Final report of work in progress
イラストの進行状況最終報告
こんにちは。
イラストの最終報告が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
この10月という季節は、日本では秋祭りの最盛期であり平日は勿論、毎週の土曜日と日曜日に何処かしらで秋祭りが行われている状況であります。これはイラストを描く私にとってもある意味で収穫期であり、作画用の資料写真を撮影するためにかなりの遠出も含めて出掛けていたのであまりイラストを描く時間が取れませんでした。今年の春からはコロナ騒動以降ずっと自粛していたお祭りや催しも形式的にはかなり復活しているのですが、当然の事ながらまだ「マスク着用の元、距離を保った上で」というドレスコードが暗黙のルールなので、神輿の担ぎ手さんや見物人の方々もほぼ全員マスク姿で私が望むような口髭親父のスナップ写真を撮る事は、この今秋になってもやはり中々難しかったです。
来月の11月にもう少し予定されている秋祭りも残っているので、取り敢えずそれらが全て終わった後にこの辺りの感想を後日ブログに纏めたいと思います。悲観する事ばかりでもなく自分が撮影した写真をきっかけにして被写体の方々との良い出会いやコミュニケーションもあったので。
さて、今回のイラストは、ある楽曲の曲名からの引用を決めた上でイマジネーションを膨らませていき制作に取り掛かる、という毎度のパターンで作画を進めるタイプのイラストでした。
今回のその元ネタはこちらになります。
Belong - October Language
私は中古レコード屋の店頭によくあるワゴンに纏められたCD一枚200円コーナーから知らないバンドのジャケットやアルバムタイトル、後はリリース元のレーベル名から「これ何となく良さそう」と感じたものを適当に10枚ほど選び、(いや、本当は金欠なので適当ではなくかなり時間をかけて吟味して笑)購入したものを家に帰って一気に聴くのが楽しみなんですね。当然、購入したそれらの殆どのCDは「自分にとってはハズレ」の場合が多いのですが、「アルバム全体としてはイマイチやけど、この一曲だけは凄く好き」みたいな作品に出会うと、その一曲だけを手持ちのiTuneに取り込んで自分用のオムニバスプレイリストを更新・蓄積していくといった事を未だによくやっています。
そんな店頭でザッピングされたCD達の中に混じっていたのがこのBelongという人たちの「October Language」というアルバムだったわけです。
Belong
聴いた内容の第一印象はOvalのグリッチ感とMy Bloody Valentineのリズムレスな所が混じり合ったような音像で、(自分としては)あまり突出した個性は感じられなかったのですが、イラスト作業中にBGMとして繰り返し聴いていくうちにだんだんハマっていきました。昨今の日本独特の表現でいうと「スルメ曲」といった感じでしょうか。
中でもこのアルバムタイトルでもある「October Language」という曲が好きで、いつか、というか10月にイラストを発表する時期になったら何が何でも内容を考えてこのイラストタイトルの作品を発表しよう!!と去年の10月に考えていたものの、その時はタイミングが合わずに流れてしまったので今年こそは!!と意気込んで作成したのですが、前述したように秋祭りの撮影で作画作業が「亀の歩み」になってしまい危うく今年も間に合わないかも・・・という事態に焦ったのですが、なんとか10月中に完成させることが出来て安堵しております。
元々は というタイトルなのに何故、日本語に意訳された邦題は
「肥桶天秤狂い突き」という似ても似つかぬタイトルになってしまったのか、という理由を御説明したいと思います。
まぁ、端的にいうと日本語に直訳した「10月の言語」とかいうタイトルで秋の紅葉をバックにオシャレな秋服姿に身を包んだ髭男、あるいは髭男のカップル同士が「寒くなってきましたね♥︎」といった旅行会社のPRポスターのような健全イラストを描いても何も面白くないですよね?(笑)。なので、構想を練るため布団に寝転がり自分の頭の中で言葉の連想ゲームを始めて
「10月といえば天秤座・・天秤といえば汚れ専で老け専の私が胸キュンするのは頬被り姿で肥桶天秤を担ぐ農家の細身なお爺ちゃんの姿・・・しかしそれだけを描いても面白くないので、その痩せ型のお爺ちゃんを後ろから肥桶ごと持ち上げて立ち姿で突くガチムチ体型の屈強な男を加えた性交シーン」
が頭に浮かび・・・コレやっ!!と興奮して一気に作画にとりかかりました。
一応、今回の時代設定は江戸時代としたのですが、その理由として現代ではこのような形式で汲み取った屎尿を運ぶなんて手法は日本ではもう皆無だという事と、最近音楽を聴きながらの作業よりもCATVの「時代劇専門チャンネル」で24時間放送されている時代劇を横のモニターで観ながら作画している事が多い、という環境からの影響もおそらく作用していると思います。
子供の頃には理解できなかったそれら昭和の時代に制作された時代劇って「必殺シリーズ」は勿論ですが、「大岡越前」なども決して勧善懲悪では終わらない練られた脚本が素晴らしくて、自分がおっさんになった今観るととても面白いんですよね。地上波では欠番扱いされていたセンシティヴな内容の回や放送禁止にあたるセリフも削られることなくそのまま放送されていますし。
このように様々な要素がある意味で意図せぬ形で偶発的に絡み合いながら「なんでそうなるの?」と入り口と出口が繋がらない作品の捻出こそが創作の醍醐味だと個人的には日々思っているのですが、今回のイラストの「現実ではほぼ実現不可能であろう」というフィクションの重要な要素のひとつはこの体位にもあります。
実際に屎尿が目一杯に詰まった肥桶を担いだ経験も無いのですが、それらと(痩せ型とはいえ)一人の老人の体重を掛け合わせた全重量をタチ側の人間が首と両手に掛けてこのような体位でスイングするのはどんなに屈強な男でも現実世界では無理筋ですよね。しかし、イラストならそれほど矛盾を感じることもなく形に出来るので私はそこに写実的なだけではないイラストに可能性を感じているのです・・・。決して自分の画力不足の言い訳を書き連ねている訳ではありません(笑)。
そして今回の焦点というか主人公は「頬被り姿のお爺ちゃん」になる訳ですが、その後ろに隠れるタチ側のお侍さんも私好みだったので全身をきちんと描写した差分も一応添付しておきます。こんな事をしているから余計に遅筆になるのですが・・・やはりどうしても描きたかったのです。
けれどもう少し作品の発表ペースを上げなければ、と焦っています。
また今月中に次のイラストのWIPぐらいは投稿したいなと考えていますが・・・。
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今回のイラストも全体バージョンは無料のSNS等で公開の予定はありません。
皆様からの金銭的なご支援に感謝しており本当に助けられています。
ありがとうございます。
As for the open plan, this illustration does not have the whole version in free SNS, too.
I appreciate the financial support from all of you and am really helped.
Thank you!
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それではまた後ほど・・・。