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田原摩耶
田原摩耶

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お兄ちゃん大作戦※【↑100/8,500文字/十和×大地/攻守逆転】

 顔はいいのに難しい年頃なのかツンツンして可愛げがねえ。反抗期っつったってもう何年経つんだって感じだけど、義弟の十和は相変わらず俺を見る度に害虫かなにかよように顔を顰めては「こっち見んじゃねえ」と威嚇してくるのだ。  嫌よ嫌よもなんとやらとは言ったものだが、もう少しなんとかならないものだろうか。  この間やつの彼女が遊びに来ていたとき部屋間違えたフリしてセックス中入ったのがそんなに頭に来てるのだろうか。その後別れたらしいが十和が下手だったんだろう、俺のせいではない。だってそうだろう、セックス他人に見られたくらいで別れるかよ。知らねえけど。  というわけでいつもに増して十和は臍曲げ中。俺を視界にも入れたくもねえって顔してさっさと部屋に戻るのだ。 「大地君、十和ったら夜ご飯も食べてないみたいなのよ。もしかしたら具合悪いのかしら。よかったら様子見てきてくれない?」  私が言ったらまた怒られるから、としょんぼりするおばさんに俺は二つ返事で「いーよ」と応えた。  おばさんの前では十和はおばさんを心配させないように俺のこと嫌いという態度をしないが、どうやらおばさんもすっかり俺と十和が仲良しだと思いこんでるらしい。  俺としてはしめしめという感じではあるが、十和の立場考えると笑ってしまう。  というわけで、おばさんに言われて十和の部屋までやってくる。そして、驚かせてやろうかと思ってノックなしで扉を開けたときだ。  ばささっと勢いよく布団を被る十和。 「っ、て、め、何勝手に……ッ出ていけよ!」  頭も出さずに声を上げる十和に、俺のシックスセンスは一つの可能性を感知する。あ、こいつオナってたなと。 「へえ、なんだ、最近彼女と上手く行ってねえと思ったらそっちもご無沙汰かよ。可哀想になぁ 「ッ、ちげえ、ちげえし、いいから出てけ、このッ」 「なに?もそもそ言って聞こえねえな?……ほら、顔出して言えっての!」  思いっきり布団を引っ剥がす。すると、真っ赤になった十和がそこにはいて。慌ててスウェットを履いたのだろう、思いっきりパンツ見えてるし。つか。 「ええ、何その反応、十和君のくせに可愛い〜〜童貞みたい」 「こ、ろす……ッ!!」 「んだよ、可哀想な十和君のためにお兄ちゃんが一肌脱いでやろうと思ったのに」 「誰がおに……ッ」  誰がお兄ちゃんだ、と言いかけたのだろう。思いっきりスウェット越しに股間を鷲掴めば、衣類越しに芯を持ち始めた性器の感触を確かに感じた。  十和から「ぅ、く」と声が漏れる。なるほど、わりと声はガマンできないタイプだと。そんな声を出されると思わずもっと声を出させたくなるのが男の性である。違う?俺だけなの? 「さわ、んな……ッこのクソホモ野郎……ッ!!」 「んなこと言っていいのか?お兄ちゃんの神手コキお披露目してやろうとしてんのによー」 「ぅ、んん……ッ」 「なに声我慢してんだ?いつも彼女とヤッてるときみてーに可愛い声聞かせろよ」 「く、てめ、まじ、殺す……ッ!」  言いながら引っ掻く勢いで手首を掴まれるが、こっちが握ってるのはちんこだ。握り返せば、十和の言葉が途切れる。うんうん、わかるわかる。中途半端にオナってイケてねーと余計ムラムラするやつな。  スウェットの中に手を突っ込み、下着越しに腫れた性器を指で撫でればそれだけで十和は唇を噛み、身もだえる。下着の中のブツもすぐに大きくなり、くっきりと形を現すそれに思わず唇を舐める。 「どうした?……殺す、とか?なに?なんだか言ってたけど?掴む手にすら全然力入ってねえけど大丈夫か?」 「っ、こ、の……っ」  玉から裏までつうっとなぞれば、それだけで十和は息を飲む。目を伏せ、苦しげに呻く十和。眉間にシワまで寄せやがって、もう少し気持ち良さそうにできないものなのだろうか。これはこれで悪くねえけど。  下着越し、じんわりと滲む先走り。おお、と下着をずらし、頭を出した先っぽに触れた瞬間、電流でも流されたみたいに肩を震わせる十和。窪みからとろとろと溢れるそれに、息を飲んだ。「やめろ」と、胸を殴られる。けど全然痛くねえ。うそ、ちょっと痛かったがここで引くわけがない。そのまま先走りを垂れ流すその窪みを指先でそっとなぞればそれだけで性器がびくびくっと跳ねて、それを捕まえて更に執拗に亀頭を揉みながら優しく穿り、息を吹きかける。それだけで、最早別の生き物みたいにバキバキに反り返る十和チンポ。 「おーおー、チンポの方がよっぽど素直で可愛いな。見てろよ、先っぽこちょこちょしただけですげえ汁出てんじゃん。十和君はごしごしされるよりも擽られる方が好きなんだ?」 「死ね、クソ野郎……ッ!!」 「んな口聞いていいと思ってんのか?」 「っ、く、ぅッ」  下着の中、ずぼっと突っ込んだ手でその固くなった根本を指の輪っかで締め付ける。すると、先程まで蕩けた表情を必死に隠していた十和の顔が苦痛に引きつる。  本能的に怯えたようなその目が俺を見る。ずっと無視してたくせに、チンポ掴んだら見てくれるんだな。メモメモ。 「は……ッ、な、に……っ」 「ここ、輪っか作って握ったら射精できねえの。ど?苦しくね?俺まじこれされんの死ぬほど嫌いなんだけど、する側はクソ楽しいなこれ」 「っ、死ね……ッ!今すぐ、離せ、早く……ッ!」 「ヤダ」 「っ、く、ぅひ……ッ」  根本を握りながら、カリの部分を指でなぞればそれだけで十和は背中を大きく丸め、俺の手首を握りしめる。やべえ、クソいてえ。こいつ手加減なしかよ。けど、それをなんとか無視しながら裏スジから玉までねっとりと指の腹で揉めば、それだけで十和の指圧は和らいでいく。すげえ汗。つか今にも死にそうなくらいの顔の赤さ。俺に触られてるってのがそんなに嫌なのかよ。そう思うと少しだけむむっとなってしまう。 「イカせてください、大地様」 「っ、は」 「言えよ、ほら。イカせてください、大地様って」 「だれが、んな、馬鹿なこと……ッ、ん……言うかよ……ッ」 「へえ、随分と強がんなお前」  ぐに、っと尿道を潰すように頭を指の腹で挟んでやれば目を見開いた十和は俺の服を思いっきり引っ張りやがる。やめろお気に入りだぞこれ。つか。 「っ、ぁ゛、く、そ、待て、やめ、待てっ、まじで、やめ……っ、ろ……ッ!!」  ……すっげえ効き目だ。尿道潰されんのそんなに気持ちいいのか?俺はぜってーやだけど、乱れた前髪の下、こちらを睨む目はじんわりと濡れている。おお可哀想に、泣いてるぞこいつ。誰だ?こいつを泣かせたやつは。俺か。 「それで、なんて言うんだっけ?」 「ッ、こ、ろす」 「お前のチンポがぐちゃぐちゃうるさくて聞こえねえな」 「っ、クソ、クソクソ……ッこの、変態ッ!」 「ああ?なんだって?」 「く、ぅあッ!」  ぐにぐにと赤く充血した頭を揉んでやれば、聞いたことねえかわいい声を出す十和に思わずびびった。なにそれ。お兄ちゃんそんな声知らない。 「なに?ここがいいんだ?」 「ゃめろ、バカ……っ触んじゃね……ッ」 「そういうときは何ていうんだっけ?」  先っぽから溢れ出すカウパーごと絡め取り、更に頭から首まで塗り込んでやればそれだけでも肩が震え、息が乱れている。いまにも殺してやるって目で睨んでくる十和を無視して、今にも射精したいですと言わんばかりに張り詰めたその裏の太い血管を指でなぞれば、手の中のブツは息苦しそうに更に大きくなる。つか、どんだけでかくなるんだ。将来有望ってレベルじゃねえぞ、お前が振られた原因これじゃねえのか。と思ったが敢えて口に出すのはやめた。  つか、これ、俺の方が我慢できねえんだけど十和君、さっさと折れてくんないかな。 「ったく、まじで強情なやつだな……ッ!」  さっきからこのチンポ挿入されたときのことを考えてはケツが疼いて仕方ねえのに、これで俺の方が先に折れるのも癪だった。何が何でも言わせてやる、ともう一個作った指の輪っかで根本からくびれまで柔らかく締め付けてやる。そのまま上へと搾り取るように指を動かせば、十和は俺の頭を掴んだ。 「っ、く、ぅ、このッ」 「どうした?段々声が甘くなってんぞ?」 「んなわけ、ある、か……ッ!」 「本当か?」 「っ、ん゛、ぅ、うう……ッ!」  唇を噛んで声を堪えるなんて涙ぐましいことしてくれるが、肝心のチンポからは駄々漏れである。垂れるカウパーを絡めながら、じゅっぽじゅっぽとわざと音を立てるように手を動かしてやる。頭から根本を上下し、それを繰り返せば、見る見るうちに破裂寸前チンポへと進化。手越しに伝わってくる脈も早い。汗でダラダラになった十和は、苦しそうに肩で息をする。先程までの威勢はない、弱々しく頭を掴む手は縋り付いてるようにすら思え、胸がキュンとした。 「いっ、……………………ぃ、かせ……ください……」  大地様、という言葉は聞こえなかったが、悔しそうな顔と仕方なく言ってやってるんだというその目は中々唆るので許してやることにした。 「ようやくかよ、十和のくせに結構我慢したじゃねえの。……いつもそうやってしてりゃいいんだけどな」 「さっさと、しろ……ッ、このド変態……やろ……っ」 「っは、こんなに濡らしてなに言ってんだよ。先走り野郎」  この野郎、と十和が口を開くよりも先に、邪魔な横髪を掻き上げ、十和の股倉に顔を寄せた。そんで、「おいっ」と狼狽える十和を無視して根本掴んだままの勃起チンポの頭に唇を押し付ける。 「っ、な、に、し……っ」 「だから言っただろ?……良くしてやるって」  ちゅ、と音を立て、キス。すげえ濃い味が広がって、そのまま唇全体で包み込むように亀頭を口に咥える。根本の指を離し、そのまま歯に当たらないように喉の奥まで咥えようとするが、やべえ、入んねえ。つか、喉奥当たってやべえ。これでイラマされたらまじ喉壊れるな。思いながら喉奥まで頬張ったそれに舌を絡め、愛撫する。瞬間、面白いくらい十和は狼狽え出した。 「はッ、や、待て、ぉいっ、待……っ!!」  待ってくれ、と懇願も虚しく、数回舐めただけで口の中一杯のそれは喉の奥で跳ね、呆気なく射精する。もろ喉ちんこに絡むそれに思わず噎せそうになりながら、どろりと溢れ出しそうになるそれを喉へと流し込む。 「お、まえ、なに……っ」  差し詰めなんで飲むんだとか言いたいんだろう。俺だってなんで飲んだのかわかんねえけど、多分、貴重な十和の精液だって思ったらどんな味か気になったのだ。うん、クソまずいし喉にねばついてまじで吐きそうになるしなによりも量が多い。  けど、射精し、満足したのかくったりするその頭を舌で抱き起こし、中に残った精液の残滓を啜り取る。 「―ー〜〜ッ!!」  声にならない声、人の頭を掴んだまま悶絶する十和は顔を隠したままベッドの上で跳ねるが、俺の角度からでは真っ赤になった顔が丸見えだ。逃げようとする腰を捕まえ、丁寧に精液をしゃぶり尽くせば、ベッドの上、ぐったりとした十和はどっから引っ張ってきたのかシーツを頭に被ったまま沈黙しやがる。布団の中から聞こえてくる荒い息遣い。隠れてるつもりなのだろうが、チンポ丸出しである。おまけに今のでまた勃起してるし。元気そうで結構。 「はッ……随分溜まってたんだなぁ」 「っ、は……ッぁ、くそ……っ」 「おいおい、十和君、大事なところ隠せてねえぞ。それとも、俺のために出してくれてんの?流石モテる男はちげえわ」  ベッドに倒れ込む十和の上に乗り上げ、やつが逃げないようにその腰を押さえつければ十和は身の危険を察したようだ。「なにを」と顔を出す十和。 「なにって、見てわかんねーか。お前ばっか気持ちよくなんのずるいだろ」 「ッは?」 「まだわかんねえ?」  履いてたジャージを下着ごと下ろす。十和のムラムラに当てられて勃起した自分のブツが飛び出す。人のこと言えねえくらい濡れてて自分でも笑ってしまったが、どうでもいい。それよりも早く、と膝を折り、十和の性器を掴んだまま自分のケツに押し当てる。 「や、めろ」 「やめねえ、男も女もアナルは変わんねえよ。いい加減腹括れ。……わかってただろ、こうなんの」  やべ、興奮しすぎて手が震える。指で開いたケツの穴に十和の性器その先端部を充てがった瞬間、それだけでも感じる圧迫感に息を飲む。ああ、これだ、これ。すげえ、質量感。ゆっくりと腰を落としていけば、十和は息を飲んだ。 「っ……は……十和君の勃起チンポ、すげえ……お前、彼女ばっかとヤッてんじゃねえよ……勿体ねえわまじで……っ!」 「っ、ぬ、け、おい……ッ、待ッ、くぅ……ッ!」 「は、ぁ……んん……ッ!っすげ、ぇ……っは、これこれ……ッこれだよなぁ……っ!」  肉を押し開き、奥へとみちみちと音を立て埋まっていく性器に頭の中まで貫かれるような多幸感に飲み込まれそうになる。一気に貫かれるのも悪くねえけど、ゆっくりとその形、太さ、長さを味わうのも堪んねえ。  俺が腰を落としていけば、目の前の十和の顔は歪む。その見晴らしもなかなか悪くない。 「てめ、やり、やがったな……ッ!や、めろ、抜けッ、降り、ろ……ぉ……ッ!」 「っんなの、嫌に決まってんだろ……っ、ぉ、んうっ、ぁ、腹ン中クソ熱……ッ!十和のチンポすげえ、奥にきて……ッ!」  油断したら腰の力が抜けてしまいそうだ。十和の腹筋を抑えるように手で体を支えようとするが、やべえ、まじ、どこまで届くんだろうか。深いところまで侵入してくる熱い肉の感触に、目の奥が熱くなる。舌の根が乾いていく。  もう少し、もう少しで、根本だ。そう思えば思うほど手が震え、体が震える。そんなとき。 「っこの、クソ野郎……ッ!」  舌打ちした十和に、両腕を掴まれる。  手首を手綱のように引っ張られた瞬間、支えを失った体は体重により沈み、腹の奥、当たってはならないところにズンッと衝撃が走った。瞬間、全身に熱が漏れ出すような快感が広がった。こいつ、やりやがった。 「っ、んひ、待っ、と、ぉわ、待……っ!奥、待って、奥、きて……ッ!」 「っ、うるせえ、散々人で遊びやがってホモ野郎……ッ!!」 「く、ぅひ……ッ!」  あんだけの勃起チンポを奥まで捩じ込まれ、更にグリグリと腰を突きつけられればそれだけで脳汁ドーパミン諸々ドパドパ溢れ出してチンポの先っぽからどろりと溢れ出す白濁とか脳みそなんじゃねえの?ってレベルの熱にどうかなりそうだった。こんな、まずい、こいつに主導権取られるのはまじで、まずい。ケツが。  けどああ無情、十和は逃げようとする俺の体ごと抱き込み、そして、下から突き上げてくるのだ。すげえ、やべえ、臍の裏側を先っぽで擦られるだけで切ない快感が込み上げてきて、一層体が蕩けそうになる。 「っんぁ、あッ!ま、ぁッ、んんっ、おれが、動くからぁ……っ!下から突き上げんの、だめっ、ぇ……ッ」 「っ、は、っ、気持ち悪ィ声、出してんじゃねえよ、クソ、っ、ぁ、まじ、見境なくしてんじゃねえチンポ狂いがッ!!」 「っ、ぁ、ひ……ッ!」  逃げようと前のめりになればなるほど、十和に腹の上へと引き戻されては奥までハメられる。気遣いなんてねえオナホ相手みたいなクソ雑な挿入、そんなん気持ちいいわけねえのに、悲しいことにこいつのチンポと俺のケツの相性は最高だった。短いストロークで執拗に奥を叩き潰すように腰を打ち付けられるだけでぶっ飛びそうなくらい気持ちよくなって、気付けばやつの動きに合わせて腰が揺れる。ずるい、痒いところまで届くチンポ、ずるい。 「んっ、ぁ、それっ、やば……ッ!奥、下からごりごりィ!やば、ぁ……ッ、とうわ、と……わぁ……っ!」 「チッ、クソ……ッ!!てめぇ、まじ声うるせえから黙れって……ッ」  ギシギシ軋むベッド、チンポがぬかれ、体をひっくり返される。一瞬の物悲しさを感じる間もなく、ベッドへと顔を押し付けられた矢先、犬みたいな体勢のまま開いたそこに再びチンポを突っ込まれた。中の内壁を引っ張るようにして侵入してくる性器に、くぐもった悲鳴が漏れる。この枕がなかったら汚え声が出てたに違いない。感謝感謝だが、それ以上に、口を抑えられたままバックでガンガンつかれればよりによって最も奥まで届くその体位に喉からチンポ出るんじゃねえかって恐怖を覚えた。けれど、その恐怖すら気持ちいいのだからもうどうしようもない。 「オラッ、このホモ野郎が……ッ!これがそんなに好きかよセックス馬鹿!」 「ん゛ぅ゛う゛ッ!っぐ、ぅ、うう……っ!」  「キモい顔でキモい声出してんじゃねえ、萎えるんだよクソ野郎……ッ!!」 「ん、ふ、ぅうんんッ!!」  頭を押さえ付けられ、突き上げさせられるケツにガンガンハメられんの嫌なのにすげえ良くて余計どうにかなりそうだった。腿が引き攣る。腹ん中引っ掻き回されて、奥をチンポで圧し潰されるだけで堪んなく頭が痺れる。乱暴なだけの挿入から緩急つけてのストロークに腹の裏擦られてそれだけで途切れなく与えられる快感に性器からは精液が垂れ流しみたいに溢れて、どうしようもねえ。 「っ、は……クソ……ッちゃんと締め付けろよガバマン野郎ッ!」 「だ、れが、ぁ……っ!んひ、ぅッ!」  こいつ、人のケツを抓りやがった。  あまりの痛みに下腹部に力が入って、十和はご満悦らしい。クソ。締りだけはいいって褒められる俺をガバガバ扱いとかこの野郎、ぶん殴ってやりたかったけど、そのまま腰を打ち付けられればもうどうでもよくなってきた。 「……っそのまま、腰上げてろ……ッ」  吐息混じり、呻くようなその声の言葉の意味を理解するよりも先に、最奥、ねじ込まれたそれが腹ん中で爆発する。瞬間広がる熱は口ん中で感じるときとはまた違う、蕩けるような熱が急速に腹の中を満たしていった。 「……殺す、お前殺して死んでやる」 「ええ、なんで凹んでんだよ。賢者タイムか?」 「うるせえレイプ魔ッ!」 「やめろよ、人聞き悪いだろ。それに、結局人のケツに三回出したやつが何言ってんだよ」  言い返せば、十和はぐっと言葉に詰まる。  そうだ、後半ドーパミンとかでわけわかんなくなった十和とそのまま二回戦して、当たり前のようにセックスしてしまった。あんなにアンアン言ってたくせに今更冷静になってきたのか、布団に潜り始める十和に「おい」と引っ剥がす。 「……母さんに言うなよ」 「おいおい、いくら俺でも言わねえよ。つか俺が親父に殺されるわ」 「っ、くそ……クソクソ……お前のせいで振られるわ……まじで最悪だ……っ!」  ベッドの上、丸まってジタバタする十和。  つか、え、なに、俺のせい? 「やっぱりこの間覗いたから怒られたんだ?」 「……は?ちげえよ、彼女が、お前のことかっこいいって言うから……」 「へ?」 「お前なんかかっこいいって思うような女と付き合えるかよ……」  ぽそぽそと吐き捨てる十和に、ああ、そうかなるほどなと納得した。近場だと面倒だと思ったのか、今度の彼女は他校の子って言ってたしな。 「それで十和君は彼女に妬いたと。お兄ちゃんが取られちゃう!って」 「んなわけねえだろテメェの脳味噌はどうなってんだクソボケチンポ野郎!」 「うわ、やめろよんな下品な言葉、つかチンポ野郎はお前だろうが」 「また勃ってんぞ」と十和の股間に手を突っ込もうとすればぶん殴られた。この野郎。 「自惚れんなよ、今回のは……なしだからな!お前なんかまじで最悪だ、義兄弟じゃなかったら関わりたくもねえ!」 「はあ?……テメェぜってー言っちゃいけねえこと言いやがったなこの野郎」 「……っ、な、なんだよ、今更傷ついたとか言って真人間ぶるつもりか?」 「いや、直接お前のチンポに聞く。お兄ちゃんのことだいしゅきでちゅか〜〜?って」 「テメェ、触んなッ!まだやるつもりかよどんだけだよこの……っ、おい、退け!乗るな!つうか脱ぐな!!」  おばさんへ、十和は彼女失った傷は癒えてねえっぽいけど十和の十和はめちゃくちゃ元気だったんで安心してね。 【おしまい】


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