XaiJu
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patreon


ロ〇ババア妖狐vsメス〇キサキュバス ①

「んっ……はぁ……んあっ……!」

「くっ……うあっ、ぐっ……!」


天井からぶら下がる豆電球に薄暗く照らされた六畳ほどの部屋に、銀髪で頭から二本の黒い角が生えた浅黒い肌の少女と、金髪で頭から狐の耳が生えた色白の肌の少女が、仁王立ちで向かい合いまぐわっていた。

二匹のメスは唇を貪り合い、嬌声を上げ、相手のぬるぬるになった秘所に指をねじ込み合う。
身体は汗まみれになり、足下の畳一面に愛液の水溜りができていた。


「はぁ……はぁ……ねぇ、おばさん……もう限界ですよねぇ?♡ いま降参するなら特別に許してあげますよぉ……♡」

「ふぅー……ふぅー……おぬしこそ……さっさと、降参したらどうじゃ……? 淫魔とて、急所に直接妖力を注ぎ込まれるのは堪えるじゃろ……?」

「はぁ……? ばっかですかぁ?♡ 誰が……くっ……!♡ ざこざこ狐ババアなんかに降参なんかっ……んんッ!?♡」

「馬鹿は、お前じゃッ……! 低級悪魔のガキがっ! ……んぁッ!?♡」


互いのテクニックを比べ合い、優劣をつけようとするかのような小競り合いはさらに激しさを増していく。
相手の秘所にねじ込まれた指の動きが激しくなり、互いの弱点を責め立てる。


「んっ……あっ、そこっ……!♡ んんッ!?♡」

「ぐっ……うぁッ!?♡ あぅッ!?♡」


絶頂寸前まで追い込まれた両者は、互いに相手の秘所を抉るように深く挿し込む。瞬間──


「「ッッッ!?♡♡♡」」


ブシャァァァァッ♡! プシュゥッ!♡

同時に淫裂から潮を噴き、愛液が撒き散らされる。
その量はどちらも負けず劣らず。
まるで間欠泉のように愛液が噴き出し続ける。
二匹は立ち続けることが出来ず膝から崩れ落ちた。


「はぁ……! はぁ……! さっさと……諦めてくださいよぉッ……発情クソババアッ……!」

「はぁ……はぁ……! クソガキがっ……絶対に虎太郎は渡さんッ……!」


肩に顎を乗せ呼吸を整えながら罵り合う。

この二匹が何故こんな争いをしているのか、その経緯……。

時は数刻前に遡る。


…………
………………


ここはとある山奥の小さな村、名を黄津根滝村。
険しい山の地形から多くの滝があり、動植物が育みやすい環境にあることから山の幸溢れる場所だが、都心とのインフラ整備が整っていない。
そのため過疎化が進み、数十年前までは人口三百人ほど居て小さな小学校もあった村だが、今では両手で数えられる人数しかいない。当然学校も廃校になっている。

そんな村の外れにある古びた神社。
そこに一人の男が訪れていた。
年の頃は二十代後半、黒い短髪に、黒い瞳。身長は百八十センチほどあり、体格も良く筋肉質。
服装は白いTシャツにジーンズというラフな格好だが、その肉体美と整った顔立ちから非常に様になっている。

彼の名前は虎太郎。

かつてこの村に住み、小学校に通っていた男だ。
都内の中学に進学するため十年以上前に村を離れ、高校、大学、就職と、現代人として順当な人生を歩んでいる。

だが偶に、時折こうして長期休暇を利用してはこの神社を訪れていた。

虎太郎がこの神社に訪れる理由、それは、愛する者に会うため。
その愛する者とは……


「おお、久しぶりじゃな虎太郎! 待っておったぞ」


虎太郎が神社の鳥居をくぐると、境内を掃き掃除している一人の巫女装束の少女が元気よく声をかけてきた。
身長は百五十センチに届かないほど、頭に狐のような耳が生えており、お尻から尻尾も生えている。その毛並みは金色でふわふわしており、触り心地が良さそうだ。

見た目の年の頃は十四前後といったところだが、その実年齢は五百をとうに過ぎている。

彼女こそが、虎太郎が愛する者であり、かつてこの村に住んでいた頃によく遊び相手になってくれていた狐の妖だ。
名はタマハという。

虎太郎はタマハに微笑みかけると、駆け寄ってくるタマハを優しく抱きしめる。
背丈の低いタマハの頭がちょうど虎太郎の胸の位置にあり、目の前でピコピコと動く狐耳。その愛らしい耳を虎太郎はそっと撫でる。


「……くふふっ♡ 子供扱いしおって……図体ばかりでかくなったガキンチョのくせにのう」


タマハはそう悪態をつくが、その口調はとても優しかった。

虎太郎の胸板に頭を擦りつけながら、尻尾をゆらゆらと揺らす。
そして上目遣いで虎太郎を見上げ、悪戯っぽく微笑むと……

ちゅっ……♡

背伸びをして、虎太郎の唇にそっと口づけをした。
虎太郎もそれに応え、タマハの細い腰に腕を回すと、より強く抱きしめる。


「んふ……♡ ん……虎太郎ぉ……っ♡」


二人はしばらくの間、唇を重ね続けた。
長い接吻が終わると、二人の間に銀色の橋がかかる。
頬を赤く染めたタマハが上目遣いで虎太郎を見つめる。


「……泊まってゆくのじゃろう?」


タマハがそう尋ねると、虎太郎はこくりと頷いた。
その反応にタマハは嬉しそうに微笑むと、虎太郎の手を引いて歩きだす。


「前に虎太郎が来たのは三カ月ほど前じゃったか、あれから裏庭の雑草がのびてのびて困っておるのじゃ、手を借りるぞ?」


虎太郎はコクリと頷いた。


……
…………


「やはり男手があると良いな、随分とさっぱりしたのじゃ」


虎太郎は神社の裏庭の雑草を刈り終え、額に滲んだ汗を拭った。
縁側に腰掛けたタマハが手招きし、虎太郎が隣に座る。
冷たい麦茶を虎太郎に手渡した。


「村の者から蕎麦を貰っての、昼餉に天ぷらそばを作ってやろう」


そしてタマハは虎太郎の身体に寄りかかり、その肩に頭を預ける。
虎太郎はそんなタマハの頭を優しく撫でる。
タマハは気持ちよさそうに目を細めていたが、次第にその表情が曇っていく。


「……昼餉の前に風呂じゃな、汗臭いぞ虎太郎」


虎太郎は苦笑し、麦茶を飲み干してタマハと共に風呂へと向かった。


……
…………


脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入るとシャワーで汗を流す。
虎太郎はスポンジにボディソープをつけ泡立てると、その泡を自身の身体に塗りたくり始めた。


「待て待て、ワシが洗ってやろう。草むしりの礼じゃ、任せよ」


タマハは虎太郎の手からスポンジを取ると、背後に回りその背中を洗い始める。
虎太郎はタマハにされるがまま、その身を任せた。
肩から腕、背中と洗われていく。
そしてタマハの手が虎太郎の腕の隙間を通り前に回ってきた。
胸板から腹筋、男の体を吟味するかのように纏わり付くタマハの細い手は、さらにその下へと伸びる。
タマハは虎太郎の股間にぶら下がる一物を泡まみれの手で優しく握り込んだ。


「……ふふ♡ 相変わらず虎太郎の玉袋は大きいのう、まるで化け大狸の金玉袋じゃ♡」


タマハは虎太郎の玉袋を優しく揉みほぐしながら、その大きさを褒め称える。
しばらく揉んでいた玉袋から手を離し、今度は竿を握った。
尿道付近を親指の腹で回すように弄る。
こうすると虎太郎が悦ぶことをよく知っているタマハの慣れた手淫である。


「……?」


しかし、どうしたことか、しばらく手淫を続けていたが虎太郎の一物は全く勃つ気配がない。
タマハは不思議そうに首を傾げ、一物を扱く手を早めるが……やはり無反応だ。
タマハは虎太郎の顔を覗きこみ、囁くように尋ねる


「虎太郎? ……気持ち良くないか?」


虎太郎は首を横に振り、申し訳なさそうな表情を浮かべる。


「そう、か……ああそうじゃ、ならば乳首を舐めてやろう。虎太郎は乳首を舐められるのが好きじゃったなぁ♡」


タマハは虎太郎の前に回ると、その小さな舌でチロチロと虎太郎の乳首を舐め始めた。


「れろぉ……ちゅぱっ、ちゅうぅ♡」


虎太郎の乳首を舐めながら、タマハは上目遣いで虎太郎の表情を窺う。
虎太郎はタマハの頭を撫でながら、優しい微笑みを浮かべている。


「ちゅる……れろぉ♡ くふふ♡ どうじゃ? 気持ち良かろう?」


タマハが虎太郎に尋ね、虎太郎が頷く。


「そうじゃろう、そうじゃろう♡ これならもう大きくなっ……えっ?」


タマハが虎太郎の一物に視線を移すと、それはまだ萎えたままだった。
タマハは信じられないといった表情で、もう一度乳首にしゃぶりつき、同時に先程の尿道付近への手淫も始める。

……しかしやはり虎太郎の一物は勃たない。


「ど……どうしたのじゃ虎太郎、いつもならとっくに……調子が悪いのか?」


タマハは心配そうな表情を浮かべ、虎太郎の顔を覗きこむ。
虎太郎はまた申し訳なさそうな表情を浮かべ、俯き目を逸らす。

タマハはそんな虎太郎をぎゅっと抱きしめ、耳元で囁く。


「……そんな時もある。ワシなら大丈夫じゃから、虎太郎は気にするでないぞ?」


その声色は優しいものだったが、どこか寂しげでもあった。


……
…………


「ふぅ……、少し食べ過ぎてしまったの」


昼食の天ぷらそばを食べ終え、タマハは座布団を枕に横になり膨らんだお腹を擦る。
虎太郎はお茶を啜りながらそんなタマハをながめている。


「……ワシ以外に好いた女が出来たか?」


タマハは虎太郎にそう尋ねるが、虎太郎は激しく首を横に振り否定する。


「本当じゃろうな?」


タマハは横目で虎太郎をじっと見つめる。
虎太郎はまたも激しく首を横に振り、否定する。

タマハは立ち上がり、虎太郎の側に歩み寄った。
そして虎太郎に跨がり、その股間の上に腰を下ろすと、短いスカートをめくりパンツ越しに股間同士をあてがい擦り付ける。


「二十年近く抱き続けた女は飽きたか? 他の女も抱いてみたいか? ん?」


タマハは虎太郎の首に腕を回し、逃げられないよう強く抱き締め、その顔を間近で見つめながらそう尋ねた。
虎太郎はそんなタマハの目を真っ直ぐに見つめ返し、真剣な眼差しで答える。

タマハ以外を好きになることはない、今も昔も。


「……ふん」


タマハは不機嫌そうに鼻を鳴らすと、虎太郎の股間から腰を上げ立ち上がった。
そしてそのまま虎太郎に背を向けると、部屋の隅に置かれた姿見の前に立つ。
鏡に映った自分の姿を見ながら、その尻尾を大きく横に揺らす。
虎太郎はそんなタマハの後を追い、後ろから抱きついた。


「……なんじゃ、こんな老いぼれ狐の体なんぞ抱いたところで面白くなかろう」


タマハは振り返らず鏡越しに虎太郎を見つめながら、そう呟く。
虎太郎はタマハを背後から抱きしめながら、その小さな体の控えめな乳房を浴衣の上から優しく愛撫する。


「んっ!♡ ……こ、こらっ……よさぬか虎太郎……!」


タマハは身をよじるが、虎太郎はその手を止めない。
虎太郎はタマハの首筋に舌を這わせながら、胸元の隙間から手を潜り込ませ直接乳房を愛撫する。


「あ……っ♡」


乳首を摘まれた瞬間、タマハの口から甘い吐息が漏れる。虎太郎はさらに乳首への愛撫を強める。


「あっ!?♡……んんっ…♡! こたろぉ……っ♡♡」


先程まで抵抗していたタマハだったが、今ではすっかりその快楽に身を委ねている。
虎太郎はタマハの浴衣を脱がせ、一糸纏わぬ姿にすると鏡に手をつかせる。
尻を突き出す体勢になったタマハの秘所に、虎太郎は後ろから舌を這わせる。


「んはッ♡!?♡♡ こ、虎太郎……っ♡! そ、そんなところぉ……ッ♡♡♡」


タマハは甘い声を上げながら、虎太郎の舌技に身悶える。
虎太郎はタマハの秘所を舐め回し、溢れる愛液を啜る。


「あぅッ♡! こたろぉ……っ♡! もうよいッ……怒っておらぬからぁ……っ♡」


タマハは虎太郎に懇願するが、虎太郎はその言葉を無視し、しゃぶりつき続ける。


「や……っ♡! あッ♡! だ、めじゃ……吸っちゃだめぇ……ッ♡♡!」


ジュルジュルと音を立て、虎太郎はタマハの秘所を吸い上げる。


「あッ♡! あ゛ぁぁっ♡♡!? イ゛ッ……くぅぅぅッッッッ!!♡♡♡♡」


一際大きな声を上げると、タマハは絶頂を迎えた。
ガクガクと腰を震わせながら、その場に崩れ落ちる。


「はぁっ!……はぁっ……! はあ……!」


荒い呼吸を繰り返し、絶頂の余韻に浸るタマハ。
虎太郎はそんなタマハを後ろから抱きしめる。


「……ずるい男じゃ」


タマハは振り返り、虎太郎の唇に自身の唇を重ねた。


……
…………


「ちと出かけてくる。一人でも良い子でねんねするのじゃぞ、虎太郎」


夜も更けた頃、タマハは虎太郎にそう告げると玄関へと向かった。
その後ろ姿を見送りながら、虎太郎は首を傾げる。


「心配するでない、明け方頃には戻る。崇められる立場だと色々あるのじゃ」


タマハはそう言い残し、玄関から真っ暗な外に出て戸を閉めた。

タマハが深夜に出歩くのは珍しいことではない。
タマハはこの村の守り神として信仰されている。
そのため村人達から様々な相談や願い事をされるのだ。

虎太郎もかつては村の一員として、両親や親戚達と共に信仰していた。
しかし、ある時を境に虎太郎は村から距離を置くようになった。
いや、村が虎太郎を避けるようになったのか。
虎太郎はそのあたりの記憶が曖昧である。
両親はその頃に他界しており、村に居た親戚もいつのまにか全員居なくなっていた。
虎太郎はそれからずっと一人で暮らしている。
タマハは、そんな独りぼっちの虎太郎の側に居続け、今日まで支えてくれたのだ。
虎太郎はタマハに深く感謝している。

……そんなタマハの言いつけは守らなければならないため、虎太郎はいそいそと寝る準備をはじめた。布団を敷き、横になる。
虎太郎は目を閉じ、タマハの帰りを待つことにした。


……
…………


「ぷっはぁ〜〜〜〜!!! やれやれびっくりしちゃいました……この顔と体で女がいないなんて妙だと思ってましたが、まさか妖怪にキープされてる男だとは思わなかったですね〜」


虎太郎の体から黒いモヤのような物が出てきて、人の形を作る。
銀色の髪に、頭から二本の黒い角、身長はタマハよりほんの少し小柄、日焼けしたような浅黒い健康的な肌が特徴的な美少女。
それは虎太郎に取り憑いていた悪魔、サキュバス。男の精を吸い取る淫魔である。

一ヶ月程前に虎太郎に取り憑いたサキュバスは、毎晩虎太郎から精を搾り取り、虎太郎を慢性的な勃起不全にさせていた。
虎太郎がタマハ相手に勃起出来なかったのは、このサキュバスのせいである。


「でもでもぉ? ちょうどあのおばさん狐は出て行きましたしぃ♡ この隙にぃ、こたろぉ君の美味しいのっ♡ 今日もいただきま〜す♡」


サキュバスは舌なめずりをしながら、虎太郎の布団を剥ぎ取った。
そして虎太郎に馬乗りになると、サキュバスは尻尾を伸ばし、その先端を虎太郎の股間、玉袋に突き刺した。


「は〜い♡ こたろぉ君の大きなタマタマから直接精を搾り取っちゃいまーす。……こたろぉ君痛くないですかぁ? 痛くないですよねぇ? だってアタシが作った夢に夢中ですもんねぇ♡♡」


サキュバスは取り憑いた男に淫らな夢を見せる。
男がその夢を見ている隙に、精を搾り取るのだ。
ちなみに今サキュバスが見せている夢は、分裂した無数の全裸のタマハ達が虎太郎のチンポを奪い合い、争っている夢である。

現実世界の虎太郎は寝ながらヘラヘラと笑いよだれを垂らしている。


「ん〜? いつもより精が良質ですね♡ 夢のせいかな? ……あんな獣臭いババアのどこが良いんでしょうねぇ? 絶対アタシの方が可愛いのにぃ♡」

「獣臭いババアで悪かったの」

「ッッッ!?!??」


突如背後から聞こえてきた声に、サキュバスは驚き振り返る。
そこにはいつの間にかタマハが立っており、冷たい眼差しでサキュバスを見下ろしていた。
その眼光だけで悪魔を殺せそうな程の殺気を放っている。


「なっ……!? な、なんでアンタがここに……!? 明け方まで戻らないって……」

「阿呆が、気付かれてないと思うたか。あれはおぬしを油断させおびき出すための嘘じゃ、まんまと騙されおって」

「くっ……!」


サキュバスは虎太郎から尻尾を抜き、その尻尾を鋭く変形させタマハに突き刺そうとする。
しかし、タマハは尻尾を片手で掴み受け止めた。


「えっ!?」

「ふんっ!」


タマハはその長い尻尾を力任せに引っ張り、サキュバスの体を引き寄せると、その背に拳を叩き込んだ。


「ッ……が……!?」


痛みに悶えるサキュバスの後頭部をタマハは鷲掴みにし、そのまま畳に押し付ける。


「いッ……だぁッ……」

「ガキが……調子に乗りおって」


タマハは冷たい声色でそう呟くと、サキュバスの後頭部を掴む手に力を込めた。
ミシミシと音を立て、サキュバスの頭皮が裂けていく。


「あぐ……ッ!? あぎぃいいいッッ!!??」


タマハはサキュバスの悲鳴を聞きながら、さらに力を込める。


「ま……待っでぇえ!!? おねがッ……あぎぃッ!?!?」

「何故待たねばならぬ? ん?」

「あがッ……!? あ゛ッ! ぅッ!!!」


タマハはサキュバスの頭を出すに叩きつけた。
何度も何度も、畳に穴が空く程の勢いで。


「痛い゛ッ!! いだいッ!!! あ……アタシが死んだら! その男もただじゃすまないんだからぁッッ!!!」

「なんじゃと……?」


サキュバスの言葉に、タマハはようやく手を止める。


「どういうことじゃ、説明せい」

「はぁ……ッ! はぁ……っ! あ……アタシは、取り憑いた人間と精神をリンク
させてるから……っ! リンクさせてる状態でアタシが死んだら、その男にどんな影響があるか分かんないから……!」

「ふむ……なるほど」


タマハは納得し頷くと、サキュバスの頭を鷲掴みにしていた手を放す。
サキュバスは畳に突っ伏し、荒い呼吸を繰り返していた。


「そういう事ならおぬしを殺せんな。見逃してやるからさっさと出て行け」

「……」


サキュバスは無言のまま立ち上がり、タマハに向き合った。いつの間にかタマハに付けられた怪我は完治している。


「なんじゃ、まだ何か用か?」

「……狐さん、この土地に縛られてるんですよね?」

「……何故知っておる」


サキュバスはニヤリと笑うと、タマハに見せつけるように尻尾をくねらせる。


「だぁってぇ、お外でもチュッチュする仲なのに何ヶ月も会わないなんて何かしら事情があるとしか思えないじゃないですかぁ?♡」


タマハの頬と耳が赤くなる。見られていたのが恥ずかしいのだ。


「その事情はたぶん狐さん側にあるんじゃないかな〜、って♡ これ、サキュバスさんの勘ですけどねぇ〜♡」

「だったら何だと言うのじゃ」

「この男がここに居る間だけ我慢すれば、帰ってから好きなだけ食べちゃえばいいじゃーん? って思っただけですよぉ♡?」


タマハはサキュバスを睨みつけるが、サキュバスは全く怯まずヘラヘラと笑っている。


「虎太郎は三日間ここに居る。その間、おぬしを死なぬ程度に拷問し続けてもよいのじゃぞ?」

「うっ……」


サキュバスはタマハの殺気に気圧され、数歩後ずさる。


「わ、わかりましたよぉ……。もうこの男には手を出しませんし、出て行きますからぁ」

「いや、やはり信用できぬ。逃がさん」


タマハは外へ出ようとするサキュバスの後ろ髪を掴むと、逃げられないよう引っ張り上げる。


「いだだだだだっ!!? なんなんこいつマジでッ!?! 出てけって言ったじゃないですかぁ!!」

「この三日間身を隠しやり過ごしてまた虎太郎に取り憑くつもりじゃろ」

「ギクッ」


サキュバスは図星を突かれ、冷や汗を流して固まる。


「おぬしも悪魔なら契約は結べるじゃろう? 虎太郎に二度とちょっかい出さぬよう、ワシと契約を結べ」

「……はあ? 何でアタシになんのメリットも無い契約結ばなきゃいけないんですか、悪魔の契約書はめっちゃ貴重なんですからね!」

「ならば拷問するぞ?」

「へんッ! 殺されないって分かってるなら耐えきってやりますよーだ!」


サキュバスはあっかんべーと舌を出す。


「……おぬしにもメリットがあれば良いのじゃな?」

「むむ?」


タマハはサキュバスの髪から手を離す。
サキュバスはタマハに警戒しながら距離を取った。


「虎太郎を賭けて、ワシと勝負せい」

「勝負……?」


サキュバスはタマハの言葉に首を傾げる。


「そうじゃ、ワシが勝てばおぬしは二度と虎太郎に近づかぬ。おぬしが勝てば虎太郎のことは好きにせい」

「好きにって……、この男をくれるんですか?」

「そうじゃ」

「マジで?」

「くどい」


サキュバスはしばしの間考え込んでいたが、やがてニヤリと笑うとタマハに向き直る。


「勝負のルールはアタシが決めていいんですか?」

「構わん。どうせワシが勝つからの」

「ふぅ〜ん、へぇ〜ぇ……♡」


サキュバスは、タマハの全身を舐め回すように見つめる。
その目には情欲の色が浮かんでいた。
派手な水着のような服を脱ぎ捨てると、その裸体を露わにする。
小ぶりだが、形が良い胸と、毛の生えていない綺麗な割れ目。
幼さを感じさせつつも、男を誘惑する色気を放っている。
サキュバスは舌なめずりをしながらタマハに近寄ると、その頬を撫でる。


「あのねっサキュバス同士の喧嘩はねぇ、お互いイかせあってテクニックを競うんですよ♡ 負けた方は勝った方にレイプされちゃうの♡」

「……」

「このルールで勝負するなら契約してあげてもいいですよぉ?♡ お・ば・さ・ん♡」

「それでよい、さっさと契約しろ」


タマハはサキュバスの挑発に動じることなく、冷静に答える。
サキュバスは右手をかざし、何も無い空間から契約用紙とペンを取り出す。
そしてタマハに契約書を差し出した。
タマハはそれを受け取り、内容を確認する。


「……うむ、これなら良かろう」

「それじゃあ、さっそく勝負開始ってことで♡」


サキュバスはタマハに急接近すると、その唇を奪った。

ロ〇ババア妖狐vsメス〇キサキュバス ①

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