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パワフルコングのドラミング敗北 没ネタやキャラ制作ラフ含めて色々と過去語り

以前にもやった過去作がたりですが、今回はそれをもう少し掘り下げて、製作途中のイラストを含めて振り返ってみようと思います。

第一回、小説集『憧れとヒーロー』から、ゴリラ顔ヒーローのパワフルコングこと郡山さんです。

・まず最初に

ヒーロー敗北のみの短編集という内容が決まっていたので、各キャラクターの年齢や設定、敗北方法をぼんやりと考えました。そのうちキャラ設定はすぐに決定したと記憶しております。

三人のうちひとりはキャプテンマスキュラー。初のオリジナルヒーローでバルクマッチョ体型。彼のデザインをちょっとチューニングして決定しました。

もうひとりは純日本風の親父ヒーローで、固太り体型で細い一重の角刈りねじり鉢巻ヒーローヤイバ。

最後に一人、ほか二人がベテランタイプのヒーローだったので、まだ俗っぽさが抜けきっていない設定で、体型はバランスの良い筋肉質。そういった順番で決定しました。

・ゴリラテーマに決定

一番大きな要素である、なぜゴリラになったのか……を覚えていません。そもそも猿顔やゴリラモチーフが好きなのでこの機会に……とおもったのかもしれませんね。覚えてないのでまるで他人事です。

それはともかく、雄性の強さというのにも色々種類があると思いますが、ワイルドなんて言葉があるように野性味は男の魅力の一つだと思います。

かつ、そういったケモノ性や雄性を前面に押し出しているというより、理性や社会性で抑え込んでいる、もしくはコンプレックスにしているというならば更に魅力的ですね。

おそらく当時もそんなような思考の末、ゴリラな顔のヒーローになったとおもいます。


・キャラデザ

ゴリラ顔というコンセプトの時点で顔や雰囲気はほぼ確定したようなもので、そこから更にヒーローであるという設定、自分の好みなどを織り込んでもらってデザインは早めに決定しました。

髪の毛は短く頭の形の丸さを強調、鼻の下の溝がクッキリ濃くて、色黒でスポーツマンのような印象。体毛は濃いけれどヒゲは無精髭まで。短編なので複雑さよりも、わかりやすいゴリラ感を強く押し出してもらいました。

この画像は発表した作品には入ってませんでしたが、黄色や黒のタンクトップを好み、人並み以上に暑がり、そんなことをキャラデザ時に考えていたような気もします。

・話の筋

人物設定は大切ですがそこはやはり短編のエロ小説。ヒーローの敗北方法、結末から逆算して物語や展開を考えるパターンはかなり多く、この小説もまたそのケースでした。

洗脳敗北において大切な要素は、その人のニュートラルな状態をいかに壊すか、崩すか、屈辱を感じさせるか……であるので(断言)ゴリラ顔でありながら、正義のヒーローとして清く正しくあろうとしている男には、そのコンプレックスを剥き出しにしてしまう、身も心も無様で阿呆で竿の命令に忠実な下品ゴリラになってもらうことだな、と考えました。

すなわち、ドラミング射精です。

決まりました。完璧なロジックです。

ドラミングがそもそもどういった行為なのかは知らないのですが(まずもって拳でなくて掌で叩くらしいですね、無視しました)男臭いを通り越して雄獣的行動そのものをとってしまい、あまつさえ射精にまで至ってしまうというのは大変面白い、興奮する光景ですね。



・ボツネタ バナナ

さて、ポージングは決定しましたが、詳細なネタや過程がまだ埋まっておりません。

このイラストは、そのうちのひとつ、所謂ボツネタです。

確かバナナを食べさせられて、その成分によって脳の思考回路を侵され、正義のヒーローが雄ゴリラへと堕ちていくといった内容でした。かまいたちの夜2から着想を得たような気がします。

もごもごとバナナを頬張りながら表情をグチョグチョに変貌させていくヒーロー。よだれを垂らし、苦痛の表情は締まりのない笑顔に変わり、最後には低下しきった知能でウホウホとわめきだす。

そんなネタでした。これ自体はとても良いものですが(断言その2)、せっかく挿絵をもらうにしては絵的な変化が乏しいという欠点がありました。また、ヒーローの敗北内容として、催眠系が他の二作とも被っているので、もう少し別のアプローチはないかなと考えました。


・選ばれたもの

そこで最終的に、肉体的な刺激やヒーローのヒーローらしい敗北要素とのバランス、何より絵的なバリエーションがつけられるということで、機械触手とエナジー吸収ネタになりました。

ドラミングのポーズがちょうど触手との攻防にも見え、かつ機械による責めと野性的なゴリラ顔というものの差異が屈辱感を煽ってくれると思ったからです。

ゴリラ顔という要素の野性的である男が、機械に淡々と搾取されて敗北。残りエナジー量を無感情にカウントされて、当然のように敗北に堕ちていく。

機械敗北パートと、研究室でドラミング射精するパートの二つを分けてつくりました。

これはおそらく読後感を考えての処置だと思います。

・今現在 考えてみたら

そんな形で完成となりました。最後に2020年の今このネタを書くとしたら、というものを考えてみました。

おそらくドラミング射精時はもっともっと描写を詳細にして、本人のメンタル状態の変貌や、人々にアピールして射精してしまう背徳感と開放感などを盛って書くんじゃないかなと思います。

もし過激なルートを書くならば、エナジーを吸われきってすっかりバカになってしまった頭で勝利のドラミングアピールさせたり、バナナの皮と自分の包茎を重ねて卑猥な発言をさせたり、徹底的に崩壊した姿のままエンディングまで書くでしょう。

もし読みやすさ重視で書くならば、ドラミングアピールが癖になってしまったけれど、そうやってゴリラな自分というコンプレックスを茶化せるようになった結果、後輩との距離感が縮まって少しは日常が楽になった……などの描写を入れるかもしれません。

今あらためて見ても、このネタやキャラクターは興奮したので、考えてみたり荒っぽくでも追加シナリオを考えてもいいかもしれませんね。

おわり

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