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茶衣流
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サキュモスハンター【3】 【ミリエル平原にてバニキュモスの討伐】

サキュモスハンター【3】 【ミリエル平原にてバニキュモスの討伐】(4435文字) 【第2話より】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/8660510  ミリエル平原は、アクレイアの街から出て街道沿いに進んだ一帯のことを言う。  ミリエル平原を東西に挟んで西にレイベルド湖があり、そこからさらに奥地へ伸びるようにべリアスの森が存在している。  最奥にはベリアスベイ山がある。  山に近づけば近づくほどに、巨大な大型サキュモスが増えていく傾向がある。 「ここか……」  ミリエル平原の西部。  レイベルド湖の近辺でのバニキュモスの目撃情報が多いらしい。  レイベルド湖までの街道沿いで何体かのサキュモスを見かけたが、全員他のハンターと交戦中だったの、何もせずに素通りしてきた。  下手に介入すると、嫌悪感を持たれる。  捕食されている等でもなければ、ただただ横取り行為としか捉えられない。  さして強くない個体であったのも介入を見送った理由だ。  「まぁ、大丈夫だろう」という一言だけその場に残してここまで来た。  正直に言えば、基本ソロで動いている自分の方が並みのハンターより強い。  ただ、逆に並みのハンターよりも連携等が苦手だ。  足並み揃えられないのなら一人の方が報酬のもめごと等ないだけ楽だった。 「痕跡は残っているな……」  誰かがやられたのだろう。  地面にはべっとりと交合を果たしたあとの粘液が残っていた。  分泌物の量から、およそ5メイルから7メイル級だろう。 「思った以上に大きい」  周囲にいないということは連れ去られたか。  そうなると、平原から森まで範囲を拡大しなければならない。   「湖を回って森まで行くか。めんどうな……」    つい、言葉の端に口が乗った。  仕方がなく、森まで行こうとした矢先。 「あれぇ~♡また、ハンター君かなぁ~♡」  背後から掛けられる声に、ハッと振り返って平原を見た。  そこには誰もいない。  街道と草の生えたわずかな丘陵地帯が広がっていた。  しかし、声は間違いなく聞えた。   「でも、一人なんだぁ~♡」  再度後ろから、声が聞えた。  バッと振り返る。  一瞬だが、その姿を捉えた。  霞むような速度で、横に飛びのくサキュモスの姿が。  姿を追うように、そのまま逃げた方向へ視線を持っていく。 「つまんないなぁ~♡よわ~ハンター君ひとりだなんて♡」 「さっきみたいにいっぱいいたら食べ放題なのにねぇ~♡」  声が聞こえる前に、視線の先、背後を振り返ると、うさ耳を生やした巨女がいた。  しかも、予想外のことに二人。  二匹のバニキュモスがメグルの前に立ちはだかった。 (二対戦か。しかし、まずいな。あの速度は)  もっとも危惧する部分は、その瞬発的な速度だ。  ウサギの体毛に覆われたひざ下は、強力な脚力を生み出す武器として機能してしまう。  メグルはまだ武器を構えない。  速度重視の相手に、通常の攻撃で当てることは困難だ。 「でも、クス♡ムウの好みの男の子かも♡」 「リイムも、こうやって、一人の男の子だけを念入りにいじっても弄ぶのも楽しいかも♡」  蹲踞するように、前屈みになってこちらを見下ろす二人のサキュモス。  ムウと名乗ったバニキュモスは、金の長い髪をたなびかせ、同じく金の瞳を爛々と輝かせるウサギと言うよりネコのようなバニキュモスだった。前屈みになった胸はブルンと大きく紡錘形に形を整え、白いモフモフのブラに何とか溢れないように支えられていた。同じく白いモフ毛のパンツが、ぴっちりと股間部を履いていた。  次いで、横に並ぶリイムという名の方のバニキュモスは、紫の髪に、ピンクの瞳。丸い瞳を見開き、舌なめずりしていた。  彼女のブラとパンツは黒い毛でおおわれている。  淫靡でサキュバスの変異種としての存在感はこちらのバニキュモスの方がある。  胸の存在感はわずかにムウというサキュモスの方が上手(うわて)のようだが。 「じゃあ、ハンターさん、さっさと……♡」 「やられちゃってください、ね♡」  蹲踞状態からいきなり跳ね飛ぶように、左右へと飛び跳ねたバニキュモスたち。 (下!!)  両左右から迫ってくるバニキュモスの姿を周辺視野で視認すると、太刀の抜刀と共に飛びあがった。  飛びあがった直後、視線を下に下ろすと、いましがたメグルのいた場所にバニキュモスたちが股間を開いた状態でそれぞれの感部を合わせていた。  俗に言うところの貝合わせの体勢でこちらに驚きの視線を向けていた。 「あら?」 「避けられちゃった?」  スライディングでメグルを挟み打ちにして捉えるバニキュモスたちの作戦は、失敗してしまったのだ。  メグルが避けられるとは微塵も思っていなかったのだろう。  お返しに、太刀で彼女たちの足諸共、股間部を切りつける。  体を前に回転させるようにして、太刀を歯車のように回す返し斬り『滑車』。  刃が吸い込まれるように、地面に呑み込まれ、そのまま何の抵抗もなく彼女たちの足にも、股にも吸い込まれる。  そのまま勢いに任せ、平原を滑って、彼女たちと距離を取った。 「そして、反撃までもらっちゃったぁ♡」 「さっきの子たちよりも、ず~と強いのね、ボク♡」  何事もなかったかのように、立ち上がるバニキュモスたち。  それもそのはず。『夢幻種器』は淫気を吸収する。それだけであり、彼女たちの夢幻の体に、人間のような外傷を残さない。故に痛みも与えない。  夢幻の肉体を持つサキュモスの攻撃も、人間に外傷を与えない。快楽淫気を送り込むだけだ。  人とサキュモスの戦いは、如何に淫気を吸い取り、淫気を注ぎ込むかの勝負でもある。  淫気はサキュモスを形成する存在力そのものだ。  それを吸収する武器はサキュモスを倒せるように加工されている。  防具には、どうしても吸収能力が発生しない。  吸収自体はサキュモスが、ダメージを受けたという認識が必要となる。その瞬間に吸収が発生する。  防具は、吸収ではなく、サキュモスが注ぎ込もうとする淫気を防ぐことしかできない。  そして、人間の体に淫気を注ぎ込まれると、その時の認識でそのダメージが決まってしまう。  認識がダメージを大きいと判断すればするほど、淫気による快感度合いも増えてしまう。  淫気と認識。  それが、サキュモスとの戦いでもっと重要視される事柄である。  サキュモスが人間に注ぎ込む淫気はわずかだ。それをわずかと認識するか、多大と認識するかの違いである。  サキュモスも攻撃された瞬間に、認識で大とするか小とするかで吸収される淫気が変わる。  より強く自分を見せること、それがハンターには求められる。  逆にサキュモスは、より自分をエロく、淫靡に見せること。それによって、ハンターに注ぎ込める淫気が異なってくる。   「うふ♡ちっちゃいのに……やるねぇ♡」 「次は、もっと……はやいよ♡」  紫の髪が棚引いた。  一瞬で姿が掻き消え、右から手が伸びてくる。  およそ5メイルの体から伸びる手は、メグルの胴をやすやすと掴めるほどの大きさだ。  体を地面スレスレまで伏せることでこれを回避するが、それをもう一人のバニキュモスが許すはずもなく、足払いの要領でメグルの体を弾き飛ばす。  蹴り飛ばされた体が地面を転がる。   「あぁ……くそ……」    回避しきれなかった。  防具のおかげで、身体に流れる快楽淫気はわずかだ。  転がった衝撃も、このあたり一帯が『夢幻領域』に含まれた影響で、ケガもない。  『夢幻領域』は、サキュモスが戦闘を始めるとすぐに発生する半分ほど次元を分ける能力だ。  これにより、人間は夢とうつつの間で戦うことができる。  先のような攻撃で、弾き飛ばされた人間が傷ついたりしないようにするための本能的な能力だという。  もしも、今の受け身が失敗し、打ちどころが悪ければ、それだけで死んでしまう。人間はそれほどに弱い生き物なのだ。  夢幻領域が展開されると、地面には触れられるが、そこから外傷や影響を受けなくなる。草には触れられるが、草で手を切ることもなく、サキュモスが空間に細工しない限り、それから質感も感じることもない。  仮に地面に押しつけられても、痛みも触覚的に何も感じない。圧しつける手の感触のみを反映する。 「ほらほら♡私たち二人のコンビネーション攻撃に勝てるかなぁ~?」 「さぁ、続き……♡」  また、彼女たちの姿が掻き消える。  バニキュモスの強さが理解できた。  その強靭な足腰、特に脚力に任せた跳躍は瞬間的な移動を可能とする。  弾丸のような速度で敵の死角に入って、死角より奇襲を仕掛ける攻撃スタンス。 「なら……」  それならば、メグルの一番得意なカウンター戦法が一番効果的だ。  視界の左からメグルに向かって伸ばされた手を、地面スレスレまで屈むように回避する。しかし、死角、右の後ろから蹴りが迫っていた。 「同じ手が……」 (通じると思うな!!)  太刀を閃かせる。  抜刀の勢いで上に体を撥ねさせた。  斬撃が自分の下を通る足に吸い込まれ、上部で伸び切った腕を通過する。  跳ねた体はエビぞりになるように背を反らせ、伸びた腕を回避して飛ぶ。  跳ねた体は次に自由落下に映る。  上段に構えなおした太刀を振るい下ろした。   「『雷霆』」  ドンっという衝撃波をまき散らしながら彼女たちの手足を断つ。 「あん♡すごぃ……」 「うぅ……。もう対応された……」  地面に接着すると即座に背後に飛びのく。  少しでも彼女たちとの距離は取っておくべきだ。しかし、先ほどの動きを見る限り、相当な範囲が攻撃の射程圏内なのだろう。  有効な攻撃手段はカウンターしかない。  こちらから攻撃を仕掛けにいっても、彼女たちの速度を上回れない限り攻撃は届かない。 「ボク強いねぇ~♡」 「ほんと、さっきまでの子たちとは大違い♡」 「ボク一人の方がずっと強いねぇ♡」 「だから……特別に……♡」  そういうと、彼女たちはそれぞれの股と股を合わせ始めた。 「二人で……こうやって♡」 「可愛がってあげる♡」  合わせた股間を上下にこする。  そして、リイムが自分の指をその間に差し込んだ。  彼女たちの股間を包むパンティーが、次第にイヤらしい水音を立てだす。  くちゅくちゅっという音だ。  その間に差し込まれた指がだんだんと粘液の照かりを帯びていく。  まるで、その指のようにしてあげると言わんばかり、メグルに見せつけるバニキュモス。 「ボクは、強いからぁ、特別♡」 「二人でお相手♡他の子たちは、もっとざっつ~く搾っちゃったけど♡」 「ボクみたいに強い子は、お姉さんたちも大歓迎♡」 「ほら、ほら、味わってみたくないの……♡ここの間♡プニプニの……♡」 「「バニー、オ・マ・ン・コ♡」」 (ぐぅ……)  目を離せない。  誘惑的な意味だけでなく、彼女たちから目を離すと、一足でメグルに攻撃が飛んでくるからだ。  かといってこちらから攻撃もできない。  あんな体勢からでも、即座に反撃してくるだろう。  ただ淫靡な痴態を見せつけられる。  股間同士を合わせることで、その布地にできた丘からさらに粘液が溢れ出てくる。 「あぁ……♡」 「はぁぁ……♡」  その上、彼女たちの表情が上気していく。  口を開き熱い吐息を漏らす。  官能の産声を上げながら、より股間を密着させ、腰を振る。 「ぼくぅ……♡あぁ……♡ほら、おいで……♡」 「お姉さんたちと、いいこと……♡しよう……♡」  メグルは…… 【選択肢】 ・その光景に見惚れてしまった。 【第4話へ】https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/8660543 ・彼女たちの間に切り込んだ。  【第8話へ】


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