こんにちは。
新作に取り掛かる前のちょっとした「後ろ振り返り系」のブログです。
前々回の作品である274作目の< LIKE DEATH >の登場人物4人を描いてる時に改めて思い知ったことがあります。それは「私が描く私好みの髭親父は全員同じ顔をしている・・・」という事でした。「これは表現者としては表現の幅が狭すぎて不味いのではないか」と不安になり、今まで描いてきた270作品(!!)ほどの過去作品を懐かしさと恥ずかしさが入り混じった気持ちで見返してみたら、自分が描いて来たキャラクターの顔というか鼻の形が殆ど同じ、あるいは三種類くらいのバリエーションしかなくて、逆に微笑ましい気持ちになってしまいました。つまり私は現実世界でも、いつも自分が描くキャラクターと同じ鼻の形をした人を街中でも眼で探し、そして出会ってしまうとやはりその鼻の持ち主を好きになってしまうんですよね。
兎に角、その恋が成就するか否か、とか、相手がゲイかノンケかとか関係なく好きになってしまうのです。だからこそ、その先の現実として報われない想いを自由奔放に創作という形で昇華しているんだろうな、と折り合いをつけて納得はしているのですが。
しかし、自分でも明確に好きな形の鼻や口髭のスタイルがあって、そこからさらに考察して、じゃあ何故「好き」になるのか、そもそも「好き」って感覚を自分自身にどう説明するのかって考えると理論立てて説明できないのです。この入り口と出口が繋がってしまうような不思議な感覚は多かれ少なかれ支援者さんの方々も、自分自身のフェティシズムに対して自問自答しようと向き合った時に既視感を覚える感覚といえるのではないのでしょうか。
まぁ、今回過去作品をざっと見直して・・特に大昔に描いた作品の画力的な稚拙さに落ち込んだりもしたのですが(笑)、幼少期から中年期である今に至るまで好きになってしまう相手の鼻の形が一貫しているという事は、おそらくこれから先も変わらないし、その「好き」というポジティブな動機を基に同じ似たような鼻の形をしたキャラクターを創作表現していくことは自分自身でもコントロールできない作家性という「個性」だと肯定的にとらえて、これからも自分自身がグっとくる髭親父を描いていきたいと思います。
それで、せっかくなので今回なんとなく「鼻汁有り/鼻汁無し」くらいの住み分けでランダムに選択した過去作品の鼻の部分にフォーカスを当てたモノを切り抜いて並べたサンプルというかカタログ的なモノをtwitter(X)やインスタグラム等で公開して、(それが過去作品の寄せ集めであっても初めて目にした人にとっては未知の新作である訳で・・・)私とかなりフェティシズムの感覚が近い方に知って貰えたら、そのアンテナを触発する事により、私のこれから描く未来のイラストにも興味を持ってもらえたら嬉しいな、と。・・・つまり端的に説明いたしますと「宣伝」です(笑)。
そこで、この宣伝用の「鼻_nose」の寄せ集めイラストのタイトルとして何がいいかなと思案していたのですが、以前から温めていたアイデアとして、私の大好きな昔の日本映画で「HOUSE」というタイトルの映画があるのですが、このHOUSEのロゴタイトルの「H」を抜いて「U」を逆さまにして小文字の「n」に見立ててアナグラムすると「nose」というパロディタイトルになるから、いつか鼻を主体とした作品を描く時が来たらタイトルとして使用しようと考えていたのですが・・・今がまさにその時だなと思いました(笑)。
ハウス (House) トレーラー (Trailer)
今回の「鼻」がきっかけでこの映画の存在を知り興味を持たれた方は、ぜひこの
映画の本編も観て下さい。私は二十歳前後の時、既にカルトムービー扱いされていた本作を探してレンタルビデオ店で借りて視聴しました。今では海外でもDVD化されている筈です。この映画は面白くて怖くて、何ともカテゴライズが出来ない、とても奇妙な映画です(笑)。
それではまた後ほど・・・。