XaiJu
daikon
daikon

fanbox


ダンジョン罠図鑑.2

レーザー照射器・ポータル生成の魔法陣【危険度:★★☆☆☆~★★★★☆】


ダンジョンには一般的によく見られる、魔導式レーザー照射の罠。感圧式の床スイッチや、動体感知センサー、単純な張り糸等に繋げられ、ブービートラップとして使用される他、宝物庫前の通路など、冒険者に侵入を許すと甚大な被害をもたらす場所に、警備を強めるための防壁として、常に隙間なく照射されることもある。

これ自体は単純なトラップであり、回避は比較的容易なことから、警戒していれば被害を受けることは少ない。また、発射には大きな魔力を要するため、基本的には近くの魔力ジェネレーターからケーブルを繋ぎ使用していることから、その魔力の配給源を絶つことにより、完全に無力化できることも、危険度を下げる要因となっている。しかし、その分罠としての威力は他のものよりも高く、一度発動させてしまうと、一撃で気絶させられてしまう場合が多いため、油断は厳禁。


この照射器から発生しているレーザー光線は、魔力を凝縮し、一本の熱線になるまで束ねられたものである。そのため、人体を切断したり、火傷を負わせることは一切なく人体を透過するが、身体を通り抜ける際に神経を焼き尽くすような強い快感、性的絶頂を負わせてしまう。とある男性冒険者は、この罠の被害に遭った際、咄嗟に身体をひねり避けて、肌を掠る程度に被害を収めたにも関わらず、一瞬で脳が沸騰するような絶頂に襲われ、体感で二分ほどの時間性的絶頂を治めることができず、睾丸の中身を全て吐き出すまで射精したと語っている。また、被害者によると、自分は男性だったからこそ、精液を吐き尽くすことで身体が絶頂の信号を止めた可能性があり、もし自分が女性であれば、吐き尽くす精液もなく、絶頂の収まりようもなくなり、より長い時間絶頂に見舞われていたかもしれないと記録を残した。


しかし、それはあくまでレーザーを回避し、掠る程度に済ませた場合の話である。もしも放たれたレーザーが直撃したなら、どれほど精神力の強い人間であろうと、あまりの性的絶頂により気を失うことは明白だ。性と伴侶に飢えた魔物がはびこる、ただでさえ危険なダンジョンの内部で、気を失い完全に無防備な姿を晒すことの危険性は、想像するまでもないだろう。特に、トラップのせいで潮や精液を空になるまで吹き出し、気絶しながらも身体は引かない絶頂感に震え、体液を継続的に吐き出し続ける人間など、魔物にとっては肉汁のしたたるステーキを据え膳として出されているようなものだ。例え罠にかかった時、近くに魔物がいなかったとしても、美味そうな精の匂いを嗅ぎつけられて、必ず巣穴へと連れ去られるだろう。

もし貴方がダンジョン内部でレーザーに意識を刈り取られたなら、次に目を覚ました時には、きっと魔物の住む異次元に幽閉されていることだろう。見渡す限りどこに逃げても、人間離れした体格と美貌を持った、魔物の女しか存在しない世界では、もう二度と人間の男と会うことなどできない。人間から理性を奪い、精子を引っこ抜くことだけを追い求めた、おぞましく卑猥な魔物の女に囲まれ、でっぷりと肥った乳肉の下敷きにされ、脂肪をたっぷり蓄えた太腿に四六時中虐められるだけの、人類の尊厳を完膚なきまでに貶められるだけの人生は、レーザー光線の照射など比べものにならない快楽を引き起こすことだろう。もしも貴方が、出口のない魔物の巣で永遠の時を陵辱されながら過ごすことに、ほんの少しでも抵抗を覚えるのなら、ダンジョンに入る際は歩法の基礎をしっかりと頭にたたき込むべきだ。


また、レーザー照射装置における、以上の危険性や特性を踏まえた上で、他の罠と複合して設置されているケースについても、ここで示しておく。

この照射機は、魔力を流せば、それに応じた強さの光線を発射するという、比較的単純な機構になっているため、他のトラップに組み込まれていたり、別の機能を追加できるようカスタマイズされている場合も多い。その場合、通常のものと比べ、より回避しづらくなったり、より強く人体に影響が残るようになるため、危険性は跳ね上がる。


その中でも特に悪名高いのは、ポータル生成の罠と組み合わされた場合だ。通常、罠で生成されるポータルというものは、空中に別の空間と繋げるための次元移動穴を開けるものであり、それ単体の危険性は極めて低い。というのも、そのポータルは大きくても脚が一本入る程度の広さであり、移動させられる距離にも限りがあるため、直接魔物の住む別次元へと連れ去られるようなこともない。しかし、やはり魔法陣と少しの魔力があれば発動できて、かつ瞬時に別の空間と繋げられるポータルというものは、使い方次第では極めて強力なものになる。

これの使い方は様々だ。まずは単純に、レーザー照射器よりも格段に視認しづらい、ステルスインクで描かれた魔法陣を設置し、隠蔽された空間から絶頂光線を浴びせるもの。特に背後にポータルを生成された場合、自分の身に何が起きたかも分からないまま、脳みそや前立腺、乳頭や子宮に絶頂光線を浴びせられ、疑問を持つ暇も無いまま、全身を貫く快楽に意識を失うことだろう。ほんの瞬きの合間に、ほんの一歩分の油断のせいで、永久に続く偽りの幸福へと人生を棒に振り、これから始まる長い長い永遠の時を、魔物のなまっ白い乳肌の色に染められる理不尽を味わうことになる。それが、冒険者というものなのだ。


更に恐ろしいポータルの使い方としては、複数の魔法陣をあらかじめ設置しておいて、冒険者の四肢をポータルで捕縛するというものがある。いくら怪力を自慢とする戦士と言えど、腕や足の付け根から先を、別の空間に送られてしまっては、当然だが抵抗のしようがない。万が一、それに捕まってしまった場合は、残念だが人生を諦める他はないだろう。

そして、もしポータルが貴方の四肢を封印し、完全に無抵抗な状態に仕上げ、空中に肉体を固定することに成功したなら、先ほどのケースと同じように、貴方の目の前には別のポータルに繋げられたレーザー照射の罠が現れる。こうして、人間から完全に抵抗の手段を奪った時、魔物というものは極めて残酷だ。今から訪れるであろう末路を想像させて、人間に恐怖や絶望、そしてほんの少しの興奮を与えるように、あえてレーザーの照射口に魔力光を貯める過程を、貴方の目の前で見せつけるだろう。

そういったケースにおいて、通常使われるレーザーというものは、単体で設置してある時のものよりも、出力や快感強度自体は控えめに設定されていることが多い。無論、だからと言って、脅威度が低いなんて事があるはずはない。まず、出力が低いということは単純に、気絶させてもらえるまでの時間が長くなるということになる。人間の脳の処理が追いつかなくなる限界に、ほんの少し届かない程度のきつい快感を、じっくりと火で炙るように与えるこの罠のおぞましさは、実際に味わわなければ想像することも叶わない。それをもし例えるなら、一ヶ月は自慰を禁止した後、バストもヒップも巨大な極上の美女に真正面からしがみついて、しっとりと汗ばんだ頭より大きな乳を吸いつつ、腰をたっぷり練り付けて味わうような、意識が飛びかける射精の、その絶頂の頂点に至る、視界まで白く染め上げるような至福の瞬間を──何分、何十分と引き延ばして、降ろしてもらえない時の快感のよう。そう書けば、一見素晴らしく幸福なことにも聞こえるかもしれないが、現実はそうではない。もし貴方が、どれほど強靱な精神を持っていたとしても、一分もすれば間違いなく、泣きながら許しを乞い、いっそ気をやらせてくれと土下座してでも懇願することになるだろう。


しかし、ここでの問題は、それではない。魔物は決して、貴方に泣き叫びながら快楽を訴えさせるためだけに、そんな罠を設置している訳ではないのだ。魔物が大きなリソースと複雑な技術を使い、わざわざ人間の身体を空中に固定し、抵抗する能力を奪いつつ、意識を奪わない程度の出力のレーザーを用意する理由。それは、つまるところ──人間の肉体に、淫紋を描くことだ。

淫紋というものは、冒険者にとってはもはや説明するまでもないだろうが、この世で最も忌むべき、魔物の最悪の発明の一つである。それは肉体に直接刻みつける、タトゥー状の死ぬまで消えない魔法陣のようなものだ。効果もまた、魔物が使う魔法に酷似しており、不老不死や感度の上昇、永続的な術者への魅了の付与と、様々な効果がある。そのどれもが、人間らしい生活を送る上では致命的なものだが、今のところ淫紋の効果を解除できた例は一件たりとも挙げられておらず、人間にとってはこれを付与された時点で、人権を強制廃棄され、魔物の奴隷に身をやつしたようなものとすら言えるだろう。また、現時点では、淫紋を発動させる上で必要となる魔力は、その人間の睾丸や前立腺、子宮から直接吸い上げているものとされており、その影響で魔術の使用が制限されたり、身体に力が上手く入らなくなったり、全身の神経が甘ったるく痺れるような、うっとりとした恍惚と快感が取れなくなり腰が抜けっぱなしになるなど、厄介な副作用も発生するようだ。これらの副作用もまた、肉体が活動を続ける限りは避けようのないものである。もし貴方が淫紋を刻まれたなら、それを皮切りに死ぬまで魔力を搾り取られ続け、代わりに骨まで蕩ける快楽を休み無く与えられる事になるだろう。その状態で、不老不死の魔法を施された人間の末路というものは、あまりにも惨いものだ。


話を戻すが、この罠によって刻みつけられる淫紋は、統計によると睾丸に刻まれることが多いようだ。これは、人間を宙に浮かせた状態で、下からレーザーを浴びせる関係から、睾丸が最も適した淫紋の刻み先なのだろうと予想されている。この時、長い時間をかけて金玉で絶頂することを覚えた人間は、魔物に捕らえられた際、金玉を緩く按摩することを懇願する、情けない姿を晒す事が多いそうだ。

睾丸に奴隷の焼き印を押されるデメリットは、当然これだけではない。睾丸は精液の貯蓄、そして生産を担う部位であることから、ここに精液増産の呪いを掛けられると、より強い効果を発揮してしまう。具体的には、睾丸が蜜柑や林檎ほどの大きさになるまで肥え太り、精液自体の粘度や精子の量も、一般的な成人男性とは比べものにならないほど発達する。しかし、男根自体の大きさや、尿道の広さに変化は現れないため、射精する際は半固形のゼリー状になった精液が、尿道を内側から擦り上げ、時に内壁に引っかかりながら、ゆっくりと時間を掛けて這いずり出ることになる。射精の長さは平均して180秒を超える上、快感の重さや濃さも、とても比較にはならないほど強くなることは、あえて語るまでもない。

その上で、精液の増産速度は、蜜柑ほどもある睾丸を半日で満たすほど上昇するため、被害者は一時間に一度は射精しなければならない、射精地獄とも言える生活を強要される。もしもそれを怠ると、精液が入りきらなくなった睾丸から、尿道の方へと出口を求め精液が溢れ出し、溶けた餅のように濃く粘ついた精液を、ゆっくりゆっくりと詰まらせながら勝手に排泄し続ける、終わりのない射精を味わうことになる。まるで、快楽神経をぞりぞりと擦り上げられるような、あまりにも鈍重な快感に、舌を放り出し、涙や鼻水を流しながら、壮絶なアクメに悶絶する、金玉の奴隷として生き続けなければならない人間の心情は、考えたくもない。

その最悪の末路を避けるためには、淫紋を刻まれた人間は、精液家畜または愛玩奴隷として永遠に魔物に管理され、精液を適宜搾り取られながら、ただ魔物の乳房や股ぐらに甘え続けるだけの、乳牛未満の恥辱に満ちた生活を送ることになる。もしその生活から逃げ出したくなっても、貴方の股間にはひどく邪魔な、巨大すぎる金玉がぶら下がっている以上、ひょこひょことした間抜けながに股の足取りしか許されず、当然ながら魔物の管理から逃げおおせることなど不可能だ。そうなれば、貴方はただ、より深い絶望の中へと叩き落とされ、魔物にへらへらと媚びを売る方法ばかりを覚えることになるだろう。

我々ギルドの見解としては、この悪辣なレーザートラップは、人間を精液や母乳を搾り取るための家畜へと変貌させるためのものだと考える。睾丸や乳房を醜く肥大化させることも、人間から移動能力を奪い、万が一逃げられても人間らしい生活を二度と送れなくするための処置と言えるだろう。そうして罠にかかった人間から逃走能力を奪うことで、罠の設置場所を定期的に巡回するだけで、すぐに利用できる獲物を捕まえることができるのだ。


つまるところ、この魔法陣とレーザー照射器に囚われたなら最期、貴方はもう永遠に人間の社会へと復帰することは叶わない。その時点で、魔物の家畜として、死ぬまで性器を震わせて、魔物の乳房や女性器、太腿や尻に奉仕し続けるだけの人生が待っているのだ。

剥き出しのレーザー照射器はまだしも、はっきり言って、カモフラージュされた魔法陣を見破ることは、熟練の冒険者でも困難を極める作業だ。罠のイロハも知らない初心者には、正直に言うと、それを回避するのは不可能に近いことだと言える。

しかし、それに一度引っかかれば、このような最悪の結末が待っている。どうか冒険者諸君においては、そのことを忘れずに探索をしていただきたい。







テレポーター【危険度:★★★☆☆】


上記のことから、ポータル生成の罠が持つ脅威については、ご理解いただけただろう。では次に、似た効果を持つテレポートの罠について記すことにする。


ポータル生成の罠の効果を今一度おさらいしておくと、魔法陣からそれが発動すると、人間の四肢程度の大きさの次元穴を、任意の二つの空間の間に、術者が閉じるまで繋げておくことができる。それに対してテレポーターは、ほぼ無制限な大きさの物体を、任意の場所に瞬間的に移動させられる。それだけを聞けば、テレポーターの方が強力なようにも聞こえるが、実際はそうではなく、ポータル生成の罠と比べて劣るような欠点もいくつか存在する。


まず、その移動は一方通行であること。つまり、魔法陣を設置した場所から、物体をあらかじめ設定した特定の座標に飛ばすことができるが、その逆は不可能ということだ。

また、瞬間移動の魔法は扱いが繊細であることから、移動先の座標の近くに魔物や人間がいる場合、魔力が混線して発動しなくなる。そのため、あらかじめ魔物も人間も来ない場所に、移動する座標を設定しなければならず、そのおかげで発動しても直後に魔物の巣に送り込まれ、即座に全滅させられるようなこともない。


以上のことから、魔物にとっては多少扱いが難しいトラップの一種とされており、ダンジョンでの使用率もそれほど高くはなく、またテレポーターが設置されていたとしても、どこか適当な座標に送って現在地を攪乱させるためのものでしかないことも多かった。万が一踏んでしまっても、冒険者にとって致命的なものではないため、近年まではそれほど警戒されることは少なく、今でも熟練の冒険者の中では、テレポーターと言えば大した罠ではないと認知している者も多い。しかし今となっては、新参の冒険者がテレポーターと聞けば、彼らは鳥肌を立てて慄くだろう。それほどに、現在においてこの罠は危険視されている。

脅威度の低い罠であったテレポーターが、現在ではそれほどおぞましく悪意に溢れた罠の一つと数えられているその理由を、ただ今より列挙していこう。


まず、この罠が魔物にとって大きなデメリットとされていた、二つの点について。

一つ目、テレポートでの転送が不可逆であることについては、むしろ現在では、魔物よりも人間にとって大きなデメリットであるとされている。その理由は当然、”帰れないから”だ。もしテレポーターがポータルのように、魔力を流せばまた元の座標に送り返してくれるような代物であれば、いよいよ人間にとって脅威はゼロに近くなる。しかし現実には、テレポーターで行われる瞬間移動は一方通行であるため、もし駆け出しの冒険者が、準備も不十分なままダンジョン深部へと送り込まれてしまったら、そこから地上に帰れる確率は、はっきり言って現実的とは言えないほど低い。


二つ目、近くに魔物が居る場所にテレポートできないということについては、魔物側があらかじめ、ダンジョンに意図的な空室を作ることにより対処し始めているという、冒険者による調査結果が何件か報告されている。これにより、例えば災害級の魔物が跋扈する最深部に、準備もできないまま突然放り込まれるといった事態が多発。ただ扉だけがある、石造りの暗く狭い部屋に閉じ込められ、わずかな希望を胸に扉を開けて魔物にむさぼり食われるか、暗い部屋で飢えて死ぬかの二者択一を迫られるといった事態に陥ることになる。

不安や孤独、圧迫感を煽るように作られた、どこまでも冷たく硬い、何もないだけの部屋に閉じ込められるストレスは、常人にはとても計り知れない。かといって、扉を開ければ腹を空かせた魔物に、乳を揺さぶり覆い被さられ、魔法により狂えなくされたまま、一生をかけて快楽を強制される、死ぬよりも辛い毎日が待っている。そんな最悪の結末を、自分の手で選ばされるという点においても、このトラップはとても質が悪い。


また、空室にある大きな落とし穴の上に人間をテレポートさせ、直下にある巣にたたき落とすという、二重のトラップが仕掛けられている場合も多い。この場合、咄嗟に天井や壁にフックを差すなどして、戦闘不能を免れることもできるが、テレポートが作動するのは一瞬であるため、どれだけ事前に意識していても、咄嗟に回避することは困難を極める。もし判断が遅れたなら、貴方は床に着地するなり、脆く薄い板材を踏み抜いて、むちむちの肉でできたクッションの海にただ自由落下することしかできない。

ただ毎日巣で寝て過ごし、食虫植物のように大きく女体を広げ、獲物が落ちるのを待ち構える、巣に引きこもり気味な魔物の食事というものは陰惨を極める。まさに布団のように、下半身から胸にかけて柔らかくむっちりと発達しつつ、それと対比して、人間を魅了するように腰をくびれさせ、殊更に交尾の欲求を引き立てる雌肉は、大口を開けるハエトリグサそのもの。それに加え、魔物特有の甘く勃起を引き起こす蒸れた体臭が籠もり、逃げ場なく四方八方から大きな乳房が押し寄せて、重く全身にのしかかり、逃避を許さない雌肉の無限地獄、それこそが、魔物の巣というものだ。

どこまでも甘ったるく、ただひたすらに雌肉を練り付けられ、脳細胞を丹念に磨りつぶしていくような、偽りの快楽と幸福の極致が繰り返されるだけの、人類にとって忌むべき、偽物の天国。そんな、全身の身と骨と、理性と神経と脳みそを、じわじわと炙られ溶かされる煉獄に、一切の覚悟もできないまま、気まぐれに叩き落とされるこの罠の恐ろしさは、読者の諸君にも理解できただろう。


しかし、この罠が最も忌避されているのは、ただ危険であるからではない。この罠における最も嫌らしい特性。それは、人間の身体に直接の危害を加えられないという特性上、必ず身に危険が及ぶまでに、タイムラグが存在する部分だ。

先ほどの例にしても、ダンジョンの最下層に送られるとしても、一旦は安全だが不安を煽る別室に送られるし、魔物の巣に落とされるとしても、巣に落ちきるまでは、自分の末路を認識できる程度には、時間がかかる。それこそが、この罠の抱える悪意だ。


もし魔物に囚われ人生を終えるなら、せめて一思いに、何が起こったのかも分からないまま終わりたい。それは、誰しもが一度は思うことだろう。ギロチンという処刑道具が、死刑になった人間が苦しまないように、一息に死ねるようにと善意で開発されたように。また、真綿で首を絞めるという言葉が、最大の苦しみを表すための慣用句とされているように。どうせ人生を終えるなら、最期の時くらい苦しみたくないと思うのは、当然の欲求なのだ。

しかし、ことこの罠においては、それは絶対に許されない。今から、この柔らかくもっちりと粘ついた、ローションまみれの乳房が、貴方の性器をいたぶり抜く。この扉を開けた先には、貴方に死を与えることすら許さない、無慈悲な人外の美女たちがわんさかと生きていて、貴方はもはや、それらの怪物に虐められ、精子を無意味に吐き出す、肉棒のおまけとなる他には、何一つ許されていない。その事実が、貴方をとことん苛んで、嫌だ、助けて、許して、と叫ばせる。取り乱しても、冷静になってみても、事実は変わらない。今から貴方は、魔物の巨大すぎる乳房に無理矢理快感を与えられて、人間の雌とは比べものにならないほど幅広で分厚い尻と交尾させられて、何百匹という魔物のつがいにさせられる。貴方は、狂喜に陥るほどの快感と引き換えに、ごっそりと濃い精子を抜かれ、魔物を幾度となく孕ませて、人間をいじめ抜くだけの魔物を増やすための、人類の裏切り者として、死ぬまで魔物の女性器に奉仕をしなければならない。

その事実と、ただひたすらに、向き合うための時間を取らされる。それが、何よりも恐ろしく、人々を震え上がらせるのだ。




資材置き場【危険度:★★★★☆】


──上記のものこそが、テレポーターによる最も恐ろしい最期であると、今までは考えられてきた。あくまでも、今までは。

ここからは追記となるが、新たに発見されたこの罠の活用法について、改めてここに記しておこうと思う。


近年ダンジョンを調査する冒険者の間にて、とある一室が話題となっている。とある冒険者が、ほんの偶然から壁を爆破して発見した、通称『物置部屋』と呼ばれているこの部屋は、その名の通り、ただ使われていないトラップやゴーレム、搾精道具が放置されている。そこには出口もなければ入り口もなく、人間はおろか、魔物ですらも立ち入った形跡はない。これは現在の学説では、恐らく本来トラップルームとして設置されているものではなく、単純にダンジョンに住む魔物が、必要の無い物品をとりあえず収納しておくための、文字通りの物置部屋なのではないかと考えられている。

この場所に向けてテレポーターが作動している理由も、推論ではあるが、今のところ不要な物品を手軽に投棄できるようにしている以外の理由はないとされており、魔物の側にもトラップとして扱っている意識はないのではないかというのが、魔物学者にとって専らの見解だ。


それが何故、今日において恐ろしいトラップルームとして認識されるようになったかは、恐らくは説明しなくても、聡明な読者諸君にはお分かりだろう。そう、物置部屋に置かれているそれらの『物品』は、全て人間を陵辱するために生み出されたもの。更に言えば、あくまでテレポーターが作動できなくなる条件は『転送場所の近くに生物が存在すること』であるため、魔力を切った状態で放置してある物品においては適用されない。

また、このような物置部屋がダンジョンに存在するという事実は、ここ数百年の歴史において一度も確認されたことはなく、ダンジョンを探索する人間がその部屋を発見できる確率は限りなく低いものと思われる。今回、冒険者が物置部屋を発見できた理由は、たまたまその物置が通路を壁一枚隔てた、ごく近い場所にあり、なおかつその壁材が人間の爆薬で壊せるほど脆い材質でできており、しかも天文学的な偶然で、ピンポイントでその場所をたまたま爆破することがあったからだ。つまり、このような部屋が発見できたのは、ほぼ奇跡に近く、今後同じように物置部屋を発見しようと意図して探索しても、一つ発見できるまでに何年の時間を要するかは検討もつかない。


つまり貴方は、この物置部屋に向けてのテレポーターを発動させた瞬間。ものも言わず、意識も持たず、ただひたすらに人間を効率的に射精させるためだけに存在する、ただの石像や彫刻、股ぐらに穴の空いたゴムの塊に搾られ続けるのだ。結婚することすらできない、柔らかいだけの石の塊に、べろべろ舌を這わせて求愛して、返事をされることもない。ただ、女性器を模した穴にペニスを突っ込んで、意味も無く快感を得て、無駄な射精をして、誰かにそれを飲まれることすらなく、床のシミにさせられる。あらかじめ決められたプログラムに従い、上下に揺れて乳房を練りつけるだけの、生物未満の偽物乳房に、最低に情けなく喘がされて、人間からも、魔物にすらも見つけてもらえないまま、忘れ去られるのだ。


その物置部屋を見つけた、おそらくは最初で最後の人間は、こう語っている。

そのだだっ広い大広間には、山のように高く、長身の美女を模した石像が、無造作に積み上げられていた。それは、魔物を模しているのか、あるいは魔物が理想とする女体を目指して作り上げられたのか、ひどく豊満で母性に溢れ、一目と見れば、それが無機物だと分かっていても勃起が止められない、ふくよかな艶にまみれていた。顔は女神じみた美貌で、材質は大理石のよう。どの石像も一様に、ボディラインを強調するため、ぴっちりと濡れた薄布を被せたようなデザインで、触れれば雌の旨みたっぷりに、ジューシーで潤いに溢れた瑞々しい弾力と、シルクのように滑らかな肌感を与えてくれるに決まっていた。

そして、私はその誘惑に負け、ふらふらと広間中にうち捨てられた石像のうちの一体に、指をそっと滑らせる。するとその石像は、私が触れた部分だけ、まるで石化を解かれたかのように、指一本で人間を虜にしてしまう、麻薬のような魔物の女体そのものの感触を与えた。

私はその感触に驚き、かえって理性を取り戻し、後ろに後ずさる。するとその瞬間、上から転移してきたであろう、数百体の無数の石像が降り注ぎ、また女体の山を高くした。

私はその時、鳥肌が立つほどの寒気をもよおした。もし私が誘惑に負け、あの女体の山に飛び込み、むっちりと犇めく太腿の隙間や、ふよふよと雲のように弾力のある乳房に潜り込んだなら──今頃、あの巨大な山の中に埋もれ、二度と誰にも見つけてはもらえず、網にかかった虫のように、ただ女体の隙間で藻掻くだけの、廃棄物の一部に成り下がっていただろう。


──その証言だけで、この罠の恐ろしさは十二分に伝わるだろうが、あえて付け加えて解説をしておく。

魔物が作り出す罠というものは、言うまでも無くどれもこれも、男性の性器にとって極上の逸品ばかりであり、作り物であっても魔物の女体にすら遜色ない魅力を持つ。違いはただ、誰も触れていない時はただの硬く冷たい石像であること、そして能動的に動かないことくらいだ。

そんな、人間のオスの理性を殺すための、しっとり吸い付く雌肌の山の上に、貴方は転移させられるのだ。地面にたどり着くまでに、貴方は服や鎧を脱ぎ捨て、石像になるべく肌をこすりつけるようにしがみつき、自慰を覚えた猿のように、へこへこと性器をこすりつける、一本の大きな男根に決まっている。

それがただの石像、作り物であると知っていても、埋め込まれた宝石の瞳にじっと見つめられ、見るからにぷるりと弾ける、ジューシーな唇を前にしてしまえば、貴方が恋慕を抑えられず、思わず求婚してしまうことは、すでに分かりきったことだ。


貴方はきっと、一面に広がる、無抵抗な裸の雌のハーレムに、この世の極楽を味わうことだろう。何をしても無表情を貫き、どんなに酷く猥褻な欲望をぶつけても、身じろぎ一つせず、嫌な顔などするはずもなく受け入れられる快感は、人間にはとても耐えがたい。それが意思のない石像だからこそ、むしろ魔物を相手にするように遠慮無く交尾をして、深く魅了に陥ってしまうというデータが公表されたことは、記憶に新しい。

貴方はきっと、背を向けて寝転ぶ石像に後ろから抱きつき、いわゆる寝バックの体勢で、どっしりと安産型な、脂肪の盛られた尻に腰をへこつかせるだろう。立ったままの石像に跪いて、脚を舐めたり女性器にむしゃぶりついたり、尻をすり撫で乳を揉みたくり、黙ったままの石像にセクハラの限りを尽くすだろう。仰向けに貴方を見つめて寝転ぶ石像に、のしかかって脚を絡ませ、べろんべろんと口内を啜り尽くし、それが自分の嫁であるとマーキングするかのように、ぎとぎとと煮詰めた精子を膣内射精するだろう。そのどれもこれもが、人生最高と言うべき快感と満足感をもたらし、貴方をより魅了して、虜にして、狂わせる。もしかすると、貴方はもう、罠にかかり二度と日の目を見られないという事実すら、精子とともに脳みそから追い出して、石像の尻にでもぶっかけているかもしれない。


そうして時が経つと、当然何も知らない魔物は、雌肉像への求愛を楽しむ貴方の上から、蓋をするように女体石像を降り積もらせる。そうしたら、貴方はもう、二度と助かることはない。いくらそれが、魔物の柔肌と同じく、しっとりすべすべと豊満な感触であっても、素体はあくまで石の塊。人間とも魔物とも比べものにならないほど重い、100キロにも届く女体が、2メートルにも及ぶ長身となって、貴方を閉じ込める。貴方はもう、狭苦しく柔らかな、もっちりと吸い付く女体の監獄に封じられ、新鮮な空気を吸うことすら許されない。ただ、何もかもが甘ったるく、いやに沈み込む餅肌に、ただ蕩けることしかできない、生物未満の存在に成り下がるのだ。


そして、貴方は完全に、助かる機会を永遠に失う。魔物に囚われた人間は、永遠の時の中でいつか、脱出の機会を得るかもしれない。冒険者に発見され、逃げ出す手引きをしてもらい、外に出られる日が来るかもしれない。それがどれだけ低い確率でも、いつかはその望みにたどり着けるほど、永遠という時間は長いのだから。

だが、貴方には、それすらも許されない。今までこの物置部屋という場所が、各ダンジョンに一般的に普及していたにも関わらず、被害報告どころか、存在すらも発見されなかったという事実から、それは覆せない事実と言えるだろう。


発見された件数は、数百年の間に、一件だけ。さらに言えば、その場所が発見されても、ギルドは踏み込んだ調査をしなければ、危険性もないと考え、放置が決定された。だが、考えてもみれば、その石像の山の中に既に『被害者』が紛れていても、何らおかしくはないのだ。

積もった石像の中で、乳肉に踏み潰され、大きな臀部に圧迫されて、身動き一つ取れない、生身の人間が居ないなんて保証は、どこにもない。そうだとしても、居るかどうかも分からない、どこかの誰かを救うために、多くの人員を危険に晒す判断を、ギルドが下すはずもない。


貴方は、永遠に続く女体の地獄から、絶対に救われない。ただ、目の前の石像から、魅了を延々と流し込まれて、脳内をハートマークで一杯にしながら、腰をもだえさせて、目の前の雌肌に吸い付き婚姻をせがむ。何日もかけ、ようやく寝返りを打てたなら、また目の前にある乳房に浮気。部屋を埋め尽くす女体の塊に、片っ端から求婚する以外のことが、貴方にはできない。

貴方は、暗く狭く、誰からも忘れられた部屋の中で、ひっそりと人生を詰ませるのだ。


もしかするとそれは、ゴーレム置き場かもしれない。

人間の何倍も巨大で、もっちりと弾む雌肉を備えた、搾精用のゴーレムが片腿ずつ互い違いに食い込ませ、ひたすら大量に安置された部屋。貴方は、ひとたび触れれば起動してしまうゴーレムに囲まれ、丸太のように太い脚を避けつつ、ともすれば貴方の全身を包める凶器のようなサイズの乳房をくぐり抜けつつ、ありもしない出口を必死に求める、哀れな囚人になるのだろう。そして貴方は、ものの数分でゴーレムの乳房に磔にされ、機械的な腰使いで効率的に性器を刺激され、精液を吐き捨てさせられる。それを、ただ無意味に繰り返す、歯車の一部にされるのだ。


または貴方は、使われないトラップの安置所に飛ばされるかもしれない。腰から下だけしかない、尻と脚だけの搾精道具。魔物の下半身を、さらに豊満に強調した、オナホールやラブドールのような、下品で猥褻なだけの自動人形に、まとわりつかれ尻を押しつけられる。貴方がそれで倒れてしまえば、人形はその頭二つ分はある尻たぶで、貴方を座布団扱いするように、顔の上にのしかかり、愛液のような媚薬を飲ませ続けて、魔物特有の脳の芯が痺れるフェロモン臭を嗅がせて、むちむちと顔に脂肪をこすりつけ続けるだろう。

貴方はそうして、二度と起き上がることもできないまま、下半身にたかられ、ぷかぷかと浮かぶ乳房に、たぽたぽと間抜けにペニスを弄ばれ、嘲笑われるように精を搾られ続ける。そして、主である魔物に精液を捧げるため、ゴム膜で出したばかりの精液を包み、保存する。貴方の精液は、人形にすら使われないまま、ゴムに包まれ、捨てられるだけだ。

貴方は、心の底から情けなく、空しく、快感の末路がゴミのように廃棄されるのを見て、また勃起してしまうのだろう。


貴方は、誰からも忘れられて、魔物のニセモノ、雌に似せた柔らかいだけの無機物と、結婚するのだ。子も産まなければ、食事も必要としないモノに、精液をしこたま抜かれ、柔らかな肉に張り付かれて、脳が勘違いして恋慕を覚える。貴方はやがて、その肥ったニセモノの尻を取り上げられたら、泣きじゃくって取り返し、また土下座して顔を踏みつけてもらう、マゾヒストの尻奴隷になるのだろう。

せめてもの救いは、人間が愚かなことだ。抱き放題な豊満すぎる肉に、性器さえ気持ちよくして貰えたなら、人間はそれに心の底から恋心を抱いてしまう。貴方は、誰からも認識して貰えない、置物の山の一部になっても、少なくとも寂しさや孤独を覚える暇はない。まるで、王宮で召使いを大量に侍らせ、途方もない抱き心地の側室を両腕に抱くような間抜け面で、ここが極楽なのだと勘違いすることができる。


魔物の罠は、人間に苦痛をもたらすようにはできていない。ただ、死にたくても死ねないほどの多幸感と、快楽と、それから充足感をもたらすように造られている。それが、何よりも残酷なことであると、魔物が正しく認識しているのかは、人間にはきっと永遠に分からない。


Comments

看板に魅了効果のある口紅でリップマークを付けまくって童貞のマゾオスをふらふら誘蛾灯みたいに引き寄せたりするのかな……なんて恐ろしい……

daikon

ありがとうございます! また気が向いたら書かせていただきます!

daikon

テレポーターとかはハートマークで囲って見え見えな罠とか看板で「天国への入口」とかわざと分かりやすくしてて欲しいですね... どうなるかは分かってるのに性欲に負けて押しちゃうようなやつ...

半トレイ

このシリーズ大好きです

強欲な人狼

女神様の存在を小馬鹿にするようなおっぱいのでかすぎる卑猥なむちむち女神型ゴーレムさんのこと本気で信仰しながら射精したすぎる……

daikon

むしろ罠を探してダンジョンをうろつくマゾになっちゃう……

daikon

でかいだけの雑魚ちんぽとでかいだけの雑魚金玉をぶら下げた精通前のショタ未満の快楽耐性しかない雑魚精液袋に改造されたすぎますね……

daikon

巨大なおっぱいで埋め尽くされた小部屋でちんちんごと全身を潰される赤ちゃんになりたいですよね……

daikon

美しさと柔らかさと同居させた女神みたいなゴーレムさんに永遠に甘えたい 搾精に効率的と学習したゴーレムさんに無表情無感動になでなでされたりキスされたりの甘やかし仕草されたい

熊琴

ドMの人は、是非かかりたい罠ばかり

アクメレーザーで金玉魔改造されてひたすらゼリー精液ムリュムリュひり出すだけのミルクサーバー兼インテリアになりたすぎる…

パンナコット

これはやばい・・・おっぱいがすし詰めになった物置で潰されて幼児退行したい・・・

xm-25-agl

小さな小石みたいなスイッチを1つ踏んだだけで一生分厚い乳肉にプレスされ続けることが確定する哀れな人間になりたいすね……

daikon

テレポーター踏んで何十人ものむっっちむちな魔物さんに肉厚牢獄にぶち犯されたいなあ…(まなばないにんげん)

多次元ようかん


More Creators