入れないから窓で出す
Added 2021-05-10 10:00:00 +0000 UTC学校のトイレでうんちをするのは恥ずかしい────なんて下らない見栄を張って無理に我慢したのが間違いだった。 ホームルームのときにはまだ「ちょっとうんちしたいかも」というくらいだった便意は、校門を出てすぐに「早くうんちしたい」に変わって、お家がある住宅街に差し掛かったときにはもう「今すぐうんちしなきゃ!」というところまで差し迫っていた。 曲がり角で友達に手を振って「また明日ね」と別れを告げる。彼女の姿が見えなくなるのを確かめると、風子は不意に険しい顔をしてお腹に力を込めた。 「ん……」 軽く息むと同時にお尻からプシュ~ッと微かに空気が漏れる音が鳴った。 (ふぅ……、よかった……やっとちょっとだけおならできた。これくらいの音なら人には聞こえないし、大丈夫だよね……) 人気のない住宅街で、ちょっとだけ周囲を気にしながら、風子はホッと一息吐いた。 学校を出てから十五分間、寄せては返す波のような便意を必死で堪えながらここまで歩いて来た。せめて溜まったガスだけでも抜いてお腹を楽にしたかったけど、万が一友達がいる前でブゥッなんて音が鳴ってしまったらと思うと、怖くてお尻の穴を緩めることができなかった。 (歩きながら何度もおならするわけにもいかないし、とにかく早くお家に帰らなきゃ……) 足を前に出す度にお腹がずうんと重たくなって、お尻の穴がヒクッ、ヒクッと伸縮しながら熱いガスを漏らす。ここから家まで歩いて五分くらいだろうか。大した距離じゃないはずなのに、マラソン大会のコースなんかよりよっぽど先が長いように感じる。 (もうちょっと……もうちょっとでおトイレに行ける……。おならもうんちも思いっきりできる……!) 歯を食い縛って堪えながら、ようやくお家まで辿り着いたけど、ここで気を抜いちゃいけない。再度お尻の穴をしっかりと引き締めて、門をくぐって短いアプローチを辿る。 玄関先で通学鞄の内ポケットを手で探って、風子はハッと息を飲んだ。 「ないっ! 鍵がない……!」 そういえば……と記憶を辿る。昨日、友達と遊びに行くときお出掛け用のバッグに移し換えたような気がする。そのあと元に戻した記憶がないから、たぶん鍵は今もバッグの中に入ったままだ。 風子の顔から血の気が引いた。家にさえ辿り着けばうんちができると思っていたのに、まさかこんなところに落とし穴があったなんて。 ママが仕事から帰ってくるまであと一時間近くある。普段なら友達と遊ぶか、それが無理なら図書館にでも行って時間を潰せばいいだけだけど、今日に限ってはそうもいかない。 とにかく、一刻も早くうんちがしたい。 風子はスカートの上からお尻を押さえながら、家の周りをぐるりと一周してみた。念のため勝手口や縁側の窓が開いてないか確かめてみたけど、どの入口にもしっかり戸締まりがしてある。このままじゃ家の中には入れそうもない。 (どうしよう……。うんち……早くしたいのに……) お尻の穴からぷすぷすとおならが漏れる。臭いガスが制服のスカートの内側にどんどん溜まっていく。 モジモジしながら二周目に差し掛かったそのとき、壁の高い位置に付いている窓がほんの少し開いていることに気づいた。ちょうど一階のトイレに当たる場所だ。大人には通り抜けることのできない小さな窓だからママも閉めるのを忘れたのだろう。 (こ、ここからならトイレに入れるかも……!) わずかな希望の光にすがり、風子は急いで庭の隅に置かれた脚立を窓の傍に運んだ。 段を登って、上半身をトイレの中に潜り込ませる。これなら何とかなりそうだ。そう思って身を乗り出したところ、腰のところでつっかえて前に進めなくなった。 「えっ!? うそ!? やだ、なんで……!」 中学に上がってから、何となくお尻から太腿にかけてお肉が付いて来たような気はしていた。だけどまさかここまで太くなっていたなんて、自分でも信じられない。 慌てて体を引き抜こうとしたが、焦っているせいか上手く体が動かない。そうこうしている内にも便意はどんどん増していく。 (どうしよう、どうしよう……! このままじゃ、わたし……) おもらしの四文字が頭に浮かんで風子は泣きそうになった。 (そんなの絶対ダメ! 何とかトイレに行かなきゃ……!) 必死で身をよじって足掻く。窓から突き出したお尻が左右にぷりぷりと揺れている。 不意にお腹がぐるっと鳴った。お尻がヒクヒクッと震えて、ブゥ~ッと大きなおならが漏れる。 風子は自分の顔がぼっと熱く火照るのを感じた。 (や、やだぁ、こんなおっきいおなら……。でももう我慢できないよ……。う、うんちじゃないなら、ここで出しちゃっていいよね…? うんちさえトイレで出来ればそれでいいよね……) 心の中で言い訳しながらそっとお尻の穴を開く。 ブボブゥッとやっぱり大きな音が鳴った。だけどもう躊躇ってはいられない。ブブウゥ~ッ、と更にもう一発長めのおならを放りこいた。 うんちの前の臭いおなら。トイレ中に思わずブッと音が出ちゃうだけでも充分恥ずかしいのに、こんな大きなおならを外でしてしまうなんて。だけど、ちょっとだけスッキリする。 (おならって……こんなにきもちよかったっけ……?) ガスを抜いたことでほんの少しだけど便意が軽くなったような気がする。 頬を赤く染めながら、もう一回、と風子はお尻の穴をゆるめた。 と、そのときだった。 「あ、やっぱり風子ちゃんだ。なにしてるの、風子ちゃん」 背後から聞き覚えのある声が聴こえてきた。隣に住んでる小学生のリンが、フェンス越しに風子の姿を見つけて声をかけたのだ。 (えっ!? うそ、ダメ、今は……!) 慌ててお尻の穴を引き締めようとしたけど間に合わない。 ブフゥウウゥウゥ────ッ!!! 突き出したお尻から思い切りよくガスが噴き出す。しかも、今日一番の大音量だ。風圧で制服のスカートが少し持ち上がったような気さえする。 突然路地に響き渡ったおならの音に、リンは驚き目を円くした。 「え……? 今の……、風子ちゃんのおなら……?」 「言わないで!」 顔を真っ赤にして叫ぶ風子だったが、リンの方は何のことやらわからない。 「どうしたの、風子ちゃん。窓からお尻出しておっきなオナラして……」 「したくてしてるんじゃないの! 窓から家に入ろうとしてつっかえちゃったの!」 大声を出した拍子にまたブゥッとおならをこいてしまった。恥ずかしくてもう泣きそうだ。 「もしかしてお家の鍵なくしちゃったの?」 「なくしたっていうか学校に持っていくの忘れちゃったの……。それで窓から中に入ろうとしたらこんなことに……」 自分で言ってて情けない。 「うーん……何か手伝えることあるかな」 リンが家の塀を乗り越えて風子の足場となっている脚立の下に近寄ってきた。 お尻のすぐそばに人の気配を感じる。だけどもう我慢なんて出来ない。風子はブゥッ、ブブッ、ブブブゥッと続けざまにおならをこいた。 「あ、またオナラ……。大丈夫? お腹痛いの?」 「い、痛いっていうか……」 ただうんちがしたいだけとは言えない。風子はもじもじと腰をくねらせながら何度もおならを振り撒いた。 「本当に大丈夫? 救急車、呼ばなくていい?」 「だ、だめっ! 大丈夫だから……。本当に、大したことじゃないの……!」 「そう……?」 リンは心配そうに声を低めながら「ちょっと引っ張ってみるね」といって、風子の太腿を両手で掴んでぐっと後ろに引っ張った。 「うーん、ダメだ、抜けない……。無理に引っ張ると脚立が倒れて危ないし……どうしよう……」 お尻のすぐそこでリンの声が聞こえたが、風子はおならを止められないでいた。それどころか、噴き出すガスの量はますます増えているし、一発ごとの間隔は短くなっていく一方だ。もはやおならをこいていない時間より、こいている時間の方が長い。 (もう……これ以上は────!) さっきからおならの合間にうんちの先っぽがお尻の穴を内側からつんつんと突き続けている。うんちを我慢している女の子がモジモジしながらトイレのドアをノックするかのように、お腹の中のうんちがクネクネうねってお尻の穴をノックしているのだ。 (────我慢できない……、っ……!) 自分の限界を覚り、風子はとうとう覚悟を決めた。 「リンちゃん……、わたしのお願い、聞いてくれる……?」 「うん、いいよ。どうすればいい?」 「まずは……、お庭にあるバケツをここまで持って来て。蛇口のあるとこ、わかるよね?」 リンは言われた通り、園芸用のバケツを持って走って戻ってきた。 「持ってきたよ。次は?」 「次は……」 風子はゴクリと唾を飲み込み、意を決していった。 「お姉ちゃんのスカートをめくって、パンツを下ろして……」 えっ、とリンが驚きの声を上げた。 「そんなことしたらお尻まる見えになっちゃうよ……?」 「いいの! 大丈夫だから早くして!」 本当は大丈夫なんかじゃなかったけど、背に腹は代えられない。リンは戸惑いながらも風子のスカートを捲って、水色のしましまパンツを恐る恐る下ろした。 「ぱんつ、脱げたよ……」 中学生のお姉さんのお尻を前にして恥ずかしそうにしているリンだが、見られている風子はもっと恥ずかしかった。女の子として絶対に隠さなくちゃいけない恥ずかしいところに、風が当たってスースーする。 ピンク色の小さなお尻の穴がひくひくと激しくわなないていた。だけど、あと少しの我慢だ。風子は震える声でリンに言った。 「そうしたら、バケツをお尻のところにまで持ってきて……」 「お尻のとこって、お尻の穴の下らへんでいい?」 「う、うん……その辺でいいよ。お尻の穴のちょうどすぐ下でバケツを握って……、……そのまま目を瞑って」 「えっ、目を……?」 リンには悪いと思ったけれど、これだけは譲れない。風子は今からうんちをする。トイレじゃない場所で、女の子がうんちを。そんな恥ずかしい姿を、年下の子に見られる訳にはいかない。 「ちゃんと瞑っててね。わたしがいいっていうまで開けちゃダメだからね……!」 「わ、わかった。目、つむっとく」 といっても風子の方からは、リンが本当に目を瞑っているかどうかなんてわからない。それでも今は信じるしかなかった。 (お願い……、音、鳴らないで……!) 祈るような気持ちで脚をガニ股に開き、お腹にそっと力を込める。しかし、我慢し過ぎたせいで上手く力の調節ができない。「んっ」と息み声を漏らした瞬間、風子のお尻の穴はぐわっと広がり、塞き止めていたものが勢いよく飛び出した。 ブリブリィッ!! ぶりぶりぶりぶりブリブリィッ!!! 弾けるような、けたたましい音。 目をつむったリンにも、それが何の音かわかった。 「あ……風子ちゃん……、うんち、してるの……?」 躊躇いがちに尋ねるリン。一瞬答えに詰まったが今さら嘘をついても仕方ない。風子はなるべく落ち着いた調子で答えた。 「そ、そうよ。今、お姉さんのお尻、うんち中なの……。すっごく恥ずかしいことしてる真っ最中だから、絶対に目を開けちゃダメだよ……」 大人ぶった言い方をしてみても、お尻の穴はモリッモリッと元気よくうんちを捻り出している。 便秘というほどじゃないにせよ、一昨日から大きい方は出てなかった。毎朝快便の風子からしてみたら、かなりうんちを溜め込んだ状態といえる。さっと気張ってブリッと出してそれでおしまい、という訳にはいかない予感があった。 (あぁあぁ、もうやだぁ……ブリブリ止まらないぃ……。うんちが出るときの音ってこんなにおっきかったっけ……? 人前でこんなの…恥ずかし過ぎるよぉ……) 羞恥に悶えながらも風子は息むのをやめられなかった。 ホームルームで先生が話をしていたときから、人知れず我慢し続けていたうんち。誰にも気づかれないように「うんちなんてしたくありません」という顔をして堪え続けていたうんち。出したくて出したくて堪らなかったうんちが、今、お尻の穴を通り抜けてバケツの底へと落ちていく。 ぶりぶりぶりぃっ!! モリモリッぶりぶりぶりブリブリもりもりもりぃっ!!! リンはまぶたを固く閉じたまま、ドキドキしながら目の前にあるお尻から聞こえてくる音に耳を傾けていた。 ぶりぶりと音が鳴れば鳴るだけ手にしたバケツがずっしりと重くなっていく。限界まで我慢していただけはあって、ものすごい勢いだ。香ばしい匂いのこもった熱気のようなものがバケツから立ち上っているような気がする。 「んっ……うぅんっ、んんっ……」 強く息むと、ぶちんと一度うんちが途切れた。ひくひく動くお尻の穴から、ブボゥーッと強烈なおならを一発。今度はお股の方からシャーッと黄色い水が噴き出す。 「あ……、今度はおしっこ……?」 「うん……。おしっこもしたかったから……。まだ目は開けちゃダメだからね……」 膀胱に溜まっていた水をしょわしょわと好きなだけ垂れ流す。おしっこだって恥ずかしいけど、うんちをした後だったからそれほど抵抗はなかった。 お尻の穴からはなおもブゥブゥと臭いおならが漏れている。おしっこの途中だけど、またうんちがしたくなってきた。 風子は何もいわずに、こっそりお腹に力を込めた。大きなうんちの先っぽはすぐに頭を出した。じょぼじょぼという水音に混じって、ぶりぶりとうんちをひり出す音が響く。 「わ……、風子ちゃん、おしっこしながらうんちもしてるの……?」 やっぱりリンにはバレてしまった。これでは見られているのとあんまり変わらない。 (あ~、もういいや……。どうせうんちしてるってことは隠せないんだし……一気に出しちゃお) 風子はとうとう開き直って、両足を強く踏み締め「うゥうンッ」と思いっきり息んだ。 ぶりゅりゅりゅりゅっ!! ブリブリブリブリィ──ッ!!! 勢いよく絞り出されたうんちの表面がお尻の穴を激しく擦る。バケツが急に重たくなって、リンは「わっ」と声を上げた。 「今、一気にうんちが……」 「ごめんね……ずっと我慢してたから、たくさん出ちゃうの……。ぜんぶ出るまで、もうちょっとだけ待っててね……」 喋りながらもウンウンと息んでモリモリうんちを捻り出す。こうなったらもうトイレにこもって一人でうんちをしているときと同じ気分だ。 (お尻の穴、うんちで擦れて……お腹がどんどん軽くなってく……。きもちいい……) 一瞬、自分がどんな格好でいるのかも忘れて風子は快感に浸った。 ぶりゅりゅりゅボリュゥッ!! ブリュッ! ブリュリュリュリュゥ────ッ!! 息継ぎも忘れて踏ん張り続けること三十秒、ようやくお腹に詰まっていた重りが尽きた。 ぷはぁ、と大きく息を吸い込んで脱力する。まだ閉じきれないお尻の穴からぷしゅうぅうぅっとガスが漏れ出した。 「は……ふぅ……。きもちよかったー……」 思わず呟いてハッと我に返った。背後にはまだリンがいて、うんちの入ったバケツを抱えて待っているのだ。 風子は慌ててリンに向かって声をかけた。 「ごめんね、リンちゃん、待たせちゃって。もう大丈夫だよ」 「あ、うんち終わった? 目、開けてもいい?」 本当はダメといいたいところだけど、これ以上この子を振り回す訳にはいかない。「いいよ」といって風子はお尻を出したまま、ドキドキしながら後ろの気配を探った。 背後でリンが「うわっ」と声を上げた。目を開けてバケツの中を覗き見たのだろう。 「おっきいうんちがいっぱい……! すごい……!」 興奮しているのか声が上ずっている。 (わ、わたし、どんなうんちしちゃったんだろう……) ものすごく気になったけど、トイレの窓に上半身を突っ込んだままの風子には確かめようがなかった。恥ずかしくてお尻の穴がヒクヒクしてしまう。 「あっ、そうだ。風子ちゃん、お尻どうする?」 「どうするって……」 「その……けっこう汚れてるから、拭いてからじゃないと、ぱんつ穿けないと思う……」 ただでさえ火照っていた頬が更に熱くなった。 長いうんちタイムで便意は解消されても、お尻はまだ丸出しになったままだ。当然、うんちで汚れたお尻の穴もリンには丸見えということになる。 このままずっとお尻を出したままでいるわけにはいかない。かといって、リンの言う通り、お尻の穴にうんちをつけたままパンツを穿くわけにもいかない。 「風子ちゃんがいいなら拭いてあげるけど……、嫌……?」 黙ってしまった風子を思いやってリンがおずおずと申し出る。 「……リンちゃんこそ、そんな汚いことしたくないでしょ?」 「ううん、そんなことないよ! 風子ちゃんがいいなら、お家からティッシュ持ってくる!」 元気よく答えるリン。今にも駆けだしそうな勢いだ。 迷った末に風子は脚立の足元に投げ出した通学鞄のポケットを探るよう言った。 「中にティッシュが入ってるから……それでお願い……」 うん、とリンはうなずいて鞄からポケットティッシュを取り出した。ティッシュケースには、アニメで有名な黄色い熊のキャラクターが描かれている。はちみつを食べ過ぎたせいで、お腹が穴につっかえて身動きが取れなくなってしまったおバカなくまさん。皮肉なことに、今の風子にはピッタリのモチーフだった。 「それじゃ、今から拭くね」 声をかけてティッシュをお尻の穴に押し当てる。うんちの後にお尻を拭くなんていつもやってることなのに、他人の手で与えられる刺激が新鮮で、風子は思わず「あ…」と声を漏らした。 「大丈夫? 痛くない?」 「ん……大丈夫……」 痛くはないけど、ちょっとくすぐったい。風子はもじもじとお尻を左右に揺らした。 「……拭けた?」 「ううん、まだちょっとうんちついてる。もう一回拭くからちょっと待ってね」 脇に置いたバケツに汚れたティッシュを捨て、新しい紙を手に取る。風子としては一刻も早くパンツを穿きたかったけど、やって貰っている立場だから文句はいえない。 キュッと引き締まった窪みのシワを一本一本なぞるように、丁寧に拭っていく。ティッシュ越しに子供の指が穴の中央を何度も突いた。 「やだ、リンったら……そんなにツンツンしちゃ……」 刺激を受けてお腹が再び活動を始めた。腸の奥の奥に溜まっていたモノが芋虫みたいにもぞもぞ動いてお尻に向かって降りていく。 不意にぎゅるるとお腹が怪しく鳴った。 「あぁっ…! だめ、手、離して……!」 「え?」 リンがキョトンと首を傾げる。 次の瞬間、閉じていたはずのお尻の穴がみちっと開いて、茶色の塊がむりむりむりっと飛び出した。 「わっ! またうんち……!?」 背後でリンが慌てている。だけど、一度出てしまったうんちを引っ込めることはできない。 「いやぁあぁ……止まんないぃ……!」 体をプルプル震わせて羞恥に耐える風子。自分からは見えないけど、お尻の穴に触れたうんちの感触からしてかなり大きなうんちが出ている気がする。 「すごい! お尻の穴って、こんなに開くんだ……!」 リンが興奮して声を上げた。「見ないで!」と風子が泣きそうな声で叫ぶ。 「で、でも……本当にすごいんだよ。ちっちゃいお尻の穴が、こんなにぐわってなって、太いうんちがモリモリ出てきて……」 「いやあ……! 見ないで…いわないでぇっ!」 いやいやと左右にプリプリお尻を振るが、そんなことでリンの視線はかわせない。お尻の割れ目から垂れたうんちがぶらんぶらんと激しく揺れて、うんちの長さを際立てる。 ぶりぶりぶりぶりモリィッ! もりもりもりもりぃっ!!! 結局風子はリンに見守られながら大きなうんちをまるまる一本ひねり出してしまった。 (……あぁぁあぁ……見られちゃった……! お尻の穴からうんち出てるとこ見られちゃった……!) 自分の目でも確かめたことのない恥ずかしい瞬間を、他人に、それも隣に住んでいる小学生に見られてしまうなんて。 絶望してうなだれる風子だったが、リンはといえばいつになくご機嫌だった。 「すごいね、風子ちゃん! こんなに小っちゃいお尻の穴から、こんなにおっきいうんちが出てくるなんて……ビックリしちゃった!」 恥ずかしさのあまり言葉も出ない。 リンは再びティッシュを手に取って風子のお尻の穴を拭き取った。 「もううんちは大丈夫? またしたくならない?」 「だ、大丈夫……。何度も汚いところ拭かせてごめんね……」 最後にひり出したうんちの切れが良かったというのもあって、今度は一度できれいになった。「これでよし」とリンは満足げにうなずいて、膝に引っかかっていたパンツを上げて、捲ったスカートを下ろして軽く整えた。 「風子ちゃん、お尻ちゃんと隠れたよ。────それで、窓からは抜けられそう?」 「……わかんない……」 リンの問いかけに風子は力なく答えた。うんちと一緒に毒気まで抜かれた気分だ。 どうせ無理だろうけど、とダメ元で体を捻って腰を引く。すると、 「……えっ……?」 上体が、あっさり窓枠をすり抜けた。 どうやらつっかえていたのはお尻ではなくて、うんちの溜まったお腹だったらしい。 ついさっきうんちを我慢しながらもがいていたのが嘘のように容易くトイレから抜け出して、風子は脚立を降りた。 「やった、抜けた! よかったねぇ、風子ちゃん!」 リンが拍手をして喜ぶ。風子は狐につままれたような気分で、へこんだお腹を手で撫でた。 (なんだかいまいち納得いかないけど……。お腹はスッキリしたし、まぁいっか。おもらししなかっただけでも良かったってことにしとこう……) 自分に言い聞かせてから、ふと足元に視線を落としてハッとした。 地面にはリンに抱えてもらっていたバケツがそのまま置きっぱなしになっていた。中には出したてほやほやのうんちがみっしりと詰まっている。 「うそ……! わたし、こんなにいっぱいうんち出しちゃったの……!?」 ママが園芸用に使っている五リットルのバケツは、風子が出した排泄物によって七分目辺りまで完全に埋め立てられていた。 「ね、すごいよね! 風子ちゃんはうんちのときいつもこんなにいっぱい出してるの?」 「そ、そんなわけないでしょ! …多分、だけど……。ここまでは出してない、はず……」 家のトイレは洋式だし、よそのトイレでは大きい方をしないように気を付けていたから、これまで自分が出したものをじっくりと眺める機会なんてなかった。 こんな恥ずかしいモノさっさと片付けてしまいたい。だけど、ちょっとだけ興味もある。結局風子はリンと一緒になってバケツの中身をまじまじと覗き見た。 (うぅ……我ながらすごい量……) リンが「おっきいうんち」といって騒ぐのも無理はない。とにかく量が多いし、一本一本が太くて長い。直径を見るに、細いところでも三センチ、太いところでは五センチはありそうだ。食べごろのナスのようにむちむちと肥え太った便塊が、窮屈そうに曲がりくねって、狭い容器の中に収まっている。縁のところに引っ掛かっている一本糞は、お尻を拭かれている最中に出てしまったものだろう。幸いしっかりと身の詰まった固形便だったから地面に落ちることはなかったようだ。 (こんなに太いうんちをお尻から出してるとこ、見られちゃったんだ……) 風子は思わず自分のお尻をスカート越しに手で押さえた。 体が燃えるように熱い。額にはうっすらと汗が浮かんでいた。アソコがちょっとじんじんしているような気がして、風子は太腿をすりすりと擦り合わせた。 「あ、風子ちゃん、もじもじしてる。またうんちしたくなっちゃった?」 「ち、違うよ! これは、その……何でもないの!」 無理やり誤魔化してバケツを抱え上げると、リンは「えー」と不満そうにいって風子のスカートを引っ張った。 「もうちょっと見てようよー」 「ダメっ! こんな汚いものいつまでもジロジロ見ないの! それより、ママが帰ってくる前に早く片付けなきゃ」 「だったらうちのおトイレ使ったらいいよ。二人でやればきっと早く片付くよ」 リンがニコニコして風子の手を引く。 (もしかしてこの子うんちが見たいだけなんじゃ……?) と、思わないでもなかったけど、他に良い解決法も思い付かない。風子は顔を赤らめながらリンのお宅にお邪魔することにした。幸い、家族は留守にしているようで、これなら誰にもバレずに後始末を終わらせることができそうだ。 「またお外でうんちしたくなったらいつでも言ってね。バケツ、持っといてあげるから」 「……絶対ないから大丈夫……」 そういって溜め息を吐く風子だったが、制服のスカートに隠されたパンツのクロッチは、おしっこではない恥ずかしいお汁でじっとりと濡れていた。 (……お外でうんちするの、気持ちよかったな……。お尻を人に見られるのも、恥ずかしかったけど、そんなに嫌じゃなかったし……) 再びリンにバケツ持ちを頼む日は、そう遠くはなさそうだ。
Comments
ありがとうございます。初めからスカ趣味全開の女の子も好きですが、それまで普通だったはずの子が目覚めてしまう瞬間というのはやっぱりいいものですよね。毎度似たようなネタですがつい書きたくなってしまいます。
さつま
2021-05-13 10:59:33 +0000 UTC女の子たちがスカトロ趣味に目覚める描写興奮しますね これから野外排泄にはまったりうんちの見せあいをしていくのだと思うとたまりませんね
終
2021-05-11 11:08:08 +0000 UTC