「窓はなんとか抜けられるようですが…隣も同じような部屋ですね」
扇ちゃんは少し嬉しそうな声色で囁くように言った
「もう2時間は移動してる、どうなってるんだここ?
約3メートル四方の正方形の室内、窓は必ず2つある
対面に設置されているだけでは無く天井や床に窓がある部屋もあった
どの部屋にも共通しているのは食料の備蓄されている棚と水道とトイレ
それに寝心地の良さそうなふかふかのベッド…
まるであのホラー映画の様なループ状態だ
「阿良々木せんぱい、少し休みませんか?疲れちゃいました」
珍しく扇ちゃんが弱音めいた事を言っている
本当に疲れてしまったのだろう
扇ちゃんはか細い女の子だし体力も僕以下なのは明白だ、そろそろ休憩するべき状況なのだろう
「そうだな、幸いいい感じのベッドもあるし休憩するか」
「あ!棚の上にパジャマもありますよ~」
そうだっけ?食料だけかと思ったが扇ちゃんが言うならそうなのだろう
「僕は隣の部屋で休むぜ、なにかあったらすぐに大声で呼んでくれ」
移動してきた窓をくぐろうとした僕のシャツの袖を掴んだ扇ちゃんに引かれて思わす床に転んでしまった
「なにすんだ…はう!?」
仰向けにころんだ僕の上にパジャマ姿の扇ちゃんが馬乗りになった
「2人が1時間以上他の部屋に離れたら…両名が◯ぬって書いてますよ」
そうなの?
「それよりその格好は????」
「パジャマです!黒くてかわいいでしょう?」
いや!ピンクでかわいいモノが見えちゃってます!
「見えてる!見えてる!!!ちゃんとパジャマを着ろ!」
扇ちゃんは、すっと目を細めてニィと口が笑う
「羽川さんには遠く及ばない粗末なモノで申し訳有りませんが、よろしければ
見てやってください」
扇ちゃんは僕の頭の両側に手を付き、胸を目の前に近づけた…
謎の空間での二人がどうなったのかは、各自の想像にお任せします
(いや、いま文字書きなら5分で書いた話なんでw)