セティオくんがんばる 16:ぼくたちの仲間_1
Added 2022-03-03 10:12:11 +0000 UTC微 cockvore
18話まで投稿して絵も描いたら一区切りになります(第一部・完のような形です)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■
夕方になった。日の光が彼方の海面に沈んでいく。
セティオは自分にあてがわれた部屋で、ベッドに座り、自らの竿をくわえ、射精で出てくる精液や頭蓋骨を口で呑み込みながら、本を読んでいた。ただおとなしく本を読むことは、ワクワクして手持ち無沙汰なセティオには難しい。
――学校! どんなところだろう?
それがセティオには輝かしかった。
読んでいる本は、フランスの旅行ガイドである。それも、例の海中トンネルの、さらにその内に作られた海中列車、その停車駅の紹介に特化している本だった。
その列車は地下鉄のようなものである。本は、フランス・ボルドーの地底駅だとか、ツールーズ駅、ナルボンヌ駅……と、そうした順で、観光のガイドになっている。
そんな読書をしていた時、船内放送が鳴った。
『リゴー、ちょっと手伝って』
アデリーンの声だった。
『そろそろ、ハスキーだったアルフレートくんが生まれそうなの』
セティオは、ぴくり、としたのち、本をめくる手を止めた。
いてもたってもいられない。
セティオはうろうろと廊下を歩き回って、アデリーンを探した。
『リゴー?大丈夫?来れる?』
先ほどのように、また放送が鳴った。
『私も馴れてるけど、んっ……ふうっ……あなた一応執事でしょ、んんっ、く』
そんな声には、明らかに色っぽいあえぎが混じりはじめる。セティオも性欲をかきたてられるところがあったのだが、我慢した。元はと言えば自分が言い出した、アルフレートのことが根本の原因である。
その時、セティオは廊下に並ぶ扉のひとつが、開け放たれているのを見た。
「アデリーンさん?いるのー?」
セティオは声をかけた。そこから、のっそりと大きな影がのぞいた。大きな黒い塊だった。
「……へ?」
「せ、セティオさまぁ~~~……」
それは、黒山羊のリゴーだった。アデリーンではなかった。
顔は泣きはらしたかのような跡がある。そのお腹は大きく膨れて、中でもごもごと何かがうごめいている……セティオは察した。
「よ、四人食べちゃったんですううううう、ご主人さま、セティオ様っ、エリーいいいいいい……」
「三人って言ってたじゃん!うそつきー!」
「すいませええええええええん……!!」
アデリーンが連れてきた海賊は、残り4人だった。リゴーのために残しておくのは残り4人のうちの『3人』と言ったのは、記憶に新しい。
(――結局、4人全員を……むむむう、ずるい)
セティオは少しだけ泣きそうになった。
だが、リゴーの気持ちは理解できたので、許した。
「はふうっ、うううぐうううっっ!!!」
リゴーは、膨れ上がったお腹の下から、ずにゅぶるっ、と大きな竿を跳ね上げた。勃起していて、しかし弾力があってぷるんとしている。
その勢いで、大きく膨れ上がってもふもふとした玉袋が、跳ね上がり……その中にも一人分の膨らみが見えた。
結局、彼も捕食者だったのである。
セティオはくすくすと笑った。
「アデリーンさん手伝ってくるね」
「ああああっ、それえっ、執事である私のつとめっ……ひぎいいいっ!!!!、たまんにゃっ、出っ……!!!!」
「ぼく、今は楽しんだ方がいいと思うなあ」
目の前の、やわらかな竿をしごきあげてみる。
びゅるるるるーっ、と精液が噴き上がり、自らの顔にふりかかってきた。
「はぐうううううっ……あああっ、はあん……」
「んぐっ、むちゅっ」
セティオはその亀頭をくわえ込んで、精液を飲む。きれいにしてあげた。
リゴーの大きな竿、その下にてうごめいている何者かが、反応する。外からの反応に気がついて、助けを求めているようだ。腕を尿道からむぐむぐっと伸ばして、セティオの鼻先へと触れそうになる。
セティオは手を伸ばして、その手をにぎってやる。
「たすけてほしいー?」
腕の掴む力が強まった。
セティオは、ふふふっと口をおさえて笑う。奥ゆかしい笑顔だった。
リゴーの中から掴んでくるその腕を。
さらにリゴーの奥底へ、押し込む。
「~~~~~~~~~~~~~~~……!」
何か、悲痛な声が地響きのように、か細く聞こえてきた。
「じゃあ、リゴーさん、行ってくるね」
「あっ……タマが、いじめられて、ひゃっ、ああああああっ、くっ……すい、しゅいませえええええええっ……んくっ、ぐうっ!!!!」
びゅるるるる、ぼびゅるるるっ!!
リゴーは快感にもだえるあまり、射精の勢いで中の男ごと出しそうになっていた。
もう少しだけ押し込んであげた方がよかったかな、とセティオは思った。
アデリーンは自室にて、裸でベッドにあおむけになっていた。
彼女のお腹は、内側から押されてゆらゆらと動いている。膨らんでいるが、以前にアルフレートを体内に取り込んだ直後よりは小さく、しかし通常の赤ちゃんを妊娠している女性のものよりは大きい――というサイズだ。
おっぱいからは、ぴゅっ、ぴゅるっ、と少しずつ母乳が出ていた。股間の濡れそぼった割れ目は、くぷっ、くぷっ、と開いたり閉じたりしている。内側からの圧力が、そうさせているのだろうか。
オオカミのエリーがそばにいた。
てきぱきと布の用意や、念のための輸血の準備を済ませている。天井からは金属製の棒のようなアームがのびており――リゴーが部屋から操作しているらしい。操作はおぼつかない。これもまた彼女のケアに加わっていた。エリーが口でものを運ぶため、アームはもっぱら衛生に注意すべき作業を担当している。
セティオが入る余地は、無いように見えた。
「あら、セティオくん」
当のアデリーンもまた、悠々と水分補給用のスポーツドリンクを飲んでいる始末であった。経験値が多い。
「ほ、ほえええ……手伝いに来たんですけど……これは」
「あ、大丈夫。今まで1300人くらいは子供にしてきたから。海賊の子はエサにしちゃうから、今回が初めてだけど」
「大家族ですね」
「たくさんの兄弟がいるの」
アデリーンは笑った――その顔が突然、苦しむような、快感に悶えるような表情になった。おっぱいからの母乳がさらに飛び出した。
「は、あっ……ふふふっ、ふうっ」
「!!」
「ああっ、ふっ、大丈夫っ……んん」
彼女の股間からは――漏れ出すような破水があった。子宮内部の羊水が、赤ちゃんであるアルフレートに押し出される形で、出てきたのである。
アデリーンはスポーツドリンクの蓋をしめ、傍らの机に転がした。
そのとき、リゴーの操作するアームが、びくびくびくんっ、と震えた。
「変な動きね」
「あー……」
セティオはリゴーの様子を思い浮かべた。たぶん、今もまだ快楽に悶えながら、作業を手伝おうとしている。出産が大変な事を知っているのだろう。手伝わねばならないという義務感を持っているのだろうが……でも、不安になる動きだった。
アデリーンには自分もついていなくてはいけない。
「やっぱり手伝います、アデリーンさん」
「あ……うん、そうね。おねがい」
アデリーンは、口に手を当てて「うーん」と悩んだようにした。
「この間みたいに、セックスしてくれない?」
「え!?そんな感じでいいんですか……?」
「えっちな快感がね、一番痛み止めになるの」
傍らのエリーが「わん」と鳴いたのち、何かを床から持ち上げた。新品のローション。衛生に気をつけろという事でもあり、母胎にムリのないようにということらしい。
手に取って、うにゅうにゅと中身を取り出してみると、ゼリー状の濃いローションが出た。透き通っている。
「ありがとー」
「くうん」
傍らのエリーが「おねがいします」とばかりにこくこくとセティオに頷いた。動きに合わせて、尻尾もふわふわと揺れた。