六奈ちゃん灯華ちゃんとの再会、そしてその後の怒涛のようだった冬休みが終わり一月以上過ぎただろうか。
最近になってようやく規則正しい生活のリズムに戻ってきた。
なにしろクリスマス前の狂ったような生活、いや性活ときたらそれこそ『天国のような地獄』だった。
いや『地獄のような天国』であったかもしれない。
妹の瑠莉も含めて三人の女の子と毎日のように、ときには複数を相手に何度も何度も射精した日々のことを正確に思い出す事は困難だった。
(中略)
いやしかしまいった。
バイト先に向かおうと自宅のアパートから駅まで歩いていったところで今日は休みだということに気づいて戻ってきたところだ。
以前バイト仲間の急な都合でシフトを交代したことがあり、その埋め合わせで急に休みになったのだった。
電車に乗る前に思い出すことができたのでまだ良かったが、それでもかなりの時間を無為に浪費してしまった。
あたりはもう薄暗くなり始めている。
おや?
いつものようにドアに鍵を差し込んで回したのだがまるで手応えがない。
すでに鍵が開いている。
出掛けに鍵をかけ忘れたのだろうか。
それとも空き巣……。
そういえばいつだったかピッキング被害が増えているという注意喚起のビラがポストに入っていたことがあった。
もし犯罪者と鉢合わせにでもなったらどうしようか。
僕は生唾をゴクリと飲み込み、音を立てないようにゆっくりとドアを開いた。
――なんだ、瑠莉か。
三和土には見慣れた小さな革靴がきちんと揃えて脱がれていた。
その革靴は妹の瑠莉の通っている私立校の指定のものだ。
瑠莉は両親が旅行に行っている間の短い期間このアパートの部屋で寝起きしていたことがあり、そのときに渡した合鍵をそのまま持っているはずだった。
しかし断りもなく勝手に上がり込むとはどういうつもりなんだ。
バイトが休みの日は事前に伝える取り決めになっていたが今日はバイトに行くつもりだったので連絡はしていない。
留守であることを知って侵入するとは何か企みがあるにちがいない。
けしからん妹だ。
僕は音を立てないように扉を閉め、細心の注意をはらいながら忍び足で自室の入り口へと向かった。
引き戸の隙間から光が漏れている。
瑠莉のやつ、一体何をしているんだ。
僕は引き戸をそろりと開けて隙間から中を覗いた。
「!?」
予想外のその光景に我が目を疑った。
見知らぬ女の子が僕のベットで横になって足をもじもじと動かしている。
しかも全裸だ。
いや、正確にはソックスだけ履いた状態で、だ。
セルロイドフレームの眼鏡を掛けていて髪を三つ編みでおさげにしている。
ソックスに見覚えのあるエンブレムが黄色く刺繍されているのが見えた。
妹の瑠莉や六奈ちゃん灯華ちゃんと同じ制服のものだ。
畳まれた制服と思しきものがベッドの上にあるのが見える。
はっきりとはわからないがそれも妹たちと同じ制服のように見えた。
背格好は三人とあまり変わらないようだ。
妹の知り合いだろうか。
そう思えばどこかで見た顔のような気もしてくる。
いや、確かにどこかで見覚えがあるのだ。
誰だったかな……。
女の子は枕元に何冊かの大判の漫画の単行本を置き、その開かれたページを食い入るように見つめている。
両手の先は足の間に挟み込まれていて、その挟んだ太ももをこすり合わせるようにゆっくりと動かしている。
口元からはときおり甘い吐息が漏れるのが聞こえる。
どうやら僕の秘蔵のエロ漫画を見ながらオナニーをしているようだった。
しかし一体なぜ見知らぬ女の子が僕のベットでオナニーを?
なぜ全裸で?
というか、どうやって入り込んだんだろうか。
やはり鍵をかけ忘れたのだろうか。
いやいや、だからって勝手に入り込んだりするだろうか。
しかもこんなに可愛らしい女の子が。
何が何やらわからず混乱するばかりだ。
しばらく呆気にとられて見ているうちに女の子のほうは段々と興奮の度合いを増してきている様子だった。
ここからでもわかるくらいに両手の指をひっきりなし動かしている。
その指の動きを邪魔しないためにだろうか、足と足の間が少しずつ開き始めてきているようだ。
妄想の世界に突入したのだろうか、女の子の両目はいつの間にかしっかりと閉じられていた。
「んっ、んっ、んんっ」
女の子の吐息がはっきり声になって耳に届くようになってきた。
ゆっくりと開いていた足は今は大きく開かれ、その足と足の間を貪るようにせわしなく動く指がはっきりと見える。
まるでこちらに見せつけるような刺激的な格好で女の子は指を動かし続けている。
片方は花弁全体を撫で回すように、もう片方はクリトリスを刺激しているのだろうか、器用に両手を使って股間をまさぐっている。
その指は大量に溢れ出た愛液がまとわりついてキラキラと輝いていた。
その濡れた指と指の合間からちらちらと薄紅色の秘部が覗く。
思わず生唾を飲み込む。
その上部には小さく可憐なお尻の穴がここからでもはっきりと確認できた。
お尻の肉は僕の知っている三人の女の子たちと較べればやや厚みがあるだろうか。
色白の肌は柔らかそうで手のひらで包むとしっとりと吸い付いてきそうな質感だ。
むくむくと僕の欲望が起き上がってくるのが下半身から感じられた。
「あっ、あっ、ああ……」
女の子の声がはっきりと喘ぎ声に変わり始めてきていた。
いつの間にか開かれた女の子の目の二つの瞳は焦点を失い、泳ぐように空中をさまよっている。
まるでそれ自体が別の生き物化のように妖しく指先が動き、グチュ、グチュと卑猥な音を股間から発していた。
「あっ、そんなにしちゃ、だめ……だめぇ……」
いったい脳内ではどんなみだらな妄想が繰り広げられているのだろうか。
女の子はせつなそうな声を上げながら腰をくねくねとよじらせた。
「あっ! だめっ! あっ! あーっ!!」
性器を激しく刺激しながら女の子が小さく叫ぶような声を上げた。
「あ、イくっ! イくっ! イっちゃう! ! 」
背を反らして腰を突き出すような格好になると、さらに激しく手を震わせた。
肛門がギユっとと縮まって全身がガクガクと小刻みに震えだした。
「んーっ、ん……ああああっっ!!」
女の子は目を見開いて絶叫すると、両手で股間を強く押さえつけてビクビクッと体を震わせた。
「あぁ……はあ……」
絶頂に達した女の子は肩で息をしている。
やがてゆっくりと手が股間から離れた。
白濁した液がツーっと糸をひく。
なんてエロティックな光景だ。
女の子は放心した顔つきだ。
目は焦点が定まらず、口元からはだらしなく涎が垂れている。
手を離してくれたおかげでやや赤みを帯びて充血した女の子の性器がはっきりと見えた。
まだまだ未成熟な青い果実だ。
その周囲は溢れ出た愛液で濡れそぼっている。
ものすごい量だ。
手の動かし方もぎこちなさがありながらもためらいがなく貪欲な様子だった。
この女の子が自慰行為を始めたのは昨日今日のことではなさそうだ。
早熟なタイプなのだろう。
やがて女の子は気だるそうにのろのろと体を起こした。
制服のポケットからティッシュペーパーを取り出して愛液を拭うと、下着を身に着け始めた。
どうしようか。
一瞬迷ったがどうするべきか明確な答えなどすぐには出ないと悟り、とりあえず身を隠してやりすごすことにした。
僕は静かに引き戸を閉じて、ゆっくりと音を立てずにアパートの部屋を出た。
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ということで『僕の悟リ 春の天女編』第一回いかがだったでしょうか。
こんな調子でゲーム中のシーンを抜粋したような形でお送りしていくことになります。
サブタイトルは散々悩みましたがこの後のちょっとした展開にちなんで天女編としました。
文章については実際にゲーム化する際にはかなり加筆修正することになると思います。
結構順調にラフの作成が進んでいますのである今後も程度テンポ良く続きを送り届けられるかなと思っています。
ご意見ご感想などありましたらお気軽にどうぞ。
それではまた。
EXIT NOTHING
2019-06-18 08:00:50 +0000 UTC三等兵
2019-06-18 03:19:15 +0000 UTC