「りんろきゅーそ」のイラスト作成手順をご紹介します。
あくまで個人的な方法なので一例くらいに思ってください。
また、細かい影の塗り方~のような説明しません。
あくまで工程の紹介のような感じなので、ある程度デジタルイラストの経験がある人向けです。
参考になれば嬉しく思います。
作成ソフト:Photoshop
キャラクター:オリジナル
①ラフ
サイズは大きめにとって細い線を引いたほうが綺麗に仕上がります。
気合いれるときは完成して投稿するサイズの10倍くらいで
気楽なときは5倍くらいにしています。
もちろん大きなサイズを細い線で仕上げるのは労力がかかります。
使用するPCのスペックも求められますね。
一昔前は10000pixelなんてとても描けたものじゃなかったんじゃよ…。
解像度はカラーなら300pixel/Inchで十分でしょう。
描くキャラクターは、オリジナルの「れいん」お嬢です。
②下描き
画像にも書いてありますがバランスを決めるのは下描きです。
線画をしながら直そうとすると大体バランス崩壊を始めます。
版権キャラ、特にファンタジーソシャゲのキャラクターはこれでもかと言うほど
装飾品があしらわれているので
この画像のような下描きをしたあとにすぐ線画には移行せず下描きの清書をしてます。
要は2回下描きしてるってことですね。
だから水着とか裸が一番楽です。
下描きする線の色は好みが分かれますね。
自分はピンク派ですが、水色派も多いようです。
③線画
下描きから線画に移るとかなり印象が変わってきます。
下描きはめっちゃ可愛くかけたのにいざ線画にしてみると…
アレ?… なんてこともよくありますね。
正直、この雑い下描きで線画に入るのは結構経験が要ります。
そこで画像にもありますがパーツ毎に細かに新規レイヤーを作りつつ描き足していくといいです。
この時も輪郭→前髪中央→前髪右側→前髪左側 という感じで描き足しOKならレイヤー結合して進行してます。
バランスの狂いを感じたらそのパーツ毎に自由変形させて微調整してます。
慣れない頃は、この要領で下描きの清書をして線画に移っていました。
そりゃ筆が遅くなりますね。
④線画2
画像の説明通りです。
線の色はグレーか画像みたいな彩度の低い紫色がおススメです。
黒はごまかしが利かないので実力が求められます。
アニメ調で仕上げたいなら黒で挑戦してみましょう。
⑤塗り(人物)
ここで彩度や濃度が低い色は、乗算の効果で下地の色の影響を受けるようになります。
黒は黒のままです。
人物全体を髪の毛の色にするのは、後々楽だからです。
⑥塗り(各パーツ)
自動選択ツールを使う場合、線画の跡切れが許されません。
いざ自動選択してみて他のパーツまで選択されていたら、線画を修正しましょう。
パーツというより同じ色毎にレイヤーを分けていきます。
画像の説明にもあるように、まず下地の色のみを最初に塗ってしまう「色分け」作業なるものがあります。
自分はこの色分け作業が苦痛だったのでやらなくなりましたが、バランスを確認するためには大変重要なので慣れないうちは我慢してやりましょう。
自分も装飾が多いキャラではやってます。
塗ってから直すなんて、とっても大変なんだあ…。
影の段階数にも触れていますが、1段か2段がまあ妥当でしょう。
影の段数を増やしすぎると深みは増しますが、くどいような印象を与えてしまい、ハードボイルドになってしまいます。
ハードボイルド刑事も言ってましたね。
⑦塗り「髪」
この手順通りであれば、髪の毛は一番下の下地レイヤーになっています。
画像を例にすると服や肌が上のレイヤーなので、被らず塗れるよと言っていますが正直どっちでもいいです。
1番最初に髪に影をつけてもいいですし、そこは好みかと思います。
自分的には髪以外が仕上がった状態で影をつけたほうが上手に塗れるような気がするので、このような手順で行っています。
ちなみに髪の毛だけ影を3段階付けています。
流動的なものは深みをつけたいので影の段数を多くしてるわけですね。
他にもヒラヒラなフリルだったり、水晶的な装飾品は3段階影をつけることがあります。
前述しましたが、影が多いと深みが増すのはいいですが、どうしてもクドく見えたり、硬そうな印象を与えてしまうことがあります。
そういう場合は影の境界線を消しゴムでぼかすようにすると、柔らかく見えるようなります。
あと、影の濃さにあまり差をつけないことですね。
ただ、グラデーションのようにしてしまうと、今度は立体感がなくなってしまうので、なかなか調整が難しいです。
自分の塗りはどうしても硬そうな印象を与えてしまうので、まだまだ修行が足りませんね。
⑧塗り「顔」
自分は一番最後に顔のパーツを塗っていきます。
これがなかなか珍しいようで。
確かにいざ仕上げてみると焦点が合ってないようなことがあり、この方法はバランス崩壊を引き起こしやすいようです。
漫画を描くときは顔から仕上げるので、それは自分でも分かっているのですが、もう癖ですね。
理由としては、自分自身フラッシュアニメに憧れて絵を描き始めたので、その名残で顔のパーツとその他を分けるように描いています。
顔を仕上げるのが最初か後かは置いておいて、顔パーツのレイヤーを分けるのはおすすめです。
大抵のキャラクターは目に髪がかかっていると思うので、修正の際に楽なのとのちのち差分等を作りたくなったときに便利です。
顔のパーツを仕上げると、いっきに生気が注がれますね。
あともうちょっとです。
⑨仕上げ「線画修正~環境色の影・ハイライト」
ここからは仕上げです。
線画の修正は、線の境界線をぼかし柔らかい印象を与えるのが狙いです。
前述の影のぼかしと同様で、これをやりすぎると今度は立体感が無くなってしまいます。
自分の場合、この作業をアテにして線画を適当なまま進行していることが結構あります。
画像にもありますが、アニメ調にしたいなら逆効果なので、線画を誤魔化さずしっかり仕上げる必要があります。
アニメ調は正直、塗り含めセンスが求められるので苦手です。難しい。
次にいわゆる環境色というものですが、そのキャラクターがどのような場所にいて、その情景にどのように影響を受けているかを考えます。
画像にあるように夕焼けに当たっていれば赤くなりますし、森林浴していたら黄緑っぽい光を受けます。
その光の影響をここでつけようという工程です。
これを先のパーツ毎の色分け・影付けにて、影響される色を考慮しながら行うのはなかなか面倒なので、仕上げてしまってからここで付けたほうが楽です。
これ自体、別に行わなくてもいいんですが、背景をつけた場合にキャラクターだけが浮いてしまっているような印象を与えてしまいます。
特にカラーの1枚絵であるなら、仕上がりに差が出ててくる重要な作業と言えます。
ハイライトも同様です。
⑩「背景・その他仕上げ」
今回、背景は全く考慮していません。見てお分かりですね。
背景を描く場合、パースや人物の位置関係を考える必要があるのでラフの時点で決めておかなければなりません。
今の画像の状態でも背景を描き加えられますが、よほどセンスがないと取って付けたような背景になってしまいます。
背景、もとい情景に拘りたいなら、最初からそこにその人物が居たとして描き進めたほうが仕上がりがかなり変わってくると思います。
今回の場合はポスターなどをイメージしたイラストなので人物のみにピントが絞られています。
次の境界線の効果もそっちよりです。
背景から分断させてますからね。
画像に書いてませんが、今回は黒の境界線を採用してます。
ぼかしだけは遠近感与える手法なので、背景がありきの効果です。
真っ白背景の逆光でも使えます。
⑪仕上げ「ライト」
最後に環境色のライトです。
見合った色のグラデーションを画像全体にソフトライトとして浴びせてやります。
これを行うと絵に統一感が出て、落ちつた感じに仕上がります。
⑨の環境色の影はすっ飛ばしても、これは行うことをお勧めします。
簡単ですし、仕上がりが違ってきます。
画像にあるように背景がなしの場合は、桃色ライトがおススメです。
明るく透明感のある印象で仕上がります。
「完成」
いかがでしたでしょうか。
少しでも参考だったり暇つぶしになれば、これ幸いです。
ラッコガワ
2020-08-05 07:40:07 +0000 UTC