しばらく、FANBOX技術記事として、僕のネームの作り方について書いていきます。
今回はその一歩で「コンセプト」です
(2019.10.5 スライドにしたので共有します)
https://docs.google.com/presentation/d/18NBc0fC2e2HDXlYc5CEaQ0mj60uK45UgoiXVwjOLlv0/edit?usp=sharing
普段から「コンセプト」という呼び名でこの作業を呼んではいないのですが、わかりやすくする為にひとまずこの記事ではこの名前をつけて呼ぶことにします。
考えなければならないポイントは3つです
+ 物語(ストーリー)
+ 関心事
+ 構成(プロット)
それぞれについて記述していきます
+ 物語(ストーリー)
物語の目的は「人の心を動かす」ことです
ひとえに作品にあっては「感動させる」という表現されることもありますが
もっと具体的に、身近に「ストーリーとは何か」を考えてみる方がわかりやすいでしょう
例えば政治家が物語を語るとしたら、その目的は自分の掲げる政策や思想に
票を入れてもらうことが目的になります。言い換えれば「話を聞く人の心を動かし、票を入れてもらう」のです
子供がある大学に進みたいとします。親に自分の「話」を聞いてもらい、学費を出してもらうように心を動かす。これがストーリーの目的となります。
会社に入社する際に志望動機(ストーリー)を話す、外交官が外国と交渉する、起業家が投資家にお金を出してもらう、好きな女の子に告白し付き合ってもらう、と言った形でもストーリーは使われます。
ストーリーを考える上で、オススメの習慣が一つあります
頭の中で読んでもらう人を3人、想像するのです
出来るだけよく知っている人で、信頼できる人が良いです
あの人がこの話を聞いたら、どう反応するだろうか、ということをイメージしながら話を考えます。そうすることで具体的に自分のストーリーがもたらす状況や、反応がイメージしやすくなります。
人数は多くすると訳が分からなくなるので3人くらいに留めた方が良いです。一人でも良いですが、自分が信頼できると思う人にしましょう。自分がよくわからない人を読者と想定するのは混乱の元です
+ 関心事
今のIT社会にあって、数値あるいは文字でもって検索し、情報にアクセスすることが多いでしょう
服が1000円で買いたい、とか
趣味がマッチする人と繋がりたい、とか
これらにストーリーは不要です。残念なことに、WEBをベースにした経路ではどうしてもこれらのワードに引っかかることで目立つか目立たないかが決定づけてしまう状況にあります。関心のない物事は皆、上手にスルーしてしまいます。自分が想定する読者が関心の持てるテーマでないと、読んでもらえない可能性が高いでしょう
しかし、検索による導線の入り口であって、人の心を動かすのはストーリーだということには忘れないようにしないといけません。関心事はただの「釣り餌」のようなもので、
自分が何を書きたいかを見失わないよう十分気をつける必要があります
+ 構成(プロット)
構成法は物語を「わかるように伝える」弁当箱の仕切りのようなものです
登場人物たちの状況や前提を説明し、その後事件が起き、あっと驚く展開があり、人物がどのような結末に至るか。
多くの物語作りのメンターは初心者にこれらのプロット法を推します。
ひとまずオーソドックスな型を初心者にチュートリアルとして始めることは悪くはないのですが、
万能ではないことは留意する必要があります
プロットは読者は道に迷わないようにする道筋を作ることですが、「人の心を動かす」という目的のためには、時にはオーソドックスな三幕構成や起承転結とは違ったプロット構成を「自作」しなければならないこともあり得ると考えるべきです。
プロット作りにあって、気をつけないといけないことはもう一つあります。
「コスト」と「スキル」です。
巨大宇宙を舞台にした宇宙戦争や、大軍勢の対決と言った大掛かりな仕掛けを盛り込みたいと思う時があるかもしれません。
しかし実際に描く「スキル」がなければ描けませんし、「コスト」(工数)のかかるものであれば期待した日程通りに完成もしないことになります。
手に終えないタスクを自分に課してしまい、泥沼にハマると体を壊したり、最悪は精神を病みます。
プロットは「戦略」や「戦術」のようなものであり、物語の目的や自分のスキルやコストも踏まえて検討する必要があります。
上記3点を踏まえて、まず最初にやることは
1.「誰」の心を「どう動かしたいか」?を決める
2a.「その人」は何に「関心」があり、どのような要素を盛り込むか、2b.どのようなプロットを構成するかを考える
2aと2bに後先はありません、時には1を変更することもあります
この作業はツールに落とし込むこともパターン化も難しいため、殆どの場合、紙と鉛筆でやります。
WEBだけでは情報が不十分と感じるときは図書館に篭ることもあります