パトロール中のヒカルの元に突如聞こえてきた謎の声。
自身だけにしか聞こえないその声によって、ヒカルは一人おびき出されそして異次元空間に捕らわれてしまった。
「くそっ!!はずせよコレッ!!」
一人叫びながら藻掻くヒカル。
ヒカルが異空間に捕らわれたと同時に彼の四肢を捉えた4つの拘束具。
今、その機器によって彼の体は異空間で宙に大の字で磔にされていた。
『フフフ、いい格好ですねスプリーム・ナベル…いや、今は『ホゾ・ヒカル』でしたか…』
異空間のどこからともなく響いてくる声。
『どうです我々の科学力は?貴様の躯体を意のままにすることすら容易いものです』
「卑怯者!!姿をあらわせッ!!」
『その必要はありません。私が直接姿を見せずとも、アナタを倒すことなど容易です』
「いったな!!」
身動き取れない彼を嘲笑う謎の声に怒りが頂点に達するヒカル。
「手も足も出なくても…俺はまだ“ヘソを出す"ことが出来るんだッ!!」
そう叫ぶとヘソに渾身の力を込めるヒカル。
常人に比べ、異常に肥大化したヒカルの臍穴。
その肉片がぎっしり詰まった孔の中央部がピクピクと蠢き始める。
「うっ…ぐぐ…!」
さらに臍奥に力を込めるヒカル。
するとその奥の穴から“異物”が姿を現す。
やがて臍肉を押し分けるようにせり出してきたのは半透明の青い球体であった。
「んあああッッッ!!」
ヒカルの雄たけびと共に完全に臍穴から飛び出す球体。
これこそヒカルことスプリームナベルの力の源『ベリータイマー』であった。
ヒカルの臍から露出するや否や眩い光を発するタイマー。
徐々にタイマー周辺のヒカルのお腹の表面に浮かんでいく模様。
タイマーのエナジー変換機構で体内に取り込まれた太陽エネルギーが、ヒカルの体をスプリームナベルの駆体へと変換していく…
やがてその体は完全にスプリームナベルへと変化していた。
そして一気に巨大化していくナベルの体。
こうしてスプリームナベルへと変身を遂げたヒカルであったが…
『アナタの変身プロセス…一部始終記録させていただきました』
【続】