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女子サッカー部リブレストレーニング~後半~

「ふーっ……んふーっ…」  はあっ……はあっ……  やっぱり……余裕だったの最初だけでした……  流石に拘束と呼吸制御マスク着けられて45分も走り回ったら、バテますよね……  正直、頭がクラクラしてます。  汗も身体中から溢れ出てもう身体中の水分は残ってません。  血液も熱を持ってるのがわかりますよ……  でもやっとハーフタイムです。  サッカーの試合で貴重なハーフタイム。  身体のペースを戻すためにロープとマスクを外してもらって…… 「んん〜っ!!」 (コーチ!!)  私はコーチを見かけて駆け寄ります。  後半に備えて体力を回復するためにもこのハーフタイムくらいは自由に休ませてほしい。  そう思ってコーチに近付きました。 「んふーっ……んぶーっ……」 (コーチ、マスクとロープ外してください……)  厳しいとはいえ、コーチはこういう健康管理面をしっかり考えているので休息させてくれる。  私はそう思っていました。 「どうしたの?ハーフタイムだからってロープとマスクは外してあげないわよ?」  えっ……!?  コーチ……今なんて……? 「ハーフタイムでも試合と同じような環境じゃないと意味ないでしょ?」  嘘……  そんなのイヤ……!!  マスクの籠もった臭い……  痛くなるくらい厳しい縄の戒め…  アソコを責め立てるジワジワと嬲るような甘い感覚……  水分が蒸発してカラカラに渇いた喉……    これらから解放される……  そう思ったのに…… 「ああ、でも流石に水飲めないのは危険だから……」  コーチがミネラルウォーターのペットボトルの蓋を開けます。 (水……早く飲ませ……て…)  手を縛られているから、当然コーチが飲ませてくれるのでしょう。  でも私が水を飲むならマスクを外さなければなりません。  マスク外してくれるのかな? 「じゃあ〜、たーんと召し上がれ〜?」 「うぶう〜!?んむう〜!!」  コーチはいきなり私の顔に着いているマスクにミネラルウォーターを染み込ませ始めました。  ただでさえ通気性の悪いマスクに水が染み込んだことにより、さらに呼吸が厳しくなりました。 「んもぉーーっ!!んぐむーっ!」  マスクの口部分から染み込んだ水が喉に流れて来ています。  そういえばさっきこのマスクの裏の突起物に小さな穴が空けられていたけれどこのためのものだったのでしょうか……  喉の渇きはなんとかなりましたが、それ以上に空気が吸いづらくなってしまいました。 「さぁ、水分補給したんだから後半も頑張っていきなさい!勝ったらマスク外してあげるけど、負けたら外してあげないからね〜。」 「むう〜~ん……」 (そんなぁ……)  あの……コーチ……  正直……もう……頭がぼぉーっとして視界が霞んでるんです……  もうこのマスク……  ほとんど空気を通してないんです……  苦しい……  臭い……  痛い……  アソコが……気持ちいい……♡  ロープが食い込み過ぎて……♡  もう考えがまとまりません……  酸欠なのかな……  あと休憩……5分しかないですよね……  せめてあと5分……  新鮮な空気を吸わせてください……  コーチ…… ー------------------------------ ピイイイイイーッ!!  後半が始まりました。 「むううっ……」  ハーフタイムもマトモに休んでないので、疲労困憊です。  とはいえ、このマスクに水が染み込んでいて、それが少しずつ喉に入るようになっています。  貯水タンクみたいなマスクのおかげで喉は乾きそうにないです。  このマスクも捨てたもんじゃないですね。  でも、こんなの反則ですよね……  うふふっ……♪  って笑っている状態じゃありません!!  水分補給と引き換えに通気性が最悪なんですよ、このマスク。  濡れたせいでマスクが前半よりも顔に貼り付いて苦しいです。 「んむうっ……んううっ……んふぅっ……んお〜っ!」  身体の中の酸素の残量はもう赤信号になっています。 「ほら!!足止めるな!!ポジショニング意識して動け!!」  コーチが大声で指示を出していますが、それを行う体力がないんですよね。 「はい、パス!!」  私にボールが回ってきました。  ここから私がドリブル突破して、引き付けてパスをすれば、フリーの味方にボールが渡ります。 キーパーと一対一になれば、決めてもらうだけです。 「んふーーーっ!!!」 (そのまま、前に進んでーーっ!!!」  私は思い切り叫びます。  でも口を塞がれているせいか、思うように伝わりません。  味方はゴール前走り込まずに、足を止めてしまいました。 「んうっ……」  一瞬、連携がとれないことを悲しんだその時です。  ガッ!!  スライディングをされてボールを奪われてしまいました。 「うう〜~〜っ!!」  悔しそうにベンチを見るとコーチが恐ろしい形相で私を睨んでいます。  ああっ……これは練習試合後のお仕置き決定ですね……  そのまま、奪われたボールを大きく蹴り出されてカウンターを受けることになりました。 (ああっ!!駄目っ!!)  私は思わず目を瞑りました。  しかし、すんでのところで味方DFがボールをカットすることに成功しました。  そして、今度は私達のチームのボランチの選手にボールが渡り、大きいロングパスを蹴りました。  そのボールの先にいるのは私…… 「ふーっ…!!ふーっ……!!」  さっきの失敗を取り返す気持ちで残された体力をフルに使って、全力疾走しました。  もう正直、酸欠のせいか縄で縛られた痛みとか苦しさとか感じません。  でも、走る度にアソコに食い込むロープの刺激は相変わらずです。  もう、アソコが壊れそうです……  股なんか汗と違う液で濡れちゃってるんですよ……♡ パシッ!!  上手くボールをトラップ出来ました。  ゴールは狙える距離ですが、ここは角度がありません。  シュートしても多分枠外にいっちゃいます。  でも……  今の私なら……  ガッ!!  ボールを思い切り蹴りました。 「はうんっ♡!!」  力強く腰を捻ったせいでこれまでにないくらい強い刺激が股間に走りました。 「くうっ……」  シュートを打ってすぐに膝を着く私。  もう、ボールの行方を見ている余裕なんてありませんでした。  ピィィィィィィィ!! 『ゴール!!』  ホイッスルを聞いて息も絶え絶えに顔を上げると、ボールがゴールネットに絡まっていました。 「んううっ!?んむうっ!?」 (嘘っ!?入ったの!?)  入ると思わなかった私はキョトンとしていました。  駆け寄ってくるチームメイト、ガッツポーズをするコーチの姿。  私は縛られた状態で味方にもみくちゃにされます。  その最中、私の視界がぐにゃぐにゃに歪みました。  おそらくもう身体が限界を迎えたのでしょう。  私はそこからの記憶が飛んでしまいました。 ー------------------------------  私はゴールを決めた後、交代させられ、そこでロープとマスクを外されました。  それからは暫くベンチで横になっていました。  チームは私の決めた1点を守りきりなんとか勝ったみたいです。 「はあっ……はあっ……はあっ……」  冷たい空気を吸い込んでと身体を存分に動かせる感動を味わう私。  このマスクを外した後のひんやりとした空気がとても美味しいです。 「お疲れ様!MVPは貴女で決まりよ!!」  コーチが拍手しながら近付いてくる。 「はぁ……はぁ……ありがとう…ございます……」  呼吸が落ち着いてきて、舌も回るようになりました。  縛られた身体とマスクで制限された呼吸しか出来ないながらゴールを決められたことで私は大きな自信に満ち溢れています。  もう90分フルに走っても疲れないかもしれないですね……  そんな私に近付いてくるコーチは後ろ手に何か隠し持っているようです。 「でもあのミスはいただけないわよ。ペナルティ♪」  バッ!! 「ふぐうっ!!?  素早く私の顔に何かが着けられました。  もちろんそれは…… 「んううううっ!?」 (マスクっ!?)  案の定、呼吸制御マスクでした。  せっかく呼吸のリズムが戻ってきたのに…… 「マスク着けたまま、ランニング10周だからね♪終らない限り、マスクは外してあげないから……」 「んん〜~っ……」 (そんな〜~っ……)  やっぱりコーチは厳しいです。  でもやっぱりこの呼吸制御トレーニング悪くないですね♪  私がこのマスクの呼吸制御トレーニングから解放されるのは、まだまだ先のようです…… 挿絵提供 らふてとらむ様 pixv(https://www.pixiv.net/users/81840189)         pixiv FANBOX(https://raftetram.fanbox.cc/)         Twitter(https://twitter.com/raftetram)

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