【予告】
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「…そう言えば、最近行ってなかったな…」
俺、水瀬慧はふと足を止める。———最近足を運んでいなかったジム。新設なのにあまり知られていないのか、人が来ないジ場所。各種マシンに咥えてリングまであって、まさに色々な意味で絶好の穴場。
(…最近色々あって忙しかったし…よし、たまには『ケンカ』でもするか!アラトいるかな~♪」
俺はウキウキしながらジムへと入る。そこには———
「よお。遅かったな、慧」
「アラト…!」
「はっはー!やっと気やがったな!勝ち逃げなんて許さねえ、オラ、リング上がれ!」
「ふふん、そう来なくっちゃ!」
俺のライバル。俺はぐっと拳を握ると、意気揚々とリングへと上がる。きっかけは…些細なことだった、と思う。確か、アラトに声をかけられてケンカ吹っ掛けられてさ。んで、俺さ、その時色々あって…ちょっとむしゃくしゃしてたんだと思う。ここは人がいないし、FNでもない。なら思い切って「ケンカ」してみよう!って。それがさ、思いのほか楽しかったんだよね。アラトとはFNのしがらみもなんもなし!だからこそ、自由に殴り合えるっていうか!実力がイーブンだったのもその一因だと思う。それから、アラトとは何度もケンカしてさ。そのうち、FNみたいに負けた方が…って抱き合うようにもなった。けど、不思議と。ケンカって言いきったせいかそれも気にならなくって。
「今日はテメエの得意なボクシングで付き合ってやるよ、慧」
「へえ?前回負けたくせに俺の得意分野でいいんだ?あ、もっかいヤられたいとか?」
「んなわけねーだろ!…テメエの得意分野で上を行ってやる、つってんだよ」
俺は今日も、リングの上でくいくいっと挑発をするアラトにウッキウキで乗ってやる。…FN以外でのライバル。俺と対等に付き合ってくれる人。俺はアラトに好印象を持っていた。
「よおっし!だったら、今日もリングに沈めて!どっちが強いか、わからせてやる!」
俺はいつも以上に「オラオラ」している自分にちょっと酔いしれるような感覚を覚えると。アラトにぐっと、拳を向けるのであった…。
ピピピピピピピッ!
電子ゴング!
「っし!行くぜッ!」
バン!と胸前で赤いグローブを叩きつけるアラトはファイティングポーズを構えると———
「来よ、アラト!」
俺もまた、ファイティングポーズを取りながら首をポキポキと鳴らすように動かした。一瞬、にらみ合い———先に動いたのは!
「潰してやるぜえ、慧ッ!」
ダンッ!
アラト!グローブを構えると真正面!
「オラァッ!」
アラトの全身の筋肉を使ったパワーあふれるストレート!
バスゥゥゥッ!
———俺はそれをブロックすると、びりびりと拳が痺れた。
「あいっ変わらず馬鹿力だな、アラト!」
「はっ!筋肉じゃ負けねーんだよ、ケイッ!」
瞬間、アラトは体を屈めながらステップ!
「っしゃあ!」
アッパー!俺はスウェーバック!アラトのアッパーを体を後ろへと反らし、ギリギリのところで避けると———
「シッ!」
バスゥゥッ!
そのまま体を戻しながら打ち返しのジャブ!
「ぶっ!?」
顔面を打ち付け、アラトが一瞬ひるんだ隙にを屈め———!
「そこだッ!」
バスゥゥゥゥッ!
「ぐっ!?」
レバーブロー!脇腹に一発お見舞いしてやると———!
「まだまだッ!」
ドスドスゥゥゥゥッ!
そのままボディーに2連打!アラトの鳩尾へと喰い込ませると、lにっと笑みを見せつけてやった!
「ぐあっ…!」
「どうだ、アラト!」
「テメエ…!」
「大人しく今回も…やられろっての!シッ!」
バキイィィィィィィッ!
左のスマッシュ!打ち上げるような拳をアラトの頬に一撃ッ!
「うぶあっ!?」
瞬間、アラトの体がぐらり、と揺れ———
「アラト…もらったッ!」
俺は再度!拳をしっかりと固めると!
「うおおおおおおおっ!」
ドッボオオオオォォォォッ!
フィニッシュのダブルボディー!
「が…っ!?」
アラトの腹に一撃目の左ボディーを叩き込み———
「もう一発ッ!」
二撃目の右ボディーアッパーをぶち込もうとした、その時!
「ちっ…!」
ガシィィッ!
「うわっ!?」
クリンチ!———アラトは俺に組み付くとはあはあと息を整えだした!
「にゃろ…慧、やるじゃねえか…!」
「———ッ!離せ、アラト!」
俺は必死にはがそうと体をもがかせるも———
「はあっ!はあっ!…へへっ、どうした慧?俺のクリンチ、剥がしてみろよ…!」
「くっ…このっ!」
俺は体をもがかせ、アラトのクリンチを剥がそうとするも———
「へへっ!ボクシングしかしてねえお前に、俺のクリンチがはがせると思うなよ?」
アラトはそのパワーでがっしりとホールド!
「く…ぅ…!」
体重をしっかりと乗せてくるアラトに俺が四苦八苦していると———
ドスゥッ!
アラトが脇腹に拳を突き立てる!
「ぐはっ…!?」
「へっへっへ、どうした慧、苦しそうじゃねえか?」
「くっ…!」
体重をかけられ、ボディーに突き立てられ、呼吸が乱れ。
(ま…ずい…!)
クリンチにもかかわらず、俺の呼吸はどんどんと苦しく上がっていく!そして、
「離れろ…って…!アラトッ!」
「んじゃ…剥がしてやるよ!おっら!」
ぐおっ!
「ッ!」
突然!アラトはクリンチを解除!俺の体をぐっと離すと———!
「オラよッ!」
バッシィィィィィィッ!
絶妙な位置からのアッパー!
「ぐはっ!?」
アラトの赤いグローブが俺の顎を綺麗に跳ね上げ———
ぐらっ
(くっ…視界が…揺れる…!)
ダンッ!
俺はふらつく足を必死に踏ん張り、なんとかダウンを免れると———
「っらぁっ!」
そんな俺の隙を打つかのようなアラトのストレート!———が!
「このっ!」
バシィィィィィィッ!
カウンター!俺はとっさに腕を振り、アラトの顔面にパンチをめり込ませてやるも———!
「効くかよッ!」
無理な体制で打ち込んだカウンターはたいしたダメージにならなかったのか、アラトはそれを根性で耐えきるとダンッ!と大きく踏み込み!
「オラぁぁッ!」
バスバシィィィィッ!
ジャブからのフック!
「ぐッ!?」
カウンターで完全に無防備になった俺はモロにそれを受け———
(や…ばい…!)
ぐらり、とその意識が揺れると———!
「おっら!」
ドスドスドスッ!ドスゥゥゥゥゥッ!
アラトのボディー連打!
「ごはっ…!」
もろに腹を突き上げられた俺は完全に体をくの字に曲げる!———そして!
「へへっ!残念だったな!つえーのは…俺だ、慧ッ!」
ドッボオオオオオォォォォォォォォォォッ!
「がはあああああっ!?」
フィニッシュ!アラトのねじりこむようなボディーアッパーが突き刺さると、俺はガクン、とその足が崩れた。同時、
「あ…が…!?」
口からマウスピースが零れ落ちる。同時、意識が一瞬にしてさあっと黒く染まっていくと———
ドサァァァァァァッ!
「がはあっ!?」
次の瞬間、俺はリングマットに沈められた衝撃に目を覚ます。同時、全身、特に腹に強い強い痛みが駆けまわり———
「あ…あああああっ…!?があっ…!?」
俺は悶絶するかのようにリングでのたうち回ると。
「ぶははははは!っしゃあ!ざまあねえぜ!」
アラトはガッツポーズ!ふん、と鼻息を鳴らしながら倒れる俺を見下ろすと、にいっと笑みを見せつける。
「ぐ…くそ…」
———ひいていく痛みの中、俺はアラトのその顔を見つめにらみつけるも。
「あぁ?まだやるか?俺に勝てると思ってんのか、あぁ?」
———アラトの目。鋭く、自信に満ちたそれを見た瞬間。
「…く…そ…」
俺の全身の力が抜けていく。———クリンチでの攻防。あそこを契機にアラトに押し切られた俺は小さくそう呟くと。ついに、アラトの拳に屈したことを認め、本当の意味で、リングに沈みこむのであった…。
「ぶははははは!残念だったな、慧!今回のケンカは!俺の!勝ちだぜ!」
「ぐっ!」
勝利したアラトは俺の腰に据わるとガッツポーズ!
「く…そ…行けると…思ったのに…」
「へっへ!そう何度も負けっぱなしでいられるかっつの!」
「…次…こそは…!」
「そりゃ楽しみだ!…が!ひとまずは今日の自分の心配でもするんだなあ?オラ、負け犬!しっかりとどっちが強かったか、その身にわからせてやるぜえ!」
バシィィィッ!
アラトの手が俺の尻を叩いた、その時だった。
「あんっ…!」
…俺の口から変な声が漏れた。
「…あ?」
「…なんでもない」
「……」
バシィィッ!
「あふっ!?」
「んだよ、お前!感じてんじゃねえかぶははははは!」
「ち、ちがっ…!か、感じてないもん!」
「へーえ?」
バシィィッ!
「んにゃっ!?」
「ぶははははは!ぜんっぜん感じてんじゃねーか!」
…漏れ出る喘ぎ声にアラトは大笑い。…はあはあと声を荒くしながら、俺はアラトを睨みつけた。
「ぐっ…どけよ、アラト!」
「あ?んだよ?生意気な口叩くのはこいつかぁ?」
バシッ!バシィィッ!
「ひっ…うぅっ…!」
「へっへっへ!テメエはネコ野郎だとは思っていたが…まさかここまでとはなあ?」
「うぅぅ…」
———俺は否定できなかった。FNで散々に殴られ、ヤられの日々。元々そういう『気』もあったんだろう。アラトに叩かれるたびに俺の中の何かがドクンと動き出す。…悔しい。悔しいのだが…
「うう…はあ…はあ…く…そ…」
試合後の俺の体は、アラトの言う通り。叩かれて感じるスイッチが完全にオンとなっていた。…そして。
「………」
「…んだよ、アラト…はあ…はあ…どけ…よ…まだ、俺は負けて…」
スイッチが入ったのは俺だけではなかった。俺は苦し紛れのやせ我慢で、必死に興奮する体を押さえながらそう言うと。
「………わり、慧」
「…なん…だよ…馬鹿アラト…!」
「いやー、久しぶりに。めっちゃ勃ったわ」
「いっ…!?」
「いっ、じゃねーよ。そそるような声と顔しやがって」
バシィィッ!
「あうっ!?」
「ったく、こーんな色っぽい声と顔しやがるマゾ犬ボクサーだぜ?誘うのもたいがいにしろってなあ?へっへっへ」
アラトはそう言うと、腰を動かし、ぐりぐりと、俺のバックに猛っているモノを当てる。瞬間。
「…あ…んっ…」
俺の口からなまめかしい声が漏れ———俺の股間がびくん、と反応する。気づけば、俺の股間もまた、どうしようもないほどにビキビキと勃起していて———
「オラオラ、色っぽい出してんじゃねーよ。…こいつが欲しいんだろ?」
「うぐっ!」
俺は思わず、歯を食いしばった。———スイッチの入ってしまった体。アラトとの勝負はボクシングじゃなくて割り切ったケンカだ。今更「リングの上でしたくない!」だなんていうつもりもなければ、むしろしたい。俺も年頃の男、性欲は人並みにある…つもりだ。アラトのそれが欲しい。欲しいのだが
(アラトに負けを…認めたくない…)
俺の理性と欲望がせめぎ合う。言いたくない、言いたくないけど…
「オラオラ、早く言えよ!」
バシィィッ!
「あ…はぁっ…!?」
叩かれる衝撃。それに伴い漏れる吐息とドキドキは止まらない。…そして。
「へへっ!オラ、慧!負け犬らしく吠えてみろっつの」
「くっ…」
「テメエ、俺達のケンカは負けたらどうなるか、忘れてかあ、あぁ?」
「うっ…」
「オラ、わかったらさっさと宣言しな。———今日のケンカ、負けたのは誰だった?あ?」
アラトの言葉を受け、俺はついに、諦めという名の覚悟をすると。
「…俺の負け…です…ぐぬぬ…」
「ほーお?で?」
「く、くそ…!」
「早くしろや、ぶはははは!」
「…———ッ!俺を犯してください、アラト様!これでいいか!」
「上出来~♪やっぱ!お前とのケンカは最高だぜ!へっへ!」
アラトはそう言うと、手早く腰をどかしながら俺のトランクスをはぎ取った。そして!
「よーやくリベンジだ!前回は散々ヤってくれやがったなあ?」
「うっ…」
俺は息を吐きながら、目を閉じた。…ついに吐いてしまったセリフ。負けた悔しさ。でも、それと同じくらい、どこか期待もしていて———
「今日は意識ぶっ飛ぶまで!付き合わせてやっからな!さあ、覚悟しなぁッ!」
ずりゅううううううっ!
「あううううううっ!?」
アラトにモノをぶち込まれ!その衝撃に俺は背中をのけぞらせた瞬間!
「あ…ああ…あ…!?」
俺の中で何かが満たされる。———気持ちいい。欲しかったモノを与えられた充足感、気持ちよさ。それと同時———
「うおっ…相変わらず…吸いつきや…っべ…!」
俺の中で、アラトのモノがびくびくと震え、硬さを増していく。…そして、
「へ…へ!いきなりイかされるところだったぜ…!」
「う…く…!」
「さあ、しっかりよがれや!今日の勝者は…俺だぁッ!」
ずちゅうううううっ!
アラトが腰を一閃!アラトのモノが俺の奥の気持ちいいところを狙い撃ちしたかのように貫くと———!
「あ…あはっ…あ…!?」
「へへっ!そこが弱点ってか?一人で気持ちよく!よがってんじゃねーよ!」
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅううううっ!
「あううううううっ!?」
アラトはひたすらに腰を動かし、俺の中の敏感な部分をひたすらに突き上げた!
「あうっ!?あんっ!あ…あふ…!」
「ぶははははは!…っと!」
そして、それと同時。俺は無意識にアラトのものを絞め上げ———アラトは時々、余裕のない声を上げ。
「…へへ!あぶね、持ってかれるとこだったぜ。やっぱたまんねーな、ケンカの後のこれはよ!オラオラ、もっと声上げな!」
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
———アラトは抑揚をつけながら容赦なく、俺の中を突き上げた。
「あ…あああっ…!あんっ…!」
その度に電撃が走るかのように全身痺れ、頭をぶん殴られたかのようにふらふらと意識が明滅する。そして、それと同時に。
「ぅ…ぁ…」
———俺の意識が、だんだんと快楽に書き換わっていくのがわかる。アラトとはケンカ友達。言うなればライバル。そんなアラトに負けて、悔しいはずなのに…
ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!
「…どうだよ、慧?俺にぶっこまれて、最高か?」
「気持ち…い…い…」
俺の口が自然と開く。…そして。
「ぶはははは!んじゃ、ご褒美だ!俺の強さを認めて…大人しく!イっちまいなあ!」
ずちゅううううううううううっ!
アラトは腰を鋭く一閃!
「うあっ!?あ…あっ!」
俺の奥底、一番感じる部分にアラトのモノが当たり———!
ぐりっ…!ごりっ…!
「ひあっ!?」
まるでパンチをねじ込むかのように!それが俺の中にねじ込まれた瞬間!
「オラ…イけっつのッ!…ふっ!」
ぐっじゅうううううっ!
「ああ…あ!?ああああああああああっ!」
どびゅるっ!びゅるううううううううっ!
俺は一気に絶頂!熱く白い液体をぶちまけると———!
「うおっ!?や…べ…イく…くぅぅううううううっ!」
どぷっ!どぷぷぷぷぷぷぷぷ…!
アラトもまた絶頂を迎え———俺の中に、熱いものをこれでもかと吐き出すと。
「あ…は……ぅ…」
…俺は全身を走り回る快感に思わず力尽きるのであった。そして、アラトはふう、と一つ大きく息を吐くと、もう一度、バシンと俺の尻を叩くのであった。
「へっへ!最高だったぜ、慧!これで、どっちがつえーか、よーくわかっただろ?あー!気分いいぜ!ぶはははははは!」
【After Talk】
「オラよ、慧。ジュース」
「…あんがと」
「んーだよ、いつまで膨れてんだっつの」
「別に膨れてない!…ただ…悔しいだけだもん…」
「ほーう?俺の俺のチン〇の方がでかくて悔しいってか?」
「ち、ちがっ…!」
「あー、それともあれか!俺のデカくて羨ましいチン〇でイかされたのが最高に気持ちよかったってことか!」
「な…ちが…!」
「違ってねーだろ?しっかり感じてたくせにぶははははは!」
「くっそ!もー!次は絶対勝つからな!」
「いーぜいーぜ!何度でも付き合ってやる!テメエとのケンカは飽きねえ!これからも、ここで殴り合ってどっちがつえーか!ケンカしよーぜ!」
☆イラスト:yukibouさん
☆前畑アラトはyukibouさんのキャラクターです!ミケの世界へお邪魔していただいています!