前回キャプテン・ヴァロールを中心に、どのようにデザインを決定していったかという制作過程を語らせていただきました。初回だったのでできるだけ読みやすく、かつ興味を持っていただきやすいメインキャラクターの話だったのですが、二回目の今回は…よりディープに、しかしながら地味めなゲーム制作初期の話を語らせていただきます。
1 GvSの前に
このFanbox上で一番最初に協力公開したものはBull Stringの英語翻訳版でした。
こちらのゲームは過去に制作した作品(グラフィック:非天丸)に更にいくつかデザインを追加してもらい、ゲーム部分はづけかつ個人での制作を行なったものです。
この作品の完成の後、遊んでいただいたSatyroomさんにゲームの英語翻訳と、アニメーションの2つを協力いただきました。
ただその一つ前に、実は数年前『雄者たちの酒場』の翻訳というプロジェクトがありました。
しかしながら、これは文章量以上に、状態異常になった際や、コマンドを選んだ際など細かく文章が分かれているという問題があり、ゲームの翻訳ならびに実装が困難でありプロジェクトはキャンセルとなってしまいました。
端的に言えば、とてもコントロールがし辛い内容だったのです。
それから数年経って、双方の能力が上昇したことや管理が可能になったことで、ようやくゲーム制作や協力体制が整いました。
2 なぜ『ギーク』VS になったのか
ストーリーのメインがヒーローであるという点に関しては、ほぼなんの相談もなく当然そうであるもののように決定していました。もう本当、全然、なんも迷うことなく。
強く雄々しく不退転の存在であるという良さ、ヒーロースーツのテカテカとしたエロさ格好良さ、リアリティづくりに苦戦することもなく制作意欲も作りやすさ。理由はいくらでも出てきます。
最強のヒーローが洗脳される、という点に関しては迷いなく決定しましたが、それと同時に攻め手が弱くて卑猥な存在であること、ギークであるというアイデアも同時にSatyroomさんからいただきました。
私自身はあまり経験がないストーリーでしたが、そういうのもアリかな…くらいの気持ちでこれを承諾しました。
今思えば、非常に重要な部分を気分だけで決定したな…と我が事ながら驚きます。
そのようにして、本当に軽い気持ちで引き受けたのがスタートでした。
しかし改めて思うに、弱くて卑猥なものに負ける最強のヒーローというフェチは私もおおいに持っているものですし、ゲームシナリオにするにあたって既に能力を持っているヴィランにしなかったのは膨らませやすいという点に関して色々都合の良い設定だったと思います。
まだまったく未知数ですが、ギークたちの父親を登場させる。洗脳する。というアイデアもでています。実父がヒーロースーツのコスプレをして息子たちに犯される話など、フェチにフェチを重ねたような内容がいつか実装できると良いなあ…。
3 即落ち――ではない洗脳モノ
このプランに登録していただいている方々にはもうおわかりかもしれませんが、私は即堕ちものや、不可逆な敗北、完全洗脳が大好きです。
この記事内に書かれているブルストリングのストーリーなどは合計9種類の即敗北エンディングだけで構築されています。
しかし、これは完結するゲームであれば都合の良いフェチズムですが、次々とバージョンアップを重ねてシナリオを追加していくゲームには少々咬み合わせが悪いのです。
そういった理由で、ギークVSスーパーヒーローのシナリオは、特にキャプテン・ヴァロールは常識改変のシナリオを中心に据えるという設定になりました。
これはフェチの問題もそうですが、ゲームの開発体制からくる要請でした。
彼は自分がどんどんおかしくなっていることを自覚できず、ゆっくりと色々なプレイを楽しんでいく。それでいて完全催眠や悪堕ち洗脳ではなく常識が改変されただけなので、ヒーローはヒーローのまま、他の人にとっては最強のヒーローのまま、ギークのおもちゃになっていく。
世界が滅ぶようなことや、大きな変化がないのでゲームを追加しやすい…という考えです。
しかしながらこの制作体制は現在また見直しが行われています。
たとえば今製作中の3.0ならびにその前身となる2.5では、より多くのバッドエンドを実装したいという話になっています。というのも、やはりいただく感想には完全敗北シナリオに対する好評なものが多いからです。
より多くの激しい敗北。ヒーロー達の絡み合い、新しいヒーローの卑猥な姿。
自分たちの作りたいモノ、体制によって作るもの、そしてご感想による作ったほうが喜ばれるもの。
これらのバランスを見ながら、今後も追加していきたいと思っています。
GiG
2022-06-02 15:06:18 +0000 UTC