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【お試しその1】10月短編:最強の騎士団、悪魔に洗〇され、国は悪魔のモノとなる

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今回のテーマは"触手鎧"


ですが……。色々な要素(脳くちゅ洗〇等)が混ざり合って、少し触手鎧要素が少なくなっています。でも全くないという分けではありません。

それと、短編という名称ながら、文字数は42000文字ですので、そこそこ長いです。その分Hシーンも多いので、楽しめると思います。

それでは最強の騎士団が洗〇され、国が悪魔の手に渡るその様子の一部シーンをお楽しみください。


タグ:触手鎧、触手、洗〇、脳くちゅ(脳姦)、キス堕ち、集団堕ち、がに股オナニー、ふたなり


感想等是非よろしくお願いします。

ダウンロードしたい方はPDFを添付していますので、どうぞ。

[お試しその1]最強の騎士団、悪魔に洗脳され、国は悪魔のモノとなる

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「セアッ!!」

「ハッ!!」


女性の掛け声が聞こえる。

気合の籠った力強い声だ。

それと同時に鉄製のブーツでザッ、ザッと素早く動き回る音——少なくとも10人分——が聞こえる。

立ち回っている女性たち。

その女性たちが囲っているのは黒くブヨブヨとした化け物。

大きさは3mはあり、首もなく、身体の部位の識別はできないが、なだらかに伸びた、腕と思わしき触手を鞭のように振るい、その化け物は女性たちと戦っている。

対して女性たちは全員同じ装備だ。

ごてごてとしたものではなく、身動きがとりやすいシュッとした白銀の全身鎧を装着し、顔だけは露出するように出来ている白銀の兜を身に着けている。

皆、手には白銀に輝く剣を持ち、隙を見ては化け物の身体を切りつけ、確実に傷を付けていた。


「リタ、ハイル、ユリア、リリエラ!! 左へ回れ!! ネリー、シエル、ジャスミン、ヴェレリーは私と右へ!! 他はリリィの護衛を!!」


鋭い声で指示が飛ぶ。

その指示に従って、すぐさま呼ばれた女性たちが颯爽と動く。

化け物は周囲に取り巻く女性たちを攻撃しながら、3名に守られているリリィという女性を攻撃し、護衛している女性たちがその攻撃からリリィを守る。

攻防を繰り返すこと2分程。

気合の籠った声や指示が飛ぶ中、一際大きな声が響いた。


「避けてっ!!」

「「「「「——ッ!!」」」」」


全員が反応して、今いる場所から飛びのいた。


「ファイアーボール!!」


その一声と共に、大きな火球が女性たちの飛び退く前の場所へ、化け物の元へと吸い付くように飛んだ。


「グギャアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!」


ぶち当たった瞬間、豪炎が逆巻くように化け物の胴体に取り巻き、化け物の身体を焼いていく。

その痛み故か、化け物がおぞましい絶叫を放っている。


「人間どもがぁ……!! こんな炎消してくれるわぁっ!!」


化け物は、しなやかな腕で炎を払いのけようとするが、むしろ炎は胴体部分から腕部分へと延焼した。


「グウウウウウウウウウッッ!!! 何だこれはぁあッ……!?」

「ハッ、ハッ、ハッ……。ング……私の全ての魔力を込めました。その炎は貴方が何をしようとも消えることはありません」


片膝を地に付け、短く息を吐いているリリィが勝利を確信したようにそう言った。

化け物は足搔くもののリリィの言う通り、火が消えることはなく、胴体から下部、上部へと炎は延焼していき、やがて化け物は倒れ落ちる。


「やったか……?」


一人の女性がそう呟いた。


「全員その場で待機。……リタ。確認頼む」

「あいあい。任せな、団長」


ザッ、ザッ、ザッと音を立てながら、リタが進み、化け物の元までたどり着く。

そして剣で一突き。

反応はない。

蹴りを繰り出す。

反応はない。

身体の隅々まで確認する。

生命反応はなさそうだった。


「討伐完了だ」


そうリタが言うと……。


「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」」」」」


勝利の雄叫びが今彼女達のいる場所、洞窟内に響き渡った。

そして彼女達の顔から険しさは消え、女性らしい華やかな笑みを浮かべている。

さて、勝利を噛みしめている彼女達が何故こんな洞口で化け物と戦闘を行っていたのか。

その詳細を知るためには、日時を数日さかのぼることにしよう。






オーリエス王国。

3000年の歴史を持つ由緒ある王国であり、周辺国家の中で随一の経済力と軍事力を持つ大国である。

経済力は広大な領地を運用し、輸出と内需によって経済を回している。

そして軍事では三つの騎士団が軍事力の役割を担っている。


一つは青銅騎士団。

団員数が最も多く、その規模は80万にも及び、最も前線に赴く機会が多い騎士団であり、王国の軍事力の全てを担っているといっても過言ではない。

国境警備や領地を守護する者たちもこの騎士団に所属している。


二つ目が黄金騎士団。

王族が住む、王城の守護を任せられている騎士団で、規模は4000。

青銅騎士団の中のエリートが集められており、たった4000人ではあるものの、王城に籠城すれば1年は籠城できると言われている。


そして最後が白銀騎士団。

この騎士団は構成メンバーはたったの13人で、メンバーは団長自ら選出し、表社会、裏社会関係なく、ただ戦闘力が秀でるメンバーだけが集められた騎士団だ。

その役割は基本的に暗殺。

または他騎士団が対応できない事態に応えることが求められている。

つまりは汚れ仕事を任せられているというわけだ。


そしてそれ以外にも、魔物の討伐も含まれている。

魔物とは世界のどこかに時折生まれる異形の怪物であり、時には国を亡ぼす魔物が生まれたり、家畜だけを襲う魔物が生まれたりと、その脅威は魔物によっては違う。

ただそれだけなら、数で囲って倒せばいいのだが、魔物には普通の武器では傷一つできない。

魔物を討滅するには世界で最も珍しい鉱物、白銀鉱で作られた武器でしかないと、傷つけることはできない。

さらに魔物は瘴気を発し、これも白銀鉱で作られた防具でないと防ぐことが出来ない。

ちなみに魔法も魔物には効果があるが、担い手は王国にも数人ほどしかおらず、その数人の中でも攻撃系統の魔法を持っているのは3人であり、現実では白銀鉱で倒すしかなった。

長い歴史を持ち、経済力でも優れるオーリエスであっても、13人分の装備しかなく、白銀騎士団は少数精鋭を求められる。


その白銀騎士団に今、新たな任務が与えられようとしていた。




「参上しました、女王陛下」


凛とした声の持ち主である、腰に剣を鞘に入れた状態で下げ、白銀の鎧を着た女性がそう言って白銀の兜を取り、跪いた。

兜を取ると深い紫色のポニーテールが垂れた。


「面を上げなさい」


優し気な声でそう言葉をかける彼女はオーリエス王国の女王、マリエル・オーリエス。

王族の不幸が重なり、若干19歳で国主へとなった、まだまだ女性とは呼べぬ、少女である。

女王は優美なドレスを着飾り、艶やかな黒髪をセミロングにし、横髪が肩へとかかっている。

首には宝石のついたネックレスをかけ、耳には真珠のピアスを付け、頭には宝石のあしらったティアラを被っている。

そして彼女の傍らには女性の内政官がおり、紙が載った銀のトレイを持っている。


「ハッ」


女性は顔を上げた。

そこでようやく、女性の顔の全てが明らかになる。

シュッとした顎先が特徴的で、引き締まった顔つきは端麗さを醸し出しており、ポニーテールは背中の中ほどに届いている。

紫水晶を思わせる美しい瞳が女王の目を見つめ、女王の発言を待つ。


「先ほど調査結果が来ました。やはり今回の事件の首謀者は魔物のようです」


現在王国ではとある事件が発生している。

それは婦女誘拐事件であり、特に美しい女性や、16から20までの若い女性が誘拐されており、その被害者数は1000人にも及ぶ。

外出していないはずの女性たちが音もなく姿を消すその事件は、発生当初から超常の力が働いていると予見され、発生から5か月、ようやくその犯人にたどり着いた。


「手口は簡単です。即効性のある睡眠効果の何かを女性たちに嗅がせ、眠らせる。そして眠った後、魔物が掘っていた地下へと引きずり込み、自らの巣へと連れて行くというものです。隠ぺいが上手く、なかなか見つからなかったのですが、ようやくその穴が発見できたようですね」


女性は静かに女王の言葉を聞く。


「白銀騎士団団長クリスに王命を伝えます」


ピリッと場の空気が緊張感を含む。

今までの優しい雰囲気から国を治める女王らしい、威厳のある声で女王は命令する。


「白銀騎士団はこれより魔物の討滅しなさい。生きている者がいれば、保護すること。期日は1週間以内。軍令をクリスへ」

「はい」


内政官が歩き出し、女性の、クリスの目の前で立ち止まる。


「軍令をお受け取り下さい」

「ハッ」


うやうやしく、クリスが軍令を受け取るため両手を上げ、差し出された軍令を手に取った。

そして軍令を片手に、兜を腋に挟んで立ち上がり、女王に一礼して踵を返して王座を去る。


「頼みましたよ、クリス。どうか国民に安寧を」


クリスの背に向けて、先ほどまでの威厳を霧散させ、優し気な声でマリエルがそう伝えると、クリスはその場で立ち止まり、


「お任せください。我が騎士団に敗北はありません。魔物如き、すぐにでも屠って差し上げましょう」


そう言葉を紡いで、クリスは王座を去り、すぐに兜をかぶり、早足で白銀騎士団の兵舎へと向かった。




クリスが兵舎にある会議室に入る。


「さて、全員集まっているな」


長方形の机に12人の女性たちが椅子に座っている。

彼女達が白銀騎士団のメンバーだ。

メンバー選出は団長に任されているので、彼女達がクリスが直接集めたメンバーというわけだ。


「王命が出た。これより我々は婦女誘拐事件の首謀者の魔物の討伐に出る。リタ、報告書は読んだか?」

「ああ。もちろんだぜ」


クリスがリタへとそう問いかけた。

リタ。

白銀騎士団の副団長だ。

ショートカットの赤髪が特徴的で、吊り上がった目と男勝りな口調が荒々しさを表している、勝気な女性だ。

言動などは粗暴ながらも、周りをよく観察し、状況判断能力に優れていたため、副団長に抜擢された。

剣の実力は力任せな剛の剣で、数々の敵を打ち取ってきた猛者。

クリスが最も信頼する部下である。


「報告書によるとだなぁ……。あー、敵の潜伏場所は……えぇと、バグの大森林の中部地域……だそうだ。へっ、そんな近くに潜んでたなんてなぁ」


バグの大森林はオーリエスの領地で最も広い森林であり、珍しい薬草や果物が自生する資源豊かな森林だ。

大森林は10キロ四方に広がり、場所は王城から数キロの地点にあり、まさに目と鼻の先といっても過言ではない位置にある。

その中部地域に魔物が潜んでいるらしい。


「ふむ。距離はそこまでないな。となると最短で一日での討伐になる。リリィ。訓練で消費した魔力量は?」


クリスが今度はリリィへと声をかけた。

リリィは水色の髪を腰程まで届くツインテールにし、どこか遠慮がちな目じりの下がった目をしてる、控えめな性格の女性である。

そんな彼女はこの騎士団の中で随一の破壊力を持つ、騎士団の切り札でもあった。

リリィはオーリエスにいる数人しかいない魔法の担い手の一人であり、その中でも攻撃系統の魔法が使える魔法使いである。

まず、魔法の話をする前に、魔力の話をしよう。


魔力とはこの世界の住人が誰でも備えている力のことで、日常生活を送る分にはそこまで重要ではない。

しかし戦う者にとっては魔力は必須であり、多ければ多い方がいい。

その理由は、魔力を戦闘に使うからである。

その使い方は簡単だ。

体内で魔力を循環させ、肉体を活性化させる。

ただ、それだけで細腕の女性でも大きな岩を片手で持ち上げることも可能になる。

と、ここまでの話では簡単そうに聞こえるが、その制御は非常に難しい。

制御に失敗すれば、肉離れや最悪永遠に動かなくなってしまうリスクもある。

その反面、使いこなせれば、一人でも数百人の兵士を相手に出来る。


そして魔法の話だ。

魔法とは、ただ一握りの人間だけが使える、非常に稀有な才能なのだ。

生まれた時から魔法を使え、時には周りに被害を及ぼすこともざらである。

使える魔法は一種類であり、人によって使える魔法は異なる。

王国には転移魔法や物品から情報を読み取る魔法、氷結魔法や炎上魔法等々、後方支援から戦闘まで幅広く使える魔法使いが存在する。

そしてその中の一人がリリィという分けだ。


「半分程でしょうか。一日休めば、回復すると……お、思います」


リリィは自信なさげにそう言うが、クリスはいつものことだと思い、軽く頷く。


(今日の訓練だと、それくらいだろうな。……それにしても平常時のリリィは少しオドオドし過ぎだな。平常時も戦闘時と同様ならば、私の後を継がせるんだが……)


クリスはそう思いつつ、頭の中で計画を立てていく。


「分かった。……では、出発は明日明朝。迅速にかたずけ、民に元の平穏な日々を戻してやろう。それでは総員、明日に備えて今日は休め。敵は魔物だ。準備を怠るな!!」

「「「「「ハッ!!」」」」」

「解散。……リタは残ってくれ」


それぞれが部屋を出て行く中、リタだけは残った。


「相手が魔物だから、最終調整をするんだな?」

「ああ、万全を期すぞ。フォーメーションを一から確認する」

「オーケー。付き合うぜ、団長」


二人は日が暮れるまで会議室に残り、様々な談義を行った。

そして次の日の早朝。

まだまだ日が上り切る前の薄暗い時間帯。

城門には白銀の装備で身を固めた白銀騎士団の面々が集まっていた。


「点呼は終えたか?」


クリスがリタに問う。


「ああ、全員集まっている。体調も問題ない。全員、最高の状態さ」

「よし。……総員聞け。これより我々は魔物の討伐に向かう。我々は何度も魔物と戦い、勝利を収めてきた。我々にできないことはないだろう。そう思うのは決して間違ってはいない。だが、慢心はするな。心に隙があれば、動きが乱れる。そして殺される。お前達は何物にも代えがたい、私の財産だ。自信を持て。だが慢心するな。それを心に留めておけ。いいな!!」

「「「「「ハッ!!」」」」」

「よし!! では出発する」


隊列を作って、白銀騎士団、総勢13人が城門から駆けだした。

鎧を着ているにもかかわらず、驚異的なスピードで。

それは魔力運用がなせる技。

白銀騎士団のみ伝わる魔力鍛錬法により、彼女達の魔力は他の軍人を凌駕する。

そしてその膨大な魔力を彼女達は完璧に操り、驚異的な身体能力と訓練で培った技を持って、数々の任務を遂行していきた。

だからこそ、彼女ら、白銀騎士団は最強。

敗北は結成されてから一度もない。

これからも……きっと。





彼女達は数十分でバグの大森林へと到着し、捜索を始め、二時間ほどで、魔物が潜む洞窟を発見した。


「中部まで来ると流石に森が深いっすね」

「だからこそ、魔物はここに潜伏したんだろうよ。ここは未開の地だからな」

「でもこの中から、潜伏場所を見つけた副隊長の勘は流石っすね~」


探索は二手に分かれて行っている。

一方はクリスが率い、もう一方はリタが率いている。

リタが率いている面々は以下の通り。

リリィ、シエル、ヴェレリー、シェリーネ、ウィーネ。

誰もが髪を兜の中へと入れて、整った顔だけが見えている。


「アタシの勘は一度も外れたことはないからな」

「まったく凄い才能っすよ」


リタとウィーネは洞窟の前で話しており、他の面々も警戒しながら話し込んでいた。

発見してから数分、ようやくクリス率いる一隊がリタの元へと集合した。


「流石だな、リタ。こうも早く見つけ出すとは」

「へへっ。アタシをスカウトしておいてよかったな」

「ふ。まったくだ。……全員、体調は大丈夫か」


それぞれが、大丈夫だ、と語るように頷く。

彼らは汗をかいているが、それは疲れからではなく、ただ森の湿潤な気候からかく汗だった。


「水分補給を行いつつ、進むぞ」


隊列を組んで、彼らは洞窟の中へと進みだす。

特に罠もなく、時折行き止まりに当たり、引き返すことはあるものの、非常に好調な探索だった。

そしては白銀騎士団はとある空間へと到達する。


「うっ……。これは……」

「酷いわね」


見つけたのはネリーとユリアの二人だった。

そこには女性の死体で溢れており、おそらく誘拐された女性たちだろう。

皆服を着ておらず、多くの人は腐敗していたが、比較的新しい死体を発見し、二人は検死をする。


「まだ亡くなってからそんなに時間は立ってないね」

「青あざとかが酷いわね。何か乱暴されたのかしら」


二人で身体の隅々まで調べる。


「ちょっと、ユリア」

「どうかしたの」

「これ」


指をさすのは女性の股間部分。

そこからはドロドロとした白濁液が零れていた。


「……魔物の仕業ね」

「そうみたい。こんなの……許せない」

「ええ」


恐らく女性は乱暴された挙句、犯されたのだろう。

そう予想するのは簡単であった。


「報告に戻るわよ」

「うん」


クリスに報告した二人は団員たちを引き連れて、あの場所へと戻った。


「くっ……。魔物がっ!! ゼッテェ殺してやるぜ!!」

「落ち着け、リタ。冷静さを失うな」

「——っ!! すまねぇ……」


リタをなだめると、クリスは腕を組んで数秒数え……。


「燃やしましょう」


と、そう言った。


「いいんですか? 遺族に合わせなくても」

「こんな死体を見せてどうする。魔物に犯された死体だぞ。……燃やしてやった方が救いになる」


沈黙が場を支配する。

皆が皆、沈痛な思いで、顔を悔しそうに歪ませる。


「……燃やすぞ。火を」

「はい」


ハイルが松明をクリスに渡す。

リリィが死体に油を撒き、それが完了すると、ゆっくりと死体に火をつける。


「……行くぞ」


皆がその場を離れる。


「怒りを抱くのは最もだ。だが、怒りに身を任せるな。冷静だ。冷静になれ」


その言葉はまるで自分に言い聞かせるようだった。


「……魔物を必ず討滅するぞ」


怒りを滲ませるその言葉に皆は決意を秘めた眼を輝かせて……。


「「「「「ハッ!!」」」」」


と、威勢よく返事をする。

そしてそのまま探索を続行し、ようやく彼女達はたどり着いた。


「何だ、君たち。人間か?」


一際大きな空間にそいつはいた。

ドロドロの黒い液状の魔物で、2mほどの身体があり、首がないのか、180度反対にいる彼女たちの方向に顔を向けている。


「今いいところなんだ。そこで待っていろ」


そう言われて、大人しくはしていない。

白銀騎士団がクリスの命令で円陣を描き、魔物を包囲する。

すると魔物が今何をしているかが、明らかになる。

魔物は女性に覆いかぶさり、腰を動かしている。

明らかに犯して、いや、レイプしていた。

女性はビクビクと身体を震えさせるだけで、声すら上げていない。

その様子に皆、怒りを覚えるが……。


——冷静になれ


クリスの言葉を思い出し、フゥゥと息を吐いて、怒りを鎮める。


「お前は一体何をしているんだ?」


クリスが静かに問う。


「食事だよ、食事」


魔物は気さくな感じで、クリスの問いに返事をした。


「僕の食事は他の魔物どもとは違う。こうして女を犯して絶頂させる。その時放出されるエネルギーが僕の主食なんだ。こいつはもう干からびかけているから、そろそろ新しい食料が欲しかったところだったんだ」


魔物が起き上がり、しなやかな鞭のような腕を女性の首に巻き付けると、ムクムクと魔物の身体が膨張し、3m程になった。


「こんなに女がいっぱいだぁ。しばらくは食料に困ることはないな。もうコレはいらないな」


魔物は腕を振るって、勢いをつけて女性を地面へと叩きつけた。

顔はひしゃげ、明らかに即死だ。


「……下種め」


その威力をみて、決して油断できない相手だと認識しつつ、クリスたちは包囲を縮める。


「白銀鋼か。それだけの数を集めるとは。君たち達はどこかの国の精鋭かな?」

「「「「「……」」」」」

「だんまりか。まぁ、予想はできる。オーリエスの奴らだろう。ふぅむ……少しやりすぎたみたいだね」


追い詰められているにも関わらず、魔物は話し続ける。


「君達を倒して、僕の身体の中で飼ってあげよう。気持ちいいぞ、僕の身体の中は。見るところ君達はかなりの魔力量だから……交代で吸い続ければ、君達はずっと犯されて永遠の悦楽を味わうことが出来るぞ。どうだ? 興味ないか?」

「……行くぞ!! 総員かかれぇええええ!!!!」


魔物の話をガン無視し、騎士団は行動を起こした。


「仕方ないな。全員倒した後に可愛がってやろう」


魔物も、腕を振り上げ、戦闘を開始した。







そして物語は冒頭へと戻るのである。


「かなり強かったが、アタシたちの敵じゃあなかったなぁ」


リタは魔物の死体を足蹴りしている。

周りでは激戦の疲れでへたり込む者が反芻をおり、騎士団はこの場で休憩することを選択したようだった。


「団長。あの女性の死体も燃やしておきましょうか」


ちょうどいい岩に腰を下ろし、水分補給をしているクリスにリリィが近づき、そう言ってきた。


「そうだな。見るも無残な死体だ。燃やしてやろう。しかし、もう油がないぞ」

「まだ魔力に余裕があるので、魔法で燃やします」

「そうか。頼んだ」


と、リリィが女性の死体へと近づいたその瞬間。


「貴様らぁあああああっ!!」


魔物の死体から口が動いていないにも関わらず、声が聞こえ始めた。

声は洞窟を震わせるほど大きく、思わず、全員が耳を塞ぐ。


「俺はそう簡単に死なんぞぉおおおおおおおおっ!!!!」


魔物が口調を変えてそういうと、死体がブクブクと泡立つ。


(何か不味い!!)


クリスはそう咄嗟に判断した。

だから、全員に聞こえるように声を大にして指示を出そうとするが……。


「伏せ——」


——ブシャアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!


その言葉を言い切る前に、死体が爆発し、黒々とした液体が周りに飛び散った。

最もその液体を浴びたのは、一番近くにいたリタだった。

リタは装備の白銀の輝きが見えないほど、真っ黒になっていた。


「ウエェェェェェェェェッ!!! ぺッ!! ぺッ!! 口に入りやがった!!」

「リタ!! そんなことより早くこっちに来い!! 全員、壁際に急げ!!」


クリスの指示通りに、全員が壁際に立ち、死体を見ると、シュウシュウと音を立てながら、死体が蒸発していた。


「何なんだ……」


そして、全員に付着した液体も蒸発していく。

リタにかかった大量の液体も見る見る内に蒸発し、すぐに装備は白銀の輝きを取り戻した。


「全員、体調に変化はないか」

「ありません」

「大丈夫です」


団員たちが次々と無事の報告を行う。

その後、二時間ほどその場にとどまり、遅行性の毒でもないことを確認した白銀騎士団はようやく帰路に付き始めた。


「毒ではなかったようだな。あれはいったい何だったんだ?」

「イタチの最後っ屁みたいなもんじゃねぇのか。ただ……失敗しちまったようだがよぉ」

「失敗……か。お前が一番あの液体を受けたんだ。本当に身体に変化はないのか」

「ないな。いたって元気だぜ、アタシは」

「そうか。だが、数日間は体調に気を付けろ。何かあったらすぐに知らせるんだ」

「あいあい。分かったよ、団長。なぁ、もうアイツのことは忘れてさっさと帰ろうぜ。早く風呂に入りてぇよ」

「そうだな。……よし、全員帰還するぞ」


彼女達は来た時と同じように、隊列を組んで、帰還したが、ただ一つだけ、来た時と違った点があった。

リタの鎧の横腹部分に小さな、ほんの小さな黒ずみが出来ていた。


「リタさん。ここに黒ずみが出来てますよ」


リタのすぐそばを歩いていたシエルが、そうリタに教える。


「ん? 黒ずみ? ……なんだこりゃ」


リタが黒ずみを手で擦ってもその黒ずみは取れない。


「隊長に報告しますか?」

「いや、いいだろ。もし魔物のあの液体の影響でも、この鎧は白銀鋼でできてるからなぁ。明日には消えてるさ」


白銀鋼は、魔物の天敵的鉱物であり、物理攻撃以外はほとんどシャットダウンしてくれる。

その実績を知っているリタは黒ずみを軽視し、放置した。


「リタさんがそういうなら……」


その黒ずみは一体何なのか。

それは今は分からない。

ただ、何か邪悪な気配がすることは間違いなかった。

ほんの小さな気配ではあるが……。

だから、誰も気づかない。

そしてそれが、大きな災いを呼ぶとはこの時、誰も予想できなかったのであった。








「……んん。……ふわぁぁぁ……。朝か」


時刻は午前6時。

リタはいつもこの時間に起床し、顔を洗い、筋トレを行う。

30分後、魔工科学によって作られた冷蔵庫から食材を取り出し、豪快に料理をし、食し、30分瞑想。

そして白銀の全身鎧を着用し、腰の剣帯に白銀の剣が収めてある鞘を装着し、家を出る。

いや、出ようとした。


「な、なんだ……!? 身体が……動かねぇ……!!」


ドアノブに手をかけた状態で、リタの動きが止まった。

そして背中の背骨に沿って、細い針のような物がトストスッと5本ほど突き刺さり、ドクドクと何かを注入すると、スッと針が抜けた。


「ぐっ……!! 何が起きて——」

「ふぅ、やっと着てくれたか」


聞き覚えがある、そう、数十時間前に聞いたことのある声が頭の中で聞こえてきた。

その声の主は——。


「その声は……、あの時の悪魔かっ……!!」

「ご名答」


あの時、確実に死を確認した、討滅したはずの悪魔の声だった。


「あの時は自己紹介することなく殺されたからね。今、自己紹介しよう。僕は潜呪洗躁。ただの悪魔じゅない。魔王さ」

「魔王だと……!?」


魔王。

それは悪魔の中でも特に強い悪魔に付けられる名で、自称する者も少なくはない。

古い文献には、魔王は一国を滅ぼす力を持っており、これまで滅んできた国は数知れず。

身体能力、魔法力は普通の悪魔を軽く凌駕し、魔王によっては特殊能力も持っていると言われている。

そんな存在が今、目の前?にいる状況にリタは驚くが……。


「しかし、それにしゃちゃあ、弱かったな」


リタの言う通りだった。

もし文献通りの力の持ち主だったら、白銀騎士団はもっと苦戦していたはずだった。

つまり、魔王ではない、はずだ。


「ふふっ。僕は他の悪魔に比べたら戦闘力は少なくてね。今まで何度殺されてきたよ。勇者とかほざくやつらや、冒険者。そういえば国の軍隊に殺されたのは初めてだったかな」

「そうだ。お前はあの時死んだはずじゃあ……」

「死んだとも。だが僕の因子が君の鎧に根付いたようでね」

「あの時の液体か」

「そうだね」

「だが、アタシの鎧は白銀鋼だ。白銀鋼は悪魔の呪いなんかを弾く効果があるはずだ」

「白銀鋼は魔王が使う魔法を弾くことはできても、魔王クラスの呪いは弾けないよ。特に僕みたいに呪いに特化した魔王じゃあ、焼け石に水だよ」


魔王はオーリエスに一度も襲撃したことなく、周辺国家にも情報が少ないため、白銀鋼の鎧が魔王相手にあまり意味をなさないことは知らなかった。

白銀騎士団と言えども魔王クラスは相手をしたことがなく、特に潜呪洗躁は特殊であったため、このような事態に陥ってしまった。


「あの時の叫びは演技だったって訳か」

「そうだよ。いい演技だっただろ? 最後の力を振り絞った攻撃が何の意味もなかった。そう思った君たちは油断したはずだ。油断したからこそ、黒い染みを報告することなく、今、君はこの状況に陥っている。そうだろう?」

「……フン」


図星だった。

白銀鋼を過信し、自らの油断がこの状況を作り上げてしまっていた。

リタは悔しさを隠して、鼻を鳴らして、危機的状況ではないと余裕の態度を潜呪に見せつける。

と、その時——。


「……ん?」

(な、んだ……?)


硬いはずの鎧の内側が妙に柔らかく感じる。


「ひとまず、戻ろうか」

「くっ……!!」


リタの身体が——正確には鎧が——勝手に動き、家の中へ、部屋の中へと向かっていく。

抵抗しようにも魔力が何故か巡らず、身体能力を上げることが出来ない。

恐らく、最初に打ち込まれた何かの効果だろう。

さらに、鎧の内部からシュウシュウと音が聞こえる。


「おい、これは」

「ああ、服が溶けている音さ」


当たり前のように言われたが、リタはぞっとした。


(アタシを消化するつもりか……!? いや、それよりも鎧の内側に何が起きてやがる。あの柔らかい感触……。まさか……!!)

「お前は鎧と一体化して……。内側に張り付いているのか!!」

「そうだね。鎧の内側は全部が触手化しているよ。ほら……こんなふうに」

「——んぁあっ!!」


下に着ていた服が溶けてしまい、リタの自慢できる、大きく、美しい乳房の先端にある突起が露出する。

そしてそこに潜呪が内側の触手を操り、突起をキュッと締め付けたのだ。


「へぇ。結構可愛い声出すね。感度もいいみたいだ。開発済みかな」

「う、うるせぇよ……。んんっ、それでお前はアタシに何をするつもりだ」

「君を僕の下僕にしようと思う」

「下僕だぁ? アタシがお前に仲間になるとでも思ってるのかぁ?」

「必ずなるだろうね。人間如きではどうしようもできない方法もあることだし。でもまぁ、僕は色々と君の反応を楽しみたいからね」

「——ひいんっ!!」


今度はクリトリスが締め付けられる。


(なんだこりゃ……。感度が上がってやがる。それに熱い。これは多分さっきのやつだな。注入されたのは媚薬か)


じんわりと汗をかき、自慰の時にいつも弄っているクリトリスがいつもより気持ちいいため、リタはそう予想した。

リタはいくつもの娯楽を楽しみ、酸いも甘いも知っている。

リタにとってはセックスも娯楽の一部であり、プレイの一環で媚薬は使ったことがある。

その時は身体が熱くなるくらいで、感度が上がることはなく、


「やっぱり媚薬ってのは信用ならねぇなぁ」


と思っていたが、今の身体はまさしく想像通りの媚薬の効果であり、身体は火照り、下腹部は異常な程疼いていた。


「んくぁぁっ……はぁ、ん……ん……くはあっ、あっ……んふぅ……くっ、ねちねちと責めやがってぇえんっ、ああっ」


内部の触手はリタの全身を愛撫する。

まるで全身を細かに舐められているその感覚に、リタは思いのほか気持ちよさを感じている。

サワサワと動いたり、グッグッと押し込んできたり、這いずりまわったりと、様々な刺激がリタの肉体をほぐし、感度を上げていく。

そのスピードは媚薬の効果も相まって、想像以上だった。


「はんんっ、くっ、ふぅぅっ……んんっ、ふっ、んはぁあぁっ……くっ……!!」

(媚薬の効果もあるけどよぉ……。中で触手共が這いまわって……、気持ち悪いはずなのによぉ……感じちまうっ!!)


鎧は勝手に動いてリタを移動させ、その内部では粘性のある触手の体液が全身に塗りたくられ、ヌルヌルとした感触がどことなく気持ちよく、リタの肉体がビクビクと震えている。

乳房の頂にある突起は完全に硬くなり、ツンとその存在を主張し、股間の肉芽は大きく腫れ、細い触手が赤みを帯びた茂みをかき分け、肉芽を保護する包皮の中まで侵入し、どちらにも触手が群がり舐めまわされている。

その快感は今まで感じたことがなく、身体の芯に快感の電流がビリビリと流れてくる。


(クソッ!! 身体の抑えが効かねぇ……!! くぅぅっ、マン汁出ちまう……)

「くぁっ、はあっ、あああっ……んふっ、ふっ、ふっふっ、んくぅっ……んっ、ああっ、あはぁああっ」


胸をグニグニと揉まれ、染みわたるような快感が乳房の内側へと浸透していく。

さらには触手が先端で小陰唇を引っ掛けて、むにぃと引っ張り、開かれた膣口に小さく細い触手が数十本殺到し、浅い所を舐め擦り、溢れ出てくる汁を味わう。


「ふぅむ……。うん、いい味だねぇ。発情した雌の上質な味だ」

「うっあ……くっ、気持ち悪い……やつだっ! んあぁぁっ、ふっ、はぁぁ……」

「それほどでもないよ。さぁ、君の部屋に着いた。ここでたっぷり可愛がってあげよう」


リタは鎧に操られがまま、自室へと入った。

自室には机と椅子、鎧置きに剣立て、そしてベッドくらいしかない。

机の上には資料と、魔工科学による白銀騎士団直通の通信機が置かれていた。


「さて、たっぷり君を味わう前に、まずは報告しておかないとね」

(ちっ、結構知恵の回る奴だな)


昨日の今日だ。

このままリタが出勤しなければ、昨日の液体を浴びたことで悪影響が出たと思われ、誰かが家に来るだろうと予想していたが、いきなり出鼻がくじかれた。


「まずは君には黙って貰って」

「——んぐッ!!」


兜の側面から触手が伸びて、リタの口を塞ぐ。

呻いても声が全くでず、その触手が特殊な物であることがすぐに分かった。


「よし。えーと使い方は……、こうかな」


リタの腕が受話器を取り、受話器を鎧の胸部へ、片方の手が複数あるボタンの中で、すり減っているボタンを押す。

数秒待つと……。


「白銀騎士団兵舎だ。リタ、どうした?」


出てきたのはクリスだった。


「ああ、すまねぇ。今日は出勤できそうにねぇ」


胸部に口が現れ、そこから出る声はリタそのものだった。

口調もそのままで、これではこの声の主が違う人物だとは誰も気づかない。


「どうした? 昨日のあの液体の影響か?」

「いや、どうやらあの日らしい」

「なるほどな。お前は人一倍酷いからな」

「すまねぇ。多分明日には出勤できると思う」

「分かった。しっかり休め、副団長」


そして通信が切られ、口を覆っていた触手が兜の中へと戻る。


「さて、これで今日一日を使えるねぇ」


リタがベッドの上に横になる。

その瞬間——


「——ひぎいいいいいいいいいいいいいっっ!!!!!」


乳首とクリトリスの両方が強く抓られ、鎧の中でリタの身体がビクンと大きく震え、リタの両目が大きく見開かれた。


(なんだ今の快感はッ……!?)


普通ならば抓られたら痛いはずなのに、身体の芯まで気持ちよくなるような快感がリタを襲っていた。


「淫液が馴染んだ証拠だよ」


リタの疑問に思っていることを察した潜呪がすぐに答える。


「僕の淫液は馴染めば馴染むほどその効果を発揮するんだ。打ち込んだ淫液は体内をめぐり、体内に染み込んでいく。そして皮膚にはこの淫液を揉みこむ。内と外。両方から染み込んだ淫液は君の身体を最高の媚肉へと昇華させたのさ。だから普通なら痛いと思う行為も気持ちよくなる。例えばここだ」

「——んひいっ!!」


触手がペロリと菊門を舐めた。

それだけで菊門からピリッと快感の電流が流れて、下腹部に広がって消える。


「君がここを使ったことがあることは分かる。そして感じたことがないこともね」

「——っ……」


たった一舐めで潜呪はリタのアナル事情を見抜いた。


「何度も使って気持ちよくなりたいと思ったんだろうね。でも無駄だった。気持ちよくなることはできず、ただ痛いだけだった」

「はうぅうぅぅ……うぅ、あぁ……」


舌のような触手が何度も、何度も皺の寄った菊門を舐める。

声を大きく上げることはないが、初めての快感にリタは戸惑い、腰がクネクネと動いてしまう。


「僕の媚薬で君のアナルはすごい感度になっているよ。どうだい? ぶっといモノでズコズコされたくないかい?」

「ふくぁあっ、んく、あぁ……んんっ、誰がっ、お前のいいなりにぃぃ……くぁあっ、あっ……あっ」


舌が円を描くようにアナルを舐め、時折中心を突いてくる。

自身では触手を受け入れることを拒否しているものの、じんわりと拡がる気持ちよさはアナルを疼かせ、ヒクヒクと菊門が開閉することをリタは止められない。


「そうかい? アナルはとっても欲しがっているよ? ほら、ズルズル入っていくよぉ」

「ひっ……!! ああっ、あっあっ、あっ……!!」


太い触手がアナルに入っていく。

ほぐされたアナルは簡単にその触手を受け入れ、ズルズルと入っていく触手はアナルに言葉にしがたい気持ちよさを与えている。


「おふっ、ほっ、おおっ、あっ……あおおっ、おっ!!」

(止められねぇ……!! 声が出ちまうっ!! 気持ちイイっ!!)

「いい声を出すね。……よし、全部入った」

「くふぅぅっ、ふっふっふーーっ……」


腹から感じる微かな苦しさ。

そんなものを消し飛ばしてしまう気持ちよさ。

アナル内をただ満たされただけで、リタは今まで感じたことない快感を得ていた。

そして触手は、内部でグネグネと動き出す。


「あおおっ!! おぉんぉおおっ、うぉおおっ!! おほっ! おおっ、おっ、おおおっ!!」

(アタシッ!! なんつー声だしてっ……!! 恥ずかしいが、止められねぇっ!! これ気持ちイイっ!! ケツがイイッ!! こんなの初めてだぁっ!!)


うねりを上げて快感が尻から背筋を通って、脳へと押し寄せる。

本能が理性を凌駕し、無様なオホ声を出しながら、リタは感じるがまま快感を感じ、よがる。


(悔しいがよぉ……。どうしても感じちまうっ!! ああっ、奥っ、すげぇ気持ちイイ!!)

「ああこれぇっ!! ケツでイクッ!! イかされるっ、おほぉおっ、おおっ、イクッ、ケツイクッ、イクイクッ!!」


ビクンッ、ビクンッと鎧の中でリタが大きく跳ねた。

リタはアナルで絶頂を迎え、その際に放出されるエネルギー、オーガズムエナジーを鎧が吸収する。


「いいねぇ。非常に上質だぁ」


鎧から喜ぶ声が聞こえる。

その間に、ギュムギュムと菊門が触手を締め付け、内部もギュゥゥと強く締まるが、触手は無理やり動いて、さらなる快感を与えてくる。


「うぉおおっ、ほっおおぉぉ!! マン汁とまんねぇっ!! ケツイクッ、また……!! おほぉおおっ、イクッ!! イクぅううううっっ!!!!」


凄まじい快感に、リタの精神がゴリゴリと削られ、よがりによがりまくる。

だが、リタはそう簡単に堕ちる女ではない。


「気持ちがいいだろう? どうだい? このまま僕の下僕にならないかい?」

「おうぅぅっ、んくっ……舐めるなよっ!! アタシはそんじょそこらの生娘じゃねぇ!! 白銀騎士団副団長リタだっ!! お前の下僕にはゼッテェならねぇ……!!」

「なるほど。まぁ、まだ楽しみ足りないし、もう少しヤルとしよう。……どうせ、どんなに我慢しても意味ないしね」


最後の呟きは小さく、リタには聞こえることはなかった。

潜呪は鎧内の触手を操作して、複数の触手を一つに束ねて、グチョグチョに濡れている、触手によって開かれた秘裂にあてがい、一気に一番奥へと貫いた。


「——ひぐぅぅうううううううううううっ!!! あはっ、ああああああああっっ!!」


膣とアナル。

どちらも触手で埋め尽くされ、膣の触手は馴染ませるようにグニグニと動き、構成している触手の一本一本の曲がりの部分が膣壁の様々な箇所を押し、刺激を与えてくる。


「はふっ、はぁっ、はっ……あぁぁっ、おうぅぅっ」


膣が少し馴染むと膣の触手は動きを止める。

そして……。


「んおおおぉぉっ!!」


アナルの触手がグイッと一気に突っ込まれて、


「——おおおおあああぁぁぁぁっ!!」

(こ、うご、にぃ……!!)


引き抜かれると同時に膣の触手が奥深くへと突き入れられ、膣、アナル、膣、アナルと交互に、リズムよく触手が抜き差しを繰り返す。


「ああああっ!! あひぃいいっ、はおおおっ、おおあああああっ!!!!」


それぞれの触手の曲がりくねった箇所が膣壁をゴリゴリと擦り上げ、人間の肉棒では味わうことのできない快感が膣から全身へと拡がっていく。

さらに——


「んはあああああああっ!! 乳首とクリぃいっ!? 両方同時にっ!! あはぁおおっ、おひっ、ああおおおっ!!」


乳首はコリコリとこねくり回され、クリトリスは吸引され、もはや全身全てが性感帯であるかのように錯覚するほど、全身から快感が生まれている。

乳首やクリトリスだけでなく、膣奥にある子宮や、S字直腸の入り口までも触手は責め立ててくる。


(や、やばすぎるぅ!! 子宮まで突かれてかんじるなんてよぉっ!! それにケツぅッ!! 引っ掛かりの奥までズボズボ入って……!!)


膣口と菊門の締め付けは収まらず、異常なほどの強さで触手を締め付ける。

それでも愛液と腸液、粘液でヌルヌルの触手は簡単にピストンを行い、気持ちのいい"奥"を何度も突きあげ、その度に鎧の中で全身が悦びで強く震えてしまう。


「おおおっ、ああああっ、イッ……クぅ!! イクッ、イッ、ぁああっ、クぅぅぅぅッッ!!!! あはんあああっ、おふぉおっ、おおおっ、イクッ!! くあっ、はぁあああああっ、同時にイクッ、マンコとケツッ!! ああああっ、同時にっ、おほぉおおおっ、イクッ、イクぅううううううううッッ!!!!」

「もう全身蕩けそうなぐらい気持ちいいだろう? どうだそろそろ——」

「確かに気持ちいいっ!! はぁあっ、んっ、だがよぉんくぁああっ!! アタシは絶対にぃっ、はくっああっ、お前のモノになんかなるかよぉおおおおおおっ!!!」

(そうだ……。アタシはゼッテェ、コイツのモノになんかにならねぇっ!! アタシのプライド。そして……騎士団を守るためにッ!!)


リタには潜呪の本当の目的に何となく気づいていた。

潜呪の目的が白銀騎士団への報復であるということを。

伊達に副団長を務めていない。

女性だけで構成される白銀騎士団を陥れようとする輩をクリスと共に守ってきたのだ。

その時に鍛えられた言葉の裏に隠された真意を読み取る技術は今、役に立っていた。

潜呪は、いや悪魔は欲望に忠実で、どことなく人間を見下している。

だからこそ読みやすい。

死んだことに何も感じていないように見えるがやはり、潜呪は恨みを持っている。

白銀騎士団に復讐した後は気まぐれにオーリエスを亡ぼすかもしれない。

流石に数日も騎士団は休めない。

数日耐えれば、必ず誰かが来るはず。

そこに一縷の望みをかけて、リタは耐える。

いつまでも味わい続けたい快楽を与えられ、肉体が快感を欲求しようとも、理性を総動員させて耐える。

耐え切った先には、また騎士団の副団長としてクリスを補佐し、楽し気な日々を過ごす、いつもの日常が待っている。


(勝負と行こうぜぇ、魔王さんよぉ。アタシの絶対に耐え切って見せるぜ……)


緩みそうになる顔をどうにか動かして、二ッと笑って余裕と抵抗の意思を示し、瞳に決意の火を灯した。

そして耐久勝負の火ぶたが切られる……。







はずだった。








「あえぇ?」


そんな間抜けな声と共に、突如としてリタは、口が力なく開かれ舌をだらんと垂らした。

決意の火は一瞬で吹き飛び、グリンッと勢いよく瞳が裏返った。


——くちゅグチュくちゅクチュぎゅちゅくちゅクチュクチュ


「ああっああっあっあっあっ、あーーーーっ、あっ? ああっあっ? あっああっ、え? あっ? えあぁあっ、ああっ、あっ、あ~~~~ッ!!」


鎧の中でリタの身体が異常なほどガクガクと痙攣し、今までの喘ぎとは明らかに違う声を出し始めた。


「もう面倒くさいし、一気にやっちゃおう」

「おうっ、お"っお"っあ"っ!! おっ、おっ、あ"あ"っ!! あ"っ!! お"えぁあ"? おっ? お"お"っ!! あおっ、お"お"っ!! おっ、お"お"~~~っ!! ああっ、あ"ーーーっ!!」


脚が勝手にがに股に開き、足がシーツを強く踏みつけて踏ん張り、頭を支えに全身を痙攣させながら腰が浮いていく。

鎧は脚具と手甲だけを残し、ドロドロに溶けて動き始め、リタの全てがあらわになる。

程よく引き締まり、それでいて女性らしさをしっかりと残した肢体。

寝ているせいで少し垂れているリタ自慢の大きな乳房とぷっくりと勃起した乳首。

一応の処理はされているが盛りのある茂みと、クパクパと開閉を激しく繰り返すマンコ。

ドロドロに溶けた鎧は頭の兜に集まると、頭の兜がアメーバ状になり、リタの頭を覆う。

リタの頭を覆ってるアメーバ状の生き物からは複数の細い触手が耳へと伸びており、その触手が耳の中でせわしなく動いていた。


「おほぉお"お"っ!!おおあ"あっ、ちゅうせいぃいいっ、ぢかうっあ"あ"っ!! ちかうっ、ちゅうせっああ"っお"っ!! おお"お"ぅうお"お"っ!! ごひゅじっ、ひゃまっ」


今、リタに行われていること。

それは……洗脳。

物理的に脳に侵入し、自らの魔力を送り込んで脳を潜呪のいいように書き換える、非情なる手段。

脳や意思、理性等が抵抗するものの、その時に快感も脳から生み出し、抵抗力を下げていき、やがては必ず潜呪の下僕となる恐ろしい手段。

ただ潜呪にとって洗脳は、下僕を増やす手段の一つであり、反応を見るのも、潜呪の楽しみの一つである。


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