リ→澪介(リョウスケ/赤)
タ→巧茉(タクマ/青)
ヒ→英雄(ヒロ/黄)
ユ→惟兎(ユイト/Dr)
ドクターことユイトに呼び出されたリョウスケ、タクマ、ヒロの3人はヒーロー達の本部でもあるドクターの研究所に集まっていた。
リ「なんか急に呼び出されたけどタクさんなんか聞いてる?」
タ「いや、俺も内容は聞かされていないんだ」
ヒ「……」
顔を見合わせるリョウスケとタクマの後ろで、眉間に皺を寄せたヒロが腕を組んで立っている。
そこにバーンと扉を壊しそうな勢いでユイトが扉を開けて入ってくる。
ユ「よし揃ったな!!」
リ「あ、ドクター。急にどうしたんすか?」
ユ「今日集まってもらったのはな……ついにお前たちの名前が決まったからだッッ!」
リ「お?おお~~~!!」
ヒ「チッ…んなことでわざわざ呼ぶなよ」
タ「まあまあ」
得意気な顔をするユイトにリョウスケは目を輝かせながら拍手している。
そんなリョウスケをよそに心底どうでもいいと言わんばかりの顔をしているヒロ。
ユ「フフン、お前たちはこれから『ハイパーマンスーパーファイターズ』だ!!」
リ「えっ」
ヒ「は?だっさ」
タ「おお…」
勿体ぶった間の後に満面のドヤ顔で発表するユイト。そして静まり返る場。
ユ「おい、なんだその反応は」
ヒ「小学生でももうちょっとマシなの出てくんだろ」
リ「いやあ…流石にそれはないっすよドクター」
ユ「な、なんだと!!タクは!?お前はいいと思うよな!??」
タ「俺もちょっとそれは…」
ユ「本気で言ってんのか?!」
露骨に嫌そうな顔をしているヒロと苦笑いを浮かべるリョウスケとタクマ。
ユイトは3人の反応が想定していたものと違ったらしく、ショックが隠し切れない。
ヒ「はっきり言えよタクマ。ネーミングセンスの欠片もねえクソみてえな名前ってな」
タ「ヒロ、オブラート」
ヒ「フン、リョウスケですら引いてんじゃねえか」
リ「俺ですらって何だよ!」
ヒ「つかスーパーだのハイパーだのファイターだの渋滞し過ぎだろ」
リ「とにかくドクター…それは考え直して欲しいっす…」
ユ「ぐぬぬ…」
渾身のネーミングが全員から拒否された上に追い打ちまでかけられ、ユイトは悔しそうに言葉を詰まらせる。
このなんとなく気まずくなってしまった空気を振り払うようにリョウスケはその良く通る声を張った。
リ「あ!そうだ!ドクターのネーミングだとちょっと長えし『ハイパーファイターズ』とか!」
タ「そ、そうだな!短めの方が呼んでもらいやすいしな!」
ヒ「大して変わんねえよ!!なんでドクターの癖にそんな小学生レベルの単語しか出てこねえんだよ。大体けn…ぐむ」
タ「どうどう…ヒロ、例え正しくても言うべきじゃないときがあるんだ」
リ「そうだぞ何とか他の案出さねえとアレに決まんだぞ!」
ユ「お~~~ま~~~え~~~ら~~~~」
余程その名前が嫌だったのか次から次へと文句が出てくるヒロの口を慌てて塞いだタクマ。
リョウスケとタクマはヒロを宥めながら、ネーミングへの不満をうっかり滑らせる。
そんな3人のやりとりにわなわなと拳を震わせつつ、ユイトは怒りを爆発させるのだった。
ユ「よぉしわかった!そんなに言うならお前らが『キャ~~カッコイイ♡』ってなる名前を絶対に考えてやるからな!!とりあえずそれまでは『ハイパーファイターズ(仮)』だ!!クソが!!とっとと帰れ!!!!」
ヒ「アンタが呼んだんだろうが!それも使わねえよ!」
タ「あ~…あんなキレたドクター初めて見たな…」
リ「いやでもしょうがねえよ…流石にアレはないって」
ヒ「次のもどうせクソだせえんだろ」
リ「ま~~~望み薄だよな…」
タ「俺達も一応考えておこうか…」
といった感じのやりとりを数回繰り返しているのだが、ユイトのネーミングに進歩はなく、未だに正式な名前が決まっていないのであった。
3人が名前の案を出そうとしても「俺が決める」と言って聴かないユイトによって阻止されている。
刃太
2025-02-07 13:04:57 +0000 UTCテオ
2025-02-07 12:50:00 +0000 UTC