街中に現れた謎の巨大ロボット『ナベルキラー』に果敢に立ち向かうも、自身の臍のベリータイマーにエナジー吸引機を取り付けられ、瞬く間に追い込まれてしまったスプリーム・ナベル。
エナジーをほとんど吸い取られ衰弱してしまったナベルに対し、キラーはさらに強烈なベアハッグ、そしてその無防備な腹に鋼鉄の拳を雨あられのように叩き込んでいく。
エナジー吸収とベアハッグによる責めで、全く力を込められない腹でひたすらその砲弾の如き威力で叩き込まれる鋼鉄の塊を受け続けるしかないナベル。
やがて"完全敗北"という4文字が彼の身に降りかかろうとしていた…
街を揺るがさんばかりに繰り返し鳴り響いていた打撃音がようやく止まる。
「…あ、…が……!……ぉぶゥ……」
既に打撃の途中でナベルの意識は失われていた。
繰り返しその腹部に叩き込まれる拳に反射的に体を震わし呻き声を上げるだけ…
それが終わったことにも気づかないくらいに彼の意識は混濁していた。
『…実に呆気ない…弱すぎるのにもほどがありますね、スプリーム・ナベル』
キラーを操る声の主が侮蔑の言葉を上げても、まったく反応しない。
両手首、そして新たに頭部の3点を鋼鉄の腕に掴まれ、宙に磔にされるように拘束されたナベル…
数え切れないほどの打撃を受け、無数の傷と痣を刻み込まれたその腹部…
その中央にデベソの如く飛び出したベリータイマーは特に激しく集中的に狙われ、そのクリスタルも歪に潰れ拉げてしまっている…
『それでは意識をハッキリさせてあげましょう』
その声に応じて、ナベルの傷ついた腹部に向けて鋼鉄の腕を差し出すキラー。
そしてその手のひらが、ベリータイマーを丸ごと鷲摑みにする。
「ぅぎィィッッ!!!???」
むき出しの傷を思い切り握りしめられたような激痛に意識が覚醒するナベル。
咄嗟にその発信源である自分の腹部の中心へと目を向ける。
「なっ!?お、俺の"ヘソ"に何して…ッ!?」
『これからアナタの力の根源であり最大の弱点ともいえるベリータイマーを完全に破壊します』
「ッ!??や、やめろォッ!!???」
ナベルが叫んだ瞬間、タイマーにかかる凄まじい圧力。
「ぅぎゅッ!!??ぎュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!??????」
まるで内臓を握りつぶされているかのような激烈な痛みに絶叫するナベル。
メキッ…メキッ…!
タイマーが潰れ拉げていく音が否応なしにその耳に入る。
己のエナジーを生み出す源ともいえるナベルタイマー…
それを完全に破壊されることは、すなわちナベルの完全敗北を意味している…
必死に彼はタイマー破壊を止めんと抵抗しようとするが、己の体を拘束する鋼鉄の腕が外れる見込みは全くなかった。
「やめろぉおおおオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!やめろォオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!そこは俺の大事なヘソなんだああああアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
『その大切な"デベソ"をこれ見よがしにさらけ出して戦っているのは何処のどなたです?アナタホントに…馬鹿ですね』
「ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ついにタイマーの最期を知らしめる音が鳴り響く。
そしてゆっくりと"その手"を引いていくキラー。
鋼鉄の腕がナベルの腹から離れた時、そこにあったのはカバーの役割を果たしていた水晶体を完全に破壊された、ナベルタイマーの慣れの果てであった…
【続】