大分引っ張りましたが、今回は見出しにある二つを活用について解説していきます。今回の作品の肝になる部分でもあります。それがプロットの「こうだったらエロい」という項目で書いた「プレイ中に結構表情が変わる」という部分です。無表情キャラということでギャップを狙った部分です。とりあえずそのシーンを見てみましょう。
8p~11pかけて、「妹の表情を見せない」ようにしています。口元や声などの情報はあるので、おそらく妹が「気持ちよくなってる」のは想像できます。でもまだ明確な回答が得られていない状態、ここが「引き」の部分です。妹は本当に気持ちよくなっているのか?その疑問を抱え11ページが終わり、12ページの「めくり」で回答を持ってきています。こうすることでよりギャップと変化を効果的に見せることができます。画面も大胆に使っているのもポイントです。そしてもう一つめくりの効果として、ここから展開が大きく変わります。高まってきた兄の興奮が妹のトロ顔で解放されて、より行為がエスカレートしていきます。
今回は作品で「一番見せたいポイント」をより効果的に演出するために、この二つのギミックを使用しました。単純ですがこういった細かいギミックの積み重ねが、ストーリーに緩急を生み出します。この「緩急」「メリハリ」は漫画のストーリー、画面を組み立てる上で大事な概念です。大事なら最初に説明しろよという話ですが、一応今までの工程である程度は自然とそうなるようになっているはずです……多分。とはいっても、それらに関してはここからさらに調整していくことになりますので、また後付けで詳しく説明していこうと思います。
ここまで読みやすさと一言で言ってきましたが、ただ読みやすいだけで単調なら途中で飽きられますし、全部読んで貰えなければ評価もなにもないですから、全部読んで貰えることがまずスタート地点なのかなと思います。なので正確にいうなら「全部読んでもらえるような読みやすさ」を目指している感じですかね。
さてこれでネーム作業は終わりと言いたい所ですが、なんとなく気に食わないので次はこのネームを片っ端から修正していきます。