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豆と虎
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想い人の復讐【全体公開】

 俺には好きな人がいる。俺の片思いで叶わぬ恋なのだが。  小熊里香。1つ年下の後輩だ。部活が同じで知り合ったのだが、俺は彼女の無邪気で頑張り屋なところを好きになった。  だが、小熊には彼氏がいる。嬉しそうに彼氏ができたと報告してきた時の小熊の笑顔はとても綺麗で、俺は複雑な気持ちになったのを覚えている。  小熊が幸せなら、俺はそれでいい。できれば俺がこの手で幸せにしたかったが、こればっかりは仕方がない。  俺が物思いに耽っていると、不意に部室のドアが開いた。 「おう、小熊。おはよう」 「……おはようございます。先輩」  おかしい。いつもなら元気いっぱいに挨拶を返してくる小熊に覇気が感じられない。 「おい、どうしたんだ小熊。そんなに泣きそうな顔して」 「先輩……」  今にも泣きだしそうな顔で、小熊は部室の席に座る。 「何があったんだ? 俺で良ければ話聞くぞ」  さすがに尋常ではない様子の小熊を見て放っておけるほど、俺は小熊に無関心ではない。それどころか好きなのだから、彼女の悩みを解決してやりたいと思うのが男心というものだろう。 「私、振られちゃいました……」  ぽつりと溢すように小熊はそう言った。  この時、俺はなんとも酷いことに心の中が明るくなるのを感じた。俺は最低な男かもしれない。好きな子の失恋の話を聞いて、舞い上がってしまったのだから。 「振られたって、彼氏にか?」 「はい……」 「なんで……」  押し黙って小熊が俯く。何か言いにくいことでもあるのだろうか。ここはそっとしておいてやるのがいいのかもしれないが、俺は小熊が好きなんだ。小熊が落ち込んでいるのなら慰めてやりたい。俺は覚悟を決めて小熊に聞く。 「小熊。俺はお前の力になってやりたい。どんなことでも笑わないし、絶対にお前の味方になってやる。だから事情を話してくれないか?」 「先輩……わかりました。話します」  小熊はひとつ大きく深呼吸をして目を見開く。 「その……お恥ずかしながら気持ち良くないと言われちゃいまして」 「気持ち良くない? 一体何が」  俺はピンとこない。小熊が恥ずかしそうにしていることから気付くべきだったのかもしれないが、恋人をそんな理由で振るとはこの時思わなかったのだ。 「……えっちです」 「……えっ?」  俺は困惑した。小熊がもう初体験を済ませていたことにも驚いたし、えっちが気持ち良くないから彼女を振るなんてことも考えられなかった。 「……やっぱり、男の人ってえっちが上手くない子のことは嫌いですよね……」 「そんことはない!」  俺はきっぱりと言い切った。 「それは、お前の彼氏が特別だっただけだ。俺には考えられないけどそういうのを重視する男も中にはいるんだろうな。でも、全てがそういう男ばっかりじゃない。少なくとも俺はそんな理由で彼女を振ったりなんかしないね」 「先輩……彼女いたことないじゃないですか」 「うっさい。もしいたらってことだよ」  小熊が涙を拭いながら微笑んだ。笑ってくれた。それだけで、俺は話を聞いて良かったと思った。 「ありがとうございます。先輩、元気出ました」  小熊が頭を下げてくる。 「まあ、元気出たなら良かったよ。小熊ならまたすぐにいい人が見つかるよ」  ここで俺が前に出れないのは本当にヘタレだなあと思う。 「あの、先輩。ひとつ頼みたいことがあるんですがいいですか?」  不意に、小熊が真剣な目で問うてくる。 「ああいいぞ。小熊の頼みならなんだって聞いてやるさ」 「私とえっちしてくれませんか?」 「おう、えっちね。いいぞ……って、はあっ⁉」  俺は衝撃で腰が抜けそうになった。えっちって言ったのか? 俺の耳がついにおかしくなったのか? 「す、すまん。俺の聞き間違いのようだ。もう1回言ってくれ」 「えっちしてくれませんかって言いました」 「あっれぇ、聞き間違いじゃない、だと」  振られて自暴自棄になったのか、それとも手っ取り早くインスタントに心を癒したいのか、小熊は俺とえっちをしたがっている。 「その、だってこのままじゃ悔しいじゃないですか。えっちが下手って言われたまま振られるなんて……だから先輩とえっちして、上手になりたいんです! あいつを、見返してやりたいんです!」  そういうことか。俺でえっちを練習して元カレを見返す。えっちの腕を認められれば、元カレともやり直せると考えているのだろう。  だったら、俺の答えは決まっている。 「わかったよ。やろう。小熊をとてつもないテクニシャンに育て上げて、彼氏を見返してやろう」 「はい! ありがとうございます!」 「でも、どうやって彼氏とえっちするんだ? 気持ち良くないと思われているなら、えっちに応じてくれないんじゃないか?」 「それは大丈夫です! 来月に保健体育の授業でえっちの実戦授業があるんですが、出席番号順なんで私元カレとペアなんです」 「なるほど。そこで彼氏を骨抜きにして見返してやろうってことか」 「はい! なので期間は1か月。よろしくお願いします」  俺たちは文芸部だ。部員は俺と小熊の2人だけ。旧校舎に部室があるので、放課後になるとここには誰も来ない。中から鍵も掛けられる。絶好の練習場所だった。 「それじゃ始めましょうか」  小熊がそう言うと制服を脱ぎ始める。俺は顔を背けるかと思ったが、生唾を飲み込みながらガン見していた。好きな子の下着姿を前にして興奮が抑えられずたまらず勃起した。 「あっ、先輩もうおっきくなってる」 「小熊が綺麗だからだよ」 「えへっ、ありがとうございます」  そう言って小熊は俺の胸に飛び込んでくる。 「先輩ってえっちの経験あるんですか?」 「さっき小熊の言ったえっちの授業だけだな」 「じゃあ、ほぼ童貞さん、なんですね」 「うっ、ま、まぁそうだな」 「だったら。先輩を気持ち良くできないと、到底元カレには勝てないですね」 「そ、そうかもな」 「じゃあ、こうしましょう。お互いイカせ合いをして、先に相手をイカせた方が勝ちっていうのは」 「ああ、いいぞ」 「じゃあ、勝負開始ですね」  そう言って早速小熊は俺にキスをしてくる。最初はフレンチキスを数度繰り返し、俺を熱のこもった目で見つめてくる。それだけで俺は彼女に見惚れてしまうのだが、彼女はお構いなしに次のキスで舌を捻じ込んできた。 「んちゅ……ちゅぱぁ」 「うっ……」  気付けば、小熊は俺の股間をまさぐっていた。すぐに俺のちんぽを見つけ出すと上下に扱き始めた。小熊が俺のちんぽを扱いている。それだけで興奮が抑えられない。だが、テクニックは確かにないのかもしれない。ちんぽを握る強さも弱いし、リズムも一定な手コキだ。これじゃ男は確かに気持ち良くないだろう。  俺も反撃を試みる。小熊の普通サイズのおっぱいを片手で揉みながら、余った方の手でクリトリスを刺激する。 「んんっ……あんっ……あぁぁぁぁ」  気持ちよさそうな小熊の声を聞いて、俺はもっと気持ち良くしてやりたいと感じる。  俺は乳首を舐めながらクリトリスの刺激を続ける。 「あんっ……先輩、気持ちいい……挿入れてほしいです」 「わかった。挿入れるぞ」  俺は小熊に乞われた通り、ちんぽを挿入する。 「おう……」 「んんっ……」  小熊の中は凄く気持ち良かった。膣の締め具合が程よく、ヒダが絡みついてくる。前後運動を開始すると、抜く動作の時にカリ首に何かが引っかかり、快感を与えてくる。 「うっ、小熊の中気持ちい……」 「本当ですか……あんっ……いいですからね? 気持ち良くなっちゃっても……」 「あぁぁぁ……や、やばいな小熊の中……めっちゃ気持ちいい」 「先輩の白いの欲しいです。ください。先輩、私の中に白いのください」 「くっ……くそっ……あぁぁぁっ……♡ 射精るっ♡」  びゅるるるるぅーーーーーーーーーー♡    どぴゅ♡ どぴゅ♡ どぴゅ♡ どぴゅ♡ ぴゅるるるるぅ…………♡ 「あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁ……♡」 「あんっ……えへへ、射精てる♡ 先輩、私の中で射精してる……♡」  俺は小熊の中からちんぽを引き抜くと、ぐったりとその場にへたり込んだ。 「おいおい、小熊の中って名器なんじゃねえのか。やばいくらい気持ち良かったんだが」 「えへへ、先輩を気持ち良くできて嬉しいです。でも、おまんこはスペックが高いだけだから、私のテクニックだけでイカせたわけじゃないですよね」 「ま、まあそうかもな」 「私とえっちしてみてどうでしたか? 何か気付いたことがあったらアドバイスください」  こうした向上心は偉いと思う。こういう真面目なところが小熊のいいところだよなあ。  俺は頷いてアドバイスを始める。 「まず手コキだが、もうちょっと強く握った方がいいと思う。あれじゃ刺激が弱すぎて男は一生射精できない」 「そうなんですか? でも男の人のおちんちんは繊細だから丁重に扱わなくちゃダメだって見たんですけど」 「あれは弱すぎるな。もうちょっと力を入れた方がいい。あと扱くスピードも緩急をつけたりした方が男は気持ちいいし、顔をじっと見つめられるのとかも興奮するな。ちんぽの扱き方は色々あるから、この一カ月、俺のちんぽで試すといいよ」 「ありがとうございます! 1カ月よろしくお願いしますね!」  こうして俺と小熊の特訓が始まった。この幸せな1カ月を、俺は噛みしめて過ごそうと思う。    ※※※  私は小熊里香。1か月前、彼氏に振られた。理由はえっちが下手だったから。そんな元カレを見返したくて、私はえっちの特訓を頑張った。先輩には私の特訓に付き合わせて申し訳ないと思っている。だから一刻も早く私が上達して、少しでも先輩を気持ち良くしてあげようと思った。  最初のうちはなかなかイカせられなかったけど、最近は先輩をイカせてあげることができている。自分で言うのもなんだけど、私の腕は随分上達したと思う。そんな先輩との特訓も昨日で終わった。 「……よし!」  私は自分の頬を叩いて気合を入れると、ベッドルームへ向かった。今日が私の特訓の成果を発揮する日だ。保健の授業のえっちの実践授業。私のペアは皮肉にも元カレ。ここで元カレをイカせまくって、私を振ったことを後悔させてやるんだから。  ベッドルームに入ると、既に元カレは裸で待機していた。 「はんっ、せっかくのセックスの実習なのに、相手がお前とかはずれだわ」 「悪かったわね」 「まあ、せいぜい頑張れよ。へたくそなりによ」 「…………満足させてあげるわよ」 「お前にか? 無理だろ」 「じゃあ、勝負だね。時間内に私がイカせたら私の勝ちね」 「いいぜ。だったら好きに責めさせてやるよ」  先輩にも勘違いされているみたいだけど、私はもうこの男のことは吹っ切れている。こんな最低な男、こっちから願い下げだ。だったら、なんでリベンジしたいのかって? それは私の女としてのプライドが許さないからだ。初めてを穢されたことへの、ささやかな復讐といっていい。 「それじゃ、始めよっか。時間勿体ないし」 「おう、さっさとこいよ」  ベッドで余裕を見せながらふんぞり返ってる元カレの胸に私は飛び込んだ。そして、そのたくましい胸板に咲く二つの蕾を指で弾いた。 「なんだ、キスはしねえのか」 「私を嫌っている人とのキスは嫌」 「セックスはするのにか? おもしれえやつだな」  キスは女の子にとってとても大事だ。セックスはできてもキスだけは好きな相手としかしたくない。私にはもう好きな人がいる。 「乳首なんて責めても全然気持ち良くねえよ」 「それはわからないよ? こうやって刺激を続けてれば、そのうち気持ち良くなってくるかもよ?」 「ないね。俺はそんなマゾ野郎じゃねえんだ」  そう豪語する元カレだったが、小一時間乳首を指でカリカリしていたら、不意にせつなげな溜め息を漏らすようになった。 「あっ……」 「んー? 今声出た? 乳首、気持ち良くないんじゃなかったの?」  私は精一杯の嫌味を込めて元カレを煽る。 「は? 気のせいだろ? こんなの、全然感じてなんか……あぁ……」    私に煽られた元カレはムキになって反論してくるが、その途中で私が乳首を指で弾くと、せつなげな声を漏らした。  結構長い時間乳首だけを刺激し続けてきたからか、元カレの乳首は開発されつつあった。 「ふーん、気持ち良くないんだ。だったらこのまま乳首責め続けても問題ないよね?」 「あ、当たり前だろ」  そう言った元カレの顔からは余裕が消えていた。むしろ、初めての快感に戸惑いを隠せない、そんな表情だ。 「そろそろいいかな」 「あん?」 「んれろぉ……れろれろれろれろぉ……」 「ああっ……♡」  クリーンヒットだった。今まで乳首を責めてはいたが、指で刺激していたにすぎない。そこに乳首舐めを加えたことで感度の高まった乳首に新たな刺激が生まれ電流が奔ったかのような快感が流れる。私の目論見通り、元カレは相当気持ちいいようで身を捩りながら声を漏らし始めた。 「あぁぁっ……う、嘘だろっ……あぁっ……♡」  既に元カレのちんぽからは射精の前兆である我慢汁がどばどばと溢れ出してきていた。私は勝利を確信し、そこで初めておちんちんを握った。左手で金玉を揉み解しながら、右手でちんぽを扱く。溢れ出た我慢汁を塗り広げながら、先輩で練習した手コキを披露する。  男は金玉を持ち上げられると射精しやすくなる。先輩が教えてくれたことは本当だったらしい。瞬く間におちんちんが震え、溢れ出てくる我慢汁の量が増していく。射精はもうすぐそこだ。  私は乳首を舐めながら手コキを続け、上目遣いで元カレを見る。 「うっ……くそっ……♡」  その瞬間、元カレのおちんちんが膨張し、びくびくと震えた。  私は勝利を確信し、仕上げに手を速く動かす。  どぴゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーー♡  どぴゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーー♡  どぴゅるるるるるるるるるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ♡  どぴゅるるるるるるるるーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ♡  びゅるるるるぅーーーーーーーーーー♡    どぴゅ♡ どぴゅ♡ どぴゅ♡ どぴゅ♡ ぴゅるるるるぅ…………♡  一際大きく腰を突き出した元カレのおちんちんから勢いよく精液が飛び出してくる。言い訳のできないぐらいの大量射精。私はあっさりとイカせてやったことで溜飲が下がる思いだった。 「はぁっ……はぁっ……お前、上手くなったじゃねえか」 「…………」 「いいぜ、やり直してやるよ。俺と復縁したくて練習したんだろ」 「お断り」 「は?」 「あんたみたいな最低男、こっちから願い下げよ。もう二度と私に話し掛けないでね」 「ちょ、ふざけんなよお前」 「自分で乳首を弄りながら手で扱くの気持ちいいらしいわよ? これからは新しい恋人の右手と末永くお幸せに」  私は言いたいことだけ言ってベッドルームを後にした。  大勝利だ。ここまで爽快な気持ちになれるとは思わなかった。  それもこれも先輩のおかげだ。早く放課後にならないかな。先輩に会って早くお礼が言いたい。     ※※※ 「先輩、やりました!」  部室に飛び込んできた小熊のVサインを見て、復讐が上手くいったのだと理解した。同時に、小熊との特訓の日々も終わったのだと。役得だった。この一カ月は本当に充実していた。だから俺も笑顔で小熊の背中を押そう。 「良かったな。もう別れるなよ」 「はい、今度お付き合いする人とは絶対に別れません」 「え?」 「先輩、私と付き合ってください」  俺は口をぽかんと開けたまま固まってしまった。告白されたのか? 俺が? 「な、なんで? お前は彼氏と復縁したんじゃ」 「先輩、あんな最低男のことなんてとっくにふっきれてます。ただ、女の意地を見せたかっただけですよ」 「そ、そうか」 「先輩は私とえっちする時も優しくしてくれたし、いつも傍で支えてくれました。先輩が気持ちいいって言ってくれるのも私好きなんです。だから、これからも、先輩と肌を重ねる関係でいたいです」  真っすぐな小熊の想いに、俺は思わず涙ぐんでしまう。  諦めていたはずの恋。それが成就しようとしている。  俺は返事の代わりに小熊を強く抱きしめた。 「大事にする」 「先輩……んちゅ」  幸せなキスを交わして、俺たちは恋人同士になった。  それからますますえっちの腕が上達した里香に、俺は毎日骨抜きにされるのだった。 【完】   作品リスト一覧 https://batllefack-m.fanbox.cc/posts/7603841

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