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パブロフの夜

「んひっ!」 村の仕事の一環である浜辺の巡回途中、同伴する夫に前置き無く背後からお尻を触られた灯織は溜まらず変な声を上げてしまった。 それもそのはず。夫の手は触るだけでは収まらず、徐に灯織の陰部へと指を滑り込ませてきていた。 「もう・・あなた、ちょっ・・そこは・・んっ!」 灯織の言葉を遮るように、夫の指は灯織のもう一つの秘所に侵入する。灯織の括約筋が侵入者を遮ろうと反射的に収縮する。しかし夫の指はそんなことはお構いなしに灯織を弄び続ける。 「!!!」 押し寄せる羞恥と快感に灯織は声にならない声を上げる。 全裸で生活するようになってどれくらい経っただろうか。 同じ姿の仲間たちと共にするようになって今ではすっかりその生活に馴染んでしまい、偶に興味本位で昔の服に袖を通して見ると得も言われぬ違和感にすぐ服を脱ぎ捨ててしまう。それほどまでに変化してしまった灯織の価値観でも、後ろから秘所を同時に弄られるという行為に関しては未だに些かの抵抗が有った。それが愛する人ともなれば猶更だ。 既に出産を経験するほどに愛し合い、 お互いの身体などとうに隅々まで知り尽くしている筈なのに。 灯織は後ろから夫の愛を受けながら半ば混乱したような思考を繰り返していた。すると夫が行為に勤しむ傍ら、灯織を逞しい腕で抱き寄せ耳元でそっと囁いた。 「ヒオリ・・」 その言葉を聞いた途端、 灯織の頭の中でスイッチが切り替わる音がする。 その声は毎夜の営みで発せられる夫の声質そのものだった。 たちまち灯織の秘所が乍ちひくひくと貝のように動き始め、 溢れんばかりの愛液が垂れてくる。 乳首は固くなり、子を求めるかのようにじわりと乳が滲み始めた。 夫と幾夜を経て、灯織はすっかり妻の身体になっていた。 後はもういつもの事をするだけ。 先ほどまで灯織が見せていた羞恥と抵抗は最早微塵も無くなっていた。 とろんとした眼と頭で灯織は夫の顔を見つめる。 夫はそれに応えるかのように灯織を兩腕でしっかりと抱きしめ、 貪るように熱いキスをした。 (また帰るのが遅くなるな・・ごめんね、マノ・メグル・・) 心の中で愛する娘たちに詫びながらも、 身体は夫のそれを今か今かと待ち焦がれていた。 夫はゆっくりと灯織を砂浜に優しく横たわらせた。 そして波の音に紛れるように、砂浜に灯織の嬌声が響き渡った。 後ろから弄られるお尻が描きたかった。 ただそれだけの作品でした。

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