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堕ちた王者と幻影の銀閃~凛香VSソフィア~Part.0

現在連載中である凛香VSソフィアの試し読み用の記事です!!


最近連敗続きで調子を落としている凛香さんが、海外団体の元王者であるソフィアさんと闘う話になります。

Part3のいいね数が50を超えているなど、大変ありがたい事に他の試合よりも高評価を頂けております。

(ご支援者の人数は他の月と大差ないので、純粋に満足度が高いのだと思ってます)




試し読み単体でも楽しめる構成にしてますし、数分で読み終える量なので是非気軽に見ていって下さいませ~。



堕ちた王者と幻影の銀閃~凛香VSソフィア~Part.0



「ぶひゅっ、あぶぅっ、ぐへぇっっ!!!」


「ソフィア選手の左がまたしても冴え渡る~~~!!

 凛香選手、全く動きについていけておりません!!!」


試合は既に3ラウンドの後半に差し掛かっているものの、元王者であった筈の黒髪の少女は対戦相手の疾さと技術に翻弄されてしまい、その大層な肩書とは裏腹に好き放題打たれっぱなしになってしまっている。



「りっちゃん、相手まだ狙ってるわよ、ガード上げて!!」


「んぶぅっっ…………ぶふぅぅぅっっ!!!」



セコンドの指示すら耳に届いていないのか、凛香は無防備な顔面を弾かれてしまいその表情にはダメージと焦燥感が滲み出てしまっていた。




「くぅっ、ちょこまかと……これでもくらいなさいっ!!」


案山子の様に殴られるばかりではなく、黒髪の少女は時折反撃を繰り出していく。


硬く握りしめられた拳で放たれるそれは、元女王という肩書に相応しい威力を秘めていたものの─────対戦相手の鼻先すら掠める事なく、虚しく空を殴りつける事しか出来ないでいた。



「アハッ♪……せっかくガード解いてるんだから、一発くらい当ててみなさいよ」


涼し気な表情で強打を躱した銀髪の女は、両腕をブラブラさせながら対戦相手を煽っていく。


その白い肌にはうっすらと汗を浮かべており、自身の日本人離れしたスタイルと相まって実に健康的な色香を醸し出していた。




(くっ……せめて、懐に入りさえすれば…………)


唾液に塗れたマウスピースを噛み締めながら悔しげな表情を浮かべていく凛香。


8分以上殴り合って──正確には殴られ続けて──いるにも関わらず、未だ相手に拳を当てる事はおろか左腕一本で完封されてしまっているという事実は、彼女の心に少なくない屈辱感を与えていた。




そんな中、これまで軽快なリズムでフットワークを刻んでいたソフィアの動きが一度止まり、重心を前に傾けたかと思った直後、鍛えた下半身から繰り出される爆発的な加速で凛香の前へと瞬時に躍り出ていく。


「…………ッッ!!!」


慌てて迎撃の為に手を出す凛香だが、そんな雑な攻撃がソフィアに当たる筈もなく、逆にカウンターでボディアッパーを貰う羽目になってしまっていた。


「ごぼぉっっ…………!!」


「ソフィア選手、一瞬でインファイトに切り替えてからの見事な左ボディが炸裂~~~~!! 凛香選手は完全に悶絶してしまったかぁ!!?」


痛烈な一撃を貰い身体をくの字に折り曲げてしまった少女は、半分白目を剥きながら胃液混じりの唾液を吐き出し続けていく。



「アハッ♪ 情けない顔…………それじゃ、次は”こっち”行くわよ?」


ピクピクと全身を痙攣させている対戦相手へと見せびらかす様に、”右手”をヒラヒラと掲げていくソフィア。



「がっ……んがぁっ…………」

(この距離はヤバいっ……早くガードを固めないと)


持ち前の根性ですぐさま立ち直った凛香は、今にでも飛んでくるであろう”右の大砲”に備えるべく、相手の右手を注視する───否、注視”させられてしまった”。



故に彼女は気付けなかった。


「そっちじゃないわりっちゃん、下よ!!!」


左下から本命である”左アッパー”が迫って来ている事に。



「がひゅっっっっっ!!!!!」


「凛香選手の無防備な顎に豪快な左アッパーが突き刺さっていった~~~!!

 盛大に吹っ飛ばされて……あ~っとダウン、凛香選手またしてもダウンです!!」



「ぅ…………ぁ……………………」


両腕をバンザイの形で突き上げ足はガニ股で開いたまま、白目を剥き無様なダウン姿を晒してしまっているJKリーグの元王者。


徹底的に左ジャブで叩かれ続けた右目は紅く腫れ上がっており、彼女の視界が狭まってしまっている事を如実に物語っている。



「凛香選手、これでこの試合4度目のダウンです!!

 失神している様に見えますが、果たして今度は立ち上がれるのでしょうか!!?」



「何度も同じ手に引っかかって…………元チャンプとして恥ずかしくないワケ?」


ひっくり返ったカエルの様に情けない格好をした対戦相手を見て、呆れた声色でソフィアが口を開いていく。


その白い肌には未だ傷の一つすらなく、試合前の美貌を完璧に保ったままであった。






ここまでご覧頂きありがとうございます!

試合の本編は下記から読めますので、もし良ければ是非~。

堕ちた王者と幻影の銀閃~凛香VSソフィア~Part.1/The Fallen Champion and the Silver Flash of Illusion - Rinka VS Sophia - Part.1


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Comments

いくら何でも元王者が下位ランカー相手に負ける様な事は万が一にも無いとは思うのですが……恐らく、多分、きっと…………

ナッツが主食

どうせ落ちることをまことにまで敗北するほど落ちてしまうことも···

RYONA


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