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【自由研究】エロ漫画を作ろう!第13回「トーン」

 そろそろ終盤です。今回はトーンを貼っていきます…もとい塗っていこうと思います。今回は初歩的な技術を少々説明しながら、自分なりのルールに基づきやっていこうと思います。

・トーンのルール!

 前回少し話した通り、トーンもあくまでキャラ、パーツなどの区分け、位置関係をわかりやすく補助するためのものという認識でやっています。なので基本的に貼りすぎ厳禁です。実際に使いすぎると画面がうるさくなりますし、ページ全体にメリハリのないボヤけた印象になります。あとトーンを貼って微妙な時はペン入れの方を加筆しましょう。

 とは言ってもやっていると、色を塗る感覚でついつい貼っていっちゃうものなので、ここでいうルールというのは、貼りすぎないためのルールです。それではルールを確認していきましょう。


・キャラに使うトーンは3つまで

・背景に使うトーンは1つだけ

・影をつけるのは見せゴマのみ(エロシーンは例外)


 こんな所でしょうか。もちろんすべてに例外はありますが、基本はこんな感じです。キャラに関しては大体イメージがつくと思います。背景は「そのコマにおいて背景になる部分」です。状況説明などによっては背景がメインキャラが背景になるコマがあります。そういったときはルールも逆になります。

 影においては見せゴマのみ入れていきます。あまり全部のコマに丁寧に影まで入れてしまうと、結構ごちゃごちゃします。それに見せゴマのクオリティは上げられるだけ上げたいので、そういった意味もあります。ただ例外的にエロシーンは小さいコマでも影をいれることが多いです。理由として全裸になると白い部分が多くなってこれはこれで寂しいのでといった感じです。

 それではルールも確認したので早速トーンを貼っていきましょう。


・トーンを貼る!

 トーンを貼るといっても、デジタルでは基本的にグレーで塗ってそれをトーンに変換するやり方でやっています。素材としてトーンも用意されていますが、自分の場合はこんなものを使っています。



 素材には濃淡5%刻みのトーンが用意されています。それの10%から10刻みにスポイトで抽出したものです。左上は黒なので使うのは90%以下の9つです。さらにいうと基本60以上はほぼ使わないので実際に使うのは下段5つのみですね。これで塗り分け、まとめてトーン化させるといった感じでやっていきます。

 5つだけでなんとかなんの?って感じですが、トーンはさらに線数、網点の形状などで印象がガラッと変わるので結構バリエーションはあります。これも知れば知るほど切りがない部分ではあるので、基本的っぽいところのみ説明します。

 

 まず基本的なのがこれです。網点が「円」のものです。あと詳しくしらないですが線数はアナログとデジタルで微妙に違うらしいので、自分が印刷されたものをみてよかったラインのものを使っています。クリスタではレイヤープロパティで網点の形状を変えられるので、塗ったあとにこれで設定します。他にもいろいろあります。次によく使うのはノイズですかね。


 こんな感じでかなりバリエーションをつけられるので結構困りません。さらに線数を変えるという方法もあります。


 同じ濃度でも線数を変えるだけで、かなり印象が変わります。私の場合は多少メリハリをつけるために、顔や局部のアップのコマなどで線数を変えることがあります。あと同じコマ内で、キャラとの距離感や演出で線数を変えることもあります。例えばこんな感じ。


 手前の親子の線数を少なくしています。こうすると少しぼやけた印象になり、向こう側でうんこを頭にのせて歩いている男が際立ちます。線数変更だとこれが割と一番オーソドックスな使い方なんじゃないでしょうか。


最後にもう一つトーンの重ねとずらしという方法もあります。



 こんな感じで今度は40%のトーンを用意しました。ここの右半分に20%のトーンを重ねます。


 重ねました。でも同じ線数だと、濃度が濃い方トーンの方が一つの網がでかいので、完全に隠れてしまいます。ここで「レイヤー移動」のツール内にある「トーン柄移動」を使います。これを使うとトーンをドット単位で移動させることができるので、キーボードの十字キーを使って上下左右に動かしていきます。動かす方向、幅でかなり印象が変わります。


 影をつける時にレイヤー一つで一括で処理できて非常に便利です。線数を合わせないとモアレがでてしまうのですが、異次元すぎる人だとあえてモアレさせて柄を作ったりするらしいので意味が分かりません。一応注意点として、クリスタの初期設定でレイヤープロパティの濃度の設定が「画像の色を使用」になっていると思うので、「画像の輝度を使用」にしないとこれが使えなかったはずです。クリスタに移行した頃これがわからなくて困った記憶があるので気を付けてください。そして変更したら左上から「初期設定に登録」をするのをお忘れなく……。



 結構長々と書いてしまいましたが、トーンの基本に関してはこんな感じですかね。これを踏まえて実際にトーンを入れたのが以下になります。




















 わかりやすくするために拡大したトーンを使って説明してきましたが、実際に出力したらこんな感じになります。正直どこがどうなっているのかわからないですよね。本当に細かい世界での差異なのですが、ちょっといじるだけでも印象の変わる部分だったりします。もっと深い技術があったりすると思うのですが、今回説明した基礎的な部分だけでもかなり奥の深い部分だと思います。最近はやることが大体決まってしまっていて、新しくこうしてみようということがなくなってきているので、一度基礎の部分から見直してみるのもいいかもしれません。

 そんなこんなで大分完成に近づいてきました。でもまだ完成原稿とは差がありますね。トーンも入れ終わったので、ここからさらにペン入れの方の加筆を行い、描き文字や集中線などもいれていき完成となります。その辺は次回やっていきましょう。

 今回は10%刻みのグレーカラーパレットを用意しました。もしよければ入れてみてください。


白黒



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