こんにちは〜〜〜。ぱぱを🐼🐾です。9月になりました。うわ〜9月だぁ〜〜(と言いつつも過ぎ去っていく時を取り戻すことはできない)。
本日はけもケット14で頒布するオカズカード、酒屋の虎おっさんのサンプルをお届けいたします!ガッツリ7000字のサンプルをご用意いたしましたので、スケベシーンが始まる前までお楽しみいただければ幸いです。なお、イベント会場では挿絵を印刷したポストカードを用意して待っています。inkさんの描かれたスメルが強めな絵を見つつムラムラしていただけるような、そんな作品に仕上がりました。当日、手に取っていただけたら嬉しいです!
挿絵はこちらでほんのちょびっとおチラしています(獣人おっさんの顔のみ)↓

こんにちはこんばんは、ぱぱを🐼🐾です。 いつもこの記事を書いて思うんですが、あまりに時間の進み方がバグっている気がする。こう言うのも何回目なんだろうかと思いながら、今月も書いていきます。今月もたくさんのご支援ありがとうございました〜〜! ・けもケット14のお知らせ 入稿を終えまして、イベント当日に(性...
全然違う話ですが、今日は昼過ぎまで友人の結婚式があります。多分人生で結婚式に行くの、これが最後なんじゃないかな…。私の周りの人、だいたい結婚したし。こっちの界隈の人は結婚式挙げられませんからね。HAHAHA。ちょっと行くのが億劫ではありますが、楽しんできます。熊おっさんと挙式あげたらむこうの職場の現場社員獣人おっさんたちが沢山くるとか、そういうのもいいですね…はぁん…。
ではでは短い挨拶ですが、今月も楽しんでいっていただければ幸いです。500円プランでは濃いめオカズを新規書き下ろしで一つアップする予定ですので股間を濡らしながらお待ちください🐼
※以下、サンプル本編。
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面倒なものは後回し。そんな自分の性格が裏目に出たのはこれが初めてではない。大学の教科書を買い忘れ、履修登録をやり忘れ、新発売のゲームをやりながら一人暮らしを謳歌していた僕は春からあらゆる場面で他人から怒られっぱなしだった。
だらしがない学生だ、そんなんじゃお前留年しちまうぞ、今度やったら実家に連れ戻すからな。教授にも、購買部のおっちゃんにも、それから親にもいろいろ注意されたな。だから次こそはヘマせず、期日が決められたものはなるべく早いうちに手をつけようと注意していたはずなのに……。
「えっ……あっ、はい。…………はい、そうですか……わかりました」
新作のゲーム熱がちょっと落ち着いた頃ぐらいからアルバイトでもしてみようかと思っていたのだが、なんと大学周辺ではもうほとんどの店が募集を締め切っているようだった。どこもかしこも学生が応募してくるものだから人が足りすぎてて、週一日のしかも三時間ぐらいしか入れませんがそれでもいいですか? と言ってくるコンビニの多さときたら。バイトに熱が入りすぎて学業がおそろかになれば本末転倒。だが働かなければ働かないで学費を出してもらっている親に申し訳がないし……。
どうにかして働き口を探さなきゃ。そう思ってスーパーも、コンビニも、薬局も、居酒屋も、見れるところの求人は全部見た。……全滅だったけれど。パチンコ店はちょっと怖いおじさんがたくさん居そうだったからそもそも応募を断念したし、ラーメン屋は週六で入らないとウチは取らないとかいうブラック企業だったし、僕が学業に専念しながら働ける場所はどこかにあるのだろうか。
……そんな職なし学生の僕を救ってくれたのは、一人暮らし用のアパートから徒歩五分ほどの場所にある小さな酒屋さんだった。
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「おっしゃ、ほな行くで。はよ助手席座りや!」
「はっはいっ‼︎」
ねじり鉢巻に白シャツ、さらには店の名前が入った前掛けを携えた虎のおっちゃんは、僕の背中をバンッと強めに叩きながらガハハハと豪快に笑う。手形の跡がつきそうなほどの強烈な張り手だ。もう何回目かはわからないが、少なくとも採用されてから二週間の間に数十回は叩かれているに違いない。毛皮の下にある皮膚が真っ赤に腫れ上がってないといいのだけど……。
働き口が見つからず落ち込みながらトボトボ道を歩いていたあの日、すぐそばにあった酒屋のドアに貼られていた手書きで達筆な張り紙が目に入ったんだ。そこにはまさに今、僕が求めていたものがあって――。
“急募! 学生アルバイトさん募集中! 手取り足取り、丁寧に教えます。学生さんに嬉しい福利厚生あり〼。 魚虎(うおとら)酒店”
……確かそんな内容だったと思う。しかも思いのほか時給がいい案件。気になって店の中を覗き込むように動いていると、気配を感じ取ったのだろうか中からドタドタと足音を立てながら酒屋の店主らしき虎が近づいてきて――。それからは有無を言わさず即面接、からの秒で採用が決まったというわけだ。もしかして面接したそうな学生が来たら全員採用してるとか、そんないい加減な採用制度じゃないだろうなと心配になったけれども。どうやらおっちゃんの店ではまだ誰一人としてアルバイトの応募者が来ていないようだった。高待遇だからといってホワイトな職場だとは限らないしな。
「いやぁホンマに助かったで。仕事覚えるんも早いし、おいちゃん楽させてもろとるわ」
「いっいや、その、それほどでも」
「ガッハッハッハ! 照れちょるところもかわええなぁ、よ〜しよしよし」
「……っ‼︎ ちょ、力つよいって! やっやめてっ、魚虎さんってば!」
酒屋の仕事で使っている、運搬用の軽トラック。その助手席でシートベルトを着用した僕は、運転席に座った虎のおっちゃんからワッシワシと音がなるほど強い力で頭部を撫で回されていた。整っていた草が踏み荒らされた芝生みたくなるまで、念入りに。
僕がワンコだからなのか、それともただの撫でたがりなのかはわからない。一本一本の指が太くて、ちょっとシワのあるガサついた肉球で撫でられる感触はまぁ……悪くはないけど……。心なしか尻尾もゆっくりと揺れてしまうし、でもそんなことで一々喜んでいたら子供っぽくて何だか恥ずかしい気持ちになる。
僕がやっている仕事は主に酒屋店を経営している魚虎さんの手助け、いわゆるお手伝いだ。主に商品の陳列、店の清掃、事務業務、それから今のように近所の店へ酒を納品しに行く時なんかはこうやって軽トラに乗り込んで――。
「それにしてもええ時に若い力持ちさんが入ってくれたわ。おかげで腰の痛みも大分おさまってきとる。重いもんばかり持たせてすまんなぁ」
「へへへ、よかったです。でもいいんですか、こんなに給料もらっちゃって……」
「かまへんかまへん。学生さんやから何かとお金にも困るやろ、このお金は大事に使いや」
「…………ありがとうございます。正直助かります」
「ぐふふふ、何に使うんやろか。エロ本でも買うんか?」
「そっそんなことに使わないですよ!」
「ホンマか? おかしいなぁ……結構そういうの好きそうな顔しとると思うんやけども」
「…………」
たまにエロい話に持ちこんでくるところはちょっとまだ慣れない、かな。そんな魚虎さんとの仕事は、正直まぁうまくいっている方だとは思う。
時給は書いていたけれど、その他の詳細は詳しく書かれていなかったアルバイト募集のポスター。面接するにつれて、個人経営であるこの酒屋がホワイトな企業であることがわかった。しかも募集人員は一人、男のみ、学生のみ。全て僕に当てはまっている。神様が誘導してくれたんじゃないかとさえ思うほどの最高な職場。僕はここで卒業までに必要な学費を稼ぐ為、汗水垂らして働くのだ。いつまでも親を頼っているわけにもいかない。せっかく大学まで行かせてくれた父や母には精一杯の感謝をしなければ。
小さな音量でラジオを流しつつも、魚虎さんは僕の生活に興味深々なのか飽きもせず毎日質問責めをしてくる。一人暮らしはどうか、大学はどうか、彼女はいるのか、休日は何してるのか、実家はどこにあるのか、ご両親は何の仕事をしているのか。結構グイグイくるよな……そんなに僕のことを知りたいのかな。最初はただ話題作りのきっかけとなるように質問されているのかと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
「いやぁウチにも兄貴が夜な夜なせっせと作った、かわええ甥っ子がおんねんけどなぁ。全然こっちに帰ってこんで、まったく困ったもんや。人間の子やねんけど。……ああ、ちょうどお前さんと一緒ぐらいの歳や」
話に聞くと、魚虎さんは僕ぐらいの歳の子が大好きなんだそうだ。どういう意味で好きなのかはわからないが、若い子とお喋りすると楽しいのだと本人は豪語している。
「ぐふふふ……ちいこい子にはシモの話、できんやろ? せやからこのぐらいの歳の子やったら話しやすいねん」
「へ?」
「スケベな本の話とか、めっちゃ抜けるエロいビデオの話とか、そういうオトナの会話がええ。昔働いとった工場では新人集めてセンズリ大会とかしとったし、今は個人で経営しとる会社やしそういうお楽しみイベントはないんよなぁ」
「は、はぁ……」
軽トラの車内が、なんだか一気にムワッと熱くなってきたような気がした。なぜだ、なんでこんな空気に……。エアコンをガンガンに効かせているというのに、室温表示を見れば二十度後半の数字が映し出されている。ふぅ……と首にかけたちょっと汚れた白タオルで顔面をガシガシ拭くと、魚虎さんはこっちを見てニッと口角を上げ始めた。
「……なんや、おいちゃんのスケベ本話が気になるんか? それともビデオの話がええんか? ちょっと昔のビデオはええぞ〜、修正もうっすいしぶっ飛んだテーマのヤツも多いで。マニアは今も古いテープを擦り切れるまで再生しまくっとるんとちゃうかな」
「え゛っ、い、いや、僕はそういうの……」
「お盛んな学生さんやし、お前さんもちゃんと毎日シコッとるんやろ。どれどれ……」
「んわわわわっ‼︎ どこっ、どこ触って‼︎」
「……ガッハッハッハ! まだまだ発育が足りとらんわ。こりゃおいちゃんが特別にエッチでムラムラする本を貸したらなあかんかな」
「もっもう……」
最初は全然そんなことはなかったはずなのだけど。目に見えて会話にシモの話が増えていったのは、この店でアルバイトを始めてから数日経った頃からだ。このぐらいの歳のおっちゃんはみんなスケベなのだろうか、とにかく四六時中エッチなことしか考えちゃいない。僕もその、やるべきことはちゃんとやっているけれど……将来こんなおっちゃんに僕もなってしまうのだろうか。イヤだなぁ、流石にそれは……。
とまぁ運転中の暇つぶし会話に付き合わされ、軽トラで連れていかれたのは酒の納品先。魚虎さんはブレーキを上げてから僕に納品伝票を持たせたあと、車内で待機する。そう、ここからが僕の仕事だ。後ろに積み上げた酒の籠を一つ持ち、お届け先へと運ぶ。本当はまだ大量にあるのだけど、僕の腕力では一つないしはニつが限界だ。
「ごっごめんください〜魚虎酒店の者ですが、配達に参りました」
見るからに従業員が出入りしてそうな、店裏の小さな出入り口。インターホンもないようなちょっとボロい建物からドタドタと騒がしい音を立ててやって来たのは、汗をぐっしょりかいて毛皮の至る所に汗露をつけた猪のおっさんだった。
「おー魚虎か。久し…………誰やアンタは?」
「あ、えと、アルバイトで最近入った――」
一瞬ハテナを思い浮かべて首を傾げた猪のおっさんに、僕は軽く自己紹介を済ませる。名刺も何もないので証明にはならないが、彼には何とか自分の素性が伝わったようだった。物分かりのいい猪で助かる。鼻をフゴフゴと上機嫌そうに鳴らしながら、彼はおもむろに腕を伸ばしてきて――。
「ガッハッハッハ! これまた若ぇヤツがバイトで入ったなぁ。歳はいくつだ? んん?」
「うわっ、わわっ、なんで頭っ、撫でっ‼︎」
「ワンコ見てっと撫でたくなんだよ。へへっ、尻尾振りやがって。満更でもねぇって顔してやがるじゃねぇの」
……また撫でられた。僕、そんなに撫でたくなるような顔をしているのかな。それとワシャワシャされて喜びを隠せない尻尾がまた困りものなんだ。別に触られてもどうということはないのだが、遺伝子レベルで体に刻み込まれているらしい。自分で頭を触っても何も起こらないのに、他人に触られただけで震えるほど体が喜んでしまう。
「あ〜〜そういや電話で言ってたっけか。アイツ、腰痛めて酒運べねぇからトラックまで酒を取りに来いとか何とか」
僕が手伝うようになるまで、魚虎さんは注文した酒の荷物を届け先のお客様に自分で持ってもらうようお願いをして回っていたんだとか。注文数によっては大量の重いケースをお客様自身で持ち上げて運ばねばならない為、これにはあちこちの客からクレームが入ったらしい。そりゃあそうだ、お届け先の建物の中へ届けるところまでが配達の仕事だしな。
「どうだ兄ちゃん、せっかく来たんだしウチで一杯食ってくか?」
「いっ今から⁉︎」
「あー、流石に魚虎を待たせてるんじゃダメか。ウチの店、豚骨ラーメン作ってっからさ。近所では結構ウマいって評判なんだぜ。今度ウチ来て食べてくれや。兄ちゃんとこの虎にはいつも世話になってんからなぁ」
いくらなんでもサービスが良すぎると遠慮するも、猪の彼は怖い顔に似合わずニコッとした表情で僕を誘ってきた。豚骨ラーメン、うう……聞いただけで、店の裏に漂うこのスープの香りを嗅いだだけで食欲が……。
「んじゃ、アイツにもよろしく言っといてくれや」
彼は僕へ手を振ってから、ノシノシと歩いて店内へと戻っていく。黒シャツの背中に印刷された、猪丸ラーメンという文字。そして店内から聞こえてくる威勢のいい掛け声。最後に裏口の扉が閉まるまでの間、中からモクモクと蒸気のようなものが漂っていた。スープを煮込んでいるのだろう、鼻を突くこのニオイは昼時の僕をとことん誘惑する。グゥ……と鳴った腹を軽く摩りながら、僕は瓶ビール入りのケースと引き換えに受け取った空のケースを持って急足で軽トラへと戻っていった。
「お〜おかえり。ちゃんと全部運んだか?」
「ええ、なんとか。ここは納品数多かったですね……ふぅ……」
「よしよし、配達もバッチしなようやし。ほな次いくで〜」
軽トラで足をフロント部分に上げながら一服していた魚虎さんは、僕が帰ってきたところを見かけるとトラックの窓を開けながらニカッと笑顔で声をかけてくれる。随分とまぁ社内でリラックスしていたようで。こちとら軽トラから重たいビール瓶入りのケースを何回か往復してお届け先に運んでいるというのに。腰を痛めているという事情を知っているとはいえ、なんだか複雑な気分だ。本当はもうとっくに腰が治ってるとか、そんなことはないだろうな。
「……う゛ふぅっ‼︎」
「ん? どした?」
「あ……いえ、なんでも……ないです」
助手席側の扉を開けた瞬間、僕は思わず咳き込むようなほどキツい汗のニオイをモロに鼻から吸い上げていた。なんだよ、これ。しばらく車内から離れている間にどうしてこんな……。中を覗き込むと、首からかけたタオルで顔面を拭き回しながらふぅー……っと息を吐く魚虎さんの姿。そして生温い車内の空気。どうやらエンジンを止めてエアコンを切ってしまったのが原因のようだった。
「暑いとこ外へ出てもろてアレなんやけど、ガソリン代も馬鹿にならんからなぁ。省エネっちゅうヤツやな!」
運動部の部室を思わせるようなこの空気を入れ替えるように窓を開けっぱなしにし、僕らは次なる配達地へ向かって車を走らせていく。はぁ……助かった。このまま密閉空間に閉じ込められながら助手席に座らされれば、今頃雄虎の汗蒸し焼きになっていたところだ。夏場の車内はあっという間に恐ろしいほど温度が上がると聞いているし、次の配達場所ではエンジンを切らないようお願いするべきだろうか。それに家のエアコンなんかは夏場切らずに一日中稼働させていた方が電気代も安くなると聞くし、今度また機会があったら提案してみようと思う。
「そういやあそこの猪丸ラーメンな、ここいらのラーメン激戦区の中ではかなりのレベルやねんで。独特の臭みっちゅうか、あれが一般客にはなかなかウケが悪いんやけども。それを求めてやってくるモンが後を絶たないんやってさ」
「豚骨ラーメンって確かに他のラーメンにはないような香りがありますよね」
「お前さんはどうや、好きか? 豚骨」
「……んー、あまりにニオイがキツいヤツはちょっと苦手、かも」
「なんや、臭いのは嫌いか。鼻をツンと突き抜けるあのパンチが効いたニオイ、なかなかええと思うんやけどなぁ」
どちらかというと塩ラーメンみたいな体に優しいラーメンの方が僕好みだと言える。胃袋が弱いというのもある。豚骨ラーメンなんかはスープを飲んだらその日の夜に腹が痛くなるし。きっと油が合わないのだろう。でも味は好きなので、これまた困ったものだ。
「あー、せや。今度、ウチになぁ、新作の酒が入荷すんねん。地酒の味は、販売員ならちゃんと知っとかなあかんから坊主。お前さんにも飲んでもらわなあかんで」
「……あれ。僕、接客販売の仕事も手伝うって言いましたっけ?」
「最初は配達と簡単な裏作業だけでと思うとったんやけど、坊主は見込みのある将来有望な学生さんやからな。腰が治ってもそのままウチで働いてもらおうと思ってんねん。どや、悪い話やないやろ?」
魚虎さん曰く、毎年新作の酒が酒造屋から送られてくるのだそう。それを売り捌いて、酒自体の知名度を上げていくのが彼の仕事らしい。その仕事をお手伝いして売り上げが伸びた分だけ臨時収入が発生するぞと、彼は鼻息をフンフン荒らげながら僕に言ってきた。酒、かぁ。実はそんなに飲んだ経験がないので、美味しく飲めるかは疑問だった。法律的に僕は獣人だったらもう飲める年齢らしいのだけれども……。ちなみに人間はもう少し年齢を重ねないと飲酒できないそうだ。
「それにこれは経費で飲めるからタダ酒やで。せっかくやし、腰が治ったら快気祝いに一杯ウチでヤろうや。な?」
「腰、治るんですか?」
「医者の話やとあと一、二週間ぐらい安静にしとったらええとは言っとったで。まぁワイ、体だけは頑丈やしすぐ治るやろ」
……こういう類の輩は調子にのってすぐ腰を痛める傾向にある。何も悪いことが起きないといいのだが。
「激しい運動も最近控えとるからなぁ。ホンマはガンガンに腰振るセックスとかしたいねんけど、今はこの左手一本で我慢しとるさかい」
「…………」
「お? なんや下向いとって。照れとるんか? シモの話、おいちゃんはめっちゃ好きやからなぁ。ガッハッハッハ! 気持ちよくてエッチなもんが好きで好きで、正直酒よりも好……」
「ちょっ、前見て! 前! 運転中!」
ものすごくスケベで、結構汗臭くて、だけど親戚のおっちゃんみたく優しく接してくれる虎の彼。僕は彼のことをどうにも嫌いになれなかった。最初は変わったおっちゃんだなぁとは思ったけれど、金をいただいている以上スケベ話が多いなどと文句は言えないし。
経費で飲める新作の酒、その日が来るまでの間にお酒の練習……しておいた方がいいだろうか。
〜つづく〜