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マゾアクメボックス

ASMR拙作: 【ドM向け】マゾアクメボックス永久幽閉【バイノーラル】 妄想解放戦線 https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ01012403.html の設定を生かした小説作品です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「それで? お兄さんと最後に会ったのは?」 私は、所在なさげに座っている目の前の少女に問いを投げた。 華奢で可憐な少女だ。大学生だと言っていたが、言われなければ高校生か中学生に見えるだろう。 そんな少女が、町の一角にある寂れた探偵事務所を訪ねてきている。未成年だと思って最初は追い返そうとしたのだが、大学生で正式な依頼を持ってきたのが分かったので、招き入れたのだ。 依頼の内容は、「消えた兄を探してほしい」とのことである。 「確か、4年前です。好きなアーティストのライブが東京で会ったので、そのついでに」 少女は透明感のある声で言った。 「4年前ね……もちろん、警察には相談したんでしょう?」 「はい……捜索願は届けました。でも、やはり積極的には探してくれないみたいで……日常茶飯事なんだそうです。いろいろな理由があって家族と連絡を絶つ人も多いみたいで……そういう、ありきたりなものだと思われてるみたいなんです」 「う~ん、何か心当たりはないの? 例えば……ものすごい喧嘩をしたとか、親とうまくいってなかったとか」 「全然です。兄は真面目で、どちらかというと引っ込み思案な方でした。親と喧嘩してる姿なんて、見たこともありません。もちろん、私とも」 「そうね……人探しの依頼は基本的に断っていないのだけど……ちょっと手がかりがなさすぎるわね……最後に会ったのが4年前で、目撃情報もない……顔や背格好の写真はあるけど、4年もあれば、人は変わるわ」 「そう、ですよね……」 「……一応、探してみることはできるけど……正直、期待はできないかな。見つからなくても、捜索にかかった経費だけは払ってもらうことになるけど……それでも大丈夫?」 「はい……」 「うん、じゃあ、とりあえず1週間後に経過を連絡します。まず住んでいた場所の周辺で聴きこんでみますから」 私は立ち上がり、話が終了したことを、それとなく目の前の少女に伝えようとした。 「あ、あの……」 少女はそれに気づいてか、慌てるような仕草で私を呼び止める。 「はい?」 「兄の名誉を思って、今まで警察にも提出してなかったものがあるんです」 「……これがそれ? 見てもいい?」 「はい」 少女が差し出したそれは、契約書のようなものだった。 『マゾアクメボックス体験契約書』と書かれている。 「なにこれ?」 「わかりません。兄の住んでいた部屋に残っていた唯一の手掛かりなんです」 「……これが?」 「聞いたことありますか?」 「いや……聞いたことはないけど。これ、その……う~ん……大人のお店の契約書じゃない? 要はその、そういう遊びをするための契約書? みたいな」 私は大げさなジェスチャをしながら、話を進める。 正直、こんな話を年下の大学生にしたくはない。 「性癖は人それぞれだし、そのあたりを掘り下げて調べても仕方ないんじゃないかな」 たとえ失踪した家族であっても、踏み込んではいけない領域がある。依頼人の少女にそんな説教をしてもいいのか、私は迷っていた。 「えっと、その……自分で調べるのは怖くて……」 「ああ、わかったわ。ありがとう、一応これ、預かるわね」 結局、私は話を切り上げることにした。少女は純粋な気持ちで兄を探してほしいだけだと思ったからである。そのためには、この謎の契約書は大きな手がかりになり得る。 「はい…お願いします」 *** 私は翌日から捜査を開始した。 マゾアクメボックスというキーワードから調べ始めたところ、とある怪しげな店にたどり着くことができた。 ディープな掲示板の書き込みから調べたが、どういうサービスの店なのか、はたまた商品を売る店なのかはわからなかった。 私は、掲示板の情報を頼りに、店に問い合わせることに成功し、電話口の女に契約書を持っていることを仄めかすと、すぐに住所を教えてくれた。 さびれた商店街の裏路地。周辺の店は何年も前に閉店しているようで、廃墟街と化していた。 「なるほど、いかにもな場所ね」 神隠しがあっても、不思議じゃなさそうだ。 もちろん、私はそんな怪談を信じるようなタイプではない。 「さて……行きますか」 伝えられた住所にたどり着いた私は、コンクリートで造られた小さな1階建ての建物のシャッターを叩いた。 ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ。 言われた通り、4回。 中に人の気配はない。 『何か?』 どこからか声がした。女性の声だ。スピーカーがどこかに埋め込まれているのだろう。 「大根を売って欲しいのですが」 『何本?』 私は契約書を再確認してから、自信をもって答える。 「11本」 契約書の内容と質問の意味を知らなければ答えられないようになっている。 『お待ちしておりました』 シャッターが開く。 中に入ると8畳ほどの広さのコンクリートに囲まれた部屋があるだけで、真ん中にはエレベーターが設置されていた。 『地下1階までお越しください』 私は謎の声に従って、エレベーターに乗り込み、B1のボタンを押した。 どうやら、地下5階まであるらしい。 不思議な構造だと、私は思った。 到着の音が鳴り、エレベータの扉が開くと、目の前に女がお辞儀をして待っていた。銀髪で紫色の瞳をしている。海外モデルのようなスタイルで、黒いタキシードがよく似合っていた。 豪華な部屋だった。少し高めのラブホテルの一室のような、ラグジュアリ感のある装飾が壁や床にいくつか見られる。 「いらっしゃいませ。ようこそ、マゾアクメボックス体験会へ」 歓迎の言葉に、私はどう答えていいかわからず生返事をするが、銀髪の女は構わず続ける。 「先日、ご予約いただいたお客様ですね? お待ちしておりました」 「え?」 「早速、体験会についてのご説明を行いますので、どうぞ、奥の部屋へ…」 「あ、あの……」 「緊張されているようですね、まずはおかけになってお待ちください」 銀髪の女はそう言い残して、部屋の奥へと消えていった。 私は仕方なく、銀髪の女について部屋へ入り、置いてあるソファへと足を運んだ。 ソファへと座ると、部屋の隅に奇妙な箱が置いてあることに気づいた。 棺桶のような、大きな箱だった。人ひとりが入れるであろう大きさだ。 「あれが、マゾアクメボックス?」 私はつぶやいた。直観で、きっとそうだと思ったからだ。 立ち上がって、近付いて見てみる。 重たそうな蓋の付いた鉄の箱で中身は真っピンクだった。肉壁が人型にくり抜かれたようになっており、少しグロテスクだった。 銀髪の女が帰ってくる前に、私はもう少し辺りを調べることにした。彼女が出て行った方向とは別に扉があったので、気になっていたのだ。 扉を開けると、また入り口のところのような無機質コンクリートに囲まれた部屋があった。 そこには、先ほどの鉄の棺桶が何個か並んでいた。 「まさか、人とか、入ってないよね……?」 なんとなく感じた、嫌な予感を口にしてみる。 恐る恐る近付いてみると、どの箱も鎖と南京錠で固く施錠されているようだった。 安心した。もし開けられるようであれば、開けていたかもしれない。 好奇心がそうさせるのではない、ただ、探偵の仕事として、開けられるなら確認せざる得ないというだけだ。 一通り見て回ると、奥の方にある箱だけ、蓋と受け箱の部分が溶接されていたのに気付いた。これでは、中に何も入れられない、ただの長方形の鉄の物体だ。 「造りかけ……?」 「どうですか? 魅力的でしょう?」 突然の声掛けに驚いて、勢いよく振り返る。 先ほどの銀髪の女がいた。 きっと、大人しく椅子に座っていられなかった客を探しに来たのだろう。 「す、すみません! ちょっと探検したくって……」 「ええ、構いませんよ」 「あの、この箱は……?」 「これがマゾアクメボックス、お客様に今日体験していただく、当店自慢のエクスタシーマシンです」 「エ、エクスタシー……マシン……?」 「ええ。あらゆる責めに満足できなくなったマゾヒストに、この世のものとは思えない快楽を与えてくれる箱。それがマゾアクメボックスです」 「あ……私はマゾでは……」 「怖がらなくても結構です」 「いえっ! 本当に――」 違う――と言おうとしたのに、言葉が出ない。 女の両手が、私の肩を掴んでいた。 微笑みが――刺すような視線が――私を貫いてひるませる。 動悸がする。 この女は危険だ。 私の直観がそう言っている。 仕事柄、危ない経験は何度もしてきた、でも今回は何か、いつもとは違う、心の奥底から湧き上がる恐怖が私の足を竦ませる。 ただ肩を掴まれただけなのに、逃げられなくなった私の耳元で、彼女はささやいた。 「わかるんですよ。マゾの匂い。ね?探偵さん」 息が切れる。 長い階段を上った後のように、心臓が悲鳴を上げていた。 「ご……ごめんなさい……ごめんなさい……」 「謝る必要なんてありませんよ」 許しを請う以外の選択肢がなかった。 私はたぶん、この女には勝てない。 この女からにじみ出る、作り物なんかじゃない、本物のサディスティックなフェロモンに、私が勝てるはずがないのだ。 だって私は――真性のマゾだから―― *** 自分にそういう性癖があると自覚したのは、高校生の頃だった。 当時付き合っていた彼が、行為中、私の首を絞めるのが好きだったのが、最初の目覚め。 初めは自分が変態になってしまった気がして、自己嫌悪に陥った。 でも、性癖は性癖、自己嫌悪しても絶対に逃れられない、淫靡なタトゥー。それが性癖だ。 私はSMについて調べるようになった。拘束され、痛いことをされ、苦しい思いをして、最高の絶頂を迎える。そんな作風の動画を見るようになり、マゾ性癖は加速した。 私もこんな風になりたい。 どうしようもなく自由を奪われて、人間扱いされず、ただ変態的な快楽を求めるだけの肉になりたい。 私に中にあった小さなマゾヒズムが、いつの間にか破滅的なほどの大きく育っていたのだ。 *** だから、今回の依頼には期待していた。 ただの遊びのようなプレイをする店にハマってしまった男の捜索……だとは思っていたが、心のどこかで、期待していた。 もしかしたら、本物に会えるかもしれない、と。 私のマゾヒズムを満たしてくれる……人権を無視して、私を快楽の渦に閉じ込めてくれる何かに出会えるかもしれない、と。 *** 結局、私はマゾアクメボックスに入ることを承諾した。 女の提案に私が頷くと、何やらいろいろと説明してくれたようだったが、頭に入ってこなかった。 全裸になり、ボックスの中の人型にくり抜かれたピンク色の肉壁に横たわると、私の身体にピッタリフィットした。 どんな手を使ったかは知らないが、私のサイズに沿って作られた特注品だそうだ。 見た目のグロさとは裏腹に、良い寝心地だった。 サイズがピッタリなので身動きは出来ないが、苦しくはない。 「寝心地は?」 美しい銀髪を垂らしながら、女がのぞき込んできた。 「あ……大丈夫です」 私の返答を聞いて、微笑む女。 この人の笑顔は苦手だ。長年隠してきた私の変態的な側面を引きずり出されているような、そんな気分になる。 おそらく、数々のマゾを調教してきたのだろう。この美女の笑顔には、マゾの心を揺さぶる何かがある。 「いいですか? 準備ができたら、蓋をかぶせ、お客様の全身を責めるシステムを起動いたします。乳首、耳、脇、女性器、アナル、足裏など…責めの種類はプランやオプションによって異なり、お客様の好みに応じたマゾイキを楽しめるようになっております」 「ひいっ……!」 ほぼ全身を責められると聞いて、思わず情けない声を上げてしまった。 「お客様に体験していただくのは、マゾアクメボックス一日体験・マゾ特化コースですが、よろしいですね?」 「い、一日!?」 「はい、24時間です」 「それはちょっと……し、死んじゃいませんか?」 「いいえ、安全面には十分配慮しております。今からご説明しますね」 「こちらのコースは、マゾアクメボックスに24時間入っていただくコースになります。 ボックスの蓋を閉じますと、完全に密封状態になりますので、お客様の声が外に漏れ出す心配はございません」 「プレイに集中していただくため、外からもお客様の姿は確認できないようになっております」 「ただし、お客様の健康状態のモニターは常時行われますので、ご安心ください。当店には、内科医やエンジニアも24時間常駐しており、お客様の身体に何らかのトラブルが発生した場合や、ボックス自体の故障などにも瞬時に対応できるようになっております」 「緊急時はボックス内の耳元のスピーカーにてご案内させていただきますので、その際は案内に従って対応していただきますよう、よろしくお願いいたします」 「今回は24時間コースですので、排泄や食事についてもご案内させていただきます ボックス内での食事…というより、栄養補給ですが、口内から流動食を流し込む形で行われます」 「ボックス内でマゾアクメシステムが起動されると、お客様の口や顎は、ペニスギャグで拘束されます。主に口内への責めを行う目的で装着されるペニスギャグですが、食事の時間は流動食を喉へと流し込むパイプになります」 「味を感じることはできませんが、人体の健康維持を目的とするなら、問題なく機能いたしますので、こちらもご安心いただければと思います」 「次に排泄についてです。24時間のコースですから、ボックス内に入っていただいたあとの排泄方法もご用意しております」 「ボックス内で尿意や便意を検知すると、尿道、肛門に器具が挿入され、排泄が行われます。こちらもすべて自動で行われますので、お客様の方での操作は一切必要ありません」 「食事と排泄については以上になります、要約しますと、ボックス内には人間の生命活動に必要なことは全て備わっている、ということです」 「安全性について、他にご質問等はございますでしょうか?」 「へ……? あ、いえ……」 息切れと動悸が止まらない。 24時間? 全身責め? 食事と排泄の心配はない? どういうことだ? 私が夢に見たシチュエーションだ。 この中に入ってしまったら、24時間、イカされ続けるということだ。 あり得ない。そんなことになったら私は、きっと壊れてしまうだろう。 もう既にイキそうなのに。 「うあ……で、出たくなったら、どうすれば?」辛うじて質問を返してみる。 「申し訳ございません。ボックスの蓋を締めますと自動ロックがかかり、設定した時間までは内部から開けることは出来ない仕様になっております」 「ううっ……ふぅっ……ふぅっ……」 望んでいた返答が来て、子宮が反応する。 ダメだ、この箱には破滅的マゾの求めるものがすべて備わっている。 「ふふ……早く入りたいですか?」 「あ……う……」 上手く返答できない。 気を抜くと、目の前の美女の足に縋り付き、絶頂を懇願する哀れなマゾを晒してしまいそうになる。 そんなことになるなら、さっさとこの卑猥な箱に入れられて放置された方がマシだ。 「プロトタイプ時代は内部からでも緊急脱出する手順を用意していたのですが…マゾの被検体が連続絶頂に耐えられず、自ら出てきてしまう事例が多発しました。彼らに無理をさせたいわけではなかったのですが、このマゾアクメボックスの真価は『限界を超えた責め苦』にあると、我々は考えております」 興奮を抑えきれない私を差し置いて、女は話を続ける。 「自分から逃げたい時に逃げられる責めなど、あなた方が求めるものではないでしょう?ですので、内部に入っている者の意思では脱出できないような仕様に変更されたのです。 それから、被検体からの評価も向上しました」 「ボックスの中で死ぬほどの快楽に晒されて、絶頂地獄を味わうことになる恐怖が、マゾを悦ばせるのでしょう」 「ここに来るお客様はみな、ボックスから解放されたその直後にはもう、次の予約を取っていかれます。この世のどんな拷問よりも辛いであろう快楽地獄に舞い戻りたいと、そう言うのです」 「どうでしょうか? 身体の自由も、尊厳も意思も、自分の全てを奪い去ってくれるあの箱に、緊急脱出システムなど必要ないことがお分かりいただけたかと思います」 私は何度も頷く。 もう分かった。十分だ、と。 この箱が私のような超ドマゾ向けに作られたのは理解した。 だから早く、蓋を閉めてほしい。 「……と、まあ、先程もいいましたが、安全面には配慮しています。万が一お客様の体調に少しでも異変が見られるようなことがあれば、私どもの判断でロックを解除させていただきます」 「ああ……」 その説明を聞いて私は、安心したような、残念なような……複雑な気持ちになってしまう。 どれだけ変態なんだろう、私。 「お客様がどれほど責められ続けたい思っていても、安全優先で対応させていただきますので、あしからずご了承くださいませ」 「……わかりました」 「残念そうですね?」 「い、いえ!」 「大丈夫です。健康体であれば、24時間は耐えられます。ただ、連続絶頂中は死ぬほど辛いと思いますが……」 心臓が高鳴る。 連続絶頂、という言葉に身体が反応してしまう。 「それじゃあ、準備はいいですか? 良ければ、蓋を閉めさせていただきます。24時間後まで、さようならですね」 「ちょ、ちょっと待って……やっぱり怖いかも」 「怖くないですよ。ボックス内では、私の声を模したAIが応答してくれますから安心です。ただ口内にはペニスギャグが入るので、あなたの生体反応に対して応答をするだけですが……」 「い、1時間にできない?」 「1時間ではきっと物足りませんよ、あなたみたいなマゾには24時間がちょうどいいでしょう」 「私って、そんなにマゾっけある……?」 「はい」 「そ、そう……あの、トイレに行きたいんだけど……」 「ボックス内で排泄管理が可能です」 「うう……」 「閉めますね」 「ちょ、ちょっと待って!」 慌てて起き上がろうとする私だったが、うまく身体を起こせない。 肉壁が私の身体に馴染んできて、ただでさえピッタリだったのに、よりスペースがなくなっていたのだ。 「大丈夫、後悔させませんから」 彼女は微笑みながら、蓋を閉め始めた。 ボックス内に差し込む光が弱まっていく。 ああ、やっぱり苦手だ。 そんな冷たい目で微笑みかけないでほしい。 マゾヒズムが止まらなくなる。 心臓の鼓動が痛い。 興奮、下腹の辺りが熱い。 興奮、全身から汗が噴き出てくる。 興奮、愛液が太ももの隙間に溜まっていた。 「さようなら」 彼女の別れの挨拶を聞いた瞬間、暗闇になった、 真っ暗だ。一切の光もない。 身体も一切動かない。 *** 「ロックを確認。マゾアクメボックスシステムを起動。ロック解除は24時間後を予定しています」 頭の中に無機質な声が響き渡る。 「ボックス内にマゾヒストを検出。こんにちは、マゾ。貴方のマゾ性癖指数は平均の5.59倍です。マゾ特化コースの適合者に認定。ペニスギャグを挿入します。開口してください」 「え? あ――」 開口待つわけでもなく、口に大きな物体をねじ込まれた。 「ふぐっ……うえぁ……う……」 口内から喉、食堂の途中まで到達しているであろうペニスギャグ。 一瞬、嘔吐感で苦しくなったが、すぐに収まった。 (こ、こんなに長いなんて聞いてない!) 「ペニスギャグ、固定完了。食道に媚薬を投入します」 (え、媚薬……?) 「媚薬入りアロマ、セット完了。ボックス内に噴出します。 (体内外から媚薬付けにされるってこと……?) 「興奮度の上昇を確認。膣、アナル、尿道にバイブ挿入します」 「んんんんんんっ!」 抵抗しようと体に力を入れるが、全くもって歯が立たない。 あっけなく、私の下の3つの穴が広げられ犯されていく。 (きっつい、ちょっとこれ大きすぎない……!?) 「ニップルカップを装着します。乳首舐めモード、セット完了」 (おっぱいも同時に犯されるの……!?) 「肉壁、性感マッサージモードに変更されました」 「マゾ特化コースの適合者のため、初回からハードモードが適応されます」 (ハードモードって……!? そんなの説明になかった!) 「全身性感帯化、倍速モード開始」 なんの躊躇もなく、一斉に責め具が動き出す。 「むああおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」 おまんこ、アナル、乳首、尿道、足の裏や脇、体中のすべてに刺激が加わる。 絶妙な強さだった。ある部位は優しく愛撫されているような性感を、ある部位は激しく調教されているような快感を、強制的に与えられている。 喉のわずかな隙間と、鼻から、絶叫する。 「ふんんんんっ! んんんんんんんんん!!」 気持ちいい……。 どこが気持ちいいのか、もう既に判別ができない。 身体がどこにあるのか、空中浮遊しているような感覚になる。 心臓の鼓動の速さが怖い。これ以上興奮すると、どうにかなってしまうのではないかと不安になる。 でも、止められない。 絶頂に向かって一直線に駆け上がっていく。 子宮が震えているのがわかる。 身体は固定されて動かないので、内臓が震えるしかない。 (あ……もうイク……多分、これで終わりだ) 責め具が動き出してから、1分も経っていないだろう。 だけど、イク。 なんとなく、この最初の絶頂が自分の最後になる気がする。 あとはもう、24時間連続でイキ続けることになるだろう。 怖い……けど、未知の快感を欲しがる自分の身体には嘘はつけない。 (イク……イク……全身でイク……死ぬかも) 分かってる。きっと死なない、この箱がそれを許さない。 大丈夫、24時間、死ぬほど気持ちいい思いをして、自分を破壊するだけ。 それだけだから……。 (イク……イクイクイク……!) さよなら、私。 「ふんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!」 白目をむいて、意識を手放なす。 「絶頂、失神を確認。覚醒してください」 ああ、気絶もさせてもらえないんだ……。 ずっと続くんだ、これ。 怖い、怖い、怖い。 でも、恐怖が心地いい。 身体が痙攣を始めるが、うまく震えられていない。 またイク、死ぬ。イク、死ぬ。 イク、死ぬ。イク、死ぬ。 *** 「始まったわね」 銀髪の女は、鉄の箱を見下ろして言った。 「マゾ探偵さん、楽しんでくれているかしら……」 「エリさ~ん、ただいま帰りました~」 エリさんと呼ばれた銀髪の女は、エレベータから現れた少女を見て微笑む。 真紀に兄捜索の依頼をした少女だった。 「ご苦労様。女探偵さん、ちゃんと来たわよ。よくやったわね」 「あ、本当ですか!? よかったぁ、わざわざ辺鄙な街の辺鄙な探偵事務所を訪ねた甲斐がありましたよ」 「報酬は振り込んでおいたわ」 「おお~! 流石、仕事が早い!」 「それで? 戸籍は?」 「それもばっちりです! 上手く隠ぺいしておきましたよ。まあ、あの女探偵、天涯孤独だったし、消えても誰も捜索なんてしないと思いますけど。念には念を入れて、諸々工作しておきました」 「流石ね、じゃあその分のボーナスも後でね」 「へっへ~! やった! で、もう箱に入れちゃったんですか?」 「ええ、今頃、地獄ような快楽の中で藻掻いているでしょうね。いえ、彼女にとっては天国かしら」 「ふ~ん……天国ねえ……エリさんもえげつないことしますよねえ」 「言いがかりね。この世の快楽では満足できないマゾに、理想郷を提供しているだけよ」 「よく言いますねえ、騙して実験体にして、調教データが欲しいだけのくせに」 「仕方ないでしょう。この女探偵レベルのマゾは、世界中を探したって、何人いるかわからないんだから。騙してでも手に入れないと」 「だからと言って、人一人犠牲にしていいような研究なんですかあ?」 「あら、何度も説明したはずよ?」 「はいはい、まあ、アタシは金さえもらえればいいんですけどね」 「じゃあ、最後の仕事。この箱の蓋、溶接して二度と出れないようにして、地下に運んでおいてくれる?」 「はいはい、何階に置きます? もう置き場所ないんじゃないですか~?」 「そうね……もうデータは取れる状態にしたし、短く見積もっても300年ぐらいはメンテナンスも不要だし……あ、あそこ、地下5階に古い炭鉱トンネルにつながってる場所があったわよね? そこに適当に放っておいてくれる?」 「え~? あそこ、地震が起きたら崩れちゃいますよ」 「スペースは有効活用しないと、もうデータはこっちで取れるから、埋まって掘り出せなくなってもいいわ。ロボットアーム使えば危なくないでしょ?」 「はいはい、わかりました~」

Comments

数百年と絶頂封印されるの好きです

さばとらん


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