に普段軽く顔を合わせているというのもあり、僕はなるべく彼に知られないようにして購入する方法を考えた。その一つとして思いついたのは、荷物の送り先をコンビニに指定するということだ。今は自宅で荷物を受け取るだけじゃない。宅配物を保管してくれるロッカーサービスというものもあるし、世の中は便利になったものだ。


 そうと決まれば――物事がうまく進みそうになると、ちょっとした確認が疎かになるんだよな。もしもこの近所のコンビニで受け取りを指定してしまうと、近くに住んでいることがバレてしまうかもしれない。なのでわざわざ少し離れた距離にあるコンビニを指定して……と。



 僕はこの時、生まれて初めて中古下着販売サイトで大量の買い物をした。一点ですら買うのを躊躇っていた僕が、まさか塗装屋熊おっちゃんの全身セットを購入することになるとは。これで毎日好きなだけ嗅ぎ放題、シコり放題、天国のような毎日を送れることだろう。次の日の仕事がイヤだとか、会議が面倒だとか、そんな憂鬱なことを考えるのはもうやめだ。早くおっちゃんの汗クッセェ蒸れ蒸れの下着、届かないかな。サイトにデカデカと映るおっちゃんのカッコいい腕組み写真を眺めながら、僕は軽く股座を揉みしだいてニヤリとした。正直、まだ二十代という若さでこのようなヤバい趣味を持ってしまった自分が恥ずかしいと思ったことが何度かある。だが興味を持ってしまったものは仕方がないのだ。今更悔いて何になる。やりたいと思ったうちに、嗅げるうちに、シコれるうちに。そう、今この瞬間どうしたいかという意思が大切なのだ。


 即引き落とし型のクレジットカードで講座金が減っていたのを確認し、他人に奪われることなく購入できて一安心だ。僕はイヤらしいぬるぬるの粘液を股間から出して、今か今かと荷物の到着を待ち続ける。コンビニからメールでお荷物届きましたよの通知が来れば、いつでもダッシュで向かってやるからな。




 ……結論から言おう。僕の住所を特定させない為に考えた最善策、コンビニ受け取りは結局のところ使えずに終わってしまった。それはなぜか――。



“あー、オレの下着。本当にテロを起こしかねないほどの激臭なんで、密閉袋を二重にしてもニオイが漏れちまうんす。だからコンビニみてぇな他のところで一定期間保管してもらうような宅配サービスは受け付けできねぇんすよね”


 購入後の出品者とのやり取りでまさか、そのようなことを言われるとは思ってもおらず。袋を貫通するほどの威力……? それは確かにコンビニだと迷惑になるだろう。何なら配送センターの営業所止め置きサービスも利用できないであろう。すぐに包装し、即受け取ってもらう。これが彼の下着を買う時に守らねばならない規則のようだった。


 だが入金済みでキャンセルするのも非常に手間がかかるし、何よりイタズラで購入したとみなされてペナルティを喰らう可能性だってある。しばらくあのサイトでの購入制限をかけられるかもしれないし。そしたら本当に欲しいと思った下着が買えなくなってしまうではないか、それは股間の存続問題にかかわる重要な物事だ。


 コンビニで受け取れなくてどうしようという不安よりも、とにかくあの熊おっちゃんの激臭下着とやらをどうしても欲しくて、欲しくて、嗅ぎたくて……。ここで購入を取りやめるという選択肢は、僕の中には存在していなかった。



 だから僕は、素直に伝えたんだ。これが住所なんで、もし良かったら……直接受け取ります、と。正直、この判断が正しかったどうかはわからない。



 日時を指定し、今日がその日だった。僕は帰宅後即スーツを脱ぎ、部屋着として普段から使っている半袖と短パンの格好で正座しながら自室で待っていた。時刻はもうすぐ午後七時を迎える。あと五分。……なんて長い時間、なんだ。一分一秒が果てしなく長い。普段はほぼ会話したことすらない熊のおっちゃんが家にやってくるまで、おそらくあと――。



「……っ、きたっ‼︎」


 古いアパート特有の、昔ながらの呼び鈴が部屋中に鳴り響く。僕は廊下をドタドタ走りながら玄関までやってきて、覗き穴に目を当てた。目ん玉にレンズが当たるぐらい、顔を寄せながら。……間違いない、あのサイトに写真をアップしていた熊のおっちゃん、だ。普段二階でよくタバコを吸いながら遠くの方をボーッと眺めている、あの恰幅のいい熊の……!


 カメラ付きインターフォンであれば、今頃しっかりと彼の姿を録画しておいただろう。僕は静かに音を立てぬようボロい扉を開け、外で立っている人物の顔を見て軽く会釈した。彼も同じようにペコリと頭を下げ、僕のことをジッ……と見てくる。いや、見ているというより目つきが悪すぎて睨みつけているように見えたが。


「……ど、ども」


「あ、こ、こ、こんばんは」


「…………」


「……」


 お互い沈黙、そして照れ隠しなのだろうか。おっちゃんはマズルの上辺りを指先でポリポリ掻きながら、直視している僕の視線から目を外して斜め横を向く。仕事終わりなのだろう、そしてあのサイトに貼り付けていた写真と同じ色と汚れ具合の作業着が僕の目を惹いた。


「……ちょっと、外出ねぇか」


「はっ、はい! 喜んで!」


 今の返答の仕方、絶対に間違っていただろう。だけどつい口からそう出てしまった。それからおっちゃんはまた無言になったけれど、一体どんなことを思っただろうか。随分と変なことを言うイヌだなぁと思ったかもしれない。その真相はわからぬまま、僕はおっちゃんの後をついていくようにして階段を上っていった。彼の定位置である二階の廊下にある柵の前に立って、上からの景色を眺めて……。へぇ……おっちゃん、いつもこんな景色を見てたんだ。そんなに高い位置にあるわけではない二階の廊下、だけど紺色に染まりかけている夜空がよく見えるいい場所だった。


「一本、吸っていいか?」


 いつもここで吸っているからか、おっちゃんが煙を吐く姿を見ると少し安心した。緊張していた体がほんの少し、緩んだ気がする。僕はおっちゃんと夜の景色を交互に眺めながら、それからおっちゃんが口を開くのを待ち続けた。なんだかガツガツいったら逆に怖がられるかなと直感で感じたからだ。図体がデカい割に、結構慎重派な熊のおっちゃん……なのかな?


「ふー……はぁ……」


 時折隣から漂う煙の香りは、それはもういい香りに思えた。副流煙がなんだとか、そういうのはこの際もうどうでもいい。おっちゃんが吸い込んで、肺の中を循環して、外に出てきた煙。そんなもの極上のご馳走に決まっているじゃないか。むしろ自分から嗅ぎにいきたいぐらいで……。


「……あ」


「おっ、おい、体に悪いぞ。こんな体に悪いもん、吸うんじゃねぇや。……あ」


 普段はもっと体に悪そうな雄の悪臭を嗅ぎたがっている僕。それを察したのかおっちゃんはこれまたバツが悪そうに頭の後ろを掻きむしり、アパートの便りなさそうな柵へ上半身を倒して景色を眺め始める。


「……アンタは、こういうのが好きなのか」


「…………はい、その。買ったことはなかったんですけど、どうしても嗅ぎたくなって……」


「…………そうか」


 やっべ、なんだこの恥ずかしい気持ち。僕は体が火照りながら汗がにじむ体に鎮まれ、鎮まれと命令させながら熱を逃すようにパタパタと手でうちわのようにあおいでいた。これではおっちゃんに嗅がせてくださいって言ってるようなも……いやそもそも中古下着を購入して住所なんか教えた時点で手遅……あーーっ、もう考えるのはヤメだ! いつまでも恥ずかしがっているのはよくないぞ僕。


「……ウチ、来るか」


「へ?」


「ここじゃ人目につく。その……イヤじゃなければ」


 そう、だよな。こんなところで中古下着の受け渡しとか、一般人がドン引きするような話とか、出来ないし。僕はおっちゃんからの誘いに一切迷うことなく肯定を意味する頷きを見せて、背後にあったおっちゃんの住処へと足を踏み入れることになった。



〜つづく〜

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