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【全体公開版】筋肉をつければつけるほどマンコが敏感になる世界~ジムでのオスケモたち~

「これはさすがに痩せなさい」


 わかっていたこととはいえ、改めて言われるとやはりこたえる。

 診察室で医者から告げられた言葉には、提案ではなく命令としての色が強かった。


 まあそうですよね。誰がどう見ても肥満男性ですので。

 突き出した腹は若さでごまかせる範囲ではなく、これからおっさんに傾いていくことを考えれば何とかしなければならない問題なのは明白だった。


 このままいけばまた怒られることは確実。言い訳しようと口を開くも、この先生の気をそらすことなど不可能で。


「ま、まあ、今回はただの風邪で受診しただけなので、次までにはきっと……」

「風邪か何かで君が来るたびに言っているような気がするんだけど、守られたためしがないな?」

「ごもっとも……」


 ぐうの音も出ない。かかりつけとして毎回お世話になっているこの兎の主治医を前に、おれはしゅんっと身を縮めた。

 卯ノ花 散(うのはな ちらす)先生は白衣から伸びる太すぎる腕を組んで、むすっとした顔でおれをにらんでいる。

 誰がどう見てもマンコいじりが好きそうな筋骨隆々な体つきをしているが、腕はいいし患者思いのいい先生なのだ。ただ、目つきと口の悪さがかなり人を選ぶという難点がある。


「紅咲(こうさく)君、私はね、君のことは小さいころからよく知っているよ」

「そうですよね」


 なんたって昔からのかかりつけな上に、親戚なんだからそりゃそうだろ。だから、この先生には頭が上がらないところもある。


「君が患者として初めて私のところに来たのは中学生の頃かな。そのころはまだマンコの喜びも知らない……ゴホン、そのころはまだ痩せていただろうに」

「先生、口調が戻ってきてますが……?」

「それから高校、大学と時がたつごとに肥えていきやがって。おれが何回注意した、ええ? おれの兄貴……お前の父親を見てればわかるだろうが。お前もいつかああなるんだぞ」

「おじさん、ドスを効かせるのはやめてもらってもよろしいでしょうか……」

「ここでは先生と呼べ。おれみたいにマンコ馬鹿になるほど鍛えろとは言わん。が、さすがに健康のことを考えろ」

「はい……」


 兎のくせに愛らしさとは無縁の顔が険しくしわを刻み、黒ぶち眼鏡越しにおれを威圧する。ただでさえバルクアップした肉体と顔の怖さで子どもを泣かせるくせに、大人まで泣かせようというのか。

 白い体毛に黒いラウンド髭を生やした先生の威圧感に屈し、というかそもそも勝てるはずもないので、おれは早くこの時間が終わらないかなーって逃避の一手だ。


「おい紅咲、今回ばかりはおれも本気だからな」


 あ、これ絶対逃げられないやつだ。


 死を悟ったおれの前に差し出されたのは何かのパンフレット。よく見ると表紙にマッシブな雄と共にジムの二文字が見える。


「お前、ここに通え」

「えー、万年金欠の大学生にそれをいう?」

「安心しろ、おれの紹介で割引が効く。しかも今はキャンペーン中だぞ」

「でもなぁ、ジムってあれでしょ、筋肉マンコに搾り取られる場所じゃん。そういうのはちょっと……」

「時間帯で分けられてるから心配するな。そもそもジムは運動する場所だ」

「だけど……」

「紅咲❤」


 難色を示すおれの顔にいきなりおっぱいを押し付けてきた。肉厚で揉み心地のいい筋肉の塊に挟まれ、思考が一瞬止まる。ちゃんと気を使っているのか、柑橘系の香水が汗と混じって鼻腔をくすぐった。


「紅咲は昔からおれのおっぱいが好きだったよな❤おれと同じジムに通えば、いつでも揉み放題だぞ❤」

「ちょ、散おじさん! ここ診察室!」

「他にも揉ませてくれる奴がいるかもしれないな❤お前みたいなやつは誰が見たってちんぽを使う側だもんな❤きっと引く手あまただぞ❤」

「むーっ! くるじぃ!」


 谷間に思いっきり押し付けられると、嫌が応にも股間が反応してしまう。

 このままおじさん相手に診察室で盛りでもしたら、看護師さんからどんな目で見られるかわかったもんじゃない。


 だから、何度も首を縦に振って解放を乞うた。むちむちのおっぱいに顔を押し付けているようで、これはこれで気持ちよかったけど。

 

 おれの返事を確認したおじさんは、あっさり解放してくれた。


「よし、いいぞ。じゃあ絶対に通え。いいな。絶対だ。医者の言うことは絶対だからな」

「急に素に戻るのやめて、ほんと……」


 ちょっと興奮しちゃったじゃないか。


 そして、その興奮は当然股間に直結しており、ビンビンだ。

 おじさんはにやにやと口角をゆがめているだけで、マンコをうずかせている様子もない。


「んー❤どうした紅咲❤おじさんのおっぱいに興奮したのか❤」

「こんなもん押し付けられたら誰だって興奮するだろうが」

「紅咲にだって立派なおっぱいがついてるじゃないか。脂肪しかないやつが」

「うっさいわ!」


 ほんっとうにこのおじは、昔から勝てないのだ。


 こうして言質も取られてしまったため、ジム行きは確定事項となった。

 この世界でのジムなんてセックス狂いしか行かないイメージがあるのに。まあおじさんとしては、おれがちゃんと運動しているか確認するのに都合がいいんだろう。


 っていうか、だ。


「おじさんと同じジムってことは、おじさんのセックスしてるところが見れるってこと?」

「まあそうだな。身内に見せるのは恥ずかしいが、そうでもしないと来ないだろお前」

「今恥ずかしいとかどの口で言った?」


 なにせ筋肉マンコで露出狂でおれのことが大好きなおじさんだ。

 小さいころからおじさんのどスケベな姿を見て育ったと言っても過言じゃないんだが。

 ジムであったとしても、絶対見せびらかしてからかうに決まってる。


「楽しみだなぁ❤紅咲もいい年だから、どれだけセックスが上手になったかおじさんが確認してやろうじゃねえか❤」

「絶対何があってもおじさんとセックスはしないからな!」


 終わった後の駄目だし列挙に心が折れる。確実に折れる。


 おれはそう硬く心に誓って、診察室を後にした。

 ……股間を勃起させたまま。


****


 ここは筋肉をつければつけるほどマンコが敏感になる世界だ。

 筋肉量と感度は比例し、雄たちは快楽のために喜んで体を鍛える。

 逞しい雄はすなわち、ちんぽに弱いと公言しているようなもので、筋肉があるだけでセックスシンボルと見られてしまう。

 

 だから、この世界の雄たちは卑猥な格好をすることにためらいなどないし、媚を売ることに躊躇はない。

 一本でも多くのちんぽを。それが筋肉マンコ達に共通する価値観だからだ。


 そんな彼らにとってジムは筋肉を鍛える場所であると同時に、マンコを鍛える場所でもある。運動をすればマンコがうずき、そのマンコ目当てにちんぽが集まる。いわば、出会いの場としての側面も持っている。


 純粋に運動がしたい人のために発展場としての時間とは別に区切ることもあるし、完全にセックスアピールとしてのジムもある。そこはジムによって経営方針が違うのだが、おれが通うのは前者、つまり時間帯によってセックス可になるジムだった。


「えっーと、卯ノ花 紅咲さんですね。初めまして、インストラクターの大前 犬史(おおまえ けんし)です」


 重い気持ちを引きずっていよいよやってきてしまった。

 目の前にいるゴールデンレトリバーのインストラクターがにっこりと挨拶してくれた。

 まずは最初ということで、入り口近くで簡単なガイダンスをしてもらう予定だ。


「こんにちは、卯ノ花 紅咲です。おれのことって散おじさんから聞いてます?」

「ええ。筋トレではなくダイエット目的だとか」


 どうやら話はすでに通っているようで、もふむちとした大前さんは手に持ったトレーを確認しながら頷いた。

 短パンタンクトップという筋肉マンコにしては露出が少なめな服で、かなりのオーバーサイズなのかダボッとしているようだ。自分の筋肉をひけらかさないのは仕事中だからなのか。


「いやー、ただ毛皮の量が多くて、ぴっちりした服を着るとはみ出した毛がすごいことになるんだよー」

「ああ、なるほど。ゴールデンレトリバーですし、毛も多そうですね」

「肉布団にはちょうどいいって言われるから、気が向いたら試してみてね」

「……はあ、まあ、気が向いたら」


 その後絶対セックスする流れだろそれ。

 すでに敬語もとれている。かなり人懐っこい性格のようだ。

 種族柄顔もほんわかしているし、癒し系って感じがする。体は毛皮で隠し切れないほどごつごつしているが。


「もう聞いてるかもしれないけど、ここは時間帯によってセックスが可能になるよ。筋肉マンコが使いたかったらそこを狙ってきてね」


 差し出されたパンフレットにはしっかりと時間が記載されている。時間外でのセックスは個室でしてね、とのことだ。禁止じゃないのか。


「筋トレしてたら昂る人もいるからね。うちみたいな混合型は筋トレ目的の人も来るから設備もしっかりしてるし、気が向いたら性欲も発散できるのが売りかな。完全発展場型のジムは入った瞬間トレーニングにならない場合もあるし、ダイエット目的ならおすすめはしないよ」

「そりゃそうですよねぇ」


 そんな場所におれみたいなデブ――マンコに興味がないですって雄が来たなら、速攻で搾り取られる未来しか見えない。ただでさえ、誰が見たってちんぽを使う側のおれは筋肉マンコに色目を使われることがよくあるんだから、入った瞬間枯れるわ。

 まあそれは、おれが筋肉マンコを目で追うのが悪いんだが。だってエッチじゃん……。


「あと、今キャンペーンやってて、新規入会者にはグッズが付くんだよ。はいこれ」

「……ありがとうございます」


 そういえばおじさんもキャンペーンがどうとか言ってたな。

 どうやら人気プロレスラー『熊橋 柔手(くまんばし やわて)』とコラボしているみたいで、タオルやらなんやらの小物をいろいろもらってしまった。


 別に柔手のことは知っているが、グッズが欲しいかと言われるとなぁ。

 部屋にはすでにいくつものオタクグッズがあるので、これ以上増えても困る。


 なんておれが悩んでいる時だった。


「……あの、ひょっとしてそれ要らないんですか?」


 と声をかけられた。首をひねると、そこにいたのは大きな虎。鍛えあげられた体に少しの脂肪を纏った虎がいる。


 とても物欲しそうな顔をしている。でも、人の物を取るなんてという苦悩も見える。

 おそらくだいぶ真面目な性格なのだろう。声をかけたはいいものの、どうしようか迷っているようだ。


 別にそこまで欲しいわけじゃないし、いいか。


「よかったら、いります?」

「い、いいんですか!」

「ええ。でも、あなたももう持ってるように見えるんですけど……」

「これは保存用にしようかなって……」


 恥ずかしそうにはにかむ虎の青年はすでに両手いっぱいにグッズを抱えている。恐らく売店は網羅したのだろう。


 入会者特典は一人一つしかもらえないため、あきらめていたとのこと。

 好きな人のところへ渡ればそのほうがグッズも幸せなので、遠慮なく全部あげることにした。


「あ、ありがとうございます! おいくら払えば……」

「それは転売になるので、タダでいいですよ」

「そんな……せめて何かお礼くらいは。一発抜きましょうか?」

「グッズを両手に抱えたままはきついと思うなぁ。別にいいですよ。欲しい人が大事にしてくれるなら」

「なら、せめて連絡先くらい……今度コラボ記念に柔手さんの握手会があるので、その時にぜひ会いましょう! グッズをもらったおれが言うのもなんですが、柔手さんの試合を見たら、きっとファンになりますよ!」


 肉オナホとして呼んでいいの合図ではなく、柔手に会いに行こうの合図なのか。ちょっと残念。

 人のよさそうな真面目な雰囲気に、むちむちとした体は結構おいしそうだから、誘ったら一発できないかな……。


「あ、自己紹介が遅れました。おれは虎舘 立丸(こだて たてまる)って言います。一応プロレスラーやってます。柔手さんに比べると、本当にまだまだぜんぜんなんですけど……」


 こんな優しそうな顔でプロレスラーとか大丈夫なんだろうか。やられるところが似合いそうなので、ベビーフェイスに違いない。


「よかったら、おれの試合も見てくださいね。お礼になるかわかりませんが、試合のチケットなら融通が利くと思うので」


 立丸は何度も何度もお礼を述べて、嬉しそうにグッズを片付けに行く。長い縞模様の尻尾がゆらゆら揺れているのを見るに、本当に嬉しかったのだろう。なんだかいいことをした気分だ。


「喜んでくれてよかったねー。友達を増やすのもジムを続けるコツだから、いいスタートダッシュだと思うよ」

「せっかくもらったばかりなのに、すいません」

「あはは、いいのいいの。もうあげちゃったものは自由にしていいよ。僕も仕事で渡してるだけだし」


 身もふたもないことをいう人だな……。まあとがめられないならそれでいいや。


「それじゃあさっそく案内と、トレーニングメニューの相談からしようか。ダイエット目的かぁ。あんまりマンコが敏感にならなさそうだね」

「それが目標じゃないので……」

「僕は人のマンコを敏感にするのが何よりも好きだから、開発したくなったらいつでも言ってね」

「絶対言わねぇ……」


 朗らかな笑顔でなんてことを言うんだこの人は。優しそうな顔に騙されたらあっという間に筋肉マンコの仲間入りをしそうだ。

 初手からキャラが濃い気がする……すでに前途多難が見える……。


 なんだかさらに気が重くなってきたが、ここで逃げ帰るとおじさんから怒られてしまう。おれはとぼとぼと、大前さんの後をついていくことにした。


****


 ジムに通い始めて一週間。ようやく少しだけ慣れてきた。

 いや、慣れたと言っても相変わらず気が重いし、体も重いけど。しっかりチェックしてる人がいるんだ……。


「今日も頑張ってるな、よし」

「そりゃ、おじさんに毎日予定を確認されればね……」


 ランニングマシンでぜーはー言っているおれの横に、おじさんが目を光らせている。大前さんからもらった今日の予定をこなすのに忙しいおれには、かまっている余裕があんまりない。


 ジムでおじさんを見るのは初めてだったが、やはりというか、筋肉マンコとしては一般的な露出の多い服装をしている。

 肌に張り付くだけのタンクトップは脇が深く開いており、横からおっぱいが丸見えだ。ホットパンツからは尻肉がはみ出しているし、陰毛も隠しきれていない。

 それと眼鏡もない。運動中は邪魔になるからとのことだ。

 眼鏡まで取り外したおじさんは雄の塊であり、かわいらしさなんて長い耳くらいしか残ってない。それでも、おれが見慣れているおじさんはどちらかというとこっちの方で、昔から雄々しさの権化みたいな人だった。


 体つきも白衣を脱いでしまえば樽のように分厚く、筋肉も脂肪もしっかり兼ね備えた抱き心地抜群のガチムチ筋肉マンコなのだ。診察室では感じなかった性の匂いは満開で、そこに存在しているだけでちんぽを乞うフェロモンで雄を誘惑してくる。


「紅咲もジムには慣れたか?」

「ま、まあ……多少は、ね……」


 走りながらだとやはりきつい。そもそもデブを走らせないでほしい。


「いろんな雄にアプローチもらったんじゃないのか? お前、筋肉マンコがいる時間帯にも来てるそうじゃないか」

「そりゃ……大学の予定もあるんだし……時間見つけようと思ったら、そうなるって……」


 完全に不可抗力だ。ジム終わりに一発したいなという気持ちは否定しないが。

 というかそろそろギブアップしてもいいかな。汗が目に入って痛いしつらい。

 汗水たらしながら必死に走る続けるおれを見て満足したのか、おじさんは赤らめた顔に興奮を浮かべる……なんでだ。


「っはぁー❤ 紅咲、お前も雄のいい匂いを出すようになったなぁ❤」


 どうやらおれの汗の匂いに興奮してきているようだ。ホットパンツの前面部が破れそうなくらいに盛り上がっていく。


「あ、じゃあセックスでも……」

「それはダメだ。まだノルマをこなしてないだろ。セックスでごまかそうったってそうはいかんぞ」

「だから急に素に戻らないで……」


 これでごまかせると思ったのに、理性の壁は思ったより分厚い。

 おじさんは筋肉マンコであるよりも主治医としてのプライドが勝るのか、ジムでもその態度を崩そうとはしない。


「そもそも、おれとセックスは絶対しないとかぬかしてたくせに」

「……そんなことも、いった、きがする……」

「しょうがねえから、他のちんぽでも漁りに行くか。頑張れ紅咲。終わったらおっぱいを好きなだけ吸ってもいいぞ❤」


 タンクトップをめくってデカ乳首をさんざんアピールして、おじさんは去ってしまった。まじでおれが運動してるか確認しに来ただけかよ。

 からかわれたのが悔しかったので、ぼるんぼるんと揺れるでかケツに恨めしい目線を送っておいた。


 それから何とか目標時間まで走り切って、死んだように休憩。気を抜けば胃液が逆流しそうだし、呼吸音がうめき声で周りに迷惑だろうけど、そんなことはもう気にならない。死ぬ。もう無理。


「あれ、紅咲じゃん」


 なんて声をかけられて、さび付いた首を回して確認する。こんなところに知り合いがいるのか。今は筋肉マンコがちんぽをおねだりするためのアピールが許される時間帯だったはずだけど。って疑心暗鬼だったけどいたわ。


 眼鏡をかけた虎が一人。ラフな格好にソフトモヒカンのそいつはおれがよく知るやつ。


「……堤(つつみ)かよ」

「お前何してんの。まさかマンコに興味が?」

「ちげえよ……ダイエット。おじに無理やり突っ込まれたんだよ」

「へぇ。お前がダイエットねぇ。道理で最近イン率が低いわけだ」


 猫宮 提(ねこみや つつみ)。大学の友人でボディビル部に所属する筋肉マンコだ。

 根っからのゲーム好きでオンラインゲームでよく遊ぶ仲でもある。この前行われた学内ボディビル大会で負けたのが相当悔しかったのか、今は筋トレの方に熱心なはずだからこいつもイン率がよくないはず。


「そういうお前は、筋トレか」

「まーな。次こそはおれが勝つんだよ」

「竜目だっけ、勝てるといいな。お前ならいけるだろ」

「お前もこの前の大会に参加しておれに投票してくれればよかったんだよ。友達がいのねえやつ」

「はぁ? お前の抜けた分もギルドのみんなでイベント頑張ってたんだが?」

「成果だけいただきました。ごちでーす」

「……次は勝って来いよ」

「まかせとけって」


 大会後にみんなでイベント放りだして提のお疲れ様会を開いたのもいい思い出か。そんなに昔のことじゃないし、っていうかちょっと前の話なんだが。


 昔に比べて提はずっと逞しくなっているし、どこもかしこも立派に育っている。一緒に遊ぶ時間が減ったのは寂しいが、さぼっていたわけじゃないことが確認できたのでよしとしよう。


「お前、筋肉がさらについてきたな」

「お、わかるか。お目が高いじゃん。見よ、この力こぶ、おっぱい、ふともも!」


 気をよくした提がノリノリでいろんな部位を見せびらかしてきた。倒れているおれは見上げる体勢になっているのだが、短パンの隙間から金玉などが丸見えだ。まあ筋肉マンコだし、慣れてるだろうけど。


「金玉見えてんぞ」

「見せてんだよ。しゃぶってくれていいぞ」


 案の定だったわ。


「まじで次は勝てそうだな」

「でも、まだまだだなぁ。ほら、あそこにいるトカゲとかプロのボディビルダーなんだけど、やっぱり筋肉のでかさがちがうんだって」


 そう言いながら指さした先には、筋肉一つ一つに空気でも入れたのかと疑いたくなるような体躯を持ったトカゲがいた。ビキニパンツ一丁でその筋肉を誇示しており、彫刻でも再現できない雄々しさと生命力に満ちている。

 隣でしゃべっている竜も似たようなバルクマッチョで、並ぶとかなり壮観だ。


「いいよなぁ。おれもあんなふうになりてえ」

「もうちょっとだと思うぞ。提もだいぶでかいし」

「そうか? ……うん、素直に受け取っとくわ。ありがとな」


 提と話しながら休憩してたら少し楽になってきた。これで今日のメニューは終了ー!

 よし、帰ってゲームしよう。


 うきうきと帰路につこうとしていたおれだが、なぜだか提が止める。いつの間にか後ろから抱きしめられており、硬く太い腕がおれに絡みついていた。


「せっかくだし、セックスしてかね?」

「……おれ疲れてんだけど」

「そんな冷え切った夫婦みたいなこと言うなよ。いいだろー」

「ここでセックスしたら絶対死ぬ」


 ジムに入りたての頃、試しにセックスしてみたら見かねた雄たちが我も我もと群がってきたんだよなぁ。搾り取られて死ぬかと思った。ちんぽには弱いけど、普通に膂力は化け物級だから振り切れるわけがないんだよな。


 だからジムでの筋肉マンコは指名制だし、指名待ちのマンコは首から番号札を下げ、選ばれた時に知らせてくれる腕輪をつけることになっている。

 いたるところにあるカメラでジム内の様子は常時撮影されていて、犯したい筋肉マンコを選んで呼ぶというシステムだ。


 そうじゃないと干からびて死ぬのはおれが体験した通り。ここにはちんぽに恋する性豪しかいないからな。


 おれはただ運動しに来ただけだから札なんてつけてないし、提もつけていない。おそらく本当に筋トレしに来ただけなんだろう。


「じゃあなんでセックスしたがるんだよ。運動しろ運動」

「お前の匂いを嗅いでたら興奮してきたんだよ。責任取ってセックスしろ」

「横暴か!」

「お、紅咲君セックスするの?」

「じゃあついでにちんぽもらおうかな」

「ほらーーーー! なんか群がってきたじゃん!」


 おれが筋肉マンコを使う雄だと知っているやつらが耳ざとくやってきた。どいつもこいつも筋骨隆々、雄々しさの塊。ワンパンで死ぬ自信があるおれからすれば、ここは猛獣の檻と何ら変わりない。エサはおれな。


 さてどうしたものかと悩んでいると、ずいっと巨大な影が差す。


 見上げると先ほど話に出ていたトカゲが、険しい目でおれをにらんでいるではないか。怒られる心当たりなど全くないおれの困惑をよそに、そいつは口を開く。


「お前……」


 筋肉をこれでもかと付けた肉体はいたるところが膨れ上がっていて、筋肉マンコが集まるこのジムでも最上位に君臨することは疑いようがない。


 オイルなどなくても光沢を照り返す艶やかな緑の皮膚が、一層筋肉の凹凸を誇示している。トレーニング後なのだろう、汗の匂いが低い声音と混ざり合い、威嚇のようにおれにまとわりつく。

 断ったらなぐられるんじゃねえかな……顔が怖いってレベルじゃないんだが……。


「おれ様とセックスしろ」


 断るとかいう愚考は、おれの脳みそにはないね。どちらにしても死ぬなら、気持ちいいほうがいいじゃん。


 先に群がっていた堤らを差し置いて、緑の巨体がおれをひょいと持ち上げる。デブの体重をものともしない膂力を見せつけて、どこかに運んでいく。


 遠ざかる堤らに両手を合わせてごめんなさいのジェスチャーでもしておくか。

 ……あとで絞られそうな気もするけどいたしかたなし。身の安全の方が大事。


 せめて丁寧に絞られるといいな、なんて祈っていると案外優しくベンチプレスの台に横たえられた。どうやらここでセックスをするようだ。


 トカゲはおれの服をめくりあげ、パンツを下ろす。そんな事しなくても言われれば脱ぐのにと思いながら、抵抗するのが怖いのでなすがまま。

 一気に匂いが解放されたのだろう、トカゲの鼻腔が小刻みに引くついた。


「っはぁ❤」


 ここでようやく表情をとろかせた雄は鼻面をくっつけてくる。

 駄犬のように何度も何度も臭気を堪能し、おっぱいの段差や腋まで。いたるところを嗅ぎ続けた。


「あ゛~~~~❤❤❤❤たまんねぇ❤❤」


 うっとりとした知性を投げ捨てた声を出しながら、おれに覆いかぶさってくる。首筋を甘噛みしたりキスをしたり、おれの体のいたるところを味わおうとでもしているかのようだ。


「んっ……んぅ」


 当然、そんなことをされればおれだって感じる。身をくねらせても筋肉の塊が重しとなって自由が利かない。


 確かに恐怖はあるが、気持ちいいことに変わりはないのでちんぽはすでに準備万端。

 

「雄ぅ❤雄雄雄の匂い、ああぁ゛~~~~❤❤❤んくせぇ❤好き❤脳みそしびれる゛ぅう~~❤❤雄ほしいぃ❤雄ちんぽ❤ちんぽちんぽほじいぃいぃ❤❤❤❤」


 トカゲは強面の威圧感を完全に霧散させて、知性を手放した赤ら顔でおれの体をまさぐり続けた。

 そりゃまあ、これだけ筋肉があれば雄の匂いを嗅いだだけでトリップしてもしょうがないか。今頃マンコはうずきすぎて愛液をドバドバ出しているはずだ。


 おれの予想を裏付けるように、トカゲの丸々とした臀部はもどかし気にくねり、太ももにはビキニからあふれた汁が川を作っている。早くちんぽが欲しい。体全体で訴えている。


 ああ、このままおれは食われてしまうのだろう。さすがに運動しにくるたびに逆レされるのはちょっと遠慮願いたいんだけど。いくらこのトカゲの筋肉が素晴らしくてどれほど名器だとしても、意志は尊重してほしい。


「もう我慢できねぇ❤❤ちんぽいただきま~~す❤❤❤❤」


 高らかに宣言しながらビキニを脱ぎ捨て、いざまたがろうとした瞬間。


「この馬鹿! それじゃあ意味ねえだろうが!」


 怒号と共にトカゲの頭に重い一撃が下ろされた。


 先ほどトカゲと一緒に居た竜が目を怒らせている。どうやら助かったようだ。

 竜のちんぽも臨戦態勢ということに目をつむれば。


「いやー、悪いな。逆レみたいなことしちまって。さすがにそんなことすれば怒られちまうわ」


 トカゲと同じくらいの筋肉をつけた竜がおれのお腹を撫でながら謝ってくれた。

 手つきがかなりいやらしいので、やはり興奮はしているようだ。筋肉マンコだもんな。


「まさかおれもこんなすぐに我慢できなくなるとは思わなかったしな。あそこで始まるセックスを見ろ、だなんて酷なことを言ったわ」

「……お前だって鼻の下伸ばしてたくせに」

「だからって逆レするやつがいるかっての」

「おれ様とセックスできるなら、むしろ喜ばれてもいいだろうが」


 冷静になったトカゲが会話に入ってきた。恨みがましい目で竜を見ているようだが、何があったのか。


 話の見えないおれは目を白黒させて、詳しい説明を求めた。どうやら何か理由があったようだが。


「まあ簡単な話。こいつがどうにもちんぽに弱すぎるもんで、セックスを遠目で見るだけで我慢させようとしたんだわ。ところがまーったく無理で、すぐさまお前をさらいに行ってわけ」

「し、仕方ないだろ。金持ちに買われてマンコ生活してるお前と違って、おれ様は鍛錬に忙しいから、そんな頻繁にちんぽがもらえてるわけじゃねえんだよ!」

「だからお前も誘ってるだろうが。お前なら雇い主のチェックも通るし、いいマンコ生活ができると思うんだがな」

「おれ様がなりたいのはAV男優だ。マンコ生活も捨てがたいが、おれ様にはこの筋肉を世界中のちんぽに見せる義務がある!」


 そう言いながら力こぶを作り筋肉を見せびらかす。確かにその筋肉量は圧倒的で、このジムどころか世界でも通用するだろう。それに負けず劣らずな竜もやばいと思うけど。どうやら竜はだれかの専属マンコとして飼われているようす。そこではきっと、このジムで見る以上の極上筋肉がひしめき合っていることだろう。うらやましい。


 そしてトカゲはAV男優になりたいと。

 この世界で……筋肉をつければつけるほどマンコが敏感になる世界において、アダルトビデオ業界の市場は残念ながら明るいものではない。


 大体の筋肉マンコどもはちんぽのことしか考えられないほど四六時中頭の中が性欲で詰まっているうえに、大体は露出魔同然の格好で屋外をうろついている。初対面だろうが尻を揉んで股間にテントを張って誘いをかければ断られることもほとんどない。


 そのため、そのような雄が映っているだけ、且つ有料商品であるアダルト動画の需要というのはそう多くない。同じような理由でちんぽに目がないウケ側、つまりは筋肉マンコにとっても自分と同類の筋肉マンコがエロいだけで直接的な身体快楽の伴わない映像媒体というのはそんなに需要がない。


 ……まあ、そんな中でも人気AV男優は存在してるし、おれもお世話になった事くらいはあるけどさ。


 いばらの道であることは本人もわかっているだろうけど、圧倒的な筋肉を見ればいけそうな気もしてくる。


「ただ、最中(もなか)のやつはちんぽに目がなくてな……いやおれもそうなんだが、特にちんぽに弱いというか、さっきみたいにちんぽを目にすればもうバーサクしちまって、欲望の限りマンコで喰らいつくすんだ。おかげでなかなか採用にならねえ」

「はあ、まあ、それが筋肉マンコだと思いますけど……」


 このトカゲに限らず、筋肉マンコというものはちんぽに弱い。先ほどの理性がとんだトカゲ程度なら、幾度も見たことがある。っていうかおじさんを見てたら日常になるというか。


「ふん、おれ様くらい筋肉があると、つねにマンコを攻められてないと落ち着かないんだ。だ、だから早く続きしような❤おれ様のおマンコにその兎ちんぽごんごんっ❤って奥までねじ込んでもいいんだぞ❤ごんごんっ❤奥までごんごんってされてえぇ❤❤❤」


 しゃべりながら興奮してきたトカゲ、もとい最中は屈強な太ももをこすりつけながらマンコのうずきを持て余しているようだった。


「おれも兎ちんぽ欲しいんだよなぁ❤おれの雇い主が兎なもんで、どうにも兎ちんぽに弱い❤❤今日はあいつも仕事で帰ってこねえし、3Pで遊ぼうぜ❤❤❤」


 よく見ると、トカゲは札をつけているが、竜はつけていない。飼われていると言っていたし、筋トレしに来ただけなのだろうか。

 最中の番号は脱ぎ捨てたビキニと一緒に放り出されており、もうおれのちんぽにしか興味がないことは明白だった。


 さすがにここまできてはおれも発散しないことには帰れないし、一発やりたい欲が膨れ上がっている。

 流れに身を任せて二人の極上筋肉マンコと遊ぶことを了解すると、二人の尻尾が嬉しそうに跳ねた。


「じゃあえっと名前は……紅咲、か。紅咲、ちょっと床に座ってくれ❤」


 竜の言葉に従って床に腰を下ろすと、頬に熱くてぬるぬるとしたものが押し付けられた。

 雄臭い汁をトロトロ吐き出しながらも、ヒクヒク震えている肉の割れ目。


 ――――スリットが押し付けられている。


「ほら、最中も❤今日はスリットマンコの筋トレしようぜ❤」

「おほ❤いいじゃないか❤おれ様の筋肉を堪能させてやる❤❤」


 反対側にはトカゲのスリットが押し付けられる。

 どちらのスリットもとめどなく粘液をこぼしながら引くついており、いつちんぽが勃起しても不思議じゃない。


 筋肉マンコの二人はおれの頬にスリットを押し当てるために腰を落として突き出すという、はた目に見ればちょっと情けない恰好をしているのが近くの鏡から見えてしまう。

 そして目線をずらせば真っ赤な内壁をのぞかせるスリットマンコが至近距離に映っている。少し開いているそこはちんぽが勃起しかけているせいであり、いかに押しとどめるかが筋トレということみたいだ。


「ふんぬううぅ❤❤❤❤スリットすりすりきもちいぃ❤❤❤❤」

「んおおぉ❤気を抜けばすぐ勃起してしまう❤だが、おれ様の筋肉があれば、まだまだいけるうぅ❤❤はへ❤ちんぽ欲しいが、まずは筋トレでおれ様の筋肉に惚れてもらわないとなぁ❤❤❤」


 喘ぎながら腰を上下に動かしてスリットをこすりつけ始めたマンコ達。

 おれの頬はすぐにぬるついて、雄臭く彩られてしまう。


「おっおっおっ❤❤どーだこの筋肉❤ふんっ❤ふんぬううぅぅ❤❤❤どこもかしこもぱっつんぱっつんだろぉお❤❤」


 竜が手を当てた腰を振りながらポージングを決める。たまにのけぞって顔を天井に向けながらも、その姿には雄としての魅力が凝縮されていた。


「おれ様だってなぁ❤負けてねえんだぞ❤毎日毎日筋トレしてマンコいじってアクメ決めて鍛え上げた筋肉ぅ❤感度もよすぎてマンコうずきまくってるんだ❤❤❤」


 トカゲが腕を床と水平に上げて、力こぶを見せつけながら口角を上げる。浮かんだ血管が窮屈そうに肌に張り付き、筋肉の大きさを主張している。


 どちらもスリットマンコが気持ちよすぎるのか、腰の振り方がどんどんと小刻みになっていく。おれへのアピールではなく、ただただ快楽を追う浅ましいものへとなり果てていくのだ。


 スリットはぴくぴくと辛抱たまらんと言わんばかりに震えているが、何とか勃起を抑え込もうと頑張っている。肉芯が当たる感触はするものの、汁を漏らすだけにとどまっていた。


「紅咲❤おれ様の筋肉どうだ❤どうだぁ❤おれ様はな、お前が前にここでセックスしてた時から、ずっと狙ってたんだ❤おれ様の前で見せつけるようにセックスしやがって❤おかげでマンコがうずきすぎて何もしなくてもメスイキが止まらなかっただろうが❤❤❤」

「見せつけてないし、搾り取られて死にかけてたんだけど……じゃあ、別に誘ってくれても良かったのに」


 しゃべったら雄汁が口に入ってしまった。どちらの物かわからないが、青臭くて美味しい。


「ほおぉおん❤❤おれ様が、プロのボディビルダーで筋肉マンコの中でも引く手あまたなおれ様が❤わざわざ行くわけがないだろうが❤んほ❤スリット感じるぅ❤」

「こういうところなんだよな❤おれとお前の違いは❤おれは別にちんぽのためなら誰にだって媚びるんだが❤なあ紅咲❤素直じゃないやつを素直にさせるのもいいかもしれねえけど❤どうせなららぶらぶちゅっちゅっでセックスしたいよな❤」

「お前❤なにぬけがけしようとしてるんだ❤おれ様はこいつがこのジムに入ったときから目をつけてたんだぞ❤」

「でも選ぶのは紅咲だからなぁ❤ああん❤スリットいきそぉ❤」


 腰を動かしながら手を頭の上で組み、鏡のおれに向かって流し目を決める竜。負けじとトカゲも上半身だけサイドチェストの姿勢をとった。

 

 筋肉を見せびらかしながら、自分がいかに淫乱でマンコが敏感かを誇示しながら行うボディビルディングはジムの視線を独占している。


 トカゲの腕輪から指名音が幾度となく鳴り響いているが、頭にはすでにおれのちんぽのことしかないようで、先ほどからガン無視している。アヘ顔サイドチェストを決める筋肉の塊は、さぞかしエロく見えていることだろう。


「はへ❤はへ❤スリットやべぇ❤❤ちんぽ勃起する❤勃起❤勃起❤」

「ふほ❤ふほ❤まだいける❤おれ様はスリットマンコも名器だぞ❤」


 雄の密度がおれを中心に急上昇しており、ちんぽが痛いくらい硬くなっている。もう入れたいのだと、たぶん先走りも出ていることだろう。


 筋トレという名目でオナニーに明け暮れるマンコ達も好きだが、そろそろ本番がしたい。


 おれは両手を伸ばし、それぞれのマンコに指を突っ込んだ。


「ふへええぇぇぇえ❤❤❤❤❤❤」

「のおおぉぉおぉぉ❤❤❤❤❤❤」


 それこそまるでトコロテンのように、スリットから勢いよく飛び出した勃起ちんぽがおれの目先で交差した。ズリュンッ❤と粘液まみれでお漏らしを続ける肉塊がいやらしい光沢を放っておれを誘い出す。


 どちらも肉体に見合った巨根だが、この先使われることもないのだろう。マンコの快楽だけで先走りを吐いてビクンビクンと脈打っているこのちんぽたちにとって、オナニーやセックスは無縁に違いない。


 二人のマンコは指一本であっけなく敗北して、力んでいたはずのスリットはたやすく緩んでしまった。上下にこすりつけるのに忙しかった腰は、おれの指をくわえるのに必死で今度は前後に揺れている。やはりスリットよりマンコの方が大好きみたいだ。


「指いいぃ❤もっと奥ぅ❤指どころか手首まで入っちまうからさ❤もっといれてくれよぉ❤❤」

「ふっひいぃ❤まだまだぁ❤指一本でポージングを崩したらボディビルダーの名折れよ❤❤ちんぽに屈せず筋肉を見せてこそのプロってもんだ、おおおん❤❤❤」


 腰こそ止まらず、マンコも指をしゃぶり続けているが、二人のポージングは崩れない。プロであるトカゲはもとより、この竜もなかなかの傑物のようだ。


 マンコはもう指をちゅうちゅうと吸い上げて、腸壁のすべてで絡みついてくる。予想通り愛液でドロドロになった柔肉は待ちに待った刺激を堪能すべく蠢き、その熱で溶けそうになる。

 他の指で感じるマンコ肉の分厚さがちんぽ好きであることを如実に語っており、試しにトカゲのマンコ肉をつまむとねじのとんだ嬌声が湧き出してくる。もっとつねったりしたいけど、前立腺を探したほうがいいかな。


「おおおぉお~~~~~ん❤❤❤❤❤❤おれ様のマンコ❤マンコきもちいぃ❤❤」

「スリット筋トレはもういいのか? ん、ここらへんかな……」

「無理に決まってるだろうがよおぉ❤おマンコいじられちまったら❤勝手にちんぽが勃起……んほおおぉおぉぉぉ❤❤❤❤」

「お、ここだな」


 どうやら前立腺を掘り当てたようだ。尻肉がでかすぎる上におれの手も肥えているから、届くかどうか心配だったんだけど杞憂でよかった。


 追って竜の弱点も見つけたので、二人同時にごりっと押し込んでやる。


「あへえぇぇ~~~~❤❤❤❤そこやべえぇええぇええ❤❤❤こじう゛ごいちまうっ❤マンコ勝手にこびりゅうぅ❤❤❤」

「おっほ❤おマンコくるううぅぅ❤❤脳みそにびぃんびん❤気持ちよすぎてポージングもはかどるってもんだ❤❤見よぉ❤おれ様のダブルパイセップス!❤❤❤」


 最中はがに股のまま両手を持ち上げ、力こぶを見せる体勢をとる。勃起ちんぽと淫乱マンコから汁を漏らしながらも、筋肉のキレが全く衰えていないのはやはりすごい。

 力んだおっぱいはもう岩のように硬そうで、腹筋もぼこぼこ。毎日の研鑽が見える肉体はすべてちんぽのため。


「じゃあおれも❤だぶりゅぱいせっくす❤❤」


 言い間違えながら竜も追従し、同じポーズをとる。

 汗が照る肉体は彫刻以上に起伏が強く、ジム内の空気が一層淫靡にゆだる。雄たちはすでに筋トレどころではないようで、カメラに向かってマンコを広げたりしてちんぽをねだるのに忙しそうだ。


 だが、二人のつるつる筋肉マンコは周囲の状況など意に返さず、快楽をむさぼることしか眼中にない。前立腺をつぶすと、屈強な足腰がガクガク震えていく。


 竜ちんぽの先端から真っ白な液体がどろりと落ちる。軽くアクメを決めているのだろう、ポージングこそ堂々としたものだが、マズルは天井に向けられていた。

「ほおおぉ~~~~❤❤❤っほおおぉ❤❤んふぅ❤❤マンコよすぎてやべぇ❤そこ押されるだけで❤いっくううぅう❤❤❤」


 トカゲちんぽからはブシャブシャと先走りがほとばしり、ちんぽをてかてかに彩っている。血管の影すら鮮明でグロテスクな生殖器は、雌の快楽にさめざめと泣いていた。

「おおおぉぉん❤んっほおぉぉぉ~~❤❤見ろ❤おれ様のどスケベ筋肉ぅ~❤こんなに筋肉があるから❤マンコが指一本で敗北するんだ❤きもひぃ❤あっはぁ❤きっとおれ様が世界で一番マンコが気持ちいい雄なんだよなぁ❤❤❤❤」


 筋肉を誇示することは、イコールでマンコが敏感だと吹聴することである。そんな世界において、トカゲのような宣言は結局、自分の筋肉が一番素晴らしいのだと言っているに等しい。

 確かに指一本で腰砕け寸前まで来ており、二本目を入れた瞬間にアクメ絶頂するのは簡単に想像できる。竜もたぶんそう。


 あーー、セックスしたい。

 もう雄の臭気に頭がやられてきている。


 スリット汁でべたべたになったおれ自身が雄臭の発生源になっており、ちんぽにとても悪い。

 目の前でクロスするちんぽはガッチガチで美味しそうだし、汗と嬌声が早くおれに食ってくれって言ってる。


 筋肉サンドイッチでマンコのエロさをダイレクトで味わい続けているおれは、我慢が効かなくなっていた。


「もう入れていいよな……」

「おおおぉ❤おれにちんぽ❤ちんぽくれよおぉ❤兎ちんぽなら大得意だぞ❤おれの筋肉マンコは兎ちんぽを喜ばせることにかけては天下一品❤気持ちよくずぼずぼできちゃうぜ❤❤❤」

「おれ様の筋肉マンコを見逃すはずないよなぁ❤こんなにちんぽ❤ちんぽ❤大好きだから❤筋肉もばっきばきになったプロボディビルダーだぞ❤❤そんじょそこらの筋肉マンコとは違うってことを❤ちんぽに教えてやるよ❤ちんぽ❤」


 完全に脳みそにちんぽのことしかなくなっている筋肉マンコ達だが、惜しむらくはおれの体が一つしかないってこと。

 別にまたの機会があるとはいえ、性欲はすべてを喰らいたいと渇望している。


 順番に食べれたならいいんだろうけど、運動後の疲労で倒れるんじゃないかな……。


 逞しいという言葉をいくら重ねても足りないほどに逞しい雄が、ちんぽをねだって踊る。ここがジムでよかった。外だったら確実に逮捕されてた……いや、筋肉マンコだしどうだろう。


 もう十分ほぐしたと思うので、指を引き抜いてやる。指先からぽたぽた汁が垂れるほどに大量のマンコ汁で湿潤する筋肉マンコは、もうメスアクメを決めないとほてりが止まらない。


 欲求につき動かされるまま、座り込んだおれの前に陣取ったのはトカゲの方だった。


「ちんぽくれよぉ……❤」


 トカゲは四股のような体勢で、おれの上半身を太ももに挟むとおっぱいに顔を押し付けてきた。おじさんよりも硬い球形に顔が埋まり、フェロモンがダイレクトに脳を侵食する。


 勃起ちんぽをおれの丸々とした腹にこすりつけながら、トカゲは淫靡に笑う。

 そして、正面を取られた竜はおれの後ろに回ると、太い腕で甘えるように抱き着いてきた。


 今度は前後の筋肉サンドイッチか。でも、前方に位置するトカゲはいつでもちんぽを入れられるポジションだ。


「あー畜生❤おれも兎ちんぽ欲しかったのによぉ❤❤」

「さあ紅咲❤お前のちんぽもらうぞ❤」


 濃密な雄の匂いをまき散らしながらトカゲが笑う。

 おれから体を離すと、また上半身だけのポージングを決め、ちんぽに狙いを定める。

 トカゲちんぽは期待に何度も脈打ち、デカ乳首も完全に勃起している。


「ふんっ❤ふんっ❤ボディビルの一番の見せ場はぶち込まれるマンコだろ❤鍛え上げた肉体を見せびらかしながら❤どれだけちんぽに弱いかを知らしめるんだ❤」


 四股を踏みながら尻を下げていき、おれのちんぽがマンコが触れる。力んで膨れる下半身の筋肉は歓喜に汗ばみ、さらに腰を下ろせと訴える。


 それでも最中は力こぶを作り、胸を張り。おれに筋肉を見せつけることをやめない。


「マンコなんざ激よわで、ちんぽなんて突っ込まれたら即座にアクメ絶頂さ❤でも、おれ様たちはステージで筋肉を見せなきゃいけねえ❤わかるか、紅咲❤どれだけちんぽが好きで❤どれだけマンコ絶頂を決めたいと思っていても❤おれ様たちは筋肉を見せるのさ❤どれだけ筋肉が素晴らしく、マンコが我慢できるかを競うのがおれ様の日常だ❤❤」


 至近距離で行われるポージングはただの求愛行動でしかなくて。ちんぽを乞う筋肉ダンスだ。

 こんな世界で筋肉をアピールするなんて、それこそマンコ希望だけ。


 先端にデカ乳首をくっつけた大胸筋も。

 分厚さを作る広背筋も。

 深い溝で分けられて綺麗に浮かび上がる腹筋も。


 すべてちんぽを美味しくいただくための下ごしらえだ。


「さあ❤さあ❤さあ❤現役プロボディビルダーの中最 最中(あさ もなか)の筋肉マンコを味わえるなんて幸運だと思え❤おれ様はいずれAV業界でもその名をとどろかす、有名筋肉マンコになる男だぞ❤」


 ツプゥと先端がマンコに埋まる。抵抗なんてあるはずもない。


「おおおっほおぉ❤❤❤デブ兎ちんぽくりゅうぅ❤……っはぁ❤見てくれ紅咲❤おれ様の筋肉❤おれ様のアヘ顔❤おれ様のどスケベポージング❤特等席で、たっくさん❤おマンコ褒めて❤褒めてくれよぉ❤」

「あーあ、こりゃ駄目だ❤もうぶっ飛んじまった❤大会だともうちょっともつんだけどな❤」


 後ろで顔をのぞかせる竜は、背中にちんぽをこすりつけながらにやついた。


 あれだけ長々と口上を述べておいて、実際は先端だけで敗北しているようなもの。

 ここまで筋肉を持つ雄が、ちんぽに耐えられるわけもない。耐えていると思っているのは本人だけで、おれからすればちょっと高圧的なおねだりとそん色ないのに。

 

 そしておれのちんぽはどんどん埋まっていく。亀頭を飲み込み、幹を沈め、筋肉マンコを犯すために。


「おおぉ~~~~❤❤❤❤おっほおおぉぉ~~~❤❤ふぬううぅぅ❤ふんっふんっ❤ラットスプレット❤アドミナブルあんどしゃい❤❤❤おおぉおぉ深くちんぽくっるうぅう❤❤おれ様の筋肉にちんぽつっこまれてりゅううぅ❤❤❤っほぉ❤」


 ポージングを繰り返しながらトカゲは歓喜に喘ぎ散らす。ちんぽは遅々と飲み込まれていき、一気に頬張るのではなく、ゆっくり見せつける。そうすることで自分はこんなに筋肉があるのに自制できていますっていうアピールなのだろう。

 確かネットかどこかの記事で見た気がする。そうやって筋肉を持ちながらも我慢できる自分と、筋肉があるからこそどスケベであるという自分を見せつける競技だって。ちんぽに溺れながらも自制できる筋肉マンコこそが、プロになれるんだとか。


 ちんぽに弱く、すぐバーサクする最中がよくプロに慣れたものだと思うけど、試合中はもっとまじめなのかもしれない。


 だけど、おれとしてはもどかしい事この上ない。おれは早くセックスがしたいのだ。確かにトカゲの筋肉ショーは垂涎ものだが、だからこそ余計に犯したくてたまらなくなる。


 トカゲの腰を掴み、下ろす。屈強な足腰はしかし、思った以上にあっさりと従った。


「……はへ?❤❤❤」


 脳内でシミュレートしていた展開を打ち破られ、一瞬事態がつかめない最中。


 だが、次の瞬間には、鍛え上げたマンコから膨大な快楽が湧き上がってくる。

 技巧も何も必要ない。ただ突っ込まれるだけで途方もない気持ちよさ。

 ここは、筋肉をつければつけるほどマンコが敏感になる世界なのだから。


【続きは来月の支援者限定公開となります】

Comments

ムキムキを侍らせるのは本当にうらやましいですよね……書いてて痛感します。おじさんは口も人相も悪いのですが、根はどスケベなのですぐに性的アピールしてくれるところがチャームポイントだと思ってます。続きも楽しんでもらえるように頑張ります!

とりあえず

ムキムキ達の中でも飛び抜けてムキムキな人達に相手してもらえるのめちゃくちゃ羨ましくて興奮します!あとおじさんがおっぱいの魅力ふんだんにアピールしたり好きなだけ吸っていいとか言ってくれるの本当に羨ましいです!

デン

ありがとうございます!提君はちょっといきってますが根はオタクなので、家で遊ぶときは自然と猫背になったりするんですよね。性癖を詰め込んだ世界観なので書いてて楽しいんですよね……。楽しんでもらえるように頑張ります!

とりあえず

過去作のキャラが出てきて嬉しいです!みんな好きですが特に猫宮さん好きでした!大会での強気な態度とそれに対しての乱れ方のギャップが絵も合わさって凄かった…!それにゲーム好きとか絶対あの大きな体をちっちゃくして遊んでるやつじゃないですか! この世界大好きです!この後の展開も楽しみにしています!

オア


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