XaiJu
さつま
さつま

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ブーツが脱げずに玄関先で

 社会人になってもうすぐ一年。仕事にもずいぶん慣れて、積もる話もあるだろうということで、学生時代の友達を集めて食事をすることになった。  いわゆる大人の女子会ではあるけれど、アンナ自身も友人たちも、気取った店でシャンパンを嗜むような柄じゃない。本場仕込みのドイツ料理が売りのビアホールで賑やかに飲むことにした。樽生ビールに山盛りのソーセージ、店特製のアイスバイン。付け合せのザワークラウトやマッシュポテトもたらふく食べた。 「相変わらず細いのによく食べるなあ」 「ほんと羨ましい。わたしの体重、分けてあげたいくらいだよ」  なんてみんなにおだてられて、ちょっと得意になっていたのもよくなかったのかもしれない。  近場のバーで飲み直し、ほろ酔い気分でタクシーに乗って帰路についたところで、下腹が鈍く痛み出した。 (やば……、うんこしたくなってきた……。お店でトイレ行っとけばよかったかなぁ……)  もともと食べたら食べた分すぐに出てしまう体質だ。車が自宅のマンションに近づくにつれて、便意はどんどん強まっていった。 (やばい、やばい……。マジでうんこしたい……。コンビニかどこか寄ってもらおうかな……。でももうすぐ帰り着くし……、それまで何とか我慢するしか……)  スレンダーなわりに肉づきのよい尻を座席にぎゅうっと押しつけて、尻の穴をキュッと引き締めたが、それでも時どきすかしっ屁がもれてしまう。 (う……、自分のおならだけどくっさぁ……。調子に乗ってお肉いっぱい食べちゃったもんなぁ……。ドライバーさん、頼むから気づかないで……)  アンナは祈るようにして襲い来る便意の波をやり過ごした。  ようやくタクシーが自宅のマンションがある通りに辿り着いた。支払いを終えて車を降りるや否や、アンナはマンションに向かって駆け出した。 「やばい、やばいっ……、もれる、もれる……!」  オートロックのエントランスを抜け、エレベーターに乗り込んだ途端にお尻の穴がわずかにゆるみ、ブボォッと音を立ててガスが弾けた。 「あ、もう無理……、おなら…我慢できない……っ」  丈の短いワンピースの裾から伸びた太ももを盛んにもじもじ擦り合わせながら、アンナはやむなくおならを解禁した。  ブッ!ブビビッ!ブボボッ!!ブブブブッ!!ブボボボブブゥッッ!!!  エレベーターが上層に向かうたびに便意が強まり、おならの音も激しくなっていく。密閉された室内には彼女の肛門から絞りだされたガスの濃厚な匂いが立ち込めている。 「うぅ……夜中だから大丈夫だとは思うけど……、誰も乗ってきませんように……!」  幸い人が乗り込んでくることはなかったが、だからといってホッとしている余裕はない。ようやくエレベーターを降りて自室に向かって駆け出した頃には、彼女の便意はもう限界に近いところまで膨れ上がっていた。 「あぁあっ、うんこしたいっ……! うんこしたい、うんこしたい!」  一歩前に踏み出すごとにブッ、ブッ、ブッとおならがもれる。こんなときに限って足下は踵の高いロングブーツだ。走りにくくて仕方がない。  まごつきながらも何とか部屋の鍵を開け、玄関に駆け込んだ。  このままトイレまで全力ダッシュ、といきたいところだが、ブーツを脱ごうにもファスナーが途中で引っかかってなかなか下がらない。 「あぁあぁっ! なんでこんなときに限って脱げないのよぉっ!?」  必死でもがくアンナだったが、便意を誤魔化そうとプリプリ尻を左右に振るものだから、なおさら手元が震えて上手くいかない。そうこうしている内に、彼女の便意はいよいよ限界を迎える。 「あ、だめ、出る、出る、出ちゃう……っ……!」  巨大なブツが直腸にまで降りてきて、尻の穴を内側からこじ開けようとうごめいている。なのに足下のブーツは脱げそうもない。 「あ、ぁ、もうっ……だめっ……、出ちゃう……、うんこもれちゃう……!」  と、そのとき、アンナの目にあるものが飛び込んできた。  それは、シューズボックスのかたわらに置きっぱなしになっている空き箱だった。  今アンナが履いているロングブーツを買ったとき入っていた箱だ。丈の長い靴だから、普通の靴箱よりも一回り以上大きい。 (ああ、もう……これに出しちゃえ……!)  迷っている時間はなかった。  アンナはその場で素早く下着を下ろし、スカートを捲り上げた。  白い尻が露になると同時に、薄紅色の肛門がむくむくむくっと膨れ上がる。「んっ…」と軽く息むと同時に、巨大な茶色の延べ棒がモリモリモリッと飛び出した。 「はっ……ぁああぁあっ……、うんこ出るぅ……っ!」  何もかもかなぐり捨てて、アンナは空き箱に向かって脱糞した。  ぶりりりっ!ぶりっ! ブボッぶりりっ!!ブリブリぶりぃっ!!  弾けるような音を立てながら、太いうんこがモリモリひねり出されていく。 「あ、危なかったぁ……。ギリギリ間に合ったぁ……」  トイレでもない場所、それも自宅の玄関で脱糞するなんて、冷静に考えれば間に合ったとは言い難いが、今のアンナは酔っている。パンツの中にもらさなかったというだけで、じゅうぶんやり切った気分だ。  がに股で腰を下ろした無様なホーズで尻を出し、太いうんこをモリモリと遠慮なくひねり出す美女。素面だったらもっと羞恥心にさいなまれたのかもしれないが、今の彼女の頭で考えられることといったら「トイレじゃないけど思いっきり出せるの気持ちいい♡」ということくらいだった。  ほどなくして、直径四センチ弱、長さ三〇センチを越える立派な一本糞がボトリと音を立てて箱の中に落ちた。室内とはいえ季節は冬。出したてほやほやのうんこからは、白い湯気が立ち上っていた。 「ぷはぁ……っ、いきなりすっごいの出たぁ……」  頭を垂れて、自分の出したブツを覗き込みながら大きく息を吐き出すアンナ。開いた尻の穴から、ブゥウゥウウゥ──────と安堵の屁を漏らしつつ、自らひねり出した巨大な一本糞をしげしげと眺める。 「こんなでっかいうんこがさっきまでお尻の穴ノックしてたんだ……。……家まで我慢できたの、奇跡かも……」  自宅のトイレは洋式だから、便器の中に出したものと対面する機会は滅多にない。快便の自覚はあったが、自分がここまで大きなうんこをひねり出していたとは驚きだ。ビアホールで食べた大きなフランクフルトソーセージよりもっと太くてもっと長い、どこか逞しさすら感じさせる一本糞が、箱の中に弧を描いて横たわっている。 「……ん、また出そう……」  そうこうしている内に次のうんこが降りてきた。アンナはそのまま「うぅんっ」と息み、ブリブリブリッと二本目のうんこをひねり出した。 「あー……きもちいいー……。ぶりぶり出る……」  先ほどよりも一回り小さいバナナのようなうんこをモリモリと、たて続けに三本生み落としながら、アンナは心地よさに頬をゆるめた。  便意はまだまだ収まる様子がない。とはいえ腹具合には少し余裕ができた。今なら落ち着いてブーツを脱いで、トイレまで行って残りを出すこともできそうだ。  しかしアンナはその場から動こうとはせず、それどころかわざわざ膝の上に手を当てて四股を踏むような体勢になり、本腰を入れてうんこを息張り始めた。 「むっ、う、ぅうゥうんっ……!」  今度のうんこはまた一段と太い。  直径四センチを越える太やかな一本糞が、肛門の縁をにちにちと擦り、穴を大きく押し広げながら箱に向かってゆっくりと伸びていく。  ぶりぶりっ…ぶりっ……みぢみぢっ……ブボボッ!! ぶりぶりぶりぶりぶりぶりっ……ブリブリィッ!  先っぽが箱に着いてもまだうんこは途切れない。みっちりと身の詰まった重たい便の塊が、先に出したブツの上にのしかかるようにして積み重なっていく。 「は……、ふ、ぅうん……。あぁ、んっ……うぅうん、……あ、はぁん……」  一本糞が伸びるにつれて、アンナの口からこぼれる吐息が熱を帯び始めた。  腰が波打ち、尻が揺れる。肌が紅潮しているのは、お酒のせいだけじゃない。 「ぁ、あ……、きもちいぃ……。うんこするの、きもちいい……」  玄関先で股を開き、恥部をさらけ出しながら、思いっきり脱糞。洋式の便座にお行儀よく座って用を足すときには感じなかったはしたない快感がアンナの股を熱く潤ませた。 「あ、あぁあ……、すごい……うんこ長い……。ぶっといのモリモリ出る……」  息みやすい体勢で出しているせいだろう。いつもより肛門が大きく開いている気がする。  ぶりぶりぶりっ…ぶりぶりっ、ミヂミヂミヂィッ!!   ぶりぶりぶりぶりぶりっ、ブボボォッ!! ぶりぶりぶりぶりぶりぃっ!!!  股に茶色の尻尾をぶら下げたまま、アンナは色っぽく腰をくねらせて、ウンウン息んでモリモリ出した。  長い一本糞が箱の中で二回り半ほど円を描いた頃、ようやくうんこが細まり始め、やがて最後尾が肛門をずるりと通り抜けていった。  ブフォッ!! ブボオォッ!! ブボォオオオォオオォ───────ッ!!!  玄関どころか部屋じゅうに轟くような爆音で三発の空砲を打ち上げたアンナは、ようやく人心地ついてタイルの床に膝をついた。 「はぁあぁ……! スッッッキリしたぁ……! ぶっというんこ、いっぱい出たぁ……」  よく食べる彼女は、取りも直さずよく出す女でもあった。先ほどまでアンナの尻の下に据え付けられていた箱の中には、彼女の腸の形をかたどった巨大な腸詰めがどっさりと盛られている。 「なんか……、おトイレで出したときよりいっぱい出た気がする……」  まだ薄く湯気を立てている山盛りのうんこを見下ろしながら、アンナはうっとりとして呟いた。 「こんなに気持ちいいんなら、機会があったらまたやっちゃおっかな……。こんな風に……、玄関で……」  むき出しの肛門から熱い屁を噴射しながら、再びこの場で脱糞する日を夢見て、アンナはひとり頬をゆるめた。


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