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田原摩耶
田原摩耶

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齋藤先生の教師失格な日々※【↑100/10,000文字/教師パロ後日談/生徒志摩×教師齋藤前提教師縁×齋藤/NTR】

 元シリーズ一覧【齋藤先生の受難の日々】  https://t589423.fanbox.cc/tags/%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%83%91%E3%83%AD  夢の教師生活にも大分慣れた頃。  学生の自分が憧れていたものと現実の自分が大分掛け離れていることに気付いたときには最早何もかもが手遅れだった。  今日も午前の授業を終え、職員室に戻ろうかとしていたときだ。 「先生」と肩を掴まれ、ぎょっとする。背後を振り返ればそこには自分の担当クラスの生徒――志摩がいた。 「し、志摩……どうしたの?何かわからないことでもあった?」 「別に、先生のフリしなくてもいいのに。どうせ周りには誰もいないんだから」  するりと肩のラインを撫でられ、志摩、と慌てて後退ろうとするが遅かった。近付いてくる志摩にあっと言う間に通路の脇へと追い込められる。  当たり前のように顔を近付けてくる志摩にぎょっとして俺はその口を塞ぐ。 「んむ……っ、ちょっと先生……」 「だ、駄目だって……外から見られてるかもしれないし……っ」 「……わかったよ。本当、変なところで真面目なんだから」  やれやれと言わんばかりの溜息を一つ。諦めて俺から離れた志摩だったが、その代わりに髪を撫でられ思わず背筋が震える。 「んっ、……し、志摩……」 「え?触るのも駄目なの?……本当、面倒臭いね。教師って。さっさと辞めちゃえば?」 「な、何言ってるんだよ……そんなの……」 「冗談だよ。……俺、担任が齋藤先生じゃないと絶対嫌だもん」 「だから、卒業までは頑張ってもらわないとね」そう言いながらも俺から手を離そうとはせず、まるで何かを強請るように体に触れるのだ。  ……昨夜だって志摩が満足するまで付き合ったのに、まだ足りないというのか。わざとなのか、昨夜の行為を想起させるように耳たぶを指の腹で揉まれるだけで腹の奥がずぐりと重く疼き始める。 「し、ま……俺、もう戻るから……」  お願いだから離して、とやんわりと伸ばしかけた手首を取られる。そして掌を重ねるように握られ、あろうことか志摩はそのままぐっと自身へと引き寄せる。自らの下腹部に人の手を押し付ける志摩に驚く暇もなかった。いつの間にかに膨らんだそこに指先が当たり、思わず視線を落とした俺は絶句する。 「……少しだけ。大丈夫、抜いてくれるだけでいいから」 「じゃないと、このままじゃ次の授業に支障出ちゃいそうだし」悪びれた様子もなく、志摩はそう笑った。指を絡めるように握り締められ、押し付けられた掌からは志摩の鼓動が伝わってくるようだった。駄目だ、こんなのは。いつバレるかもわからない。これを許してはいけない。わかっているのに、酷く喉が渇いて仕方ないのだ。 「ぬ……っ、抜く、だけだからね……?」  ……これは、自分の生徒がちゃんと授業に集中できるようにするためのサポートだ。  そう自分に言い聞かせるように繰り返せば、志摩は「勿論」と笑った。  ◆ ◆ ◆  我ながら、本当に最低な教師だと思う。  男子トイレの個室の中。洋式便器を椅子の代わりに腰を掛け、目の前の志摩のベルトを緩める。  抵抗がないわけではない、それでもこの目で見られたら、その声で強請られたらどうしようもなくなるのだ。  張り詰めた下腹部に触れれば志摩が笑う。けれど何も言わない。最初の頃とは違う。この先、何をすればいいのか既に俺は知っていた。  ジッパーを下ろし、膨らんだ下着から志摩のものを取り出す。  宙を向く性器の根本を捕まえ、恐る恐るその先端を唇で喰われた瞬間、咥内から鼻孔までに汗が混ざったような特有の匂い、味が広がった。  ……嫌いではない。 「っ、は、んぅ……む、ぅ……」 「……先生、そんなに慌てなくても大丈夫だから。ここのトイレなら普段人来ないし」 「……っ、先生って……よ、呼ばないで……」 「んじゃ、齋藤?……余計なんか悪いことしてるみたいだね」  駄目だとわかってるけど止められなかった。  亀頭を唇で挟み、咥内の粘膜で包み込むように竿の部分まで咥えていけばお喋りする志摩の呼吸も微かに乱れる。軽く吸い上げるように頬の肉で先っぽを擦りながらも裏スジから根本へと全体に舌を這わせた。 「……っ、ん、ぅ……ッ」 「大分、上手くなってきたね」 「ふ……っ、ぅ……」  どくどくと口の中で鼓動が響く。うっとりと熱の籠もった目で見下ろしていた志摩は戯れに俺の髪を撫で、そのまま横髪を耳に掛けさせてきた。  口の中のそれと目の前の志摩の反応を伺いながら、俺は何も答えずに口の中のものを射精させることに集中する。  ――自分の生徒とこういう関係になってからどれくらい経っただろうか。  以前の自分がどんな風に教師として教鞭をとっていたかすらもう覚えていない。  変わったのは志摩との関係だけではない。そしてその男のせいで俺の生活が大きく狂わされたのも事実だ。  ◆ ◆ ◆  結局、休み時間ずっと志摩に付き合うことになってしまったお陰で昼食を取り損ねてしまった。  次の授業がなかっただけましだが、流石に自分の生徒をフェラした直後に他の生徒たちに向き合える自信はなかった。  志摩は約束通りフェラだけで俺を解放してくれた。志摩がそれだけで満足してくれたのはよかったが、問題は俺だ。……あんなに口濯いだのに、まだ口の中に残ってるみたいだ。  この調子じゃ駄目だ。切り替えないと。  顔を洗ってさっぱりしたあと、売店で食べ逃した昼食代わりのサンドイッチと野菜ジュースを買う。  誰とも会いたくなくて、どこか一人になれそうな場所はないかと探しているとすぐに目的の場所は見つけ出せた。ラウンジは授業中ということもあって人気もない。  ここらで一休みするか、とベンチに腰を下ろしたときだった。 「齋藤せーんせっ」  いきなり背後から呼ばれ、「ひっ!」と手にしていたサンドイッチを落としそうになる。  何事かと振り返れば、そこには音楽教師の縁がいた。……俺が苦手な人だ。 「おわ、びっくりしたー。……ごめんね、驚かせちゃった?」 「え、縁先生……っ?こ、こんにちは……」 「はい、こんにちは。こんなところで休憩中?……ていうか、もしかしてそれが食事?」 「あ……はい、休み時間食べ損ねてしまって……」  そう答えれば、縁はふーんとにやにや笑いながら隣に腰を下ろしてくるのだ。そして遠慮もせず人の顔を覗き込んでくる縁に思わず後ずさる。 「あ、あの……なんですか……?」 「ああ、なるほどそういうこと。……亮太に付き纏われてるみたいだったもんね」 「え……ッ」  思わず声が漏れる。  まさか見られていたのかと血の気が引く。 「あれ、もしかして図星?……ここ、赤くなってるからまさかなーって思ったんだけど」 『ここ』と、伸びてきた縁の指が首筋をすうっと撫でてくる。まさか何か跡でも着いていたのか。――まさか昨夜のか?心当たりがありすぎる。  縁の手を取り、離そうとすれば縁はにこりと微笑んだ。 「ぁ、あ……あの……っ」 「大丈夫、今更言わないって。それに、俺も君には人のこと言えた立場じゃないしね」  確かに、俺は縁と生徒のその現場を目撃したことがあった。それに、縁には志摩のことも相談したことあったのも事実だ。  今更だとは分かってても、やはりいつどこで漏れるかも分からない。落ち着けるわけがなかった。 「すみません……ありがとうございます」 「ありがとうございます、かあ。いいねえ。ありがとうございますついでにさ、たまには俺にも付き合ってよ」 「……え?」 「……俺ってあんまり仕事仲間とかそういうのいないんだよね。だから、共通の秘密をもつ者同士仲良くしたいなって」 「仲良く……ですか」  第一印象が強すぎて、あまり縁に対していい印象はない。  けれど、確かに今まで先輩教師として色々生徒との関係についてアドバイスしてもらったり……しただろうか。考え込んでいる内に、伸びてきた縁の指に顎先を捉えられる。 「そう、仲良く」  ね?と、顎の下を人差し指で撫でられれば背筋が震えた。咄嗟に顔を背けようとするが、縁の指が唇に触れると先程までの興奮が再び喚び起こされる。 「え、縁先生……っ」 「あれ、今度は嫌がらないんだ。いいの?このままキスしちゃうけど」  下心を隠そうともしない。薄皮越し、なぞるように伝う指に触れられた箇所は甘くじぐじぐと疼くのだ。  止めないといけないのに、中途半端に燻っていた火は俺の意志とは逆に大きくなっていくのだ。 「ああ、なるほど。君も時間足りなくて不完全燃焼なんだろ?」 「……っ、先生……」 「足りなかった分俺がちゃんと君を気持ちよくしてあげるよ」  だから、駄目だったのだ。一度道を誤れば二度と正しい道へと戻ることはできない。  耳元、触れそうな距離で囁かれればもう何も考えられない。そして縁にすらそれを悟られてるのだろう。  はい、という言葉は言葉になったのかすらわからないが、手を振り解かない俺にただ縁は微笑んだ。生徒たちに向ける人良さそうな笑顔だ。 「じゃあ、場所変えよっか」  誰にも邪魔されないところにね。  そう微笑む縁に、俺は逃げるということすら頭になかった。  ◆ ◆ ◆  音楽室奥、音楽準備室。  白いカーテンに仕切られたその部屋は薄暗く、並ぶ楽器の奥、置かれたデスクの上に座らせられていた。これから何をするのか、分かっていた。だからこそ余計どんな顔をすればいいのかわからず、伸びてきた手にネクタイを緩められ、思わず胸を仰け反らそる。 「っ、せ……んせ……っ待って……下さ……」 「ああ……いいねその先生ってやつ。君に呼ばれるとゾクゾクする。……前々から思ってたけど齋藤君って本当かわいい顔してるよね、制服着ても全然通用するでしょ」  他の生徒たちが授業を受けている時間帯。  学校の中でネクタイを外すことなんて早々ないだけに、慣れない感覚に戸惑わずにはいられない。  そのままシャツの上から胸を撫でられ、息を飲む。 「は、ん……っ」 「ああそれと。声、抑えなくてもいいよ。ここ防音対策バッチリだから」 「だからさあ……もっと聞かせてよ」君の声、と甘く囁かれ、耳朶にキスされる。ぬるりとした舌が耳朶の凹凸に這わされ、驚いて逃げそうになる体を捕らえられ今度は胸を揉まれるのだ。  布越しに胸の突起を探り当てられ、人差し指でぐに、と柔らかく潰されればそれだけで腰が震える。 「ん、ぅ……う……ッ」 「亮太とはどこまで行ったの?」 「そ、んなこと……」 「ま、休み時間まで盛るくらいだしなあ。ここは使ったんだろ?」 「ぁ……っ」  そう、デスクの上。開かれた足の間に立った縁は空いた手で俺の股倉、その奥に指を滑り込ませる。手の甲で撫でるように奥を触れられればそれだけで腰が浮きそうになるのだ。 「っん、ぅ……っ!」 「本当……羨ましいなあ、伊織のやつ。こんな可愛い齋藤君のお尻、いつでも好きなときに触らせてもらえるんだもんな」  なんでここであの男の――阿賀松の名前を出すんだ。  阿賀松との関係は言ってなかったはずなのに、と驚いて縁を見上げれば、ふ、と破顔した縁はそのまま乳首を軽く引っ張った。瞬間、甘い刺激が胸から下腹部へと走る。 「ぁッ……り、じちょ……には……言わないでくださ……ん、ッ」 「勿論。俺だってあいつの可愛い君に手ぇ出したってバレてクビになりたくないしね」  言いながらも片手間にワイシャツのボタンを器用に外していく縁は、そのまま大きく開いた胸元、その襟を掴んだまま剥き出しになった俺の胸元に唇を落とした。ちゅう、と軽く皮膚を吸われぎょっとする。  些細な刺激にも関わらず、期待するみたいにつんと尖ったそこを見て縁は唇を舌で湿らせた。 「は……っ、かわいー乳首……けど、やっぱ相当弄られてんだね。ちょっとショックだな、俺が育ててあげたかったのに」  言いながら、腫れたそこをキスするみたいに甘く吸われる。先端部にじんじんと熱が集まり、縁の前髪が掠める度にこそばゆさのあまり体が震えた。  逃げる腰を更に捉えたまま、縁は乳輪から乳首へと舌を這わせるのだ。最初は表面を撫でるような動きだった。蛇のように這いずる舌先は硬く凝った乳首を捉え、そのまま根本から側面へと丹念に愛撫していくのだ。 「っ、せ、んせ……ッ、ぅ、ん、……ッ!」  恥ずかしい、わけがない。  自分の先輩が俺の胸を、乳首を舐めている。それだけでも耐えられないのに、少し舐められただけで既に昂ぶっている己が余計恥ずかしかった。 「は……ぅ……ッ」 「は……っ、ん……かわいーね、乳首弱いんだ?」 「わ、かんないです……ッ、ひ、……ん……ッ!」 「本当?じゃ、試してみようか」  何を、と聞き返すよりも先に、縁は逃げる俺の腰を更に抱き寄せ、噛み付くように俺の乳首を咥えるのだ。驚いて恐怖に硬直するも、一瞬。生暖かな他人の粘膜に乳首を包み込まれ、その熱に反応するかのように胸の奥が疼く。  そのまま甘く先端を噛まれ、軽く吸うように伸ばされたまま更に舌で根本から先端までを扱かれるのだ。押し寄せてくる違和感に戸惑って思わず体が仰け反るが、それすらも逃がすまいと回された腕に拒まれ更に執拗に乳首を愛撫される。 「っ、ぁ、……ッ、待っ、ん、ぅ……ッ!は、……ぁ……ッ」 「……っはあ、本当、かわい……っそんなに気持ちいい?お腹、びくびくしてるね?」  片方の乳首だけを一方的に唇で、舌で、歯で愛撫されればじんじんと疼きは増し、赤くぽってりと腫れたそこにふう、と息を吹きかけられただけで頭の中が真っ白になってしまう。 「っ、ま、……ッ、せんせ……ッ!ッ、ふー……ッぅ、んんぅ……ッ!」  そのまま猫のように笑みを深くした縁はかぷりと乳首を再び口の中に含め、そのままぢゅるる!と品のない音を立て唾液ごと啜るようにそこを強く吸い上げだ。それだけでも叫びそうになるのに、待ってくれと伸ばした手首を掴まれ、代わりに更に執拗歯で刺激される。  絶え間ない快感の波を耐えようと力んだ下腹部は痙攣が収まらない。  胸だけではイケない。最も触れてほしいところに触れてもらえないもどかしさのあまり、スラックスの下、勃起した自身のモノを刺激しようと手を伸ばせばもう片方の手も縁に捕らえられてしまった。 「っ、へ……」 「駄目だよ、触っちゃ」  滲む視界の中、縁は笑う。なんで、と続けようとしたとき。視界が大きく暗転した。デスクの上に仰向けに押し倒され、こちらを見下ろす縁と目があったとき。  舌の先で転がすように胸を舐め回され、背筋がびくんと伸びる。 「っ……ッ、う、あ……ッ!や、せん、せ……っ!待……ッ!ひ……ッ!」  待ってください、と必死に身を攀じるが縁はやめるどころか追い打ちを掛けるように限界まで張り詰めた突起物を柔らかく噛み、引っ張る。 「っひ……ッふ、ぅ……ッ!」  濡れた音が響く。引き伸ばされた状態で神経が集中したそこを丹念に愛撫されれば腰がガクガクと震え、逃れられない快感と射精できないもどかしさに何度も縁の腕の中藻掻いた。 「――ッ、や、ッ、アッ、せ、んせ……ッ!先生ぇ……ッ!」 「ん……ッきもちい?」 「き、もちい……で……ッ、ひ、ッ、待っ、先生……ッ!あ、ひぅ……――ッ!!」  乳首が取れるのではないかと思うほどしゃぶられ、乳輪ごと吸い上げられる。逃げようとする腰は縁に抑え込まれて動けない。快感を上手く逃すこともできず、デスクの上びくびくと跳ねる体を縁に愛撫され続けた。  気持ちいい、熱い、溶けてしまいそうなほどの熱に自分が馬鹿になっていくみたいで怖かった。  声を殺すことも忘れ、縁に胸を好き勝手嬲られる。とうとう俺は指先一つ動かすこともできず、動かすことも忘れ、デスクの上に倒れ込んだ。下着の中がぬるりとして気持ち悪い。はあ、はあ、と肩で息をする俺を見下ろし、俺の胸から唇を離した縁は濡れそぼった片乳首を見て微笑んだ。  そして、ふう、と息を吹きかけられた瞬間、甘い刺激が走り堪らず体を攀じる。 「っん、ぅ……――ッ!」 「は、本当に先生かわいいね……っ」 「っ、ま、も、そこは……っひ、ッ!」  放置されていた片方の乳首、その周囲の乳輪を指の先っぽで円を描くように撫でられ堪らず声が漏れてしまう。  触ってほしいと言わんばかりにツンと主張する乳首に敢えて触れないよう撫でる縁に、無意識にじれったさを覚える自分がいた。 「見てよ、齋藤君。こっちだけこんなに真っ赤に腫れちゃったね。こんなんでスーツ着たら擦れちゃうしこれから夏場も乳首ガン勃ちしてるの皆にバレちゃうよ、しかも片胸だけだもん絶対噂されるね」 「……や、ぁ……ッ」 「ん?嫌だ?じゃあこっちも同じように育てて目立たないようにしなきゃね」 「っ、あ、うそ、せ、んせ……ッ!ひ、ぅ……ッ!」 「こーら、逃げちゃだめだって。ほら、ちゃんとシャツの裾自分で持たないと弄れないよ?」  そう、子供を叱るように優しい声音で叱られるとまるで自分が聞き分けのない子供みたいで恥ずかしくなる。「どうするんだっけ?」と耳元で囁かれ、ぷっくりと腫れた乳輪をこちょこちょされれば最早まともな思考など働かなかった。 「っは、ぁ……ッ、ん、ぅ……ッ!」  言われるがまま、縁に触ってもらえるようにシャツの裾を掴み、自らの胸を縁に曝け出す。恥ずかしくないわけではない。けれど、それ以上にこのまま生殺しにされたくなかった。 「お、ねがい……します……」 「……ッは、君ってば本当に……」  そう、恥を捨てて願望を口に出した時だ。 「……いいよ、そこまでお願いされたら責任とってたくさん気持ちよくしないとね?」  縁の笑顔が確かに歪んだのを俺は見た。 「ひっ!ぃ、……ぐ、ぅ……ッ!」  噛まれ、抓られ、揉まれ、引っ掻かれ。  優しく、荒く、激しく、執拗に。どれほどこうしているのかも分からない。最後にいつチャイムの音が鳴ったのかも覚えていない。俺は目の前の縁にしがみつくので精一杯だった。  最初はむずむずしただけだった。  擽ったかっただけなのに、次第に感覚は研ぎ澄まされ、今では触れられそうになるだけでその刺激を想像して感じてしまいそうになるほとだ。  乳首にキスをされ、そのまま赤ん坊のようにちう、と吸い上げられれば思わず縁の頭を抱きしめてしまう。そんな俺に縁は「欲しがりさんだね」と更に激しく舌先で愛撫するのだ。 「っ、はーっ、ぁ……んん……っ、ぅ、んん……っ!」  腰が重い。勃起したものを触ることも許されず、俺はそれでも快感を得ようと自分の下腹部を目の前の縁に擦り付けようとすれば胸元で縁は小さく笑うのだ。そして。 「ひ……ッ!」 「……いけないなあ、こんな風に誘うなんて。……俺、放課後部活あるのに」 「ぁっ、えにし、せんせ……っ」 「そんなにここ、触ってほしいの?」  そう、縁は自分の下腹部を押し付け、擦り合わせるように腰を寄せる。俺同様膨らんだそこに、思わず喉がごくりと鳴った。恐る恐る頷けば、縁は熱っぽい息を吐く。 「……齋藤君、ホームルームあるんじゃないの?」 「い、いいです……っ、ら、いじょ……ぶ、なので……」  自分でも何を言ってるのかわからなかった。  けれどもうここまで追い詰められれば何も考えることができない。痺れる指先で縁の前を緩めようとすれば、こちらを見下ろしたまま縁は笑った。 「酷い先生だよ本当、仕事よりセックスなんて。君、就職先間違えてない?」 「……っ、ぁ、あ……」 「俺は、そういう子大好きだけどね」  俺の手ごと握り締め、縁は自分の前を寛がせる。そして下着の中から取り出されるそのガチガチに勃起した性器から目を離すことができなかった。はっはっ、と犬のように呼吸が浅くなる俺に、「見すぎ」と縁は笑う。そして。 「挿れてほしいんでしょ?……じゃ、自分で下脱いで」 「……ッ!……は、い……」  羞恥よりも期待の方が大きかった。  この性器を挿れられたときの感覚を想像しただけで気は逸り、考えるよりも先に下を脱ごうとすれば足元、縁の視線は剥き出しになった下腹部に向けられる。そのまま臍から下へとゆっくりと筋をなぞるように腹部を撫でられるだけでびくびくと筋肉が生き物みたいに収縮するのだ。  とくん、とくんと心臓の音が響く。性器には触れず、足の付け根から腿へと伸びた縁の掌はそのまま俺の足を開かせた。 「それで?」 「……ぇ……?」 「慣らさなくていいの?」  ここ、と眼下に曝された奥の窄まり、その周囲のシワを擽るようになぞられ思わず腰がびくんと揺れる。  慣らす、自分で解せということか。 「それとも、俺がしてもいいの?」 「……っぁ、あ……」 「顔真っ赤。なにも言わないってことは肯定って受け取るけど?」  いいの?と、耳元、優しい声で尋ねられ、汗が額に滲んだ。酷く熱い。震える体を必死に抑えながら、恐る恐る頷けば、縁は「そう」と静かに笑った。次の瞬間、腿を掴まれ、大きく足を開脚させられる。 「……ッ、ぁ、待っ……!」 「待たないよ。……大丈夫、俺は紳士だからね。たっぷり慣らしてあげるね」  そう縁は親指と人差し指で大きく左右に肛門を広げ、舌を出して微笑んだ。 「ぉ゛、ぐッ!……ッ、ふ、ぅ゛――ッ、ぅ、あ゛……ッ、あ゛……ッ!」  唾液と精液でぐちゃぐちゃに濡らされた肛門の奥に縁の精子がぶち撒けられる。何度目かすら二回目以降は数えていない。  流石遊んでいるだけのことはある。的確にいいところを探り当てられ、ピストンの都度太い嵩で擦り上げられれば恐ろしいほど感じてしまうのだ。  志摩のように性欲に身を任せた行為ではない、快楽を得るための行為にあっと言う間に呑まれてしまう。 「っ、かわいいね、本当……伊織のお気に入りなだけはあるよ、君の穴、最高だね」 「ん、ぅ……ッ!ぅぶ、む……!」  キスをするつもりはなかったのに。気付けば触れられる唇に夢中になってしゃぶりついていた。もっと、と貪欲になっていく俺に益々縁は興奮してるようだ。一度も抜かず、文字通り骨までしゃぶりつかれる。気持ちよすぎて最早玉が痛い、射精するものも何も残っていないのにそれでも快感は止まず、性器は必死に上を向くのだ。 「ぁ゛ッ、ん、ぅ!せ、んせぇ……ッ、えにし、せんせ……ッもっ、と……き、す……ッ!」 「ん〜?君、キスハメ好きなの?いいね、俺も好き。ほら舌出して、喉とお尻の穴、両方ハメてあげるね?」 「ん゛ッ!ぅ、む、ぅ……ッ!ぅ゛、ん゛……っ!!」  前立腺を幹で擦り上げられ、突き当りを下から突き上げられる。喉いっぱい挿入される長い舌に自ら舌を巻き付け、お互いに舌を絡めながらも縁は俺を犯し続けるのだ。  俺の赤く腫れた性器からは最早なんの意味もない半透明の液体が垂れ続ける。濡れた音を立て侵され続ける結合部からは受け止め切れずに濁った精液が溢れる。  お互いのスーツが汚れようがもうどうだってよかった。 「ぁん゛、ぅ……ッふ……〜〜ッ!」  何度目かの絶頂を迎える。痙攣する俺の体を更に捕まえ、奥深く突き当りに亀頭をぴったりと押し付けたまま縁も同様何度めかの射精をした。  遠くからチャイムが聞こえ、息を吐いた縁は俺の穴から性器を引き抜いたのだ。  ……時間切れだ。  足を閉じることもできず、ガクガクと痙攣の収まらない下腹部。ぽっかりと空いた穴に指をねじ込み、中の精液を掻き出す縁にすら感じてしまう。先生、と上目で縁を見上げれば、そのまま縁は俺に優しくキスをした。 「続きはまた今度だね」  俺はその時自分がなんと返事したのかよく覚えていない。けれど、多分はい、とかわかりました、とかそんなことを言ったのだろう。  ……それ以降、俺と縁は所謂そういう関係になった。……アドバイスしたり、先輩後輩のような関係だ。  ……あと、たまにセックスしたりもする。そんな関係だ。  それ以外は何も変わらない、いつも通りの教師失格の日々が続くのだった。

齋藤先生の教師失格な日々※【↑100/10,000文字/教師パロ後日談/生徒志摩×教師齋藤前提教師縁×齋藤/NTR】

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