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頭身とパーツバランス

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お絵描き話、なかなか記事を作りにくかったんですが、もうちょっとライトに「自分はこうやってるよ~」みたいなのでもいいのかなと思ったので書いてみました。


というわけで今回は自分がイメージしてる基本的な頭身とパーツバランス、キャラの頭身感は頭の大きさだけで決まるわけじゃないよという話をしたいと思います。


今回のおはなし

・頭身比率

・パーツ分け

・頭身比率に正解はない

・頭身感はどこで感じるか?


ちなみに今回は、服を着てない女性の全身作画(ほぼ単色)が出てきますのでご注意ください。








頭身比率

必要ないとは思いますが、一応頭身とはなんぞやということをまず簡単に述べますと「頭のサイズを1として、全身が頭いくつ分の高さで表現されているか」というキャラのデフォルメ感を指し示す一つの指標です。

というわけで、ここでは普段自分が描いているキャラクターの頭身イメージを描いてみました。

普段描くキャラクターは(ミスってなければ)だいたいこのくらいのバランスをイメージして描いています。実際は構図とかポーズの関係で肩幅やら胴やらが伸び縮みしたりすることもあるわけですが、ベースはこんな感じです。

この二体はオムネ以外に差はないのですが、オムネあるほうがやや大人っぽく見える気がします。全体のシルエットがひし形っぽいと年齢感が低く、砂時計みたいだとやや高く感じるのかも?

ただオムネがあるとややこしいですので、ここから先は基本左のキャラで進めていきます。

いずれオムネの描き方記事も描きたい。


ではこの頭身比率を詳しく見ていきましょう。

・全体の頭身

大体4~4.5頭身くらいを目指して描いてます。

一般的な美少女イラスト系は6頭身前後であることが多いので少し頭でっかちですね。


・2頭身目

2の首からおへその割合は多少前後してもそこまで影響はないですが、1~3全体の長さが変わると結構頭身が変わって見えるので注意しましょう。

おへその位置は、女性限定ですがこれ以外にも「おへそからみぞおち」と「おへそから股」がほぼ同じ長さになるという考え方も使えます。


・股下

ここに関しては文字通り適当で、感覚で描いており何かを基準にして長さを調節していません。なので自分の絵は座ってる時と立ってる時で足の長さが変わってる可能性があります😇😇😇

なにかいい考え方があれば教えてください!!


・腕の長さ

ひじは胸のやや下に位置する長さにしています。

イメージとしては、腕を曲げたときオムネが大きいキャラクターであればお胸が持ち上がるような位置関係になるようにしています。

手先は股のやや下に届くくらいの長さにします。

恥を忍んで下衆な表現をすると「男女ともに自分の陰部を触れる長さ」です。

全体としては、上腕と前腕(後述のパーツ分け参照)の長さは1:1か、それに近いバランスだと綺麗になりやすい気がします。


・幅方向の指針

ここまで高さ方向の話をしてきましたが、幅方向のバランスについては「耳を含まない顔の幅」と「肩を含まない胴の幅」がほぼ同じ、「骨盤の幅が肩幅よりやや広い」というところも気にしてます。


ざっくり自分が描いてるキャラの頭身比率でした。

実は頭身については重要なことがもう一つありまして、後程「頭身感はどこで感じるか?」でお話します。


パーツ分け

体を描く上でパーツの境目を意識すると影付けや立体感の補強に役立ちます。

この境目は骨や筋肉に由来するものですが「お腹の陰影は腹直筋と腹斜筋が」とか「腕を上げると大胸筋のねじれが」みたいなのは、もちろん知っていれば武器にはなりますが、そこまで行かなくても大きなパーツ分けとパーツごとのランドマークを拾う描き方でも十分見栄えがします(と思ってます)。

ランドマークについては今後またやるとして今回は大きなパーツ分けについてお話します。

極端な話、ポーズに合わせてこのパーツごとに少し肌の色を変えるだけでも結構立体感がでます。


・お腹

自分は筋肉感が薄いぽちゃっとしたお腹が好きなので、そういうお腹を描く場合はおへそを中心に十字で区切ってほんのり4枚のパネルが合わさっているように考えると良いと思います。

体を折り曲げると「胸郭とお腹の境目」と「おへその部分の横線」で胴が曲がります。

スレンダーで締まったお腹が好きな場合は、どうしても腹直筋のラインやおへそ周りの脂肪のオウトツなどが必要だと思いますので少し難易度が上がりそうです。


・腰のくびれ

そもそもこのくびれは「ウエスト部分が細い」というよりは「胸郭に対して骨盤が大きい(相対的にウエストが細く見える)」という女性の骨格の特徴によるところが大きいのですが、イラストにおいては骨盤側でくびれを表現する比重を大きくした方がよいと思います。

というのも女の子のキャラクターは大抵、そもそも肩幅がそこまで広くないことが多いと思いますので、そこからさらに胸郭を尻すぼみさせるとウエストが極端に細くなりがちです。

もちろんONE PIECEの尾田先生のような極端にウエストの細いデフォルメも全然ありますので、自分の目指す絵柄に応じて胸郭側と骨盤側どちらでくびれを出すか、あるいは敢えて寸胴にするかなど工夫してみてください。


・ふともも

腰から回り込んでいるふとももの線は「縫工筋」という細い帯状の筋肉なのですが、これが内ももをキュッと締めるので膝の少し上で内ももがややへこみます。

絵柄にもよりますが、上手く描けると内ももの柔らかさを演出できるのでチャレンジしてみてもいいと思います。


・肩

肩と上腕の接続部の赤いラインは非常に重要で、必ず斜めで考えてください。

縦や横に切って考えると腕を上げたり前後させるときに理解が難しくなります。

そして


肩はすごい動きます。


前後上下左右、多分人体の中で一番グリグリ動きます。

例えば腕を横に水平に上げ、そのまま頭の上まで上げる動作を考える場合は「上腕」はほぼ変化せず、「肩」部分が首との接点を支点にして高さ方向を上下に動き、かつ横方向も自在に伸び縮みすると考えた方がいいです。

ピンクで示した「肩」部分自体が伸縮するので、棒立ちのときは耳の下あたりにある肩が、腕を上げると首や顔に付きそうなくらい縮んで上がります。

実際には水平よりも上げようとすると骨が回転してワキの下が前を向く?ような動作をしたり、そのせいで広背筋や三角筋の回り込みが見えたりとかなり複雑な動きをします。

しかも他の部位と違って適当に描くと結構違和感が出るので肩回りは鬼門です。

自分もふんわりとしか理解していないので、ワキフェチとかで腕を上げるポーズを描く機会が多いようであれば詳しい解説を探してみるとよいと思います。


逆に肩が回転する前の水平くらいまでの上げ具合であれば、比較的構造無視でも違和感が出づらいのでその辺までで抑えておくのも手です。もっと言うと服着せればオッケー!!!


頭身比率に正解はない

先ほどの頭身比率の話で「2頭身目におへそ」とかそういう話をしましたが、これはあくまで「自分が描きたいデフォルメを描くための目安」です。

多くのお絵描き講座では、人体の中心は股間で「股上:股下 = 1:1」という教え方をしていることが多いですが、これこそが唯一の正解というわけでもありません。

実際自分のイラストは股上に対して股下が短いことが多い(短足)ですし、おしゃれ系のイラストでは股下が長いこともよくあります。

例えばこういう極端なデフォルメのイラストってありますよね?(あるよね?)

これは手足が長く胴が短いデフォルメになっており、前述した自分の絵の頭身比率とは全然違いますし、多くのお絵描き講座が教えているような股間で人体が1:1になっているわけでもありません。だからといってこれを「間違っている」と言えるでしょうか?

結局「自分が描きたい絵」がまず最初にあって、それを安定して描くために比率を取り(作者それぞれが自分のために)体系化しているに過ぎません。


頭身感はどこで感じるか?

さてここまで頭身やら頭身比率やらを語ってきたわけですが、絵を描いていると普段と同じバランスで描いてるはずなのに妙に寸詰まりの低頭身に見えたり、逆にやたらと頭身が高く見えることがありました。

そこでいろいろと試してわかったのは、「キャラクターの頭身感は頭の大きさのみならず、全身のいろんなパーツとの対比で感じている」ということです。

今回の記事で書きたかったのはここです。

次のイラストを見てください。

かわよ。


違うそうじゃない、この絵で伝わるかちょっと自信ないんですが、なんとなく右の方が頭身が高く見えませんか?

右が高いというより左が低いと言った方が良い気がしますが…


しかしこれ、左腕(向かって右側の腕)の長さ以外すべて同じです。


つまり全身が入っていないイラストの場合、我々鑑賞者は頭と胴のサイズのみならず、腕の長さなど様々な人体パーツから頭身を予測しているようです。

面白いのは画面奥側の右腕の長さも、絵としては同じはずなのに左腕に引っ張られて長さが左腕と同じであるかのように見えるところです。

ここで顔のサイズを小さくしたら更に頭身が上がって見えるはずですので、頭身感は頭だけが生み出しているわけではなく、腕が伝えているわけでもなく、それらすべてが組み合わさって醸し出されているということだと考えられます。

多くのイラストは全身が入っていないことの方が多いですから、各パーツのサイズ感もキャラクターを描く上では重要だと思われます。


自分の経験上、足が入っていないイラストで頭身感を崩しがちなパーツは


1. 腕

長さによって頭身が変わって見える

2. 肩幅

広さによって体の大きさが変わって見える

(結果的に頭身が変わって見える)

3. おへそ

位置がずれると胴の長さが変わって見える

(結果的に頭身が変わって見える)

4.首

短すぎると寸詰まりにみえる


この4つが多かったように思います。


ただこの話は他で見たことがないので、みなさんからしたら至極当たり前の事だったりします…?

もしそうだったらすみません、今気付きました😇


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Comments

ありがとうございます! 少しでもお役立てれば本望です!

nep

大変勉強になりました。分かりやすかったです!

ののりり


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