XaiJu
双龍
双龍

fanbox


複数連載する事のメリットとデメリット

私は3本商業連載している。隔週・月刊・隔月なんでコントロールができる。月産ページ数は50~60で、これは週刊連載のページ数に匹敵しているが、週刊連載のように7日間で締め切りがくるわけじゃないので案外ゆとりがある。原稿料も当然3作品分、単行本が出れば印税だって3作品分。後にじわじわと収益に影響を与えてくる。ヒットの確率だって高い。矢を1本打つより3本同時に打った方が命中率が高い理屈と同じだ。どの作品がこけても他の作品が全て同時に終わることはないのでシフトチェンジもできる。


しかし単行本を出すペースは遅れがちにはなる。それぞれの作品のファンに待たせる事が増えるし、ペース配分も難しい。そして原稿料の差も生まれやすい。ちょっと前にその差は解消したが、それでも若干の差がある。これはデメリットでもあるがメリットでもある。出版社の強さがわかるからだ。足元を見るところや、広報が下手くそなところ、自由きままにやらせてくれるところ、金払いのいいところ、遊び心があるところ。そんじょそこらの作家よりはいくつかの出版社のタイプを知っている。デメリットはそれぞれの体質を知ってしまうが故に差を感じてストレスが増えることだ。


とはいえ、現状の担当はみんな私個人に対しては親切だし、ツイッターとかでよく見る愚痴のような不遇な扱いは受けていない。仮にそんな態度できたら私の性格上、徹底抗戦するしさっさとボイコットするがな。


ただ、前回のブログで書いた通り機会損失があまりにでかい現実を目の当たりにしている。気づくのが遅かった。これは私が青年漫画家としての経験の浅さによる失点。これは複数連載をしていたことによる忙しさ故の気づきの遅れかもしれない。しかし、こういったことは全部出版社が担うもののはずだから結論としては編集者の責任だと思っている。完璧を求めすぎてもよくない、でもほんのちょっとの戦略ミスが積み重なると大きな損失につながる可能性は否定できない。


でも複数連載をしていたことによって、成功と失敗、トライアンドエラーが倍以上の速度で学べる。一方の出版社でミスした事を教訓にもう一方の出版社で教訓として活かす事ができる。私はいま3つの連載なので、それぞれの出版社を手のひらで比較し、交渉材料に使ったりあらゆるシーンで利用可能だ。


おっと、もう一つのデメリットを忘れていた。それはゲームをする時間がなくなるってことだ。最近はフィットボクシング をしているが、それは体力強化や座り仕事には絶対的に必要な運動時間を稼げているのでむしろ必要なゲーム。最近のゲームはプレイをしなくてもシナリオやリアリティに特化しまくっているのでプレイ動画を見るだけで情報としては取得ができてしまう。もちろんプレイした情報も大事だが。ただあまりに時間的コストがかかりすぎる。私の性格上、凝り症なのでゲームにハマったらやり込んでしまう。最後にやり込んだのはニーアオートマタだが。私が一つの連載だけだったら、遊ぶ時間もかなりあっただろう。自慢じゃないが筆は早い方だ。3本連載しているにもかかわらずアシスタントはゼロだからな。


おわり。


More Creators