こんにちは。ちうねです。
今回は今更…??感がバリバリですが単行本2巻が出たということで
雑誌発売当初まとめられなかった17話、七緒さんとの百貨店お出かけ回に関してのこぼれ話を少し書きたいと思います。
本当は結構この回を描くにあたって百貨店文化に関する本や論文を読んで、ふ~んなるほどね~~と多少の理解を得たつもりでいたのですがすでに半年…?以上経過して、明治~大正にかけての百貨店文化のアレそれに関する言説は忘却してしまいました(アホ)
やはりこういうまとめは調べてすぐにやらないとどこから手を付けていいかもわからなくなるし、まとめづらくなるので反省です。
本の紹介をしても良いのですが、私も図書館でパラパラと読んで半年(以下略)なので一番手軽で分かりやすい国会図書館の電子展示「本の万華鏡」の百貨店回のページをペタリしておきます。
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/27/
この電子展示の中でも紹介されている、PR誌という当時の百貨店がそれぞれ発行していた取扱商品を紹介する雑誌なのですが
作中に出てくるタピオカや髪飾り、背景に描かれている商品はここに載っていたものを参考にしています。
(ケチャップがトマトだけではなくマッシュ―ルームバージョンもあることをここで初めて知りました。どんなお味…というかどういう場面で使うんでしょう…)
缶詰もいろいろあります。個人的には3番の「ランチタンク」というのが気になるんですがなんなんですかね…?ハンバーグの缶詰もあったりして面白いです。
あとはポケット用のお酒もあったりします。
(女学生用の靴、流石に結構お高いです)
食べ物だけではなく袴や靴の紹介もあり、百貨店で取り扱う時期のものや新商品など当時最先端のいろんなものが紹介されていてとても面白い雑誌です。
(『三越』大正10年1月号、5月号より)
ちなみにこういった商品の他に、百貨店が家の装飾を担当するということがあったようで(というか今もあるのかもしれません、お得意様だと外商部が家具をすべて見繕ったり…あまりに縁のない話なので分かりませんが…)これも見ているだけで楽しい写真になっています。というか家、豪華すぎでは・・・・
(『三越』大正10年9月号)
作中で七緒さんと紡が食堂で休憩をしているシーンがありますが、百貨店の食堂というのは日本橋白木屋が明治44年に初めて設置したもののようです。
ちなみに白木屋は今のコレド日本橋の位置、西川ビルの奥に存在しました。
(藤森 照信『写真集 失われた帝都 東京―大正・昭和の街と住い』柏書房、1990より、中央のドームが白木屋呉服店、その並びの一番手前が西川)
これがほぼ同じアングルから撮った今の日本橋です。
こうみると意外と道と建物の位置関係は変わってないのが分かります
(手前の工事中の策に囲われてるのが西川ビルです)
建物も変わって路面電車も今は無いですがこういうの見比べるとエモ~~いってなっちゃいますね。
ちなみに最後に千歳が来るシーンは、これが千歳の背中側の背景になっています。
こんな感じで日本橋は意外と当時の面影を残しているところが多いので(裏路地に行くと意外と古い建物も残っていたり)散策におすすめなスポットです。
最後に七緒さんが醤油を買うところ、割引券の福引を求めて…のシーンがありますが、このセールにも理由がありまして…ちょうど9月3日(ぴったり今日から100年前です!)に当時の皇太子(のちの昭和天皇)が半年の欧州外遊から帰国しまして、お祝いと称してこういった大売り出しを1ヵ月程度いろんなお店がやっていたことがあり、これは新聞に載っていた広告を参考にしています。
今でいうと何でしょう…野球チームが優勝したときのセール的な…?いやだいぶ違う気もしますが…でもこういったお祝い事にかこつけてセールをするというのが当時からあったというのは面白いな~と思った部分でした。
とまあ、あんまり本編と関係ない話も混ざりましたが、17話のこぼれ話でした。
ちうね
くら鳥【KURATORI】
2021-09-03 11:24:07 +0000 UTCいっちゃん
2021-09-03 09:55:52 +0000 UTC