裕斗×齋藤ラブハメ※【↑100/9,200文字/誘い受け/甘々】
Added 2021-06-22 15:31:48 +0000 UTC裕斗の部屋で過ごすようになってどれほど経っただろうか。裕斗がいない間は基本志木村が俺の側にいてくれて、最初はどうすればいいのか戸惑っていたが一緒にいる内に志木村といることにも慣れてきた……はずだ。 今日も夜遅く裕斗が戻ってくるまでいてくれた志木村は、裕斗が帰ってくるなり「それじゃあ僕はこれで」と部屋を出ていった。 志木村は俺と裕斗との関係も知ってる。だからこそ気遣われてるようでむず痒かったが、裕斗というと至っていつも通りだった。 志木村を見送ったあと、ベッドへと腰を降ろした裕斗に「齋藤」と呼ばれる。そろそろ寝るぞ、という合図だ。 いそいそとベッドに潜り込めば、そのまま腕を伸ばしてきた裕斗に体を抱き締められる。そして、人のつむじに鼻先を埋めてすんすんと嗅ぎだす裕斗にぎくりとした。 「……? 裕斗先輩……?」 「……なんか、ミルクの匂いするな」 「あ、あの……匂いますか……?」 もしかして夜、志木村に作ってもらったホットミルクを零してしまったのが残ってるのだろうか。慌てて拭いたつもりだったが、と青ざめる俺に違う違うと裕斗は首を横に振る。 「いやそうじゃなくて……多分、お前の体臭なんだろうな。……齋藤の匂い、甘くて好きなんだよな」 それは、どういうことなのだろうか。 自分の体臭など気にしたことはないが、それでも裕斗が好きだと言ってくれるなら。そうほっと安堵する。 布団の中、さらに抱き寄せられ足を絡められれば裕斗の腕の中から抜け出すことはもうできない。 「……っん、……」 もぞもぞと身動ぎをすれば、裕斗はわざとさらに俺の体を抱き締めるのだ。窮屈さや息苦しさはない。寧ろ、包まれるような体温に思わず緊張が緩む。そのままの体勢で、裕斗は口を開いた。 「志木村とは仲良くできそうか?」 「は、い……先輩は、優しくて……俺のことばかり気遣わせてるみたいで……」 「だろうな、あいつはお前みたいなのは特に放っとけない性質だからな」 よしよしと撫でてくるその指に前髪を掻き分けられ、そのまま額にちゅ、と唇を押し付けられる。そして目尻、頬、唇の縁へとキスをした裕斗はそのまま俺を見つめるのだ。 鼻先と鼻先が擦れるほどの至近距離。 「ああだが、悪いやつじゃないんだ。……仲良くしてやってくれ」 「……っこ、ちら、こそ……ん……っ」 言い終わるよりも先に、柔らかく唇を啄まれる。次第に深くなる口付けにただ身を預けることしかできなかった。 「ん、ぅ……っ、ふ、……」 触れ合い、確かめ合うようなキスだった。 あまりにも優しい口付けにあっという間に体の芯は熱くなる。 ぷちゅ、と小さな音を立て唇が離れる。物寂しさを覚え、その唇を追いかけようと背筋を伸ばせば、そのまま伸びてきた指に頬を撫でられる。 「っ裕斗、先輩……っ」 もっと、とその胸にしがみつこうとしたときだった。腹部、裕斗の下腹部辺りになにかごり、と当たる感触がし、思わず目を見開いた。 恐る恐る視線を落とせば、スウェット越し、テント張った裕斗の性器が臍の辺りに押し付けられてるのを見て顔が熱くなる。 「……っ、先輩」 「あー……悪い、勃った」 そう、つられて恥ずかしそうに笑う裕斗。 スウェットの下、苦しそうなほど大きくなったそれに恐る恐る手を伸ばせば、裕斗は「齋藤」と目を丸くする。 「っ、……その……俺でよかったら……」 「……っ、齋藤、お前……」 裕斗のウエストのゴムをゆっくりと降ろし、現れたボクサーパンツの下、くっきりと形が浮かび上がるほど勃起した裕斗の性器を撫でる。 下着越しでも裕斗の鼓動が伝わってくるようだった。びくりと跳ねるそれを見て、思わず固唾を飲んだ。 「……俺のこと、使ってください」 そう、恐る恐る自分の下着に手を掛ける。布団の中、そのままゆっくりと下着をずらせば、裕斗のものを見てつられて勃ち始めていたそれが頭を擡げるのだ。 裕斗の前で脱ぐのが恥ずかしくないわけではない。それでも、それよりも裕斗に気持ちよくなってほしいという気持ちの方が大きかった。 そのまま裕斗の下着からも性器を取り出せば、びたんと腹に当たり、そのまま性器同士が触れ合う。俺のものとは比にならないほど太く、大きく反り返ったその性器の熱に口の中からは唾液が溢れ出すのだ。 「っ、……いいのか?」 「はい……先輩が、嫌じゃなかったら」 「……っ、嫌なわけないだろ、寧ろ……余計勃ってきた」 「っ、あ……ッ」 伸びてきた裕斗の手に腰を抱かれる。そのまま体を抱き寄せられたと思えば、開いた股の間、性器の下に潜り込む太い性器に息を飲む。 「っ、は……っ、ゆうと先輩……っ」 股を開かされ、そのままぐいっと尻の谷間を広げられたと思えば割れ目に押し当てられる性器に堪らず下腹部に力が入った。 先走りが滲む性器が擦れる度、にち、と小さく音を立てるのだ。裕斗と『こういう』関係になって、ほぼ毎晩抱かれてるお陰ですっかり肛門は柔らかくなっていた。 肛門の周り、ぷっくりと捲れ上がった肉を撫でるようにそのまま裕斗はその中心の窄みへと指を埋める。力入れずとも、なんなくそれはずぷりと俺の中に入ってくるのだ。 「っ、あ……ッ、う……ッ」 「……すっかりここ、俺のもすんなり入るように柔らかくなったな」 「っ、ふ、……ッ」 決して細くはない裕斗の骨ばった指を二本咥えさせられた状態で、腹の中でピースをつくるように肛門を左右に割り広げられる。 日頃の挿入により過敏になっていた内壁はその刺激だけでも既に熱を持ち、疼き始める。 もどかしくて、切ない。指よりも、もっと太いものがほしい。いつもみたいになにも考えられなくなるほど中を掻き回してぐちゃぐちゃに犯してほしい。そんな邪な思考に塗り潰され、俺は堪らず裕斗の上半身にしがみつく。 そして、 「っ、先輩……っ」 そう裕斗の性器に触れ、そのまま広げられる己の肛門へと招き入れようと腰を揺らせば、「うお」と裕斗が声を漏らした。 そして、堪えるように顔をしかめたと思えば、そのまま腰を撫でてくれる。 「わかった、わかったから……んな顔すんなって……っ」 「ん……ッ」 引き抜かれる指にまで感じそうになったとき、指で蹂躙され口を開いたそこに先程までとは比にならないほどの太い亀頭が押し当てられる。 「挿れるぞ」と耳元で囁かれ、頷き返そうとしたときだった。 「っ、う、あ……っ!」 下から突き上げるように、ゆっくりの裕斗の性器が挿入される。 気遣うように、それでもしっかりと形に遭わせて絡みつく内壁中を舐るように挿入される性器に堪らず仰け反った。 「っ、ぁ、……っう、くぅ……っ」 「は……っ、齋藤……痛くないか?」 優しく、心配そうな声で尋ねられ、ふるふると首を横に振る。 「っ、き、もち……い……っ、れす……せんぱいのが……入っ……、て、き……ひ……っ!」 言いかけた矢先、中で更に大きく脈打ち大きくなる性器に息が詰まる。その締め付けに裕斗は呼吸を乱し、そしてそのまま逃げそうになる俺の腰をがっしりと腕で固定するのだ。 「……っ、頼むから、あんま可愛すぎること言うなよ」 「あ……っ、ふ……っ、ぅ゛……っ!!」 「これでもすげー我慢してんだよ、お前にあんま無理させれねえから……っ」 ずっ、と腫れ上がった肉壁を擦り上げるように裕斗の性器が深く挿入される。腹の奥、息苦しさと同時に込み上げてくる甘い多幸感と充足感に堪らず意識がどろりと溶けそうになり、俺はそれを逃さないよう裕斗の背中に腕を回した。 「し、なくても……い……です……っ我慢、なんて……」 もっと、もっと裕斗を感じたい。 寧ろ裕斗は恐ろしいほど俺に気遣ってくれるのが分かっていた。だからこそ、そんな裕斗だからこそこういう風に思えるのだろう。 齋藤、と低く吐き出した裕斗に顎を掴まれる。そして視線がぶつかったとき、裕斗に唇を重ねられる。 「ふ、ぅ……ッ!」 太い舌に唇を舐められ、考えるよりも先に自ずと口を開いてその舌を咥内へと招き入れる。 「っふ……ッ、んむぅ……っ!」 ぢゅぶ、ちゅぷ、と舌同士が絡み合い濡れた音が口いっぱいに広がる。舌の根本から先っぽまでを優しく舐められ、唾液ごと吸い上げられる度に脳味噌の奥からどろりとしたものが溢れ出すようだった。 「っふ、ん゛う……ッ!」 「は……っ、齋藤……ッ」 ぐ、と裕斗の腰が沈む。硬い杭に深く突き刺されるような甘い快感に堪らず身を捩れば隙間なく抱き締められ、更に奥へと腰を打ち付けられる。やり場のない快感を逃そうとするが上手くいかない、ただ裕斗の背中にしがみつき、そのキスに応えることが精一杯だった。 「っ、ん、先輩……っ、せんぱ……っ、ぁ……っ、う……っ!」 「っ、お前も……声、我慢しなくていいからな……っ? 今この部屋には俺とお前しかいねえんだから……っ、聞かせろよ、もっと……っ」 「っ、ん゛……っ! ふーっ、ぅ゛……っ、ゆ、……と……せんぱ……んむ……っ!」 目尻に溜まる涙を舐められ、そのまま頬から唇へと何度もキスをされる。恥ずかしいよりも心地よさの方が上回っていた。 裕斗に求められ、こうして恋人のように受け入れてもらえることがただ嬉しくて、安堵する。……キスをされると、余計。 「っん、う……っ、ん……っ、ふ……ッ」 「っ、は……ん……っ、すげえかわい……っ、なあ、これ好きなのか?」 『これ』と舌を絡められ、甘く舌を噛まれる。恥ずかしい音が立ち、じんわりとした痺れにも似た熱が広がった。 今まではキスという行為自体になにかを特別感じることはなかった。けれど、裕斗とのキスは違う。 「っすき……っ、すきれす、……っ、もっと……っ、きす……ッ」 「……ッああ、わかった。ほら、舌出せ」 「は、んむ……ッ」 噛み付くように唇を貪られ、そのまま引きずり出された舌は裕斗に咥えられる。そのまま咥内でぢゅぷ、と音を立て舌で執拗に愛撫されるのだ。 キスすればするほど唾液がとめどなく溢れ、顎先からぽたぽたと伝い落ちる唾液すらも裕斗は舐めとるのど。 奥深く、性器を挿入されたまま奥をぐりぐりと押し上げられながらもキスをされる。 前髪の下、こちらを見下ろす裕斗の欲に濡れた目に見据えられると目が逸らせなかった。 「ふーッ、ぅ゛……ッん……ッふ、……ッ」 キスを交わしながらも、普段よりもゆっくりと中を犯す裕斗に下腹部は痙攣が収まらない。繋がっている箇所は酷く熱く、粘膜ごとどろどろと蕩けてしまいそうなほどだった。 がっちりと固定されたまま、普段の激しさはないからこそ余計じっくりと内側から裕斗で塗り潰されるようだった。 「っふ、う……ん、む゛……ッ」 「……ッ、ん、ぅ……齋藤……っ、かわい……っ」 「ん゛ぉ゛……ぐ…… ッ!」 「中、すげービクビクしてる……っ、ハ、ここは? これは好きか?」 上顎を舐められ、舌を重ねるように絡められる。 性器は深く挿入したまま、軽く腰を押し付けるように亀頭で最奥の突き当り部分をぐりぐりと圧迫されれば瞼の裏が白く染まる。 開きっぱなしの喉からは出したくもない声が漏れた。 「ぉ゛ッ、ふ、……っしゅ、す、き……ッ、れ、ふ……ッ、ぅ゛ん゛ぐ……ッ!」 「……っ、本当に、お前……まじで可愛いな……ッ、俺の搾り取るつもりか?」 「あ゛う……ッ!!」 乱暴に突き上げられたわけではない。それでも、裕斗に腰をがっちりと掴まれた状態で突き当りを執拗に亀頭でキスされる度に火花は増え、なにも考えられなくなる。 ベッドの上、魚かなにかみたいにびくびくと跳ね上がる俺を見て裕斗が笑うのが分かった。 「っ、きもちいいか? ……っ、なあ、齋藤……ッ!」 「っ、ゆ゛ぅッ、と、せんぱ……ッぁ、あ゛……ッ! 待っ、ぁ゛……ッ、ひ、ィ……ッ!!」 「っ、は……ッ、悪ィ、とまんね……ッ!」 「っあ゛っ、はぁ……ッ、せんぱ……ッぁ゛ひ……ッ! んっ! ふーッ、ぅ、んんう……ッ!」 次第に感覚は短くなる。リズミカルに打ち付けられ、狭まったその部分を突き破ろうとその亀頭が押し付けられる度に全身から汗が吹き出し、戦いた。 それ以上に、裕斗を求めている自分もいた。これ以上気持ちよくなると本当にどうなるのか怖い反面、裕斗にならと思ってる自分がいたのだ。 振り落とされないように、裕斗の腰に爪先を回す。視界がブレ、どこが上でどこが下なのかも分からない。ただ全身で裕斗を感じ、求めてる。 呼吸が混ざり合い、腹の奥深く収まっていた裕斗のものが反応するように大きくなるのだ。 次第に加速する脈も鼓動も混ざり合い、溶け合う。 裕斗も余裕なくなってきたのか抱き締める腕に力が入り、ピストンのペースも早まる。せり上がってくる熱を抑えることなどできなかった。 「は……っ、ぁ、ゆ、うと……ッ、せんぱ……あぁ……ッ!!」 喉奥から女のような声が出てしまうが、それを止めることもできないまま俺は射精する。同時に、裕斗は俺の腹の奥に精液をぶちまけた。 満たされていく。どろりとマグマのような熱に呑まれ、全身に心地よい熱が広がった。 しばらく俺たちは抱き合ったまま、ゆっくりとこちらを覗きのんだ裕斗に俺はキスをする。それからどちらともなく舌を絡め合うのだ。 腹に溜まった精液の感触が嫌いだったはずだったのに、早く掻き出したいと思ってたのに、今はこの時間すらも愛おしく感じる。 「っは、ふ……っ」 やがて舌を引き抜かれ、名残惜しさに思わず裕斗を見上げた。 もう終わったのか、と思った矢先だった。体を抱き抱えられ、そのまま向きを変えられる。 ベッドの上、裕斗に背中を向けるような形になり「え?」と思った矢先だった。腿を軽く持ち上げられ、ぐぽりと口を開いたままのそこへ再び挿入される。 「ん゛ひ……ッ!! ぁ゛ッ、ゆ、うと先輩……ッ、待っ……う、ん゛ぅ……ッ!!」 「……っ、齋藤、キスしたいって言ってたよな。っ、……このままこの体勢でもいいか?」 「ん゛む゛……ッ!」 深く背後から挿入されたまま、首と顎の付け根の部分をその大きな手のひらで軽く抑えられる。 そのまま持ち上げられた顎先に振り向かされたまま、背後から覗き込むように裕斗に唇を貪られるのだ。 「う゛ッ、ん゛……ふ……ッ! ……う゛……ッ、ん、ふ……ッ!」 もうなにも考えられなかった。 息苦しさすらも心地よい。精液でどろどろになった体内を、あっという間にバキバキになった性器で今度は前立腺に当てるように腰を打ち付けられるのだ。 その都度精液がぐちゅぐちゅと腹の中で音を立て泡立つ。より滑りやすくなった内壁、更に奥まで執拗に色んな角度で犯され、どうにかなってしまいそうだった。 「は……っ、悪い齋藤……っ、腰止まんねえわ……っ」 「っぉ゛、ご……ッ! い、ぎッ、ひ」 「……ごめんな、齋藤……ッ」 「っ、あ゛ッ、う゛う……ッ!」 指が食い込むほど腿を掴まれ、固定される。ベッドの上、恥ずかしい格好で這いつくばらされそのまま背後から覆いかぶさってくるように奥を犯されるのだ。 まるで動物の交尾だと思った。それでも、嫌ではなかった。寧ろ、貪欲なまでに裕斗に体の芯までしゃぶり付かされ犯し尽くされることに喜びを感じてる自分がいた。 「は……っぁ゛ッ、お゛ッ、ぐ……ッ、イグ……ッ、ゆ、うと先輩……ッ、そご、ぎもぢ……ッ! ひ、ぃ……ッ!」 「……っ、ここか?」 「ひぎ……ッ!!」 ずるっと性器を引き抜かれ、浅いところをカリで引っかいたあとそのまま一気に奥まで突き上げられる。それだけで意識が飛びそうなほどの強烈な快感に襲われ、全身がビクビクと痙攣した。爪先をぎゅっと丸め、ベッドの上のたうち回ろうとする俺の腰を捕まえ、裕斗は再び同じように腰を出し入れする。 長いストロークの間に存在する前立腺を亀頭が掠める瞬間が堪らなく気持ちよくて、目の奥から涙が溢れて止まらない。 唾液も、鼻水も、汗も、気付けば体液まみれになってる俺を裕斗は可愛い、可愛いとキスをして舐め取るのだ。 そして。 「っ……齋藤……っ、またお前イッたのか?」 「い゛っ、い゛ぎ、……まひた……ッごめんなさ……ッ」 「謝んなよ……っ、寧ろ、俺そういうイキやすい子の方が興奮するから……ッ」 「っん゛う゛……ッ!!」 ベッドの上、立ち上がることもできず弛緩しきっていた俺の体を抱き上げた裕斗はそのまま自分の膝の上へと座らせる。 性器は挿入されたまま、自重により先程よりも深く突き上げられる最奥に堪らず腰を浮かそうとしたとき、腰に回された筋肉質な裕斗の腕に引き戻された。 「っ、もうちょっと、な? 頑張れるか?」 「ッ、は、ぁ……ッ、はひ……ッ」 「そーか、齋藤は頑張り屋さんだ……ッ! お前は偉いぞ……ッ!」 そう裕斗に顔中にキスをされる。最後唇を重ねられ、嬉しくて俺は自ら裕斗の唇にしゃぶりついていた。 裕斗先輩に褒められた、裕斗先輩が喜んでる。……俺でも、誰かに必要とされている。 それだけで嬉しくて、そのまま抱きかかえられたままたんたんと腰をリズミカルに打ち付けられる。その都度奥を抉られ、勃起した性器がぶるんぶるんと揺れた。恥など最早なかった。 「お゛……ッ、ぐ、ひ……ッ!」 「……っ、ここ、気持ちいいのか? いっぱい突いてやるからな……っ!」 「あ゛ッ、あ、きもち、い……ッぁ゛ッ、ひ……ッ!!」 最早精液らしい精液など残っていない。 ほぼ透明に近い液体が勢いよくどぷ、と溢れ出した。裕斗はそれを見て笑い、かわいい、と更に俺の項に噛みつきながら腰を動かすのだ。 軋むベッドの上。休む間もなく裕斗のピストンにあっという間に追い詰められる。 「お゛、ほ……ッ」 「……っ、すげ、だらしねえ顔すんのなお前……っ、そーいうの、すげえ唆られる……っ」 「ふ、待っ、ぉ゛ッ、おぐッ! ふ、あだっで、……っ、待っ、し、ぬ、しんじゃ……ッ、ぅ゛、ん゛ぅ……――ッ!!」 「……っ、齋藤……ッ」 逃げようとすればするほど四つん這いになり、足を閉じることもできないままがに股で裕斗に犯され続ける。 ぼたぼたと己の性器からは精液か先走りか、はたまた別の何かなのか自分でも判断つかないものが溢れていた。 はーっ、はーっ、と肩で呼吸をし、動けなくなる俺に裕斗は俺の頬にキスをした。 「……っ、は、齋藤……」 「は、ふ……っ、ん、ぅ……」 朦朧とする意識の中。もう落ち着いたのだろうかと思った矢先、腹の中で更に裕斗が大きくなるのが分かり、息を飲む。 「へ、」 瞬間、そのままぐるりと裕斗に体を返されるのだ。せめて抜いてくれ、などと言うことはできなかった。 裕斗の顔には最早笑顔はなかった。開かれた目はただ俺を見ていた。裕斗も苦しいのだろう。 「……っ、悪い、齋藤……ッ……お前見てると、全然収まんねえ」 ごめんな、と裕斗が耳元で呟いたと同時だった。 太い肉杭を打ち付けられた瞬間、目の前が真っ白に染まる。それからは、もう下半身の感覚はなかった。 「っ、ふ、ぅ゛……ッ!!」 「っはあ、齋藤……っ、すきだ、すきだ、齋藤……っ、ずっと、ずっと俺の隣にいてくれ……っ」 「う゛ッ、お゛ッ、ぐ、まだ、イ……っ、ぐぅ……ッ! おぐ、お゛……ッ!」 「イキそうか? イケよ、お前のイッてるとこ見せろよ俺に……っ、齋藤……っ!」 「あ゛ッ、ひ……ッ!! も゛、でな、ッ、ひ、ぎ……ッ!!」 肌と肌がぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。 どれほどの時間繋がっていたのかわからない。覚えていない。それでも気付けば窓の外は白くなっていて、夜が明けたことだけはわかった。 まともな思考など残っていない。唇を重ねられれば夢中になって裕斗にしがみつく。 どろどろに溶けた理性の中、俺は裕斗が与えてくれるもの全てを受け止めようとしていた。 「っん、う゛……ッ! ん゛ッ! う゛ッ、む゛ぅッ! ふ、ッ、う゛……ッ!!」 「ん、ほんと、お前これ好きだよな……っ、齋藤、ほら、もっと口ん中舐めてやるよ……っ」 「っぁふ、あひ、はほう……ほはひはふ……」 唇はふやけていた。それでも裕斗からキスサれるだけで満たされる。裕斗の舌を待ちわびるように口を開け犬のように待てをすれば、愛おしそうに目を細めた裕斗の舌先に蹂躙される。 そのまま何度も腰を打ち付けられ、とろとろになった結腸の入り口部分の凹凸にカリにひっかけるよう裕斗は奥をぐぽぐぽと犯すのだ。 脳髄を直接性器で掻き回されるような強すぎる快感の中、ただひたすら裕斗に股を開く。 「はー……ッ、ん゛ぉ゛……ッ! ぎ、ひ……ッ!! ひ、ィ゛ぐ……ッ!!」 「……ッ齋藤、一緒にイこうな……ッ」 手首を取られ、そのまま手のひらを重ね合わせる様に握り締められる。絡められた指はがっちりと掴んで離さない。全身に裕斗の熱を感じながら、俺は今晩で何度目か分の裕斗の精液を奥に放出されるのだった。 満たされる。満たされるが、同時に失っていく。辛うじて意識は保っていたが、最早指先に力すら入らないほどの疲労感に苛まれていた。 意識が遠くなる直前、裕斗の唇が額に触れるのを感じた。 「……っ、ずっと、一緒だ。俺だけはお前の……――」 ……。 ……俺も、俺もです。そう応えて、抱きしめ返したかったのにその力は俺にはもう残されていなかった。 今度、目が覚めたら伝えよう。ちゃんと裕斗に、自分の気持ちを。 そんなことを思いながら俺の意識は眠りの底へと落ちていった。