Chapter05
「え、そろそろ拘束が解けそう?そいじゃ、ちょっと次の準備にいってきま~す☆」
そう言い残すと、”配信主”はカメラからフェードアウトし、部屋を抜け出した。
ー一方、有栖と棗の努力は、数十分の苦闘の果て、実ろうとしていた。
「もう少し・・!」
「ちょっとくらい血が出ていいから、一気にいっちゃって!」
そして。
ベリベリッ!!
有栖の手に巻き付いていたテープが音を立てて剥がれた。
「よっしゃ!早く私のも解いて!」
「OK!すぐに・・・」
そこまで言って有栖は硬直した。”それ”はいつの間にか現れ、二人を見下ろしていたらしい。
[ご苦労様~。じゃあ次の企画に移るから、それまでお休みなさい。] 機械か何かで変えられた、人間のモノとは思えない声。
【バチバチッ!!】
ーその後すぐ、火花が散る音が2回、体育倉庫に響くのであった。
Yanaponte
2021-07-11 13:11:01 +0000 UTCG・小鹿
2021-07-08 12:49:18 +0000 UTC