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怪獣ごっこ

リオルの逆襲のエピローグにでてきた子供のお話。毎年恒例のおとしだま。

※頻繁に切り替わる2つの視点をお楽しみください(太字:リオル視点、細字:人間視点)。



「がおー!リオル様のお通りだぞー!」


手を広げ、怪獣ポーズでのしのしと歩く一匹のリオルがいる。

その顔は自信に満ち溢れており、その大きな瞳は一点の曇りもなく輝いている。

怪獣ごっごだろうか。足元にはちっちゃな町並みが広がっている。


玩具にしてはやけにリアルだが、彼はそんな精巧なミニチュアのビル群を一切の躊躇なく踏み潰し、ぐちゃぐちゃに破壊していく。


この再現度だ。きっと高価なジオラマセットに違いない。おそらく彼はかなりの御坊ちゃまなのだろう。



1月1日。


本来であれば、新しい年の始まりとして、盛大な祝いが催されるはずだった。しかし、突如現れた巨大な影は町を地獄に変えた。


海のような鮮やかな青い毛色を持つ犬頭の巨人。全長にして、700mくらいだろうか。


何の前触れもなく現れたそれは、町を滅茶苦茶に蹂躙し始めた。


怪物らしく、凶悪な顔つきで、おどろおどろしい風貌をしているのであれば、まだ納得もできようものだが、この巨獣は顔も瞳も大きく、見るからに幼獣と言える顔つきをしていた。


そして、何より目を引くのが睾丸である。


竿も幼獣のソレとは思えない程に大きいのだが、それ以上に不釣り合いと言ってもいいほどの巨大な睾丸を股からぶら下げている。


その様は青い月を二つ股に貼り付けたと言っても過言ではないほどである。


巨獣が一歩踏み出す度に、ぶるんぶるんと睾丸が揺れ、その振動が辺りを震わせる。


その振動だけでも人々の歩行を妨げるだけの影響は十分あり、立ち往生させられるので、逃げることもできないまま踏み潰される者も少なくない。


本人は無邪気に遊んでいるだけなのだろうが、その児戯に付き合わされる形で、すでに万単位の死者が出ている。


このまま巨獣が暴れれば、国の存亡すら危うい。


人間達は巨獣撃退の為、急ピッチで軍の出撃準備を進めた。



「どうだ!僕は強いんだぞ!」


鼻息を鳴らしながら、爛々とした瞳で町を踏みつぶしていくリオル。


まだ幼く、想像力の乏しい彼には、足元でどれだけの痛みや悲しみ、死の恐怖が発生しているかなど、分かるはずもない。


ただ建物が瓦解する感触の気持ちよさに心を奪われていた。



彼は6Vのペニスを持つ父と、6Vのルックスを持つ母から生まれた良血児で、父譲りの男性器と、母の豊満な乳が憑依したかのような大きな睾丸を持ってこの世に生まれ落ちた。


優しい性格の持ち主だが、まだまだ精神的に未熟な為、自分が今、途轍もない大虐殺を繰り広げているなんて思いもしないことだろう。


霜柱を見つけてはしゃぐ子供と何も変わらない。


おそらく飽きがこない限りは、きっと彼は視界に広がるすべての建物を踏み潰すまで、殺戮を止めないだろう。


“子供は残酷な生き物”などと言われることが多いが、このスケール差あってこそ、その残酷さは真価を発揮することとなった。



「神様・・・」

「助けて・・」

「死にたくない・・」


方々で悲鳴が響き渡る。


逃げ惑う人々をまるで嘲笑うかのように、怪物の一歩一歩が引き起こす地震が追い打ちを掛け、避難は一向に進む気配がない。


歩行もままならず、蹲ってただ祈るしかできない哀れな人々にも、無慈悲なる巨槌は容赦なく振り下ろされる。


逃げ場を求めて、地下には人々が殺到したが、そもそも怪物が踏んづけた場所には深度30mほどのクレーターが出来上がるので、地上にいようが地下にいようがスクラップから逃れる術はない。


地下街も地下鉄もパンパンに満たされた人混みも、何もかもがぺちゃんこである。


怪物の襲撃から2時間が経過した頃には、町の1/3は瓦礫の山と化し、もう1/3は火の海と化していた。


巨獣の歩みが地下を通っている埋没配管ごと破壊してしまうので、其処ら中でガス漏れが発生し、それに引火して、一気に燃え広がったようだ。


黒煙に巻かれ、肉の焼け落ちる臭気が辺りに充満する。


すでに取り返しのつかない程に町は蹂躙されてしまっているが、ここでようやく軍隊が到着した。

戦車5000両、戦闘機2000機を含む大部隊。人員数にして約10万人。国の全兵力が投入された。


「攻撃許可出ましたっ!」


「よし!総員構え!・・・撃て!!」


総司令の掛け声と共に、一斉攻撃が開始される。


最新鋭のミサイル、戦車砲・・国一つを焼け野原にできる程の超火力が巨獣に浴びせられる。


本来であれば頭部を狙いたいところだったが、あまりに高度が高すぎる為、急所を狙うという意味で、男性器がターゲットとなった。


標的があまりにも大きすぎる為、すべての弾が的中。爆発と煙で視界が何も見えなくなる。


「・・・やったか?」


緊張の瞬間。


煙が晴れたらそこには巨獣の死体が・・・と、誰もが願ったことだろう。


しかし、大地を揺らし続けるドクン・・・ドクン・・・という心臓の鼓動が、全く途切れる気配がない。


それどころか、脈動はより一層強く、大きくなっていた!



「びっくりしたぁ・・・いきなり僕のお股辺りで大爆発が起きたみたいだけど、なんだったんだろう。」


「でも、なんかおちんちんが刺激されて気持ちよかったなぁ」


ドクン・・・ドクン・・・


「え?なんかちんちんがムズムズする・・・あれ?どんどん大きくなってる?」


人間達の攻撃は彼に痛みを生じさせるレベルではなかった。それどころか程よい刺激が彼の睾丸をマッサージする形となった。


性成熟への第一歩。彼は町のど真ん中で初めての勃起を経験した。


全身の血が一気にペニスに集中する!その激しい血流の音は人間達の耳に届くほどだ。


ムクムクと膨張するちんこが煙を裂くように勃ち上がり、眼下の人間達の視界に姿を現す!


「な、なんだあれは・・・!・・こ、攻撃!!火勢を緩めるな!」


狼狽える総司令。


急遽目の前に姿を現した強大な肉の塊目掛けて、第二、第三射撃が繰り出される!



時間にして10分程だろうか。国の存亡を懸けた総攻撃。国が保有する全弾薬が怪物の性器に投入された。


「司令官!もう弾薬が残っていません・・・!」


10万人の全兵士が青ざめたことだろう。これだけの火力を投じたにもかかわらず、怪物の心臓の鼓動は未だ鳴り響いている。


一縷の望みがあるとすれば、怪物を倒すところまではいかないにしろ、ケガを負うか、驚いて退散してくれること。


それだけでも今後の展開が大きく変わってくるし、避難する時間も稼げる。


祈るような気持ちで煙が晴れるのを待つ兵士たち。


しかし、煙が晴れると共に眼前に姿を現したのは、青空ではなく、鮮やかなマリンブルーの巨壁だった。


総攻撃を仕掛ける前にはなかったはずの巨大な肉棒が軍を見下ろすように鎮座している。


「・・・て、撤退!!総員撤退せよ!!」


慌てて撤退命令を出す総司令部。


しかし、時すでに遅し。


巨獣は既に動き出していた。



「あ・・・あ・・・・、なにこれ・・・すごく気持ちいい・・・」


初勃起したての敏感なちんぽを徹底的に刺激され、感じたことのない快感でリオルの心が満たされる。


500mペニスの父を親に持つだけあって、既に彼の男性器の海綿体はかなり成長していた。


初勃起にもかかわらず、膨張があまりにも激しすぎて、包茎ちんぽが一発で剥けそうな程である。


「ふぅ・・・ふぅ・・・。」


思わず口から涎が垂れる。初体験に完全に心を奪われたようで、どうやったらもっと気持ちよくなれるかばかりに頭が向かう。


「あ、君たちがやっていたんだね。・・・ねぇ、もっとやってよ。すごく気持ちいいんだ。」


地上に規則正しく並ぶ小さな箱と、コバエの集団を視界に捉えたリオルは初めて、そこに“何か”いると認識した。


しかし、それらが何のために自分の性器を刺激しているのかや、箱一つ一つに命が詰まっていることまでは想像できない。


リオルは足元の“何か”に男性器を突き出し、もっと刺激するよう促した。


しかし、一向に動きが見られない。


リオルはイライラし始めた。


早くもっと気持ちよくなりたい。その一心でうずうずするリオルはもう我慢が利かない状態だ。


「・・・もう!なんでもう一回やってくれないのさ!言うことを聞かないとこうだぞ!!」



・・・それは、巨獣のちょっとした脅しのつもりだったのかもしれない。殺すつもりなんて一切なかったのかもしれない。


撤退の号令が出るや否や、一斉に怪物に背を向けて逃げ出そうとしていた10万の命。しかし、気付いた時には彼らの頭上には巨獣の睾丸があった。

それはまさに睾丸メテオ。


二つの青い隕石が地球に衝突したかの如く大地を揺らした。


巨獣はあろうことか、10万の軍勢目掛けて睾丸を叩きつけたのだ。


その衝撃は凄まじく、軍隊はおろか、辛うじて無傷で残っていた残りの街並すら一瞬で焦土に変貌させるだけの威力があった。

爆心地の巨大な二つのクレーターと、その周囲数キロメートルに及ぶ瓦礫の山。


本当に隕石の衝突があったといっても過言ではない程に酷いありさまだ。


直接、睾丸に押し潰されたのは10万人に過ぎなかったが、睾丸メテオ全体の被害者はその更に100倍にも及んだ。


この瞬間を以て、事実上、国は消滅。国の総人口がそのまますべて行方不明者扱いとなった。



今迄想像もしなかったような新たな脅威の出現に世界は震撼した。


しかし、そのお騒がせの張本人である巨獣の子供は、数千万の命が消滅したことも、国が一つ滅んでしまったことも、何一つ認識してはいない。


ただただ、自分の身に起こった生理現象に夢中になっていた。



「なんか地面にタマタマ落としたら、凄いことになっちゃった。もっと踏み踏みしたかったけど、なんかもう全部壊れちゃったし、まぁいいか。」


リオルは知らない。初体験と共に、彼が初めて“波導”を使っていたことを。


本来、未成熟のリオルは自らの肉体を駆け巡る波導をコントロールする術を知らない。


しかし、自らの股間に強く意識を集中させたことで、無意識に彼は性器に波導を集中させていた。


そして、睾丸を叩きつけた際に、その集中させた波導エネルギーが一気に発散されたというわけだ。


睾丸ごときで町が一瞬で消滅したのには、そういう理由があったのだ。


「それより、このおちんちんどうしよう?元に戻るのかなぁ・・・なんか喉も乾くし・・」


ふいにちんちんに触れる。


ビクッ


「あッ・・・。なんだろう。やっぱりなんか気持ちいい・・」


恐る恐る性器の根元から先まで手を滑らせる。そして、裏筋の尿道、剥けかけの亀頭・・と順番に手で触れていく。


ちんこをなでる手が止まらない。どうやったらもっと気持ち良くなるか、弄り方を色々試してみる。


そこでふと彼は思い出した。


「そういえば前、夜中に目が覚めた時、お父さんが必死に自分のちんちんを触ってたな・・確か、こんな感じで・・・」


前にこっそり父親のオナニーを見ていたリオルは見様見真似で自分のチンコを上下に扱いてみた。


じゅぽ・・じゅぽ・・


尿道内に満たされた我慢汁がピストン運動と共に音を立てる。


「あっ・・・ん・・はぁはぁ・・・え!?・・・な、なにこれ・・・滅茶苦茶気持ちいい・・・」


皮オナニーを進めるうちに剥けかけの包皮はついにカリを潜り抜け、ズル剥けになった。

包皮とカリの間に蓄積されていた恥垢が初めて外気に晒され、芳醇な香りを醸し出す。


「あ・・・ああっ・・!な、なんか変になりそう!・・・我慢できない・・・あ・・・おしっこが出ちゃう!」


ビュルルルルル!


しかし、彼の鈴口からは黄色い液体ではなく、粘度の高い真っ白な液体が放出された。

精通。


本来であれば、もっとずっと先に迎えるはずだったのだろうが、10万の命の決死の攻撃が時期を早めさせた。


もっと酷い言い方をするのであれば、“10万人の命は彼の精通を早める為だけに消費された”とも言える。


しかし、それですらまだ“マシ”なのかもしれない。少なくとも彼らの命の輝きは、リオルに届いた。


存在を認識され、そして、彼の行動に影響を与えたのだ。


しかし、今回の襲撃で犠牲になった他の人々はどうだろう。何千万という命が何の意味もなく消えていった。


誰かの役に立つこともなく、何のために殺されたのかもわからない。


加害者ですら彼らの死を顧みることもなければ、罪の意識もなく、それどころか殺したことすら認識していないのだ。


なんという哀れなことだろう。



・・しかし、この哀れな犠牲者は今後も増え続けることとなる。


彼が♀の魅力に気付き、♀の身体で興奮を覚えるその日まで・・


人間達の受難はまだまだ続く!


終わり

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