Chapter3
同好会レベルの部活だが、この日の練習は飛び切りハードであった。
部長の芳須がネットで拾ってきたメニューの受け売りらしいのだが、どうやらそれは【エリート】が取り組むレベルだったらしい。異常にキツい。
そんなメニューを持ってきた芳須はちゃっかり、プール外から指示を出す係に徹していた。
ー1時間もすれば、すっかり有栖も棗もぐったりしてしまっていた。
疲労困憊した様子でプールから二人は上がる。
「おっつかれ~!他の人、まだ掛かるらしいからぁ、先に冷たい飲み物飲んじゃおうよ!!!」
無邪気な笑顔で仁紫子は二人に飲み物を手渡す。
「「ありがとうございます・・」」
力の入っていない手を同時に伸ばし、二人はそれを受け取った。そしてぐいぐいとそれを飲み干していく。
その様子を確認した仁紫子は・・
自らも飲み物を手に、邪悪な笑みを浮かべるのであった。
ー続く