リクエスト/予備素体編の続き(1)
Added 2022-11-06 17:41:21 +0000 UTCコメント:ノンケセックスシーンだけ(ほぼ初)。ごめん。今回プライベートがマジで忙しいので間に合わんかもしれん。予備素体編Bエンド後の話になる予定なので、読んでもらえると嬉しいです。 1 霧島勝利にとって柔道とは、目的ではなく手段だった。 最初は、自分の息子に「勝利」という大仰な名前を付けてしまうような親の期待に応えるためにそれに打ち込んだ。熱はなくとも、器用な勝利は柔道でそれなりに強かった。柔道で成果を上げていれば、親からあれこれ口うるさく干渉されることもなく、勉強や学級内での立ち位置といったものに煩わされることもなかった。柔道やその練習はつらくて好きではなかったが、その他のあれこれと比べれば、シンプルなだけマシである。高校や大学の進路も、柔道の腕前を贔屓してくれる場所を探せばよかった。 「勝利君って、柔道やってるからすっごい良いカラダしてるよね」 眼前の女が甘えた声を出して、勝利の肉体に触れた。身長は高く、一見細身に見えるが、勝利の身体は油断なく引き締まっていた。女の白い指が勝利の筋肉の凹凸を確かめるように這う。勝利は無感動に女の腕を掴んで、要領良くベッドに転がした。「ホテル行きたいけど金ないんだよなあ」と、デート中にそんな勝利のおねだりを「私の方がお姉さんだから」と聞いてしまうような女だった。だから、全く抵抗はなかった。 「いい?」 勝利が言葉少なに尋ねる。女は鷹揚に頷いた。性欲に任せて女体にがっつく彼を、待ち望んでいるかのようだった。勝利は履いていたジーンズとボクサーパンツを無造作に脱ぎ降ろし、猛々と反り立ち、怒張したチンコを晒す。女は、興奮を隠そうとせず、むしろ見せつけるかのように平然としている勝利に驚いた。勝利はその女の様子を見て、取り繕うかのように照れ笑いする。「我慢できなくって」。持っていたコンドームを慣れた手つきでするすると装着し、ピンク色の肉棒を差し向ける。鍛えた肉体に相応しく、チンコも堂々としたサイズだった。 勝利が『自分は柔道が得意』の次に人生で気付いたことは、『自分は見た目が良い』ということだった。柔道で鍛えた体躯が魅力的に見えるのはもちろん、目鼻は大きく、まっすぐな眉にシャープな輪郭、さらには柔道をやっている必要性から黒髪の短髪にしていることが、彼を爽やかな好青年に見せた──そういう風に「見せる」ことも、彼は怠らなかった。 柔らかな女の腿を悠々持ち上げ、勝利は前戯をすることなく、いきなり正常位でまぐわい始めた。女は、自身を貫く熱と快感に耐えながら、まるで獣のように全身の筋肉を使い、腰を振る勝利を陶然として眺める。普段は絵に描いたような好青年が、一匹の雄に変わり果てて獣欲を向ける姿。表情に一切の余裕はなく、真剣に、性欲を満たし、快楽を貪ることにのみ集中していることが伝わる。じわりと汗ばんだ肌が触れ合うことは、全く不快ではなかった。抱き締め、肌が密着する度に、勝利が自分を支配するかのように──勝利自身で染め上げようとするかのように感じられた。同時に、彼が初心でないことも手に取るように分かる。彼はかなりセックスに慣れ親しんでおり、女が悦ぶ場所を、タイミングをしっかりと理解していた。腰を深く突き上げ、最奥の性感帯に触れる。女は小さい悲鳴を上げて、愛液を漏らした。そこで、初めて勝利に別の表情が浮かぶ。それは紛れもなく、悦びだった。 「すげぇ気持ちいいよ、ミカさん。俺ももうすぐ、イッちゃうから」 顎先からぽたりと汗のしずくが女の肌に落ちる。勝利はいよいよ腰を激しく振った末、獣のように一声唸り、全身を剛直させた。女は膣内で、肉棒が心臓のようにどくどくと脈打ち、たった今、勝利が吐精しているのを感じた。くちゅっ、といやらしい音を立ててゆっくり勝利は肉棒を引き上げた。コンドームは白濁でいっぱいになっており、改めて高校生という若さを見せつけられる。 「まだ時間あるからもう一回やろう」 射精してもなお、萎えない肉棒を持て余しながら勝利は笑って言った。女はもう乗り気ではなかったが、結局、その後2回セックスをしてから別れた。