【総集編版】人肌恋しさにクリスマスの性の六時間を四川とラブハメして過ごす原田※【↑100/11,000文字/和姦/いちゃ】
Added 2021-12-24 23:51:42 +0000 UTCクリスマスイブに普通にシフトとか馬鹿なのか?嫌がらせなのか?と思ったが、確かに俺は今日は予定もない。なんなら翔太もクリスマスのイベントがどうたらで出掛けてるから暇すらあった。 「人が少ないからどうだ、手当もつけるぞ」という店長の言葉に釣られ、人助けでもしておくかと出勤したまではいい。 結局妙に距離感の近いカップル客や明らかにそういうお仕事の方々相手に接客しつつ、そしてバイト終わり。 深夜勤組と交代し、俺は日付が変わりクリスマスになった夜の街に出た。 そして日給片手にコンビニで酒買って一人で飲んで、そこから記憶があやふやなのだが……。 「おい、酔っぱらい。飲むなら家で呑め」 店の最寄りのコンビニの駐車場、冬の寒さに凍えながら喉に焼き付くアルコールを噛み締めていると聞き慣れた声が聞こえてきた。 顔を見ずともその声の持ち主が誰なのかわかった。 その生意気な声は――。 「んだよ四川、お前に迷惑かけてねーだろ」 「なんでもう出来上がってんだよ……。つか、顔見知りがクリスマスに一人で路上飲みしてるだけで迷惑なんだよ」 「んだと、お、俺だってなあ! クリスマスパーティーしたかったっての! ちょっと露出高い可愛い女の子たちに囲まれてちやほやされたかったっての!」 「……色々だだ漏れてんぞ」 ちょっと憐れむような目をやめろ、やめてくれ。 うう、と脇にたいきさせてた二本目の酒に手を伸ばしたとき、四川のやつに手首を掴まれる。 「な、なんだよ……っ、離せよ……!」 「暇なら暇って言えよ、見栄張ってクリスマス予定ありますアピールしてっからそうなんだよ」 「……う、だ、だって……」 あれはつい流れで、皆彼女がどーとか言い出すから……。 そうごにょごにょすれば、四川はクソデカい溜息を吐いた。 そして、そのまま酒を抱えた俺を引っ張って歩き出すのだ。 「お、おい……っ! 離せって!」 「うるせえ酔っぱらい、このまま交番に連れて行くぞ」 「や、嫌だ……っ! クリスマス職質は嫌だ……!」 「じゃあ黙って付いてこいよ」 「ま、待て……どこに……っ」 「酒、呑みたいんなら付き合ってやるって言ってんだよ。……お前、このまま野放しにしてたらもっと人様に迷惑かけそうだからな」 お前に言われたくない、と喉まで出かかるが、改めてその言葉の意味を考えて停止する。 が、「ぼさっとすんな、行くぞ」という四川に引っ張られ、その思考も中断された。 お前、酒呑まないくせに。 なんて言葉は胸の奥にしまい込み、俺は四川にのこのこついていったのだ。 そして――。 この展開はわかっていた、わかっていたけれどもだ。 「っ、ん、待てって、四川……」 「待たねえよ。つか、待てねえだろ? お前」 「……っ、ん、う……ッ」 正直、抱き締められただけでまずかった。 恐るべし性の六時間。相手がこんなやつでも、人恋しいとスイッチが入ってしまうのだから。 髪をかき上げられ、額にキスをされるとそれだけで全身が反応してしまいそうになるのだ。 ――四川のアパート。 一軒だけ飲みに入り、そして酒欲も満たされいい気持ちになったところに遠くはないという四川の家に行くことになって――その玄関の扉を開いた矢先のことだった。 「っ、四川……っ、ん、ふ……ッ」 額から目尻、頬、そして唇にキスをされると拒めるはずもない。 この男、手慣れすぎてるのが腹立つが、舌先で唇を擽られるだけでつい口を開いて咥内へと舌を招き入れてしまう。 「ん、ぅ……ッ、ふ……ッ」 「……んだよ、やけに素直じゃねえか」 「っ、う、るへ……ッ黙って、やれ……」 「テメェが命令すんなっての」 「……ッ、ん、う……ッ」 ぢゅる、と溢れそうになっていた唾液ごと啜られ、更に深く喉の奥まで四川の舌で犯される。 ぐぷ、ぐちゅ、と生々しい水音を立て蠢く肉厚な舌に顎の裏から舌の根本までしゃぶられ、そのまま喉奥まで舌で摩擦されるだけで腰が震え、膝から崩れ落ちそうになる。 「っ、ふーっ、ぅ゛……ッ、ん゛む、く……ッ」 舌伝いに流し込まれる唾液を飲まされ、内側から四川に満たされるような感覚に頭の芯がぼうっとしてくるのだ。 煙草臭えのやなのに、今はそれが余計興奮してきてついそのキスに応えようとしてしまうのだからクリスマスというものは恐ろしい。 ぢゅぽ、と唇が離れる。拍子に口の中が寂しくなってつい視線で追えば、やつは着ていた上着を脱ぎ出すのだ。 「っ、待て、ここでかよ……っ!」 「……ッ、ベッドが遠いんだよ」 「すぐそこだろ、それくらい……っん、う……ッ!」 言い終わるよりも先に尻を揉まれ、びくりと全身が震えた。 「……っ、待てねえわ」 「この……ッ、性欲馬鹿……ッ!」 「オナニー野郎に言われたくねえんだよ……っ、おい、なにやってんだ」 よじよじと腕から抜け出そうとするが、失敗した。更に尻を捕まれ、そのままパンツの上からケツの谷間に指食い込まされる。 「おいっ」と小声で四川を止めようとすれば、またキスされる。ちげえよ、強請ってんじゃねえんだよ。 そう言ってやりたかったが、くちゅくちゅと舌絡み取られればあら不思議。必死に閉じていた足は自然と開いていくのだ。 「お前だって勃起してんじゃねえの」 「……っ、ん、せ、生理現象だっての……っ、あ、待て……っ、おい……ッ!」 そのままベルトを引き抜かれ、下着ごとずり下げられそうになった俺は慌てて服の裾を引っ張り隠そうとする。 今更だと言われようが、流石に人んちの玄関口で下半身露出は抵抗あるのだ。そして、四川はそんな俺を例の如く無視して勃ちかけていたそこを握るのだ。 「っ、ん、う……ッ!」 「お、また硬くなった」 「い、いちいち言うな……ッ、気が散るんだよ……ッ!」 「嘘吐け、実況プレイ好きだろ」 なんでバレてるんだ。 「動画の履歴、分かりやすすぎんだよ」 「み、見てんじゃねえよ……っ!」 「オナったあとパソコンつけっぱなしで寝てるやつがわりいんだろうが」 俺か、俺が悪いのか。 そうか。 「っ、し、せん、……ッ」 「……お前、興奮しすぎ」 垂れる先走りを指で絡め取られ、わざと濡れた音を立てながら亀頭に塗りこまれるようにそのまま揉まれれば腰の痙攣が止まらなくなりそうになる。 こんなの、普段の自慰と思えばいいのに。 乾いた硬い掌が性器全体を包み込み、無骨なくせに思いの外器用に亀頭を責められると堪らなくなる。 「っ、ん、む……っ、う……ッ」 「……ッ、は……」 戯れにキスをされながら性器を扱かれるクリスマスの夜。 やべえ、イキそう。そう、浮きそうになる腰は震えた。 とそのとき、先走りを塗り込まれ照明に照らされていたそこを根本から握り締められる。 「……っ、ひ、う……ッ!」 「……ッ、なーに勝手に気持ちよくなってんだよ」 「て、め……っ、お前が、やったんだろ……ッ!」 せっかくイケそうだったのに、と四川を睨めば、あいつはいつもの性格の悪そうな顔をして笑うのだ。 「お前だけ気持ちよくなんのは不公平だろ、我慢しろ」 「っ、が、我慢って……」 元はといえばお前が勝手にちんこ握ってきたんだろ?!とあまりの理不尽さにキレそうになったが、反論するよりも先に自分の下腹部に手を伸ばす四川につい息を飲んだ。 「ま、待て待て待て……っ! く、クリスマスだぞ……?! 玄関セックスなんて人妻モノ以外なかなかないぞ?!」 「好きだろ、宅配員に犯される人妻モノ」 「好きだけど!! クリスマス!!」 「ああ? ふかふか柔らかいベッドでがいいのか? ビッチ野郎のくせに」 「び、ビッチじゃねえし……!」 つかクリスマスじゃなくてもふかふかベッドがいいに決まってるだろ?!と四川を睨んだとき、あむ、と口を開いた四川にそのまま唇に噛みつかれる。 「ふっ、んんう゛……ッ!」 くそ、こいつ俺がキス一つで流されると思ってやがる……!! ムカついて噛みつき返してやろうとするが、舌で開かされれば二度と口を閉じることなくぢゅるると口の中を舌で舐め回され振り出しに戻る。 なにを言い返そうとしていたのかもわからなくなった頃、下腹部でごそごそと四川がなにかしていたが顎を固定されたままの今下を向いて確認することは叶わなかった。 そして。 「ッ、ん、む……っ!!」 性器に擦れるように触れる硬いブツとその熱に息を飲む。 「っ、し、へ……ッん゛ッ、まっへ、まへ……ッ」 「ん、は……ッ、何言ってか聞こえねえし……っ、てか、お前だって欲しいだろ、これ」 「ここに」と裾の下、尻を揉む手にケツ肉を左右に割り開かれ息を飲む。 その無遠慮な手から逃げようと腰を引こうとすれば、ぬりゅ、と腹に当たるのは四川の勃起したブツで。まさに前門のなんとか、後門のなんとか……やかましいわ。 「っ、ほ、しくね……っ、ん、ぅ、……ッ」 「ああ?」 「ほし、……ッ、ぅ、ゆ、指……っ、挿れるな馬鹿ぁ……ッ!」 「自分からケツの穴ぱくぱく開かせて何言ってんだ? 説得力ねーっての」 「んに゛……ッ?!」 こいつ、デリカシーもなにもないのか。 潤滑ゼリーを塗り込むようにケツの穴撫でられたと思えば、そのまま拡げられた肛門に一気に指をねじ込まれ、思わず飛び上がりそうになってくる。 必死に異物を拒もうとする内壁を、四川は内側から広げるようにゼリーを塗り込んでいく。 「っ、や、ぁッ、ゆ、指……抜け……ッ」 「ちゃんとやんねえと、後から痛えって泣くのはお前だろ」 四川が指を動かす度に耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい音が響いた。 わざとか?と疑いたくなるほど念入りに、前立腺付近まで指で柔らかく粘膜にゼリーを塗り込まれれば、自然と呼吸は浅くなり、密着したままの腰はピクピクと震えだすのだ。 「……っ、は、ぁ……ッ、も、い……ッいいから……ッ」 「良くねえだろ」 「お、俺が……良いって言ってんだろ……ッ! は、早く……ッ」 早く、やるなら一思いにやってくれ。 そんな言葉が喉元まで出掛けて、ぐっと飲み込んだ。四川が笑ってることに気づいたからだ。 「――早く、なんだって?」 「……っ、ひ、ぅ゛……ッ!」 「なあ、ちゃんと言えよ。……聞こえなかっただろ」 骨張った指に前立腺を柔らかく揉まれ、息を飲む。食いしばった歯の奥からは空気が漏れた。 「言・え・よ」と更に執拗に指の腹で前立腺を引っかかれれば、それだけで内腿が突っ張られ、腰が震える。 「なあ、原田」 「て、め……ッ、ん、ぅ、……ッ」 「早く……なんだって?」 こんなときだけ名前呼んでんじゃねえ!と叫びそうになったが、口を押え、声を堪えた。 ぐちぐちとしつこいまでに念入りに中を愛撫され続ければ、先程までの手コキで既に限界だった性器にじんわりと熱が広がる。 性器同士を擦り合わせるように、四川のやつのブツを更に押し付けられれば、ぬちぬちと外と中、両方から響く淫猥な音に頭がどんどん真っ白になっていくのだ。 正直、限界だった。クリスマスだ。性の六時間だ。そんなの、仕方ないじゃないか。 「は、早く……ッ、挿れろよ……ッ」 「主語がねえぞ、主語が」 「し、四川の……ッ、んう……ッ」 「俺の……んだよ」 「ち、……〜〜ッ、い、言わせるな……ッ!」 「ハッ、今更恥ずかしがってんじゃねえよ。もっと恥ずかしいことされてんだろ」 「なあ?」と笑う四川は一気に指を引き抜いた。 ぢゅぽん、と音を立て消える異物感。それと同時に込み上げてくるのは喪失感だ。 栓をしていたものを失い、むず、と内腿をすり合わせたときだった。四川は人の顔を覗いて「なんて顔してんだよ」と呆れたように笑った。 「……っ、んな顔しなくてもすぐに塞いでやるっての」 そこまでは言ってない、と言い返そうとした矢先に腿を掴まれる。 まるで片足をあげさせるように膝の裏へと回される手にぎょっとし、慌てて閉じようとするがびくともしない。それどころか、自然と広がる肛門に亀頭を這わされ、息を飲んだ。 「っ、ぁ、……ッ、あ……ッ」 散々濡らされ、解されたそこに押し当てられる亀頭。ぐぷ、と音を立てながら挿入される性器の太さと熱に耐えきれず、俺は目の前の四川にしがみついた。 瞬間、僅かにくっついた体越しに四川の心音を聞いた……気がした。 「……っ、おい、あんま……ッ、んなことすんじゃねえよ」 そう頭の上で四川がなにかを吐き捨てるが俺の耳には届かなかった。 少しは俺のことを気遣ってるつもりなのだろう。それでも括約筋を限界まで押し広げ、濡れた内壁全体を亀頭で摩擦しながらも奥まで沈む肉棒の感触になにも考えられなくなる。 息をするのが精一杯で、一気に落とすなよ、やめろよ、と訴えかけながらも四川の背中に必死にしがみつけば、やつは舌打ちをするのだ。 「っ、煽ってんのか、優しくしてほしいのかどっちかにしろ……ッ!」 何を言い出すんだ。後者に決まってるだろ、と言いかけたときだった。ず、と行き止まりの入口を亀頭で押し上げられ、瞼裏が、頭の中が真っ白になる。 「……ッ、ひ、ぅ゛……ッ!!」 「……は、クソ……ッ、じれってえ……ッ」 「ぁッ、や、しせ……ッ」 「んだよ、優しくしてやってんだろうがお望み通り……ッ!」 「ッ、ひ……――ッ!!」 確かに、優しい。優しいけれども。 乱暴にされるよりも奥までずっぽし埋まった性器、そんな状態で身体を抱き締められてみろ。内側から圧された状態で、四川のブツの形に肛門を作り変えられてるようなそんな感覚に頭がどうにかなりそうだった。 これならばまだガツガツと突き上げられたほうが良い。 呼吸音、鼓動までもが混ざり合い、やつの腕の中、包まれるような幸福感すら覚えてしまいそうになる自分を叱咤する。 騙されるな俺、クリスマスだからと言って欲に流されるな俺。普段素行の悪いやつが猫に優しくしてたのを見てときめくようなチョロさはやめろ、俺。 「……っ、原田……ッ」 「っ、待っ、う、ごくな……ッ、い、今動いたら……ぁ……――ッ」 その先は声にならなかった。 亀頭で押し上げられ、そのまま自重により更に窄まった入口にやつの亀頭がぶつかる。甘く痺れるような快感は下半身から全身、指先まで広がっていくのだ。 下ろしてくれ、と身動ぎをすればするほど挿入は深くなり、脳の奥まではめられてるのではないだろうか。そう思うほどだった。 「っ、ぁ、っあ……ぁ……ッし、せ……!」 「は、んな女みてえな声出してんじゃねえよ……ッ、止まんねえだろ」 「っひ、う……っ!」 腰を掴まれたまま、ゆっくりと下から突き上げるように抽挿を繰り返される。その都度結合部から恥ずかしい音が漏れ、中で先走りとゼリーが余計混ざり合うのだ。 抽挿で前立腺が当たるように腰を掴まれ、そのまま執拗に文字通り犯される。 「っ、は、あ……ッ、しせ……ッ、ん……ッ! ん、う……ッしせ、……」 「お前、人の名前、呼びすぎなんだよ……ッ」 「らっ、だ、って……っ、ひ、」 「……っ、勘違いすんだろ、……ッ」 どういう意味だ、とその言葉の真意を尋ねることはできなかった。 腰を打ち付けられた瞬間、ぐぷ、と腹の中で空気が潰れるような音ともに頭が真っ白になった。 前立腺ごと潰されるように奥を穿かれた瞬間、びゅく、と性器から精液が吹き出し、四川の胴体まで汚す。けれどあいつはそれに怒るどころか、更に腰の動きを早めたのだ。 「っ、ひ、ッ、くんぅ、しせ……ッ、お、待っ、待っ……ッ、ひ……ッ!」 「はー……っ、まじでお前……」 「っ、ぃ、またッ、イク……ッ」 「いいよ、イケよ……ッ、ほら、さっさとイケ……ッ!」 「んひ……ッ!」 四川の指が腿を食い込む。けれどそんな痛みすらも気にならないほどだった。 じっくりと慣らされ、既に過敏になっていたそこを拡張され、覆いかぶさるように更に貫かれる。 逃げることなどできない体勢で、四川に奥の奥までしゃぶり尽くされ、形を覚えさせられるのだ。 「ぁ……っ、あ、……っ、あ、あ……ッ!」 女みたいな声だと揶揄られようが抑えることができなかった。 爪先が痺れ、内腿と体内が小刻みに痙攣してるのが自分でも分かった。それでも耐えることができなかった。 俺は四川の背中にしがみついたまま、二度目の絶頂を迎える。今度は精液はでなかった。 ビクビクと痙攣した体内、拍子に締め付けた四川のものが中で大きくなった。その鼓動も、熱も、太さもより増す。 「し、せ……」 「……ッ、んじゃ、次は俺の番だよなあ?」 へ、と間抜けな声を漏らしたとき。 腿を掴まれたまま、ぐっと更に深くまで挿入される性器に腹ん中押し上げられやべー声が出た。 「あっ、あ゛……ッ! し、せ……ッんんっ」 少し休ませろ、というよりも先にキスをされ、そのまま顎を掴まれ再び腰を打ち付けられる。 結腸の入り口を押し上げられる度に脳の奥がびりびりと痺れ、自分がどうなってるのかわからなかった。舌を絡み取られ、唇を吸われ、待ってくれと伸ばした手を取られて手の甲ごと握り締めるように壁に手を付かされる。 「……っ、ん゛、っ、う、ふー……ッ、ぅ……ッ!」 「っ、は、ん、クソ……っ、興奮しすぎ……ッ」 「お、まえ……ッ、おま、えだ……ッ!」 お前だって、と言う言葉ごと、視線が絡みあえば再び唇を塞がれるのだ。 ピストンの都度喉の奥から声が漏れそうになるのでキスをされるのは嫌ではなかった。むしろ、間抜けな声を出さずに済んでよかったのかもしれない。 なんて思いながら、俺は四川の舌に自分の舌を絡める。 なんで俺キスしてんだ、と思いながらも、その長い舌にちろりと自分から擦れば、一瞬目を丸くした四川にすぐに舌を絡み取られるのだ。 「っ、ん゛……ッ! ふ、ぅ゛……ッ!」 露骨に興奮しやがって、こいつ。 先程よりも更に激しさを増すピストン。 指の谷間に這わされるその指が硬く絡むのを感じながらも、四川の熱に犯され続けた俺は段々よくわからなくなってきたが、ただ一つだけわかることもあった。 ――こいつ、俺のこと好きだろ……! そう考えるとなんだか、多少の御無体は許してやるかという気持ちになったがそれもすぐに撤回されることとなる。 「っ、う゛、ん゛……ッ! ん、ぅ……ッ!」 皮膚と皮膚がぶつかる度に頭が真っ白になり、摩擦され続けた内壁は既にどろどろになっていた。 ピストンの間隔も短くなり、腫れた亀頭の凹凸に前立腺を引っかかれながらきゅっと狭まった入り口を焦らすように亀頭でぐぽぐぽされるとなにも考えられなくなってくる。 分かっててやってんのだ、こいつ性格悪いから。 それともこれが優しさのつもりか? だとしたら、俺は。俺は……。 「……っ、し、せ……」 「あ? ん、だよ……ッ、優しくしてやって――」 「っ、ぉ、奥、……ッ、もっと……ッ」 焦らすな、馬鹿、と四川を見上げたときだった。 背後でデカい舌打ちが聞こえたと思った瞬間、腰をがっつり掴まれた。 「……っ、お前、人の気も知らねえで……ッ」 ――な、なんで怒んの? 青筋を浮かべ、こちらを睨む四川に今度は俺が動揺する番だった。 「しせ……ッ、ん゛ぅ゛ッ!」 「……あー、そうだよなぁ? お前はそういうやつだったわ、忘れてた。こんのマゾ野郎……ッ!」 「に゛ゃ、にッ、ひぅ゛……ッ!!」 誰が変態マゾオナニー野郎だ!と反論する隙もなく、壁に身体を押し付けられたまま深く腰を打ち付けられ、恥ずかしい悲鳴が喉奥から溢れ出した。 「ま゛っ、ぁ゛、ッ、し、せ……ッ! ッ、ぅ゛……ッ!!」 「遠慮なんて余計だったな、お前には……ッ」 「っ、ひ、ぅ……ッ!!」 腿を持ち上げられ、引っ張られるように開かれる肛門に更に深く亀頭をねじ込まれる。 逃げ場もなく、追い詰められたまま物量で責められて耐えられる人間などいるのだろうか?少なくとも、俺にはそのようや強靭なあれそれが備わっているわけではない。 「っ、ぁ゛……ッ、ひ、ぅ……ッ! ん゛ぅうッ!」 突かれる度に声が漏れそうになるのを必死に手で抑えるが、揺さぶられ、凹凸をぐぽぐぽと執拗にエラで押し広げられたり、出っ張った部分で引っ掛けられるとそれだけで堪らなく気持ちよくなるのだ。 「っ、ふ、ぅ……ッ、ぅ、んん゛……ッ!」 「……っ、声、我慢すんじゃねえよ……ッ」 「っ、ん、や……ッ、ぁ、あ……ッ!! あ゛ッ、ん゛……うぅ゛〜〜……ッ!」 何度目かの絶頂の末、四川に項を噛まれながら射精するハメになった。 その拍子にケツに力が入ったようだ。腹の中の性器が脈打ち、あいつは躊躇なく人のナカ、それも奥の奥にたっぷりと射精していく。 「っ、は、ぁ゛……っ、て待て……ッ、う、うごくな……ッ!!」 「っ、るせえ、お前が悪いんだろ……ッ!」 なんでもかんでも人のせいにするな、という俺の悲痛な叫びはピストンによって掻き消される。 出されたばかりの精液を腹の中、最早感覚が麻痺し始めている内壁に塗り込むようにたっぷり奥まで犯され二回戦目に突入するのだ。 耳を塞ぐような音を聞きながら、結局もう一度四川が出すまで続行される。 その後息絶え絶えになる俺の身体を引っ張って、やつは部屋の奥にある寝室のベッドへと人を連れ込むのだった。 ジングルベルを聞く隙も、四川の部屋チェックする隙もなく犯され、性の六時間に恥じぬ時間を過ごすことになってから暫く――どうやら俺は例の如く気絶してしまっていたようだ。 窓の外から聞こえてくるのはクリスマスではしゃぐ人間の楽しそうな声。 寝ぼけ眼のまま、俺はのそりと起き上がった。 ――やっちまった。 いや、今更と言われれば今更なのだが、それでもこの聖夜になにやってるんだ俺は……と後悔する反面、ほんの少し、ほんの少しではあるが先程まで感じてた寂しさのようなものが薄れてることに気付き、余計いたたまれなくなった。 それにしても、と辺りを見渡す。寝室に四川の姿はない。服は脱ぎ散らかされたままだし、そう遠くにはいってないはずだ、と身体を起こす。 そのとき、居間の方が明るいことに気付く。続いて、物音が聞こえた。 ケツが痛えけど、このまま一人でベッドで大人しく二度寝する気分でもなかったので俺はもそもそと居間へと移動した。 「……」 無言でそっと扉を開けば、台所に立っていた四川はぎょっとこちらを向く。 「うわっ! おい、起きてたんなら言えよ」 「う、うわってなんだよ……つうか、今起きたばっかだし」 「……そーかよ」 「なにやってんだよ」 「飯」 「飯? 四川、料理できんの?」 「お前よりは出来る」 そうにや、と笑う四川に俺は思わず反論しようとするが、四川がテーブルに雑に置いた皿の上の料理を見ると何も言い返せなかった。 一人暮らしの男の料理ではあるが、それを見ると腹が減ってきたのだ。 ぎゅるる、と俺の音から発されるその音に、やつは「お前な」と呆れたように笑った。 「セックスのあと寝て、そんで次は飯かよ。いいご身分だな?」 「う、こんな時間に旨そうなもん作る方が悪いだろ……!」 「人のせいにしてんじゃねえよ。ま、どうせんなことだろうと思ったけどな」 そう、冷蔵庫からボトル瓶を取り出す四川。 それと、真っ白な箱に入ったそれはケーキだった。 「……っ、な、なにそれ」 「見て分かれよ。……ケーキとシャンパンだよ」 「お前が? クリスマスに? ケーキ?」 箱の下から現れた愛らしい装飾がされたクリスマスケーキに思わず笑ってしまいそうになったが、「うるせ、知り合いに押し付けられたんだよ」という四川の一言に俺は凍り付く。 「知り合い……女か?!」 「なんでそこには食い付くんだよ……っ! 何でもいいだろ!」 「よ、よくねえよ……! お、俺は差し入れとかもらってねーのに……! 酒も自腹だぞ!」 「自業自得だろうがテメェは!」 「………、………」 言い返す言葉もなかった。 急激に萎んでいく俺を見て、四川は「あーもう」も苛ついたように頭を掻く。 「姉貴からだよ。こい……、友達と食べてねって押し付けられたんだよ」 「お、お姉さん……?」 「そーだよ。んだよ、まだ文句あんのか?!」 ぎゃ、逆ギレだ……! 「なら、許す」と小さく呟けば、四川は舌打ちをした。そして、誤魔化すように咳払いをするのだ。 「……腹減ってんなら丁度いいだろ。泊まらせてやってんだから消費すんの手伝え」 家に連れ込んだのも、泊まらざる得なければならない原因を作ったのもお前じゃないか?と喉元まで出かかったが、俺は気付いてしまったのだ。 ――四川の耳が赤いことに。 「……し、仕方ねえな! ……俺が予定空けてやってて感謝しろよな」 わはは、と笑って誤魔化すものの、釣られて恥ずかしくなってきた。 くそ、ここで照れてんじゃねえ。気まずくなるだろ! 四川もいつもの調子でボロカス言ってくれた方がまだ良いってのに、「ああ」なんてしおらしく応えるせいで余計なんか指先まで熱くなる。 俺はお前よりは年上だからな、大人だから今回ばかりは見逃してやろう。 そう思いながら、俺は椅子に腰を下ろした。 性の六時間は乗り切ったものの、クリスマス本番はまだ始まったばかりだ。 これはなかなか手強いクリスマスになりそうだ、なんて思いながら俺は取り敢えず目の前のシャンパンボトルを開けることにする。 「……乾杯でもしとくか?」 なんとなく、沈黙が気まずくて俺は勝手にリモコンを取ってテレビを付ける。 クリスマスらしい浮かれた深夜番組をBGM代わりに、四川が用意した適当なグラスにそれを注いでいく。 俺用に飯を取り分けていた四川は、こちらを向いた。 「なにに対してだよ」 「メリークリスマス……的な」 「俺がやるように見えるか?」 「……見えねえな」 やったらやったでどんだけ浮かれてんだよと笑ってやる作戦も失敗してしまう。 しかしクリスマスくらいノッてくれたっていいのではないか。なんて思ってたら、取皿を置いた四川はそのまま自分の分のグラスを手に取る。 そして、俺の持っていたグラスにかきんと少しだけぶつけた。 「……メリークリスマス」 「…………」 「おい、なんか言えよ」 「い、いや……用意してなかった……」 まさか、お前がメリークリスマスなんて言うとは思ってなかったから。 固まる俺に、四川は真っ赤になったまま舌打ちをする。 「クソ……ッ! やっぱやるんじゃなかった……!」 「っんだよ、なに照れてんだよ。……いいじゃん、ほら、ケーキ切るか? サンタさんの飾りもあるぞ?」 「っうるせえ、にやにやしてんじゃねえよ!」 するなという方が無理がある。 なんだ、少しは可愛いところがあるじゃないか。 なんて思いつつ、俺は四川を誂って日頃の仕返しを試みたが、後から倍で返されることになる羽目になった。 おしまい