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西條サトル
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[対魔忍/決戦アリーナ] 楓葉(KAEDE)制作秘話

こちらLiLiTH様のソーシャルゲームでありました『対魔忍アサギ/決戦アリーナ』にて2018年2月28日に実装された『楓葉』に関する制作秘話となります。

しかし、彼女、海外版だと『fuuyou(フウヨウ)』と呼ばれているみたいで謎です。ローカルでは『KAIBA』とも呼ばれてたりで謎が多いです。なので、発覚以降『KAEDE』と表記し続けてます。😎 英語の公式ツイッター様に❝No, She is KAEDE! K✰A✰ E✰ D✰ E!❞とウザ絡みしようかなと思ったりもしましたが、それは流石に控えました。(笑) それでは本題に、メニメニメニメニ……🍎

軽く設定(プロフィール)のおさらいとして

人間の心と魔族の子宮を兼ね備えた半覚醒対魔忍『鞘無士(さやなし)』と呼ばれる半覚醒者だけで構成された使い捨ての秘匿部隊に所属する。さくらや紫に迫る資質と正義感を持っていたが、上位魔族との戦いに敗れた際、その強い正義感と使命感、討たれた仲間への無念から魔の力に覚醒した。魔族は討ったものの人に戻ることができず半覚醒状態となっている。半覚醒者は例外なくやがて魔に堕ちるため討たれる定めにあるが、楓葉は『鞘無士(さやなし)』として生きることを決意。スーツは霊的に一体となっており、覚醒状態や力を制御している。風遁の使い手。』

決アナの低レアにしては結構熱量が入った(儚い)設定なのは今でも覚えております😢

※当時のゲーム内ステータスが気になる方は有志によるwikiを参照して下さいまし🖊

taimaninarena.wiki.fc2.com
http://taimaninarena.wiki.fc2.com/wiki/%E6%A5%93%E8%91%89


制作に至る過程

ニミエ制作後から、しばらくして決戦アリーナのD(ディレクター)から、対魔忍を作ってというオーダーがあったので、和装のケモ耳を作ろうと思ったのが制作の起点となります。巫女服と妖狐という組み合わせは、すこすこのすこなので、コンセプトが完全に趣味です。(笑)それに付け加えて、自分の中で『決戦アリーナのキャラ制作において担当ヒロインの大枠のコンセプトは不幸な女の子』というのは決めていたので、彼女も、もれなく設定段階から不幸な境遇を抱えておりました。(実装時のは過酷な感じですが元々の境遇もそこそこでした)そこら辺の細かい話は、またいずれ出来ればなと思ってます。

対魔忍RPGの楓葉(KAEDE)

少し話が横道にそれますが、彼女は現在対魔忍RPGXで巫部楓葉(かんなぎ・かえで)として再登場しております。ご興味があれば是非。有難いことに和装感は決戦アリーナの時より強く構成させて頂いております。対魔忍RPGの裏話は決戦アリーナがひと段落してから考えております。

設定ラフ資料

楓葉(KAEDE)の設定ラフ資料は、このようになっております✨元々は妖狐を身体に封印している二重人格という設定で考えておりました。しかし、実装当時のツイッターで公開した資料はこの形式ではなく、下記の設定画像で掲載しておりました。そのため、玉手、(箱封)といった文字が腑に落ちてない方も多くいらっしゃったのではないでしょうか?🤔

※当時、公式設定に配慮してこのカタチで掲載しておりました

楓葉(KAEDE)のデザインの方向性

楓葉(KAEDE)に関しては、元々、低レアリティということが分かっていたので、商業的な観点(豪華な方向にしないという意味)から、当時の決戦アリーナの対魔忍のデザインラインナップから対魔忍ライクなデザインから外したいという思惑がありました。(当時の感覚として、実際に対魔忍スーツでない対魔忍キャラもいたことも要因の一つです)ぶっちゃけた話、既存のデザインラインでデザインするのは、当時のスキルでは安直で思考が停止すると考えたことも大きいと、今では思います。

初稿はこんな感じの和服チックな感じだったんですよね。妖狐を封印している巫女さん対魔忍ということで巫女装束をまとっているというコンセプトで、商業的な戦略は先述した通りになります。また、退魔士や陰陽師といったニュアンスを意識していたので札を使うイメージ感となっております。ただ、あまり衣装の意図が伝わらなかったのか上司にダメ出しを喰らったので、

念押しで、意図的に対魔スーツライクにしてないと、上の画像を使って説明をしたのですが……、手直しする方向になりました(笑)

そして手直しした第2稿がこのデザインになります。修正するにしても巫女服のデザインを対魔スーツの素材に描き換えるだけでは嫌だったので、和服のエロスに立ち戻り、和服を半脱ぎしているという要素を入れることにしました。これは対魔忍RPGの楓葉(KAEDE)にも継承されております。一応第2稿で問題なくOKは出てたのですが、直しが入った手前、個人的に納得がいかなかったので、元々の想定であった対魔忍ライクなデザインから外すという個人的な制約を捨て、セルフ修正をかけました

第3稿では、元々の対魔忍のコンセプトである『スタイリッシュさ』まで立ち返り手直しをしております。(多くの人の対魔忍に対する印象は"アヘ"とか"オホ"とか"ピッチリスーツ"のイメージが強いので忘れられがちですが、デザインの源流として近未来的なスタイリッシュさ、洗練されたパーツ数というのがあります)セルフ修正の第3稿で改めて確認してOKを通したのですが、第2稿であった和服の袖がなくなったことに色々と思うところがあり、さらに調整をかけ『リボン(帯)のたれ』にあたる部分を袖にするということにしました。その他ちょいちょいマイナーチェンジをさせて実装当時の形となります。それが一番最初に公開した資料となるわけですね。

このような紆余曲折があり、実装時のデザインに落ち着いております。デザイン的には紆余曲折がありましたが、大元のコンセプトである、妖狐を封印した2重人格であるという設定込みで資料をDに送りました。

※おまけ 楓葉(KAEDE)デザインを詰めていく過程で生まれた謎の落書きの一部

実際の発注文での変更を受けて雰囲気調整

Dからのチェックバックで戻ってきた発注内容は、現実に実装されたプロフママとなります。境遇がガッツリ救いのない状況(魔族化して寿命が短いこと、能力が安定しないこと)になったことでキャラとして陰惨さが強く出てきていると感じたので、(商業的な保険をかける意味もかねて)楓葉(KAEDE)の顔つきを"ツンツンしたツリ目な感じの妖狐系の顔"から、"可愛い小動物系の顔"に変更しました。これは逆説的にイベントシーンの顔つき(交尾のメスの顔)とのギャップを際立たせる狙いにもなっているのですが、立ち絵が愛玩動物になったことで、『モン娘』という別ジャンルのものと混同させられてしまい、回想シーンを敬遠されてしまったと痛感しております。個人的な落としどころとしては納得しているのですが、なかなか難しいものです。(;^_^A

イベントコンセプト

実際のイベントシーンは、人格が変質(狂暴化)していくという設定の上での、人格反転シチュでしたが、元々のイベント案では、妖狐を(不完全に)封印した反動で2重人格となってしまったヒロインが、反転衝動で主人公をお風呂で襲う(妖狐自身が封印解放を企む)というもので、エロシーンとしての大まかな狙いは、"自身の封印解除"やら"主人公の命を狙う"やら立派な建て前を並べるけど、結局はただ交尾したいだけじゃんという印象が読後に残ればとしておりました。とどのつまり、裸のケモミミ娘に交尾でマウントをとられたいんじゃ~~🥰 ……個人的な趣味はさておき、実際のイベント案の一部を特別に公開……ッ✨



■【イベント案概要】

主人公がお風呂でゆっくりしているとヒロインが入ってくる。

さっき風呂入ったんじゃないのか?と主人公は疑問に思うが

お構いなしにスキンシップをしてくるヒロイン。

なんかおかしいと思うものの、あまりの手際の良さに流されてしまう主人公。

――と刹那 クナイをもって跨るヒロイン。首筋(胸元?)に切っ先をつきつけられる。

やはり妖狐 貴様だったか、と言うものの身体の自由が利かない。

俺をこの場で殺す気かと尋ねると妖狐は『たっぷり辱めてから殺してやる』という。

(中略)

やめるやめない問答あって、挿入れてくれと懇願する主人公。

主人公を屈服した様子を見て、悦ぶヒロイン。

(中略)

主人公が膣内射精、ヒロイン中イキ。

自分を殺すのか的なことを聞く主人公にヒロインはあっけらかんと

それはないと答える。ヒロインの身体(の感覚)が思いのほか馴染んでおり

楓葉に封印されたことでむしろ(封印されている限り)無駄に対魔忍に襲われずに

感謝している的なことを言う。虚を突かれていると、妖狐の人格は

消え失せ元のヒロインに戻っている。

気がつきゃ妖狐と共存する対魔忍的なお話。

受けシチュの説得力

案では、強大な力の妖狐に主人公が受けシチュ構成となるものでしたが、実際のイベントシーンは人格反転の疑似受けシチュになりました。その要因として、"提案の仕方(情報の粒度)"として、主人公が受けシチュに回るという設定に説得力を持たせることが出来なかったことと、ヒロインに九尾の狐を内包するという強いキャラ設定を与えてもらえない程に上層部に信用のなさがあったと自己分析し、当時反省しておりました。(信用問題に関しては商業パッケの売り上げ実績はあったのですが、"新参者"の宿命というものと思っております)

ここら辺の話はネゴシエーションというかコミュニケーションというか、サトルの自己分析なので、つまるところ一方の視点を鵜呑みにして、総合判断はしないで下さいね。これはあくまでも、個人の回想として読んでいただければと思います。

この時の反省が、楓葉(KAEDE)以降の決戦アリーナのキャラ作りの方向性の決定、及び、対魔忍RPGのキャラデザ変更作戦の仕込みの始まりに繋がっていくといった意味でも、楓葉(KAEDE)は思い入れの深いキャラとなってます。

そんなこんながあり、楓葉(KAEDE)は無事実装となりました。イベント彩色もサトルがしているので、個人的にはそこのお話もしたいのですが、実際のイベント画像の公開は難しいので今回の制作裏話はこの辺でお開きとします。今後も制作裏話は時間を見つけつつ続けていこうと考えてますので、良ければよろしくお願いいたします~🥺リアタイで実装したキャラの裏話などできるよう、時系列が追いつくよう続々と裏話作成検討中ですのでよろしくお願いします~✨

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