前回⇒ https://t589423.fanbox.cc/posts/8450507 なんで、こんなことになってるのか。 吐き気ごと性器で腹の中を掻き回され、逃げることも許されない。犬のように四つん這いで背後から犯され、目の前の志摩に縋り付くことしかできない俺を見てこいつはどう思ってるのか、なんて考えたくもなかった。 「ぅっ、ん、ぅ゛、ぐ……ッ」 「うんうん、気持ちいいねえ。齋藤君」 「っ、ぁ、う、ぐ……ひ……ッ!」 「ほら……っ、集中しろ」 「――っ、ふ、ぅ……ッ!」 中の感触を隈なく味わうかのように腰を動かし、打ち付ける。その間隔は次第に短くなっていき、硬く反り返った性器で弱いところを何度も執拗に責め立てられる。これが拷問ではなくてなんなのか。出したくもない声は内臓を圧迫される都度喉の奥から漏れ、堪えられない。吐き気も、快感も。 「……っ、ぅ゛、く、ぷ」 「おい亮太、齋藤君の中すげー気持ちいいぞ。お前も早くヤりたいだろ? そのまま指咥えて待ってろよ」 「いいっすよ、別に。お構いなく。方人さんの後って生理的になんかやだし」 「あ?」 「なんも言ってません」 志摩、志摩。見ないで。頼むからどっか言っててくれ。 こんな姿見られたくないのに、志摩は俺から一寸も逸らすこともなくただ見下ろしてくる。 それが俺の方が耐えられなくて目を瞑った時。 「齋藤」 頭上から志摩の声が落ちてきた。 それから後頭部に何かが触れたと思った矢先、そのまま頭を抱き寄せられた。 「っ、ふ、ぅ」 何事かと目を見開けば、すぐ顔の側には志摩の下半身があった。テント張ったそこを頬に押し付けられ、俺は目を見開いたまま硬直する。 「口、寂しいんじゃない?」 「……っ、ぅ……」 「やったことあるでしょ、齋藤」 「よろしく」と志摩の指が俺の耳を撫で、そのまま横髪を掛けられる。広くなった視界の奥、志摩は笑っていた。初めて会った時みたいな貼り付けた笑顔で、俺を見下ろしていたのだ。 前後を志摩と縁に挟まれ、背後の縁から逃げようとすれば咥内の志摩の性器に喉奥まで犯される。唾液と先走りでぐちゃぐちゃになった咥内、いっそのこと口の中のそれに歯を立てれば逃げ道ができるのかとも考えたが、無理だ。どう考えてもこの二人から逃げ出せる未来を探し出せることはない。 志摩のことを友達だと思っていた時期もあった。 話せば分かるやつだと。けど、実際はどうだ。 「……っ齋藤、下手すぎ……方人さんの方ばっか気にしてるじゃん」 「ん、ぐ、ぷ」 「はぁ……っ、仕方ないよねえ齋藤君、齋藤君はハメられる方が好きだもんな?」 「っ、ん、ぅ……っ、ふぅ……っ!」 「は……っ、いい反応。その調子で頑張って亮太のチンポおしゃぶりしながら締め付けてね」 「っふ、ん、っぐ、ぷ」 息ができない。苦しい。せめて酸素を取り込まさせてくれ、と何度も志摩の腰を掴んで口の中のそれを吐き出そうとするが後頭部をがっちり掴まれたまま更に喉の奥を志摩に犯される。 浅くなる呼吸。最早まともに頭に酸素が回ってない。口の中いっぱいに広がる生臭さから逃れることも出来ぬまま、背後の縁に腰を持ち上げられ、更に深いところまで貫かれる。 「っん、ぅ゛、ふ……――ッ」 「……っ、はーー……っ、そーそー、よく出来ました。お礼にいっぱい奥撫でてあげるよ、齋藤君」 「っ、ん、ぅ」 「あはっ、可愛い反応。気持ちよくなってきちゃったんだ?」 「っ、ふ、ぅ」 違う。そんなわけない。ただの生理現象だ。 そう言い返したいのに、考える隙も与えてくれない。一突きされるごとに脳の奥まで性器で掻き回されてるみたいに縁でいっぱいになっていく。 ドクドクと脈打つ他人の鼓動が入り込んできて、埋め尽くされて、何も考えられない。 舌の上で跳ねる性器を愛撫することも吐き出すこともできず、飲み込めずにただえずく。志摩、苦しい。やめてくれ。そう何度も腰に爪を立てるが、その度に志摩の性器は重たくなっていくのだ。 「ん、ぐぷ……っ、ぅ゛……~~ッ」 「……っ、齋藤、締めすぎ。歯、当たってるし……っ」 「いいねえ、そのまま噛みちぎっちゃえよ齋藤君」 「萎えるからやめてください、洒落になんねーし……っ、齋藤……っ!」 「っ、ぶ、っく、ぷぁ」 ほんの一瞬、志摩の性器が跳ねて唇から溢れたと同時に咽せ返る。それもすぐ、唇に押し付けられる亀頭に舌を這わせれば、志摩は俺の頬を撫でた。 「……っ、は、息継ぎも下手くそだし……酷い顔。早く楽になりたいんならもっとちゃんと気持ちよくしてくれないと」 「っ、ふ、ぅ」 「……人の話聞いてる?」 「んっ、ふ、ぅ……っ」 喉使われるのが嫌で、今度は必死に自分から志摩の性器に舌を這わせる。カリから裏筋までれろ、と尖らせた舌先でなぞり、唇で吸い付く。とにかくさっさと苦しさから逃れたくて自分から首を背筋を伸ばして志摩のものを愛撫すれば、志摩は浅く息を吐いた。 「……っ、は、……っ、齋藤」 「えー、なにそれ。可愛い。素直になっちゃって、諦めちゃったの? 齋藤君」 「っん、ぅ、……っふー……っ、ぅ……っ」 喉は嫌だ。やめてくれ。その一心でひたすらキャンディのように亀頭から根本まで唇と舌を使って唾液と先走りで濡れた性器を刺激する。薄い粘膜越しに伝わってくる鼓動。顔の上にずしりとのしかかってくるそれに向かって舌を伸ばし、性器越しに志摩を見上げる。志摩はただ俺を見ていた。イラついたような、何故だかとても不機嫌そうな目で。 「――……っ、ふ、……っ、ぅ、んん……っ、ぅ゛――ッ!」 瞬間、背後から覆い被さってくる縁に尻を叩かれてぎょっとする。思わず振り返りそうになったところを志摩に顎を掴まれ、無理矢理前を向かされた。 「ふ、ぅ、んむ゛――っ」 「……方人さん、大人気ないですよ」 「ん~~? 別にぃ? 俺はただ、目の前に真っ白なお尻があったから叩きたくなっただけ」 「そっちのがやばいし……っ、ん、は……やっぱ方人さん邪魔だな、集中できない」 「齋藤君のフェラが下手だからだろ。自分で抜けよなぁ、もう。ねー齋藤君」 「方人さんもさっさとイッて下さいよ」 「……っ、は、うるせえな……齋藤君、目の前のそれ噛みちぎっていいよ」 「最悪……」 言葉とは裏腹に縁の腹部に力が入るのが伝わってくる。先程まで中の感触を楽しむように最奥までみっちりと収まっていたそれがゆるゆると動き出し、深いところでぐぷ、と狭くなった器官を押し上げ、頭を埋めてくるのだ。その突き破られるような感覚が恐ろしく、思わず全身が強張るのを見て縁が笑った。 「齋藤君の大事なところ、入っちゃった。……齋藤君のお望み通り、たくさん可愛がってあげるね」 「……っ、ぅ゛……っ」 「は……すんなり入るようになっちゃってさあ、齋藤君裕斗君にたくさんここ、ハメてもらってんだ?」 「っ、ん、く、ひ……ッ」 「……っ、いいよ、それでも。裕斗君専用のここ、一晩で俺用に作り替えてあげるから」 「っ、ぅ、あ゛……っ?! ゃ、ん、ま、っ、待って……ッ」 「待たない」 腕を手綱のように引っ張られ、胸を逸らされる。口から志摩の性器が外れようが構わず腰を打ちつけてくる縁から逃げ出すこともできなかった。 地面から足が浮くような感覚と同時に中を犯される。触れられたくないところをわざと探るように潜ってくる亀頭から逃げ出せず、それどころか体を捕まえられたまま奥まで侵される。 「は、……っ、ひ……っ!」 「……っ、はぁ~~……そうそうそのままぁ、しっかりねえ」 「ッ、は、ぁ゛」 「齋藤、少しはちゃんと抵抗しなよ。……ああ、齋藤の方からお願いしてきたんだっけ? これ」 「そーそー、だからこれはラブラブえっち」 「たくさん愛し合おうね」と溶けたように語尾を上擦らせる縁。その言葉に反応するように中のものがより大きくなるのを感じて動けなくなる。そんな俺を抱き抱え、更に体を密着させてくる縁に「ひ」と息を呑む。 「ほら、逃げちゃダメだよ」 「……っ、ぅ゛、あ゛……っ、ぁ」 「そうそう、しっかり俺のこと捕まえてね」 「っ、ふ、ぅ゛――」 肉の潰れる音。骨伝いに伝わってくる振動。苦しさも痛みも麻痺で上塗りにされていく。 裕斗ならばこんな風に抱かない。俺が苦しがればすぐに休むかと提案してくる。そのことを思い出しては余計自分で自分の首を絞めるしかなくなるのだ。 「は……フェラやめさせて正解。歯食いしばりすぎ、欠けるよ」 「っ、み、ない……っ、で……っ」 「……は、何それ。今更俺に恥じらってんの? それとも、俺の視界に入ることが嫌だって? ま、どっちでもいいけど……これの責任は持てるでしょ」 頬から横髪へと擦り付けられる性器に目を瞑ることしかできない。もう勝手にしてくれ。顔面のすぐ横、耳元で響く音と熱に不快を感じるほどの感情は残っていなかった。 続く 『齋藤再教育シリーズ』 https://x.gd/O3tTO