幸喜×準一フェラ首輪眼球舐め犬プレイと生死観についての話※【↑100/4,600文字/幸喜×準一】
Added 2021-04-20 15:37:22 +0000 UTC誰しも苦手なものの一つや二つくらいある。それは俺も同じだった。 高いところ、怖い大人、不良……あと派手な女子も苦手だ。それでもそれらは生きていく上でのものだと思っていた。死ねば怖いものなどなくなる。 そう思っていたのだ、俺だって。 「あ、準一だ〜!」 明け方の館内。 どうせやることもないので散歩がてら外の空気でも吸いに行くかと部屋を出て、一階のロビーまで降りてきた矢先のことだった。 いきなり天井から落ちてきた悪霊――もとい幸喜に心臓が止まりそうになる。動いていなくてもだ。 「な……ッ!」 「なんでここにいるんだって?そりゃ準一の匂いを追ってきたからだな!」 「い……言ってねえし、匂いって」 思わずくん、と自分の匂いを嗅ぐが……分からない。とっくの昔に鼻がイカれてるのか自分が意識してないからわからないだけか。「まあ嘘だけどな!」……二度とこいつの言うことは真に受けない。 「準一出かけんの?俺も着いて行っちゃお〜」 「い、いい……一人になりたいんだよ、今は」 というか頼むから着いて来るな。なんて言えば絶対に着いてくるだろうし、何されるかもわからない。 なので、なるべく穏便に済ませるべく言葉尻を柔らかくしたがニコニコと笑っていた幸喜は「い・や・だ」と大きな口で即答する。わかってたけども。 「それに、準一はあんま一人にならない方がいいでしょ絶対。色々溜め込んじゃいそーだしな、藤也に似て。あ、あと奈都もだ」 「に……似てはないだろ」 「俺からすりゃ三人とも似てるよ。自分で自分の首を締めるプロ!根暗同士気が合うのかもしんないけど」 否定する材料がない。悪い、二人とも。なんて心の中でこの場にはいない藤也と奈都に謝罪してると伸びてきた手にぎゅっと手を握られる。 こちらを見上げてくる幸喜は「んじゃ、早く行こうぜ〜準一」と屈託のない笑顔で笑いかけてくるのだ。 一瞬騙されそうになるが散々こいつには痛い目に遭わされてきた。気を抜くな、と自分に言い聞かせ洋館を出た。 ――それが数分前だ。 「う゛ぶッ、ぅ゛ん゛ぐッ!」 「あははっ!準一すげえ喉よえーじゃん、あ、ちゃんとごっくんしろよな〜」 何故、何故こんなことになってるのか。 いや、分かっていたはずだ。こいつがこういうやつだと。 顎が外れそうなほど口をこじ開けられ、そのまま勃起したが性器でガツガツ喉を犯される。トドメの射精で粘着質な精液が喉の粘膜に絡みつき最悪だ、息を止めたところで耐えられないほどの青臭さに噎せ、吐き出しそうになるのを幸喜は大はしゃぎで笑ってる。 結局言われるがまま飲み込めば、幸喜は俺から性器を引き抜き、今度はびたんとそれを人の頬に押し付けてくるのだ。「じゃ、そのままお掃除もよろしく」なんて、可愛い顔に似つかわしくない可愛げの欠片すらないグロテスクなブツを。 おかしい。分かってる。そもそも娯楽がないのが悪いし、こいつもこいつだ。木登りだの川遊びだのもっと健全に遊べと思うが、こんなところで何年も閉じ込められたらそりゃ全てやり尽くすかもしれない。だとしても、俺を使うのはやめてくれ。 それでもまだ今日は殴られていない。生きていたら喉がどうなってたなんて考えたくもない。考えるな、考えるな俺。 「ふー……っ、ぅ、ん゛え……ッ」 「おい準一、嫌そうな顔すんなよな〜?次吐きそうな顔したらここに穴開けてそっちから突っ込むから」 「……ッ、や、へろ……」 「じゃあもっと頑張れよ、ほら舌休めんなよ」 人の頬をうりうりと突いてくる幸喜が怖かった。こいつなら本気でやりかねないからだ。 いくら死んだとしても痛覚は別として痛いのは痛いと思えるし、怖いのは怖いと思う。だからそんな俺の反応が楽しいと幸喜は言っていた だとしてもだ。 やっぱこいつおかしい。俺はいくら死んでも、幸喜みたいにずっとここにいても、男相手にこんな真似をやらせようとは思わないしましてや頬に穴を開けてフェラさせようとしない。純粋にこいつの性格がひん曲がってるのだ。 「っ、ふ、……ぅ……ッ」 「………………」 「ん、ぅ……」 「あー、なんか飽きてきたわ」 こいつ、と思った矢先、幸喜の靴底が俺の股ぐらに突っ込まれる。萎えたそこを踏み付けられ、ちんこから口外した俺は咄嗟に幸喜の足にしがみついて止める。瞬間、やつの顔には邪悪な笑みが浮かんだ。 「準一、そこに四つん這いになってよ」 「……ッ」 「はいほら十、九、はーーーーち……」 「まっ、て、何勝手に……」 決めてんだよ、と言いかけた矢先、下腹部を踏みつける幸喜の爪先に力が入る。痛くない。意識するなと思うが脳が痛みと錯覚するのだ。毛穴からぶわりと汗が噴き出す感覚。息苦しさ。 「なな、ろく、……いち」 「おい……ッ」 「ゼロ〜〜!はい、時間切れでーす!」 やばい、逃げなければ、と思った矢先。いきなり現れた首輪に首を締め上げられる。そのまま引っ張るように引きずられる体はすぐに放り出された。慌てて体制を立て直そうとした矢先、首輪につながるリードを強く引かれるのだ。 「っ、……こ、うき……ッ」 「準一好きだったろ?これ」 「好きなわけ……ッ」 「ん〜?そなの?でも花鶏さんが言ってたけどな、『準一さんは鳴き声も犬のようで様になってました、前世は恐らく犬ですね』ってさ」 花鶏の真似上手いな、と感心してる場合ではない。あの色情霊何言ってんだと頭が痛くなったが、問題は目の前のこいつだ。 ぐい、とリードを引かれ、顔を上げさせられる。幸喜に真正面から覗き込まれ、殺される、と息を飲んだときだった。べろりと頬を舐められる。 「っ、ぇ」と思わず目を見開いたときだった。そのまま瞼を持ち上げられ、強制的に開かれる目。右目の視界に幸喜の舌が映り込んだと思った矢先、感じたことのない感覚に襲われる。 眼球を舐められたのだと理解した瞬間血の気が引いた。 「ッ、や、めろ……ッ!!」 「ん〜?お、瞼ピクピクしてかわい〜!生きてるみたいだな」 「っ、ひ、……ッ」 なんだ、何されてるんだこれ。 顔を掴まれ、目ん玉舐め回される。裏側まできたらと思うと恐ろしかったが、固まる俺に幸喜は次第に楽しくなってきたようだ。 逃げようとする俺の左耳に触れる。そのまま耳朶から耳の窪み、そして奥の穴周辺をぐるりと撫で回されればそれだけでどうにかなりそうだった。 目尻に溜まり、溢れる生理的な涙を舐めとった幸喜は笑う。 「また泣いてる。泣き虫だよな準一って」 「っ、……や、めろ……ッそこは……」 「目ん玉もぷりぷりしててうまいけど、このままだと舐めにくいんだよな〜。……一回取り出しとくか?」 「ッ、なるから……」 「ん?」 「っ、なれば、いいんだろ……四つん這い……ッ」 「頼むから、そういうのはやめてくれ」情けないと言われようが、これ以上こいつのせいでトラウマを増やしたくなかった。裏返る声で半ばやけくそで叫ぶ俺に、幸喜は大きく口を開けて笑うのだ。 「んじゃさっさとしろよ」と楽しそうに笑い、一旦俺の顔をから顔を離す幸喜に今はただ安堵した。よくない傾向だ。こいつを付け上がらせるだけだと分かっていたが、もう何が正しいのか分からない。 ◆ ◆ ◆ 「ッ、ぅ、ぐ……ッ、ふ……ッ」 「準一さあ、犬はそんな鳴き方しねえだろ。もっと可愛く鳴けよ、ほら」 「っ、わ……ッ、ん……っ、ぅ゛……ッ!」 「ははっ!そーそー、良い子良い子……ッ!」 痛くないだけましだ。そう、ましなのだ。 リードを掴まれたまま犬みたいな格好で自分よりも小柄な子供に尊厳ごと犯されようとも、眼球取り出されて脳味噌弄くり回されるよりかはましなのだ。……ましってなんだ。こんなましいらねえよ。 「っ、は、ッ、ぅ゛……ッぐ、ふ……ッ」 「準一、余計なこと考えんなよ。お前は俺の犬なんだからな?」 「っ、わ、ん……」 「よっわ、まじでそんなに嫌なわけ?かわいーよな、まじで。お前さあ……ッ」 「っ、ぅ゛……ッ、ん゛……ッ!!」 苦しいが、ましだ。それよりもケツの奥をガツガツ突かれる方が嫌だ。首輪が締まって呼吸がしにくい。おまけに、思考がふわふわしてくる。 快感など程遠い、一方的に嬲られ、戯れに噛まれ、首を締められる。 自分が中に出されるものがなんなのかも分からない。自分が出してるものもだ。 さっさと終われ、などと地面にしがみつきながらただ俺は幸喜が飽きるのを待つばかりだ。 そして日は上り、幸喜がようやく解放したときは昼近くだった。自分の足元に落ちた精液にも似た白濁の水溜りの上、立つことも出来ずそのまましばらく放心する俺の前に幸喜は座り込む。 いつの間にか俺の首に巻き付いていた首輪も消えていた。 「よしよし、よく頑張ったな準一〜褒めて遣わす」 「……、……」 「すげえ顔。でも、血は出なくなったじゃん、俺に慣れた?」 よしよし、と頭を撫でられる。その手を避ける気力すらなかった俺はただ幸喜から視線を逸した。 ……確かに、今回は血は……出た。出たが、最初だけだ。幸喜も夢中になって気付かなかったのだろうか、気付けばその血の感覚もなくなっていた。 「……お前って、誰にでもこんなことすんのかよ」 それは疑問だった。カスカスになった喉でそう尋ねれば、幸喜は「勿論」と悪びれもせず答えるのだ。 「だってさ、なんか生きてるって感じしねえ?これとか、絶対必要ないじゃん。俺達」 そう言って、地面の上の精液に躊躇いなく触れ、指に絡めて伸ばす幸喜にぎょっとする。 確かに必要はない。寧ろ俺たちにとってなんの意味も為さない。 「ウケるよな、子供できねーのにセックスしたくなんの」 自分がおかしいという自覚はあるのか。 幸喜のことを理解したいなどとは思わないが、少し……ほんの少しだけやつが言ってる意味が分かってしまったことが悔しい。 「……人を殴るのは?」 「楽しいじゃん。つか準一はそもそも反応がいいから見ててこっちも元気貰えんだよな〜」 聞いた俺が馬鹿だった、と後悔した矢先。Tシャツ越しにぎゅっと乳首を抓られ飛び上がりそうになる。「ほら」と笑う幸喜。なにがほらだ。 「っ、や、めろ……」 「あ〜〜なんかムラムラしてきた。なあ、準一もっかい付き合えよ。今度は立ってやろうよ」 「ヤんねえ……っ、て、おい……ッ、幸喜……ッ!」 抱きつくな、胸を弄るな!と逃げようとするが、こんな見た目も子供のやつに力負けするのだ。「なんでえ?だめ?」と目をきらきらさせて見詰めてくる幸喜。その右手に大振りのナイフが現れるのを見てしまった俺はそのまま固まる。 「……っ、せめて……人目がない、地面じゃないところでしてくれ……」 おしまい