姉妹百合SM調教的なもの(2020年5月5日更新)
Added 2020-04-30 13:26:11 +0000 UTC双子の妹が年齢にそぐわない場所に入り浸っていることを知ったのは全くの偶然だった。両親に報告すべきかどうか悩んだけれど、話したら間違いなく大事になってしまう。妹との仲はよくなかったけれど、それでもなにか陥れるようなことはできなかった。
だから、まずは私一人でなんとかしようと思った。妹を尾行して休憩できるホテルに入ったところを現行犯として、言い逃れできない状況でもうやめるように勧告した。
ところが結局、私の方が妹に嵌められたのだった。あれよあれよという間に部屋に連れ込まれると、ドアが閉まるなり妹は服を脱ぎだした。そうして現れた三つのピアスに私は腰を抜かしそうになった。
一つ屋根の下で暮らしていれば隠し通せるはずもないように思えたが、今のところ妹はうまくやって来たらしい。
「母さんとか父さんに知られてないよね」
「まさか! バレたら二人とも気絶しちゃうよ」
その通りだ。耳のピアスだって許してくれそうにないのに、乳首と陰核なんて両親は想像すらしていないだろう。
「本当に、その、それ、刺さって」
見れば分かることなのに、まだ信じられなくて聞いた。すると妹は私の手首を掴んで胸に引き込んだ。ふにゅっとした柔らかい感触の中に芯が通った無機質な硬さを感じた。
慌てて手を引っ込めるときに指先が金属の輪に触れたようで、妹はいやに引っかかる湿っぽい声を漏らした。
「ふふふ……下も確かめてみる?」
「それは遠慮しとく……」
目線は自然と下を向いた。肉の豆を金属の棒が貫く。その異物のせいで包皮はめくれ上がったままで外気に晒されている。
今朝、何食わぬ顔で朝ご飯を食べながら下着の下がこんなことになっていたことを思うと、私の方が変に恥ずかしい気持ちになる。
「自分で……やったの?」
「ううん。そろそろ来るかな」
客室のドアがノックされた。引き止める間もなく妹は自分の姿を顧みずに開けてしまう。
てっきり男性が入ってくるのかと思ったが、意外にも現れたのはキャリーバッグを引きずる女性だった。身なりはしっかりしていて、お淑やかそうな印象をうけた。
「あれ!? 香波ちゃんが二人いる!!」
「もー、白々しい」
「双子といったら定番じゃない? 初めまして。私は高久千鶴。愛果ちゃんで合ってる?」
私は彼女のことを全く知らなかったが、彼女は私のことを知っていたようだ。妹のことだから口を滑らせて話したのだろう。
「……妹とはどういった関係なんですか」
今の時代、同性でもそういった関係にあってもおかしくなかった。しかし、だとしたら淫行条例は同性同士を考慮していないから、法令で二人を離れさせることができない。
「説明が難しいかな……ええっと」
「見せた方が早いんじゃない?」
「それもそうね」
キャリーバッグが開かれると、中から色々な道具が現れる。それらの一部は男の性器を模していた。目を反らしたかったのに、なぜか上手にできなかった。
「香波、準備して」
彼女は妹を呼び捨てにした。それはスイッチのように二人の間柄を変容させる。
真っ先に妹がキャリーバッグから取ったのは、何本かのベルトに穴が開いたプラスチック球が一つ繋がった器具だった。ためらいなくベルトを頭に這わせると、口のところに来た球を大きく咥えた。
ベルトを締めると球は固定され、口角が後ろに引っ張られて笑っているようにも見えた。異物に押されてぽってりとした唇も相まって、少し可愛らしく思える。
だけど効果は残酷だ。球によって閉じられなく、あご下に走るベルトで開けなくなった口からは言葉の代わりに唾液だけが出るようになる。
体液を垂れ流す異常事態もお構いなしに妹は先に進む。身につけるものはほとんどレザーと金具で構成されていて、肝心なところを隠すという基本的な服の機能を有していない。
「んうー」
泣き声で合図をすると彼女の手が加わった。妹が腕を通した先は行き止まりで、あつらえ向きに手が収められるように袋になっている。
手袋の革は分厚く硬くできているようで、バックルを留めるような指を使った細かい作業ができない。自分で着られないということは、自分で脱げないことを意味する。なのに妹は抵抗することなく、彼女を信頼しているみたいだった。
手を奪うだけで大抵のことができなくなるのに、腕にも制限が加わる。胸元からみぞおちまで垂れる帯の先に輪ができていて、妹がその中に腕を通すと彼女は引き締めて金具を留めた。それは錠前を取り付けできる特殊なバックルで、慎ましい金属音で穴から抜けた鍵は彼女の手中にある。
目の前なのに私は妹を解放できなくなった。これ以上は止めるべきだと分かっているのに体は氷漬けにされたようで動かず、妹が檻に囚われるのを受け止めるしかない。
腕の拘束は続く。爪先から伸びるベルトが背中側で締められ、それにつり合うよう上腕を背中側で繋ぐケーブルの長さが調整された。
体の前で固く腕を組んだような格好になり、胸を二つに分ける帯も相まって手頃な大きさの膨らみが強調された。その頂点には金属のリングが肉を貫いて居座っている。
様変わりした妹をまじまじと見ていると少し顔が赤らんだ気がした。そんな表情を私は見た覚えがなかった。
各部位で装具の取り付けが終わるとそれぞれを繋いで、その上で各部位の張りの過不足を合わせる。
仕上げにリードがついた首輪が彼女の手で妹に括られて完成した。その首輪は何らかの儀式のようだった。
体中を締め付けられて苦しくないはずがない。だけど妹が苦痛を覚えているとは全く思えなかった。
「おいで」
彼女はベッドに腰掛け、ぽんぽんと太ももを叩いて誘う。妹はおぼつかない爪先歩きでゆっくり近付いた。
穿いているタイハイストッキングが革でできていることはともかく、くるぶしの仕掛けで爪先を伸ばしたまま固定されている。
妹は昔から運動がよくできた。しかし、したこともないバレエみたいに足を伸ばされたのでは今にも倒れてしまいそうだ。膝同士を肩幅くらいの棒で繋がれているから、大股になって重心を安定化させることもできない。
綱渡りの末に妹は彼女の元に辿り着いた。自分が倒れそうなのに、まるで卵の上に座るみたいに彼女へ身を預ける。
「遅かったからおしおき」
妹の努力をあざ笑うように彼女は突きつけた。細長い指が乳首のピアスに絡まる。妹は敏感に反応して、怯えたように体を震わせた。
最初は突起そのものではなくピアスだけに触れる。その手つきには優しさが込められているように見えた。
摘まんで、引っ張って、弾く。手慣れているようで、刺激しつつも乳首そのものに指先はかすりもしなかった。
「んんう! んぶうう!」
すぐ気付いた妹は抗議するけど、言葉にならず、体で抵抗することもままならない。
だけどその反応は嫌がっているという訳でもない。焦れったいらしかった。好物を目の前で釣らされて、いつまで経っても近づけないようだった。
「ふーっ、ふーっ」
口内を満たす球に開いた穴から、荒い息が漏れた。粘っこい唾液も一緒に出て、体に垂れた。
「イキたい?」
乳房をこねるようにマッサージしながら彼女は聞いた。体に残る欲求の炎に酸素を送って絶やさないようにしているみたいだった。
「んー!」
即答だった。
「それじゃあお姉ちゃんの前でイこうか」
私と妹の目があった。さっきまで意識の外側に置かれていたのか、妹は私を見て驚いたみたいだった。首を横に振って、それは本当に嫌みたいだった。
だけど彼女の手は止まらない。ついに指先が乳首をつねり挙げた。そうしたらまた私は妹の集中から外れた。
痛みを感じそうなくらい力を入れた直後に、気を遣ったように優しくなで上げる。ピアスが芯に入れられた肉を押し潰されるのは、いったいどのように感じるのか私には分からなかった。
「恥ずかしいところお姉ちゃんに見てもらおうね」
外見に限って言えば妹と私は瓜二つだ。今は校則で髪型も似通ったものになっているから、ぱっと見だと区別が難しいくらいだ。
だから妹が私の鏡になって、されていることを自分がされているようにも感じてしまう。双子は感覚を共有するというけれど、間違いではないと思う。
膝のつっかえ棒のせいで足を満足に閉じられないから、妹の秘所がどうなっているのか簡単に分かる。私の内股に一筋の汁が伝った気がした。
「やっ、やめ……」
うわごとが私の口から漏れた。無力で、状況は何一つ変えることができない。この空間でいけないことをしているのは私の方みたいだった。
やがて部屋が静かになる。初めて見た妹の恥部に虫の居所が悪かった。
「さてと……愛果ちゃんもこれ、やってみない?」
彼女は私を見据えた。眼光が鋭いわけではなかったけれど、心の奥深くに光を照らされた気がした。
「え? で、でも」
私と同じように妹も彼女の提案に困惑していた。だけど妹に発言権はない。
「香波、立ちなさい」
彼女は妹に命じる。腕はないようなものだから重心を起こすのに努力が必要で、立ち上がったとしても厳しい状況は変わらない。もしも倒れたら、彼女は妹に酷いことをするのだろう。
「香波の拘束衣を新しくしたのだけれど、合わなかったときのために前のを持ってきてるの。見た限り体格も同じくらいだし、大丈夫だと思う」
そう言って彼女は妹が着ているのと似た衣装をカバンから引っ張り出す。所々に擦れた跡があって、使用感を連想させた。
拘束衣と妹を交互に見る。妹は健気に爪先立ちを継続している。歩くより静止の方がずっと難しいらしい。
私もああなるんだと思った瞬間、決定的に何かが崩れた気がした。
「……お願いします」
「そうこなくっちゃ。服、脱いで」
妹も私のことを見ているみたいだった。その中で着ている服を脱ぎ、素肌を晒す。裸を見せ合うなんて一緒にお風呂に入っていたとき以来だろう。
服を折りたたむ私の手はいやに強ばって感じた。この身体機能に別れを告げると思うとなおさらだ。
「緊張しないで。嫌なことは絶対にしないから」
彼女とは初対面なのに深いところまで許すことができてしまった。今となっては親の前ですらこんな姿にはならない。
今ならまだ引き返せると思ったけど、辛そうな妹を見て冷静な判断なんかできなかった。
「着せてあげるね。力を抜いて」
私の腕が冷たい鞘に収められる。袋小路に手が行き詰まると、内側を爪で引っ掻いてみたりして何に役にも立たないことを再確認した。
囚われた両腕は折りたたまれてもっと能力を削いでいく。妹と同じように胴にくっ付けられた。そうすると、本当に腕が無くなってしまったように感じた。
妹は口からだったけれど、私は腕からだった。これで抵抗できないと気がついたけど後の祭りだ。
ストッキングとボールギャグを着けると妹とほぼおそろいになる。明らかに違うのは首輪だ。妹にはあって、私にはない。
「それじゃ始めましょうか」
https://twitter.com/Gatling_raid/status/1251871389289594889