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③(終)

                                                                                                                                                                                                           士道はベッドの上で狂三と白の女王の熱い視線に晒されながら、身体を硬直させた。射精の余韻がまだ抜けきらない中、二人の美少女が放つ妖艶な雰囲気に、再び心臓が早鐘を打ち始める。 「士道さんったら、そんな怯えた顔をなさらないでくださいまし。わたくしたちは、ただ……士道さんの力を分けていただきたいだけですのよ」  狂三はそう言うと、霊装の裾を軽く持ち上げ、優雅な仕草でベッドに膝をついた。その動き一つ一つが計算されたように扇情的で、士道の視線を否応なく引きつける。  彼女の赤黒い霊装が白いシーツの上で鮮やかに映え、まるで雪原に紅い薔薇が咲いているかのようだった。 「そうだね、怯える必要はないよ。君はただ、私たちに身を委ね、本能が満たされる心地に酔いしれるだけでいい」  白の女王もまた、軍服の襟元を軽く緩めながらベッドに近づいてくる。白と黒、対極の霊装を纏った二人の少女が、左右から士道を挟むように迫ってくる姿は、まるで夢か幻の光景のようでもある。 「ま、待てってっ、俺今出したばっかりで、すぐには……」 「あら、そうでしょうか? 士道さんの下半身は、そうは言っていないようですが?」  視線を下げた狂三の前には、再びゆっくりと立ち上がろうとしている士道のモノがあった。  それを見て狂三はくすっと笑い、「こちらの方は、もっともっととおねだりしているようですけれど?」と口元をニヤけさせる。 「う、ぐっ……」  素直過ぎる自分の下半身が恨めしい。士道は言い返せず、顔を熱くした。 「これならすぐに回復しそうだね。手伝ってあげよう」  白の女王はそう言うと、士道のペニスに手を添えて、優しい力でゆっくりと扱き始めた。  少しひんやりとした指が、丹念に竿を撫で上げる。 「んふっ……ではわたくしも」  白の女王が竿を愛撫するのと競い合うように、狂三もまた手を這わせてくる。  そして二人の精霊は示し合わせたように指を蠢かせ始めた。 「うぉ………二人とも……そんなに、扱いちゃ……」  ペニスを挟んで組み合わさった手が上下に動き、根本から亀頭までをねっとりと擦り上げる。  そのキツすぎない刺激がもどかしく、士道のペニスはすぐに硬さを取り戻してしまった。 「うふふ、このままだと手の中で果ててしまいそうですわね。では、これはこの程度にしておいて……」  狂三はパッと手を離すと、スカートを捲りあげて下着を脱ぎ、腰を浮かせて士道の脚の間に跨った。  ギリギリ大切な部分が見えない程度にたくし上げられたスカートの中から、透明な蜜が滴り落ちる。 「それでは、お先に頂きますわね、白の女王」 「ああ、構わないよ。私は後でじっくり味わわせてもらうさ」  白の女王は涼しげな笑みを浮かべ、狂三の行動を見守るように一歩引いた。  彼女の視線はまるで舞台の観客のように、士道と狂三の絡みを興味深く観察しているようだが、その瞳の奥には、未だ獲物を狙うような鋭い光が宿っている。 「では、行きますわよ士道さん。わたくしの身体、心ゆくまで味わってくださいまし」 「い、いいのか、狂三? 俺が相手で……」 「うふふ……。その問いには、わざわざ答える必要もありませんわね」  狂三は微笑みを浮かべながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。  彼女の熱く濡れた秘部が、士道の硬く屹立した肉棒に触れる。 「ん……はぁ♥」  狂三は吐息を漏らすと、更に腰を沈ませ、性器の中に太い肉棒を飲み込んでいった。 「は、入ってる……」  彼女の秘所から溢れた愛液と士道の先走りが混ざり合い、くちゅりと湿った音を鳴らした。そして二種類の体液が潤滑液となって、二人の性器を滑らせる。 「くっ……っあああ!」  狂三は一思いに腰を降ろしてしまうと、未貫通の膣内をペニスが一気に貫いた。 「っううぅ……ふぅ、うぅぅっ」  そしてそのまま士道の肩に手を置き、体重を預けて大きく息を吐く。 「だ、大丈夫か、狂三……?」 「え、えぇ……この程度、澪さんにお腹を貫かれた思い出に比べれば……なんてことありませんわ……」  こんな時でも弱さを見せたがらない狂三は強がりを言い、肩を揺らしながら息を整える。 「すごく……あ、熱いですわね……」 「ああ……。狂三のここも、凄く熱い……」  士道は小さく震える狂三の背中を抱き、身体の内側と外側の温度を感じながら呟く。  最悪の精霊と呼ばれ、始めは敵対していた彼女と、今こうして一つに繋がっている。  それはとても奇妙なことに感じられたが、同時に胸の奥に染みるような感慨深さがあった。 「動き……ます、わよ……」  狂三は緊張した面持ちで言うと、ゆっくりと腰を持ち上げた。そして、またゆっくりと腰を下ろす。 「……っ。 ふ……あぁ……っ」  興奮に滾ったペニスを包み込む膣肉が、上下運動を繰り返す。  その動きはまだ初々しく、ぎこちない物だったが、それは士道も同じだ。とても余裕ある対応なんて出来そうにもない。 「あっ、ううぅ……狂三っ……!」  女性器にペニスを挿入し、肉ひだでぞりぞりと竿を擦られる刺激に、士道は呻くような声を漏らす。 「ふぁっ……士道、さん……深いところまで……っ、挿入ってます、わ……!」  狂三は腰の動きを少しずつ大胆にしていく。  最初はゆっくりだったリズムが、徐々に速さを増し、彼女の内部が士道の肉棒をさらに強く締め付けてくる。  くちゅくちゅと湿った音が部屋に響き、士道の理性もそれと一緒に溶けていった。 「ヤバい、狂三……っ、これ、めちゃくちゃ気持ちいい……!」 「それは……、よかったですわ……っ。わたくしも、士道さんのモノで……んっ。いっぱい気持ちよく、してくださいまし」  狂三は上気した顔に笑みを浮かべ、さらに激しく腰を上下させる。  狂三が腰を動かす度に、彼女の体重がかかり、ペニスが根元までずっぽりと飲み込まれる。その快感たるや筆舌に尽くし難いものがあった。 「あっ、あっ ……ひぁ! ああぁんっ!」  腰を動かす度に、狂三の喉から嬌声が飛び出す。敏感な部位への刺激に、狂三もまた順応してきていた。  瞳を潤ませ、切ない表情を浮かべる狂三と目が合う。  そして二人は視線を交差させたまま、互いを貪るように身体を重ね始めた。 「ふぅっ……はぁ……、あ゛っ、んんんっ!」 「ぐっ、……ぅう、っふぅ」  士道は狂三の背中に手を回し、その細い身体を支えるようにしながら自分からも腰を動かす。  狂三が辛くないペースで、彼女の良い部分を探していく。 「ひぅうッ!?♥」  そうしていると、狂三の身体がビクンと跳ねる。  敏感だが苦痛ではないその部分をトントンと叩くように突いてやると、面白いように反応が返ってきた。 「やぁっ……士道さ……っ、今っ、そこを刺激されたら……♥」 「気持ちいいのか? 狂三……」 「うぅ……っ。もう、そんなこと、言わせないでくださいまし……っ!」  拗ねたように顔を背けるが、それでも膣内はきゅぅうと士道を締め付ける。  その反応が愛おしくて、士道はそのまま腰を前後させ続ける。 「うんん♥ はぁ……ふあぁっ♥」  狂三の声が切羽詰まったものへの変化していく。  このまま絶頂へと導いてやりたかったが、それよりも先に士道の方が興奮が限界に達してしまいそうだった。 「ふうぅ……く、そっ、また……イッちまう……!」  士道は歯を食いしばってなんとか堪らえようとするが、初めて味わう女体の感触に我慢も長くは続かなかった。 「いい、ですわよ……わたくしの中に、出してしまっても……。そういう、約束なのですから……」  狂三は射精をねだるように腰をねっとりと動かし、限界寸前のペニスを刺激する。 「くぅ……っ、ああっ! 狂三……くる、み……!」  士道は耐え切れなくなり、それを最後の一押しにして狂三の奥に精液を注ぎ込んだ。 「ぅはああっ……!」 「ああっ♥」  士道が射精すると同時、狂三が目をぎゅっと閉じて恍惚とした声を上げる。  びゅくびゅくと鈴口から抜けていく精液が狂三の膣内になだれ込み、下半身が痙攣したように震えていた。 「ああぁ……はぁ……♥ わたくしも……イってしまいましたわ……」  士道の胸板に、カチューシャ付きの頭部がトンッと置かれる。 「はぁ……はあっ……」  胸元に感じる狂三の温かい吐息を感じながら、士道もまた射精の心地よさと虚脱感に全身を脱力させていた。  二度続けての射精に、心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響き、頭がクラクラする。 「きひ……士道さんったら、こんなにたくさん出して……。そんなに気持ちよかったんですの?」  狂三は腰を起こし膣内からペニスを引き抜くと、自らの秘裂を指で割り開いた。  膣からどろりと白濁した液が溢れ出し、シーツの上に垂れ落ちる。士道はその淫靡な光景に息を呑んだ。  霊力を供給するための行為だと説明されていたが、最後は完全に肉欲のまま思い切り射精してしまった。  流石にこれ以上は……と士道が逡巡を見せていると。 「さて、では次はこちらの番だね」  と、士道の様子などまるでお構いなしに、もう一人の少女——時崎狂三の反転体がベッドの中央に移動してきた。 「もう、せっかちですわね」 「お、おい、えっと……白の女王(クイーン)? 俺もうこれ以上は……」  士道は慌てて言い縋るが、白の女王は聞く耳を持たなかった。 「何を言っているんだい? 君の中の霊力が今の分だけで枯渇してしまうはずがないだろう?」  霊力ではなく体力の問題なのだが、白の女王には関係ないようだった。  狂三が下半身から退いたのと入れ替わるように、白の女王がスカートを持ち上げ士道に跨る。  そして士道の腕を掴んで、自らの胸へと導いてくる。 「うおっ……」  軍服の上からでも分かる、ぐんにゅりとした柔らかさが手のひら全体に伝わる。  恐らく狂三と同サイズであろう、巨乳といって差し支えない胸の感触に、士道は思わず声を漏らした。 「私の身体も、好きにしてくれていいよ。君が興奮してくれるなら、なんでもしてあげるから」 「な、なんでそんなに……? いや、霊力を貰うためなんだろうけど……」  士道が言うと、白の女王は僅かに目を細めた。 「君は私のことを知らないだろうが、私は君のことを以前から知っていたよ。……いや、焦がれていたと言ってもいい」 「え? それって、どういう……」 「まぁ、どうでもいいことさ」  それだけ言って、白の女王はスカートの中に手を入れ、下着を脱ぎ捨てた。 「さあ、来てくれ。士道」  白の女王はスカートを持ち上げながら、濡れた秘裂を士道のモノに擦りつけるように腰をくねらせてくる。その煽情的な動きと感触に、士道は再び下半身に血が集まっていくのを感じた。 「あ……あぁ……」  士道のモノが徐々に硬度を取り戻していくと、白の女王は妖艶な笑みを浮かべ、ゆっくりと腰を下ろしていった。 「ん……っ」  柔らかな肉の穴に、ペニスが飲み込まれていく。  半起ちの状態でも下半身同士が繋がった快感はしっかりと感じ、ムラムラとした興奮が呼び起こされる。 「っ……ふ、う……。ふぅぅ……」  白の女王も流石に辛そうな表情を見せるが、それも一瞬のことで、すぐに微笑を浮かべ腰を動かし始めた。 「感じて、くれているんだね……。嬉しいよ」  白の女王が身体を上下させるたびに、乳房が大きく揺れる。士道は堪らずそのたわわな果実を鷲掴みにしたまま、胸の感触と膣肉の感触を同時に味わった。  狂三とセックスしたばかりだというのに、反転体とはいえ別の女性と身体を重ねていることに罪悪感も感じるのだが、下半身から感じる心地よさに逆らうことは出来なかった。 「ふふ……んっ、大きくなっていってるのが、分かるよ……」  膣内に挿入されたペニスの膨らみを確かめながら、白の女王が騎乗位の体勢で腰をくねらせる。  淫靡な腰使いに、士道は二度の射精後で体力が減っているというのに、強制的に勃起させられてしまっていた。 「あっ、あ……っ、ちょ、ちょっとタンマ……」 「ふむ……続けてだと辛いかい?」  白の女王は膣口まで亀頭を抜くと、中腰の体勢で動きを止める。  分かってくれたかと安堵する士道だったが、そう考えているうちに、白の女王が両手を士道の手に乗せてきた。  指が組み合わさり、恋人繋ぎのように手が重ねられる。 「へ……?」  恋人同士の触れ合いにも見えるが、その手がベッドに押し付けられ、腕が動かないよう固定されたならば、話は別だ。  腕はベッドに押さえつけられ、下半身も上に乗られて殆ど動かせない。  つまりはその逃げられない状況で、士道は白の女王のされるがままになるしかなかった。 「辛いなら、君は動かなくていい。私が、たっぷり搾り取ってあげるからね」  不敵に微笑みそう言った途端、白の女王は勢いをつけ腰を落とし、膣内に咥え込んだまま士道のモノを根元まで飲み込んだ。 「ちょ……うおほっ!?」  これまでより深い挿入に、士道の喉から変な声が漏れる。  しかし白の女王は構わず、腰を上下に振り始めた。 「ク、白の女王……! それ、つよすぎ……ぐうぅう!?」  ばちゅばちゅばちゅばちゅっ!  勢いを突けたピストン運動が、容赦なく士道のモノを責め立てる。  あまりの快感に、士道は腰が反り返りそうになった。 「ん……っふ……ふぅ……っ♥ どうかな、士道っ。また、射精したくなってきたかい?」  白の女王は淫靡に細めた瞳で士道の発情した表情を眺め、思い切り腰を打ち付け続ける。  肉と肉のぶつかる音が部屋に響き渡り、膣内に咥え込まれたペニスが溶けてしまうような熱さを感じる。 「うあっ、あああっ……やばい、ってぇ……これ、うおおっ……ぉお」  士道は快感で狂わされそうな身体を必死に抑えようとするも、為す術もなく喘ぐことしかできない。  そんな士道を更に追い詰めるように、杭を打つようなピストンは止まること無く勢いを増していくのだった。 「ふっ♥ ふぅっ♥ さぁ、射精したまえ。恥ずかしい顔で啼く姿を、しっかり眼に焼き付けてやろう」  嘲るような視線が、マゾヒスティックな快感を煽ってくる。  男として、それに狂三が横にいるというのに、このまま好きにされるのは情けないが、昂った射精欲はとても止められそうになかった。 「君の屈服する姿を見せてくれ、士道」  ぐちゅぐちゅ、ぬちゅっ、ぐちゅうぅっ。  幾度も子宮口に亀頭を打ち付けられる。  士道の心臓がバクバクと高鳴り、呼吸を堪えられなくなったのと、睾丸からせり上がった精液が鈴口から放たれたのは同時だった。 「うあ、はああああぁぁッ!!」  どくんっ! どくんっ! と竿が脈動し、思い切り身体を反らせ、白の女王の中に精液を放出する。  3度目でも未だ濃い精液が、子宮を白く染め上げる。 「はぁ……ぁ♥」  とろんとした表情を浮かべた白の女王は、精子を全て搾り取ろうと腰をぐりぐり押し付けながら深い息を吐いた。 「あぁ……すごいね。とても温かいよ……♥」  やがてぬぷんと膣内からペニスが引き抜かれると、結合部から精液が溢れ出し、士道の竿や玉袋を伝ってベッドシーツへ流れ落ちた。 「う……あ……」  そんな淫らな光景を見ながら、士道は意識が心地よく微睡んでいくのを感じた。  全身の力が抜けて、何も考えられなくなる。  そうして、士道は意識を失うようにして眠りについた。 「あら、あら」  気を失ってしまった士道を覗き込み、狂三は口元に手を当てる。 「少しやりすぎてしまいわね」 「初めてなのに彼はよくやってくれたよ。礼を言わなければね」 「えぇ、ですわね。でもその前に、ちゃんと家に返して差し上げましょう。このまま無断で連れ出したままでは、琴里さん辺りに叱られてしまいますわ」  今日のことをもし琴里が知れば叱る程度では済まない気もするが、そこは適当に誤魔化すことにして、狂三は士道を五河家へと運ぶのだった。  そして数十分後、士道の部屋。  狂三はベッドに士道をそっと寝かせると、布団を掛けて何事も無かったかのように装った。  更に、仕上げとして懐から短銃を取り出す。時崎狂三の持つ天使、時を操る弾を打ち出す銃、<刻々帝(ザフキエル)>である。 「それでは士道さん、よい夢を」  言って、狂三は短銃の引き金を引く。  発砲音と共に影の銃弾が士道の頭部に着弾する。 「さて、では帰りましょうか」 「今のは【四の弾】(ダレット)かい?」  士道の部屋にまで着いてきていた白の女王が、不思議そうに問うてくる。 【四の弾】(ダレット)——。対象の時間を巻き戻す<刻々帝>の能力の一つだ。 「えぇ、今日は士道さんに無茶させてしまいましたし、心も身体もしっかり元に戻して差し上げませんと。記憶の方も、あるいは今日のことは夢だったと思うかもしれませんわね」 「ふむ。サービスの良いことだ。まぁ、今後も彼には尽くして貰わなければならないのだから、ケアは大事だ」  白の女王の言葉に頷き、狂三は眠る士道の額にキスをして、耳元で囁く。 「また……よろしくお願いしますわ、士道さん」  そう言い残し、二人の精霊は士道の部屋の窓から飛び出していった。  

③(終)

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